妊活中の旅行はどこまで大丈夫?

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妊活中に旅行の予定が入ると、迷うことはありませんか。

「旅行に行っても大丈夫かな」
「排卵日と重なりそう」
「人工授精の周期に旅行してもいいのかな」
「採卵後に遠出して大丈夫?」
「胚移植後に飛行機や新幹線に乗ってもいい?」
「判定日前は安静にした方がいいのかな」

妊活中は、身体の小さな変化にも敏感になりやすい時期です。

楽しみにしていた旅行でさえ、

「妊活に悪いことをしているのでは」
「もし結果に影響したらどうしよう」
「行かない方がいいのかな」

と不安になる方もいます。

まず、お伝えしたいことがあります。

妊活中だからといって、旅行がすべて禁止になるわけではありません。
ただし、治療の段階、体調、移動距離、薬の管理、緊急時の対応によって注意点は変わります。

旅行そのものが、妊活の結果を決めるわけではありません。

妊娠や不妊治療の結果には、年齢、卵子、精子、排卵、子宮内膜、胚の状態、ホルモン、治療内容、体質、生活習慣など、さまざまな要素が関わります。

「旅行したからうまくいかない」
「旅行を我慢すれば妊娠する」

という単純なものではありません。

ただし、採卵周期、採卵直後、胚移植前後、判定日前、妊娠の可能性がある時期には、確認しておきたいことがあります。

今日は、妊活中の旅行をどこまで大丈夫と考えればよいのか、治療段階ごとにやさしく整理していきます。

目次

妊活中の旅行で一番大切なのは「治療スケジュール」です

妊活中の旅行でまず確認したいのは、旅行先よりも治療スケジュールです。

特に不妊治療中は、予定が急に変わることがあります。

卵胞の育ち方。
排卵のタイミング。
採卵日。
胚移植日。
注射や薬の変更。
診察日の追加。
採血や超音波検査。
受精確認や胚培養の結果。

これらは、身体の反応によって変わることがあります。

そのため、旅行を計画する時は、

  • 通院日と重ならないか
  • 排卵日と重ならないか
  • 採卵予定日と近くないか
  • 胚移植日と近くないか
  • 判定日と重ならないか
  • 薬や注射の管理ができるか
  • 体調が悪くなった時に戻れるか
  • 旅行先で医療機関に連絡できるか

を確認しておくことが大切です。

旅行を決める前に、主治医やクリニックへ相談しておくと安心です。

タイミング法中の旅行

タイミング法中の旅行は、排卵日との兼ね合いが大切です。

旅行が排卵期と重なる場合、

「旅行先でタイミングを取ればいいのか」
「排卵チェックに行けないけれど大丈夫か」
「薬や注射のタイミングはどうするのか」

ということが出てきます。

自然周期で大きな治療介入がない場合は、旅行自体が大きな問題にならないこともあります。

ただし、排卵誘発剤を使っている場合、注射や排卵確認が必要な場合は、通院スケジュールが重要です。

また、旅行中は環境が変わるため、

  • 睡眠が短くなる
  • 食事が乱れる
  • お酒が増える
  • 冷える
  • 疲れる
  • 夫婦でプレッシャーが強くなる

ことがあります。

旅行先でタイミングを取ることが義務のようになると、かえって負担になることもあります。

タイミング法中の旅行は、楽しめる範囲で、治療予定と無理がないかを確認しましょう。

人工授精周期の旅行

人工授精では、排卵のタイミングに合わせて処置を行います。

そのため、旅行と排卵日が重なる場合は注意が必要です。

人工授精の日は、卵胞の育ち方や排卵のタイミングによって前後することがあります。

「この日なら大丈夫」と思っていても、診察結果によって予定が変わることがあります。

人工授精周期に旅行を考える場合は、

  • 卵胞チェックの日
  • 排卵誘発剤や注射の予定
  • 人工授精予定日
  • 旅行の日程変更が可能か
  • キャンセル料
  • パートナーの予定
  • 旅行先から戻れる距離か

を確認しておきましょう。

人工授精周期は、旅行そのものより「処置日が読みにくいこと」がポイントです。

大切な旅行と治療が重なりそうな場合は、その周期をどうするか、主治医と相談しておくと安心です。

採卵周期の旅行

採卵周期は、旅行の予定を立てる時に特に注意が必要です。

卵巣刺激中は、通院回数が増えます。

卵胞の育ち方に応じて、注射、薬、採血、超音波検査、採卵日が調整されます。

採卵日は、卵胞の大きさやホルモン値を見ながら決まるため、数日前まで確定しないこともあります。

そのため、採卵周期に遠方旅行を入れるのは、スケジュール管理が難しくなる場合があります。

採卵周期に注意したいこと

  • 診察日が増える可能性がある
  • 採卵日が前後する
  • 注射や薬の管理が必要
  • 卵巣が大きくなり、お腹が張ることがある
  • 激しい運動や長時間移動が負担になることがある
  • 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクがある
  • 体調不良時にすぐ受診できる環境が必要

採卵周期に旅行を考えている場合は、必ず医療機関へ相談してください。

特に、採卵予定日が近い時期の遠方旅行、飛行機移動、長時間の車移動、海外旅行は慎重に考えた方がよいことがあります。

採卵後の旅行

採卵後は、軽いお腹の張りや下腹部の違和感、少量の出血、眠気、だるさが出ることがあります。

採卵後すぐの旅行は、体調によっては負担になることがあります。

特に注意したいのが、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)です。

OHSSでは、

  • お腹の張り
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 尿量の減少
  • 急な体重増加
  • 息苦しさ
  • 強いだるさ
  • むくみ

などが出ることがあります。

採卵直後は大丈夫でも、数日たってから症状が強くなる場合があります。

そのため、採卵後に旅行を予定している場合は、採卵数、卵巣の腫れ、OHSSのリスク、主治医の指示を必ず確認してください。

採卵後の旅行を控えた方がよい可能性がある場合

  • お腹の張りが強い
  • 痛みが強い
  • 吐き気がある
  • 水分がとりにくい
  • 尿が少ない
  • 急に体重が増えている
  • 息苦しさがある
  • 採卵数が多かった
  • OHSSのリスクがあると言われている
  • 医療機関から安静や受診指示がある
  • 旅行先で受診しにくい

採卵後は、旅行を楽しむより先に、身体の回復を優先する時期です。

不安がある場合は、旅行前に必ず医療機関へ確認しましょう。

胚移植前の旅行

胚移植前の旅行は、体調や治療スケジュールによって判断が変わります。

ホルモン補充周期の場合は、薬の時間や貼り薬、腟剤、内服薬の管理が必要です。

自然周期の場合は、排卵確認や移植日の決定が必要になることがあります。

移植前に旅行をする場合は、

  • 薬を忘れない
  • 薬の時間を守れるか
  • 冷蔵保管が必要な薬があるか
  • 移植日が変更になる可能性があるか
  • 移動で疲れすぎないか
  • 体調が崩れた時に戻れるか
  • 旅行先で感染症や食中毒のリスクが高くないか

を確認しましょう。

移植前の旅行は、気分転換になることもあります。

一方で、疲れすぎる旅行、睡眠不足になる旅行、予定を詰め込みすぎる旅行は、身体に負担を感じる方もいます。

移植前は「特別に完璧に過ごす」必要はありませんが、無理のない余白のある旅行がおすすめです。

胚移植後の旅行

胚移植後の旅行については、多くの方が不安になります。

「移植後は安静にしないといけないのでは」
「飛行機に乗っても大丈夫?」
「新幹線で長時間座るのは影響しない?」
「歩きすぎたら着床に悪い?」
「旅行先で温泉に入ってもいい?」

このような心配は自然です。

一般的に、胚移植後は絶対安静が必要とされるわけではありません。

多くの医療機関では、通常の生活に近い範囲で過ごすよう説明されることがあります。

ただし、これは「何をしてもよい」という意味ではありません。

胚移植後に旅行をする場合は、主治医の指示を優先してください。

特に、移植直後に長距離移動をする予定がある場合、飛行機に乗る場合、海外旅行を予定している場合は、事前に確認しておきましょう。

胚移植後の旅行で気をつけたいこと

  • 薬を忘れない
  • 腟剤や貼り薬の管理を確認する
  • 長時間座りっぱなしを避ける
  • こまめに水分をとる
  • お腹を締めつけすぎない服にする
  • 冷房で冷えすぎないようにする
  • 睡眠不足にしない
  • 温泉や入浴の可否は医療機関の指示に従う
  • 出血や強い痛みがある場合は受診する
  • 判定日まで連絡が取れる状態にする

移植後の旅行で一番大切なのは、「不安なまま行かないこと」です。

旅行自体よりも、「これをして大丈夫かな」とずっと気にしながら過ごす方が、心の負担になることもあります。

不安が強い場合は、旅行時期をずらすことも選択肢です。

判定日前の旅行

判定日前は、心が最も揺れやすい時期のひとつです。

少しの下腹部痛。
眠気。
胸の張り。
おりもの。
出血。
体温。
気分の変化。

すべてが気になります。

旅行が気分転換になる方もいます。

一方で、旅行中に体調変化があると不安が大きくなる方もいます。

判定日前の旅行は、次のような点を考えてみましょう。

  • 判定日に戻れるか
  • 薬を継続できるか
  • 出血時に連絡できるか
  • フライング検査で気持ちが乱れないか
  • 予定を詰め込みすぎていないか
  • 旅行先で無理に歩きすぎないか
  • パートナーと不安を共有できるか

判定日前は、身体だけでなく心も大切です。

旅行が自分にとって安心になるのか、不安を増やすのかを考えてみましょう。

妊娠の可能性がある時期の旅行

妊娠判定前や妊娠初期の可能性がある時期は、食事、薬、感染症、移動、体調変化に少し注意が必要です。

妊娠しているか分からない時期でも、妊娠の可能性がある場合は、念のため慎重に行動する方が安心です。

気をつけたいこと

  • 自己判断で薬を飲まない
  • 生ものや加熱不十分な食品に注意する
  • 食中毒を避ける
  • 海外旅行では感染症やワクチンの確認をする
  • 長時間移動では水分と足の運動を意識する
  • 強い腹痛や出血があれば医療機関へ相談する
  • 旅行保険や現地医療機関を確認する

特に海外旅行では、感染症、食事、水、薬、ワクチン、医療体制、時差、飛行機移動など、確認することが増えます。

妊活中や妊娠の可能性がある時期の海外旅行は、主治医へ事前に相談しておきましょう。

飛行機や新幹線など長時間移動の注意点

妊活中の旅行で気になるのが、飛行機や新幹線、長時間の車移動です。

移動そのものが妊活の結果を決めるわけではありません。

ただし、長時間座りっぱなしになると、足のむくみ、腰の重さ、冷え、血栓リスク、疲労感が出やすくなります。

特に、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、ホルモン治療中、OHSSリスクがある場合、体調不良がある場合は、医療機関に確認しておくと安心です。

長時間移動で意識したいこと

  • こまめに水分をとる
  • 足首を回す
  • ふくらはぎを動かす
  • 可能なら時々立つ
  • 締めつけの強い服を避ける
  • 冷房で足元を冷やしすぎない
  • トイレを我慢しすぎない
  • 体調が悪い時は無理をしない
  • 必要に応じて弾性ストッキングを医師に相談する

車移動では、休憩をこまめに取りましょう。

新幹線や飛行機では、通路側の席を選ぶと動きやすい場合があります。

薬や注射の管理

不妊治療中の旅行で忘れてはいけないのが、薬の管理です。

旅行中に薬を忘れると、治療スケジュールに影響することがあります。

確認しておきたいこと

  • 何日分の薬が必要か
  • 予備を持っていくか
  • 内服薬の時間
  • 貼り薬の交換日
  • 腟剤の時間
  • 注射の時間
  • 冷蔵保管が必要か
  • 飛行機に持ち込めるか
  • 旅行先で処方薬をなくした場合どうするか
  • 時差がある場合の服用時間

薬は、預け荷物ではなく手荷物に入れる方が安心な場合があります。

特に飛行機や海外旅行では、薬の説明書、処方内容、英文の説明書が必要になることもあります。

注射器や冷蔵保管が必要な薬がある場合は、必ず医療機関や航空会社に確認してください。

夏の旅行で気をつけたいこと

7月の旅行では、暑さ対策も大切です。

妊活中だからといって、暑さを我慢する必要はありません。

暑さで体力を消耗し、睡眠が乱れ、食欲が落ち、脱水気味になると、身体はつらくなります。

夏の旅行では、

  • 暑い時間帯の移動を避ける
  • 日傘や帽子を使う
  • 水分をこまめにとる
  • 汗をかいたら塩分も意識する
  • 冷房で冷えすぎないよう羽織りを持つ
  • 予定を詰め込みすぎない
  • 睡眠時間を確保する
  • 食中毒に注意する
  • 体調が悪い日は無理に観光しない

ことを意識しましょう。

旅行は楽しむためのものです。

妊活中は、「全部回らなきゃ」より「疲れたら休む」を優先して大丈夫です。

温泉やサウナはどう考えればいい?

旅行といえば、温泉を楽しみにしている方も多いと思います。

妊活中の温泉については、治療段階や体調によって考え方が変わります。

タイミング法や人工授精周期で特別な指示がない場合、温泉を楽しめることもあります。

ただし、採卵後、胚移植後、出血がある時、感染リスクが気になる時、医療機関から入浴制限がある時は、指示に従ってください。

サウナや長時間の高温浴は、のぼせ、脱水、疲労につながることがあります。

特に妊娠の可能性がある時期や体調が不安定な時は、無理に入らない方が安心です。

温泉や入浴の可否は、治療内容によって異なるため、主治医に確認しておきましょう。

妊活中の旅行で避けた方がよい可能性があるタイミング

一律に禁止ではありませんが、次のような時期は旅行を慎重に考えた方がよい場合があります。

  • 採卵日が近い時期
  • 採卵直後
  • OHSSのリスクがある時
  • お腹の張りや痛みが強い時
  • 胚移植日が近く、薬の管理が複雑な時
  • 判定日前で強い不安がある時
  • 出血や強い腹痛がある時
  • 発熱や体調不良がある時
  • 妊娠判定後で体調が不安定な時
  • 海外旅行で感染症や医療体制が不安な時
  • 主治医から控えるよう言われている時

迷う時は、「行けるかどうか」だけでなく、「安心して楽しめるか」を基準にしてみましょう。

不安が強すぎる旅行は、心の負担になることもあります。

東洋医学では、妊活中の旅行をどう見るのでしょうか

東洋医学では、旅行そのものを悪いものとは考えません。

むしろ、気分転換になり、気の巡りがよくなる方もいます。

一方で、移動、暑さ、冷え、食事の乱れ、睡眠不足、歩きすぎ、緊張が重なると、体質によって不調が出やすくなります。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜旅行で気分転換になるが、不安も出やすいタイプ〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

肝鬱気滞タイプでは、

  • 旅行前に予定を詰め込みすぎる
  • 治療スケジュールが気になって落ち着かない
  • 夫婦で予定を決める時にイライラする
  • 胸や喉がつまる
  • 肩や首がこる
  • ため息が増える
  • 旅行中も検索してしまう

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、旅行が気分転換になる一方で、予定通りに進まないとストレスになりやすいです。

余白のある予定を組むことが大切です。

脾虚(ひきょ) 〜旅行中の食事で胃腸が弱りやすいタイプ〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

脾虚タイプでは、

  • 旅行中に胃が重くなる
  • 冷たい飲み物でお腹がゆるくなる
  • 食べすぎるとだるい
  • 朝から疲れやすい
  • むくみやすい
  • 甘いものが欲しくなる
  • 便通が乱れやすい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、旅行中も温かい汁物、味噌汁、スープ、ごはん、卵、魚、豆腐などを意識してみましょう。

ご当地グルメを楽しみながら、胃腸を守る一品を足すことが大切です。

水滞・湿(すいたい・しつ) 〜移動でむくみや重だるさが出やすいタイプ〜

水滞・湿は、身体の水分が滞り、むくみや重だるさとして出やすい状態を指します。

水滞・湿タイプでは、

  • 長時間移動で足がむくむ
  • 身体が重い
  • 頭がぼんやりする
  • 湿気でだるい
  • 冷房で足元が冷える
  • 塩分の多い食事でむくむ
  • 夕方に靴がきつくなる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、水分を控えるのではなく、こまめにとりながら巡らせることが大切です。

足首を回す。
ふくらはぎを動かす。
塩分や甘いものをとりすぎない。
冷房で足元を冷やしすぎない。

旅行中のむくみ対策を意識しましょう。

気虚(ききょ) 〜旅行で疲れが出やすいタイプ〜

気虚タイプでは、

  • 疲れやすい
  • 少し歩くとぐったりする
  • 汗をかくと消耗する
  • 朝からだるい
  • 声に力がない
  • 通院や仕事の疲れが残っている
  • 旅行後に寝込むことがある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、旅行中に頑張りすぎないことが大切です。

観光地を詰め込みすぎない。
休憩時間を入れる。
暑い時間帯を避ける。
夜更かししすぎない。
朝食を抜かない。

旅行を楽しむためにも、休む予定を入れましょう。

腎虚(じんきょ) 〜妊活の疲れと冷えが重なりやすいタイプ〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

腎虚タイプでは、

  • 妊活が長引き、心身が疲れている
  • 年齢への焦りがある
  • AMHの数値が気になる
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 旅行後に疲れが抜けにくい
  • 休むことに罪悪感がある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、旅行を「頑張るイベント」にしすぎないことが大切です。

ゆっくり過ごす。
温泉は無理のない範囲で。
足元を冷やさない。
睡眠を削らない。
帰宅後に休む日を作る。

旅行の後まで含めて予定を立てましょう。

妊活中の旅行におすすめの食養生

旅行中は、食事が乱れやすくなります。

でも、せっかくの旅行です。

ご当地の食事を楽しんで大丈夫です。

大切なのは、楽しみながら少しだけ整えることです。

おすすめしやすい選び方は、

  • 朝に温かいものを入れる
  • 味噌汁やスープを足す
  • 卵、魚、豆腐、鶏肉などのたんぱく質を意識する
  • 冷たい飲み物ばかりにしない
  • 塩分の多い食事が続いたら次を軽めにする
  • 甘いものを楽しむ日は食事を抜かない
  • 生ものは体調や時期を見て慎重にする
  • 水分をこまめにとる

旅行中の食事は、100点を目指さなくて大丈夫です。

1日1回でも、胃腸が安心する食事を入れましょう。

妊活中の旅行におすすめのツボ

ツボ押しは、旅行中の体調不良や不妊症を治すものではありません。

また、妊娠や治療結果を約束するものでもありません。

けれど、移動中のむくみ、胃腸の重さ、緊張、冷え、疲れに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・旅行中のだるさ〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

旅行中に食べすぎた時、胃が重い時、歩き疲れた時におすすめです。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・むくみ・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、むくみ、月経周期を意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

陰陵泉(いんりょうせん) 〜むくみ・湿気・水分代謝〜

膝の内側、すねの骨の内側を上にたどったところにあります。

東洋医学では、水分代謝や湿気による重だるさを意識する時に使われることがあります。

長時間移動で足がむくむ方におすすめです。

内関(ないかん) 〜乗り物酔い・胃のむかつき・緊張〜

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

胃のむかつき、胸のつかえ、緊張がある時に使いやすいツボです。

移動中に気分が悪くなりやすい方にも触れやすい場所です。

太衝(たいしょう) 〜旅行前の焦り・イライラ・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

焦り、イライラ、予定の詰め込みすぎで気が張っている時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

今日からできる3つのこと

1.旅行前に治療スケジュールを確認する

旅行を決める前に、まず治療スケジュールを確認しましょう。

排卵日。
人工授精予定日。
採卵予定日。
胚移植日。
判定日。
薬や注射の予定。
診察の可能性。

不安がある時は、主治医に相談してください。

旅行を楽しむためにも、確認してから行くことが大切です。

2.薬と連絡先をひとまとめにする

旅行前に、薬と連絡先をまとめておきましょう。

内服薬。
貼り薬。
腟剤。
注射。
保冷が必要なもの。
処方内容。
クリニックの連絡先。
緊急時の連絡先。
保険証。
お薬手帳。

これらをひとつにしておくと、旅行中の不安が減ります。

3.予定を1つ減らす

妊活中の旅行は、予定を詰め込みすぎないことが大切です。

観光地を全部回る。
朝から夜まで歩く。
食事も買い物も温泉も全部入れる。

これでは、帰ってきた時にぐったりしてしまうことがあります。

あえて予定を1つ減らして、休む時間を作りましょう。

旅行は、頑張るためではなく、心と身体をゆるめるための時間でもあります。

鍼灸でできるサポート

妊活中の旅行に関する不安には、治療スケジュール、採卵後の体調、胚移植前後の過ごし方、薬の管理、冷え、むくみ、胃腸の弱り、自律神経の緊張など、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけで妊娠、排卵、卵子の質、胚移植の結果、採卵後の合併症の改善をお約束することはできません。
また、当院で旅行の可否や治療スケジュールを医学的に判断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

旅行の可否、採卵後や胚移植後の過ごし方、薬の管理、飛行機移動、海外旅行については、必ずかかりつけの医療機関へ確認してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • 旅行前後の疲れを整えたい
  • 冷えやむくみを相談したい
  • 胃腸の働きを助けたい
  • 自律神経の緊張をやわらげたい
  • 睡眠を整えたい
  • 採卵後や移植前後の身体を整えたい
  • 旅行への不安を整理したい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎のバランスを見ていきます。

旅行前後は、

「疲れが残っていないか」
「冷えやむくみが強くないか」
「胃腸が弱っていないか」
「治療スケジュールに無理はないか」
「不安を抱え込みすぎていないか」
「旅行が気分転換になっているか、負担になっているか」

を丁寧に確認していきます。

当院の考え方

妊活中の旅行は、迷いやすいテーマです。

行きたい気持ちもある。
でも不安もある。
リフレッシュしたい。
でも治療に影響しないか怖い。
夫婦で楽しみたい。
でも排卵日や移植日が気になる。
周りには普通の旅行でも、自分には大きな決断に感じる。

その気持ちは、とても自然です。

妊活中だからといって、すべての楽しみを我慢しなくてよいと私は考えています。

ただし、治療段階によっては慎重にした方がよい時期もあります。

大切なのは、無理に行くことでも、必要以上に我慢することでもありません。

主治医に確認する。
薬を管理する。
無理のない日程にする。
暑さや冷えに注意する。
体調が悪い時は予定を変える。
不安が強い時は延期も選択肢にする。

妊活中の旅行は、「行けるか」だけでなく、「安心して楽しめるか」を大切にして考えてみてください。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、妊活中の旅行、採卵前後の体調、胚移植前後の過ごし方、冷え、むくみ、自律神経の乱れに悩んでいる方へ。

「旅行に行っても大丈夫か不安」
「採卵後や移植後の過ごし方を相談したい」
「治療と生活のバランスを整えたい」
「旅行前後に身体を整えたい」
「妊活中も無理なく楽しめる生活を考えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

採卵後のお腹の張り、強い腹痛、吐き気や嘔吐、尿量の減少、急な体重増加、息苦しさ、出血、発熱、妊娠の可能性がある時期の腹痛や出血などがある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

妊活中の旅行、採卵前後の体調、胚移植前後の過ごし方、冷え、むくみ、旅行前後の疲れが気になる方は、当院にご相談ください。
病院での治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で今のお身体の状態を確認し、治療と生活のバランスを整える妊活サポートを行っています。

『旅行に行きたいけれど不安』『治療とプライベートの両立に疲れてしまった』など、まとまらない思いのままで構いません。
ひとりで抱え込まず、当院でホッと一息つける時間を一緒に作っていきませんか。

参考・出典

日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本産婦人科医会『生殖補助医療』
厚生労働省『卵巣過剰刺激症候群(OHSS)』
日本がん・生殖医療学会『ARTの現状』
英国国民保健サービス(NHS)『妊娠中の旅行に関する情報』
英国王立産婦人科医会(RCOG)『妊娠中の飛行機移動に関する情報』
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)『妊娠中の旅行者に関する情報』
環境省『暑さ指数(WBGT)について』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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