子宮内フローラって何?

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妊活や不妊治療について調べていると、最近よく目にする言葉があります。

「子宮内フローラ」
「子宮内細菌叢」
「ラクトバチルス」
「慢性子宮内膜炎」
「反復着床不全」
「子宮内フローラ検査」

聞いたことはあるけれど、よく分からない。

調べてみると、

「子宮内フローラが悪いと着床しにくい」
「ラクトバチルスが多い方がよい」
「検査した方がいい」
「抗菌薬や乳酸菌が必要」

という情報が出てきて、不安になる方もいると思います。

まず、お伝えしたいことがあります。

子宮内フローラは、妊活や不妊治療で注目されている大切なテーマのひとつです。
ただし、すべての方に必ず検査や治療が必要というわけではありません。

子宮内フローラは、子宮内に存在する細菌のバランスを指す言葉です。

以前は、子宮の中はほぼ無菌に近いと考えられていました。

しかし、検査技術の進歩により、子宮内にも少量の細菌が存在している可能性が示されるようになりました。

その中でも、ラクトバチルスという乳酸菌の仲間が多い状態と、他の細菌が多い状態では、着床や妊娠経過に違いがあるのではないかと研究されています。

ただし、まだ分かっていないことも多く、検査結果だけで妊娠できるかどうかが決まるわけではありません。

今日は、子宮内フローラとは何か、どのような時に検査が検討されるのか、妊活中にどう受け止めればよいのかを、やさしく整理していきます。

目次

子宮内フローラとは何でしょうか

フローラとは、細菌の集まりやバランスを表す言葉です。

腸内フローラという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

腸の中には多くの細菌が存在し、消化、免疫、代謝などに関わっています。

それと同じように、腟内や子宮内にも細菌のバランスがあると考えられています。

子宮内フローラとは、子宮内に存在する細菌の種類や割合のことです。

医学的には「子宮内細菌叢」と呼ばれることがあります。

妊活や不妊治療の分野では、子宮内フローラが、

  • 着床環境
  • 慢性子宮内膜炎
  • 反復着床不全
  • 反復流産
  • 胚移植の結果

などと関係する可能性があるとして注目されています。

ただし、子宮内フローラはまだ研究が進んでいる途中の分野です。

「この菌が何%なら必ず妊娠する」
「この菌がいるから必ず着床しない」
「検査すればすべて原因が分かる」

というものではありません。

あくまで、子宮内環境を考えるための情報のひとつです。

ラクトバチルスとは何でしょうか

子宮内フローラの話でよく出てくるのが、ラクトバチルスです。

ラクトバチルスは、乳酸菌の仲間です。

腟内では、ラクトバチルスが多い状態が、腟内環境を守るうえで重要と考えられています。

ラクトバチルスは乳酸を作り、腟内を酸性に保つことで、他の細菌が増えすぎるのを抑える働きがあると考えられています。

子宮内フローラでも、このラクトバチルスの割合が注目されています。

研究では、ラクトバチルスが多い子宮内環境と、ラクトバチルスが少なく他の細菌が多い環境では、妊娠率や着床に違いがある可能性が報告されています。

ただし、ここで大切なのは、

ラクトバチルスが多ければ必ず妊娠するわけではなく、少なければ必ず妊娠しないわけでもない

ということです。

妊娠には、胚の状態、染色体、子宮内膜、ホルモン、年齢、卵子、精子、治療方法、体質など、多くの要素が関わります。

子宮内フローラは、その中のひとつの情報です。

腸内フローラ・腟内フローラ・子宮内フローラの違い

フローラという言葉が増えてくると、少し混乱しやすくなります。

簡単に整理してみましょう。

腸内フローラ

腸内に存在する細菌のバランスです。

消化、便通、免疫、代謝、栄養の吸収などと関わります。

妊活中でも、便通、胃腸の働き、栄養状態、炎症、免疫を考えるうえで大切な視点です。

腟内フローラ

腟内に存在する細菌のバランスです。

ラクトバチルスが多く、腟内が酸性に保たれている状態は、腟内環境を守るうえで大切と考えられています。

腟炎、細菌性腟症、おりものの変化、におい、かゆみなどと関係することがあります。

子宮内フローラ

子宮内に存在する細菌のバランスです。

不妊治療では、着床環境、慢性子宮内膜炎、反復着床不全、反復流産との関係で注目されています。

ただし、子宮内は腸や腟に比べると細菌量が少ないと考えられ、検体の採取方法や腟内細菌の混入をどう避けるかも重要になります。

子宮内フローラはなぜ妊活で注目されているのでしょうか

妊活や不妊治療で子宮内フローラが注目されている理由は、胚が着床する環境と関係する可能性があるからです。

体外受精や顕微授精では、良好胚を移植しても妊娠に至らないことがあります。

そのような時、

  • 胚の染色体
  • 子宮内膜の厚さ
  • 子宮内膜の受容能
  • 子宮の形
  • ポリープや筋腫
  • 慢性子宮内膜炎
  • ホルモン補充
  • 移植方法
  • 免疫や炎症

などが検討されます。

その中のひとつとして、子宮内フローラが注目されるようになりました。

特に、

  • 良好胚を移植しても妊娠しない
  • 胚移植を複数回行っても着床しない
  • 流産を繰り返す
  • 慢性子宮内膜炎が疑われる
  • 細菌性腟症を繰り返す
  • おりものや腟内環境が気になる

といった場合に、子宮内フローラや慢性子宮内膜炎の評価が検討されることがあります。

ただし、誰にでも最初から必要な検査というわけではありません。

検査の必要性は、年齢、治療歴、移植回数、胚の状態、流産歴、症状、医療機関の方針によって変わります。

慢性子宮内膜炎との関係

子宮内フローラとあわせてよく出てくる言葉に、慢性子宮内膜炎があります。

慢性子宮内膜炎とは、子宮内膜に慢性的な炎症が起こっている状態です。

症状がはっきりしないこともあります。

おりものの変化、不正出血、下腹部違和感などが出ることもありますが、無症状のこともあります。

不妊治療の分野では、慢性子宮内膜炎が反復着床不全や反復流産と関係する可能性があるとして研究されています。

慢性子宮内膜炎が疑われる場合は、子宮鏡検査、子宮内膜の検査、CD138というマーカーを用いた検査、細菌検査、子宮内フローラ検査などが検討されることがあります。

ただし、慢性子宮内膜炎の診断や治療は医療機関で行うものです。

自己判断で抗菌薬や腟剤、サプリメントを使うものではありません。

「子宮内フローラが悪そうだから」と自己判断で治療を始めるのではなく、必ず主治医に相談してください。

子宮内フローラ検査では何をするのでしょうか

子宮内フローラ検査は、子宮内に存在する細菌の種類や割合を調べる検査です。

医療機関によって方法や名称が異なることがありますが、一般的には子宮内膜や子宮内腔液を採取し、細菌の遺伝子を解析します。

次世代シークエンサーという解析技術を用いて、どのような細菌がどの程度存在しているかを調べる方法が使われることがあります。

検査では、

  • ラクトバチルスがどのくらいあるか
  • そのほかの細菌がどのように分布しているか
  • 細菌叢のバランスが乱れていないか
  • 慢性子宮内膜炎との関連が疑われるか

などが評価されます。

検査のタイミングは、月経周期やホルモン補充周期、移植予定との関係で決められることがあります。

検査には、子宮内から検体を採取するため、軽い痛みや出血を伴う場合があります。

検査を受けるかどうかは、主治医と相談して判断しましょう。

子宮内フローラ検査は誰に必要なのでしょうか

子宮内フローラ検査は、妊活中のすべての方に必ず必要な検査ではありません。

特に、妊活を始めたばかりの方、まだ基本的な検査を受けていない方、タイミング法や人工授精の初期段階の方が、最初から必ず受ける検査とは限りません。

検討されやすいのは、たとえば次のような場合です。

  • 体外受精や顕微授精で胚移植を複数回行っても妊娠に至らない
  • 良好胚を移植しても結果が出にくい
  • 反復着床不全が疑われる
  • 流産を繰り返している
  • 慢性子宮内膜炎が疑われる
  • 細菌性腟症を繰り返す
  • おりものや腟内環境の異常を繰り返す
  • 主治医が検査の必要性を説明している

ただし、これらに当てはまるから必ず検査が必要、というわけでもありません。

まずは、基本的な検査や治療歴、胚の状態、移植方法、子宮内の形、ホルモン、男性側の検査なども含めて、全体を見ながら判断することが大切です。

検査結果はどう受け止めればよいのでしょうか

子宮内フローラ検査の結果を見ると、

「ラクトバチルスが少ない」
「異常菌がある」
「フローラが乱れている」
「治療が必要かもしれない」

と言われ、不安になることがあります。

でも、結果を聞いた時に大切なのは、数字だけで一喜一憂しないことです。

検査結果は、あくまでその時点の子宮内細菌叢の情報です。

結果をどう見るかは、

  • 治療歴
  • 移植回数
  • 胚の状態
  • 年齢
  • 流産歴
  • 慢性子宮内膜炎の有無
  • 腟内環境
  • 症状
  • 医療機関の基準
  • 今後の治療方針

によって変わります。

「ラクトバチルスが少ない=もう妊娠できない」ではありません。

「異常がない=必ず妊娠する」でもありません。

結果は、主治医と一緒に今後の方針を考えるための材料として受け止めましょう。

治療では何をするのでしょうか

子宮内フローラや慢性子宮内膜炎に異常が疑われる場合、医療機関では状況に応じて治療が検討されることがあります。

たとえば、

  • 抗菌薬
  • 腟剤
  • プロバイオティクス
  • 再検査
  • 子宮鏡検査
  • 慢性子宮内膜炎の治療
  • 胚移植時期の調整

などです。

ただし、治療内容は医療機関や検査結果によって異なります。

自己判断で抗菌薬を使うことは避けてください。

抗菌薬は必要な時には大切な治療ですが、不要な使用は腟内や腸内の細菌バランスに影響したり、耐性菌の問題につながったりすることがあります。

また、乳酸菌サプリメントや腟用プロバイオティクスについても、誰にでも同じように必要とは限りません。

「妊活に良さそうだから」と自己判断で増やすのではなく、主治医に確認しながら使いましょう。

サプリメントや乳酸菌は飲んだ方がよいのでしょうか

子宮内フローラの話を聞くと、

「乳酸菌を飲めばよいですか?」
「ラクトフェリンは必要ですか?」
「腟内に乳酸菌を入れた方がよいですか?」
「サプリで子宮内フローラは整いますか?」

と気になる方もいると思います。

乳酸菌やラクトフェリンなどは、腸内環境や腟内環境、免疫との関係で注目されることがあります。

ただし、サプリメントだけで子宮内フローラが必ず整う、妊娠率が上がる、着床する、と言い切ることはできません。

サプリメントはあくまで食品であり、栄養を補助するためのものです。

治療の代わりではありません。

また、子宮内フローラの異常が疑われる場合は、まず医療機関で原因や状態を確認することが大切です。

自己判断でサプリメントを増やしすぎると、費用もかかり、不安も増えやすくなります。

サプリメントを使う場合は、

  • 目的は何か
  • どのくらいの期間使うか
  • 主治医に伝えているか
  • 他の薬との併用は問題ないか
  • 妊娠判定後も続けるのか
  • 品質や成分量は確認できるか

を整理しておきましょう。

子宮内フローラと食事の関係

子宮内フローラを食事だけで直接コントロールできるわけではありません。

ただし、腸内環境、免疫、炎症、血糖、胃腸の働き、栄養状態は、妊活中の身体づくりに関わります。

そのため、子宮内フローラが気になる方も、まずは土台として胃腸と栄養を整えることが大切です。

意識したいのは、

  • たんぱく質を不足させない
  • 野菜や海藻、きのこを取り入れる
  • 発酵食品を無理なく使う
  • 極端な糖質制限をしない
  • 甘いものや脂っこい食事に偏りすぎない
  • 冷たいものばかりにしない
  • 便通を整える
  • 睡眠を大切にする

ことです。

腸内環境と子宮内フローラは同じものではありません。

でも、胃腸が弱り、便通が乱れ、食事が偏ると、身体全体の回復力や免疫バランスにも影響しやすくなります。

妊活中の身体づくりでは、特別なものを足す前に、毎日の土台を見直すことも大切です。

子宮内フローラが気になる時に見直したい生活

子宮内フローラが気になる時、検査やサプリメントだけに意識が向きやすくなります。

でも、まず見直したいのは、身体全体の状態です。

睡眠

睡眠は、身体の回復、自律神経、免疫、ホルモンリズム、気分の安定と関係します。

眠れない日があるからといって、すべてが悪くなるわけではありません。

ただし、睡眠不足が続くと、疲れや不安、胃腸の弱り、冷えを感じやすくなります。

寝る前の検索を減らす。
スマホを少し離す。
冷房の風を直接受けない。
不安はメモに書く。

小さな工夫で大丈夫です。

胃腸

東洋医学では、胃腸は気血を作る土台と考えます。

胃腸が弱ると、食べているのに疲れやすい、むくむ、冷える、眠りが浅いといった状態が出やすくなります。

妊活中は、栄養を「とる」だけでなく、「受け取れる胃腸」を整えることが大切です。

冷え

下腹部や足元の冷えがある方は、子宮内フローラだけでなく、血流や自律神経、胃腸の働きも含めて見ていく必要があります。

ただし、冷えを怖がりすぎる必要はありません。

夏は温めすぎると、のぼせや寝苦しさにつながる方もいます。

温めすぎず、冷やしすぎずが大切です。

ストレス

妊活中は、検査結果や検索で不安が増えやすいです。

子宮内フローラという言葉を知ることで、

「また検査が必要なのかな」
「自分の子宮内環境が悪いのかな」
「サプリを飲まないとだめなのかな」

と焦ることがあります。

でも、焦りは身体を緊張させます。

分からないことは検索し続けるより、医療機関に聞くことをメモしておきましょう。

東洋医学では、子宮内フローラをどう見るのでしょうか

東洋医学には、子宮内フローラという概念そのものはありません。

子宮内細菌叢を直接評価したり、ラクトバチルスの割合を判断したりすることはできません。

それは、クリニックや病院など、専門の医療機関で行う検査の領域です。

ただし、東洋医学では、子宮内環境を支える身体の土台を、気・血・水、肝・脾・腎、瘀血、湿熱などの視点で見ていきます。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

脾虚(ひきょ) 〜胃腸が弱り、身体の土台が作りにくい状態〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

脾虚タイプでは、

  • 胃が重い
  • 食欲が落ちる
  • 食後に眠くなる
  • 軟便になりやすい
  • 甘いものが欲しくなる
  • むくみやすい
  • 朝から身体が重い
  • 冷たい飲み物でお腹がゆるくなる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、栄養を増やす前に、胃腸が受け取りやすい形に整えることが大切です。

味噌汁。
卵。
豆腐。
鶏肉のスープ。
白身魚。
やわらかく煮た野菜。
発酵食品を少し。

腸内環境や子宮内環境を気にする時こそ、胃腸の土台を見直しましょう。

湿熱(しつねつ) 〜熱と湿気がこもりやすい状態〜

湿熱は、身体に余分な湿気と熱がこもっているような状態です。

湿熱タイプでは、

  • おりものが多い
  • においが気になる
  • 外陰部のかゆみがある
  • 下腹部が重い
  • 便がすっきりしない
  • 脂っこいものや甘いものが多い
  • ニキビや吹き出物が出やすい
  • 口が粘る

といった状態が出やすくなります。

おりものの異常、におい、かゆみ、痛みがある場合は、自己判断せず婦人科へ相談してください。

東洋医学的には、湿熱をためないために、甘いもの、脂っこいもの、辛いもの、アルコールを控えめにし、胃腸を整えることを意識します。

瘀血(おけつ) 〜血の巡りが滞りやすい状態〜

瘀血は、血の巡りが滞っている状態を指します。

瘀血タイプでは、

  • 月経痛が強い
  • 経血にかたまりがある
  • 下腹部が冷える
  • 肩こりや腰痛が強い
  • 顔色がくすみやすい
  • 同じ場所が痛みやすい
  • 子宮内膜症や筋腫を指摘されたことがある

といった状態が出やすくなります。

子宮内環境を考える時、血流や炎症、冷え、ストレスもあわせて見ていくことがあります。

ただし、強い月経痛、不正出血、下腹部痛がある場合は、婦人科で確認してください。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜ストレスで気の巡りが滞る状態〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

肝鬱気滞タイプでは、

  • 検査結果が気になって検索が止まらない
  • ため息が増える
  • 肩や首がこる
  • 胸や喉がつまる
  • 月経前にイライラする
  • 下腹部が張る
  • 夫婦で話すと感情が強く出る
  • 寝る前に考えごとが止まらない

といった状態が出やすくなります。

子宮内フローラの情報を見て不安が増える方は、肝気の滞りも意識したいところです。

不安を検索で増やすより、主治医に聞くことを整理しましょう。

腎虚(じんきょ) 〜生殖の土台・年齢・回復力の消耗〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

腎虚タイプでは、

  • 妊活が長引き、心身が疲れている
  • 年齢への焦りがある
  • AMHの数値が気になる
  • 採卵数や胚の数が不安
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 疲れが抜けにくい
  • 休むことに罪悪感がある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、検査を増やすことばかりに意識が向くと、心身がさらに消耗することがあります。

必要な検査は主治医と相談しながら進めつつ、睡眠、冷え、胃腸、疲労回復も大切にしましょう。

子宮内フローラが気になる方におすすめの食養生

子宮内フローラを食事だけで直接変えると断言することはできません。

ただし、胃腸、腸内環境、免疫、炎症、栄養状態を整える食事は、妊活中の身体づくりとして大切です。

おすすめしやすい食材は、

  • ごはん
  • 味噌汁
  • 豆腐
  • 納豆
  • 鶏肉
  • しじみ
  • あさり
  • 小松菜
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • 山芋
  • オクラ
  • きのこ
  • わかめ
  • ひじき
  • 黒ごま
  • 発酵食品
  • しそ
  • 生姜を少し

などです。

発酵食品は、味噌、納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなどがあります。

ただし、たくさん食べればよいわけではありません。

胃腸が弱い方は、冷たいヨーグルトを毎日大量にとると、お腹が重くなることもあります。

自分の胃腸が受け取りやすい形で、少しずつ取り入れてみましょう。

控えめにしたい習慣

子宮内フローラが気になる時は、次のような習慣が増えていないか見直してみましょう。

  • 甘いものが多い
  • 脂っこい食事が続く
  • アルコールが多い
  • 冷たい飲み物ばかり飲む
  • 夜更かしが続く
  • 便秘や下痢を放置している
  • おりものの異常を放置している
  • 自己判断で抗菌薬を使う
  • サプリメントを増やしすぎる
  • 検索しすぎて不安になる
  • デリケートゾーンを洗いすぎる

特に、腟内を洗いすぎることには注意が必要です。

清潔にしようとしすぎて、強い洗浄剤を使ったり、腟内まで洗いすぎたりすると、腟内環境に影響することがあります。

おりもの、におい、かゆみ、痛み、不正出血がある場合は、自己判断せず婦人科へ相談してください。

子宮内フローラが気になる時におすすめのツボ

ツボ押しは、子宮内フローラを直接変えるものではありません。

また、慢性子宮内膜炎、反復着床不全、流産、不妊症を診断したり治療したりするものでもありません。

けれど、胃腸、冷え、巡り、自律神経、ストレスに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・免疫・体力の土台〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

子宮内環境が気になる方も、まずは胃腸の土台を整えることが大切です。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

陰陵泉(いんりょうせん) 〜湿気・むくみ・水分代謝〜

膝の内側、すねの骨の内側を上にたどったところにあります。

東洋医学では、水分代謝や湿気による重だるさを意識する時に使われることがあります。

湿気、むくみ、身体の重さが気になる方におすすめです。

太衝(たいしょう) 〜検索不安・肝気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

焦り、イライラ、不安、検索しすぎで頭が休まらない時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

関元(かんげん) 〜下腹部の冷え・体力の土台〜

おへそから指4本分ほど下にあります。

東洋医学では、下腹部の冷えや体力の土台を意識する時に使われることがあります。

妊娠中や妊娠の可能性がある時期、移植後は強く押さず、手を当てて温める程度にしてください。

今日からできる3つのこと

1.「検査すれば全部分かる」と思いすぎない

子宮内フローラ検査は、子宮内環境を考えるうえで大切な情報になることがあります。

でも、検査ですべての妊活の答えが分かるわけではありません。

必要な方にとっては有用な情報になりますが、すべての方に必ず必要なものではありません。

まずは主治医に、

  • 自分に検査が必要な理由はあるか
  • 何回移植してから検討するのか
  • 慢性子宮内膜炎の検査は必要か
  • 検査結果で治療方針がどう変わるのか
  • 費用や時期はどうなるのか

を確認してみましょう。

2.おりものや不正出血を放置しない

子宮内フローラが気になる方は、まず普段のおりものや出血の変化にも目を向けましょう。

おりものの量が急に増えた。
においが強い。
色がいつもと違う。
かゆみがある。
痛みがある。
不正出血がある。
下腹部痛がある。

このような場合は、自己判断でケア用品やサプリメントを使う前に、婦人科で確認してください。

3.胃腸と睡眠を整える

子宮内フローラに意識が向くと、検査やサプリメントばかり気になりやすいです。

でも、毎日の身体の土台も大切です。

温かい味噌汁を足す。
たんぱく質を抜かない。
便通を整える。
夜更かしを減らす。
冷たいものを続けすぎない。
寝る前の検索を少し減らす。

地味に見えることですが、妊活中の身体づくりでは大切な積み重ねです。

鍼灸でできるサポート

子宮内フローラ、慢性子宮内膜炎、反復着床不全、反復流産には、子宮内環境、胚の状態、染色体、子宮内膜、ホルモン、免疫、炎症、年齢、男性側の要素など、さまざまなことが関わります。

そのため、鍼灸だけで子宮内フローラ、慢性子宮内膜炎、反復着床不全、妊娠、流産予防、ホルモン値の改善をお約束することはできません。
また、当院で子宮内フローラや慢性子宮内膜炎を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

子宮内フローラ検査、慢性子宮内膜炎の検査、抗菌薬治療、プロバイオティクスの使用、胚移植の方針については、必ずかかりつけの医療機関へ確認してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • 胃腸の働きを整えたい
  • 冷えや巡りを整えたい
  • 睡眠を整えたい
  • 自律神経の緊張をやわらげたい
  • 移植前の身体を整えたい
  • 検査結果への不安を整理したい
  • 食事や生活を見直したい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、湿熱、瘀血の状態を見ていきます。

子宮内フローラを直接変えるというより、

「胃腸が弱っていないか」
「冷えやむくみが強くないか」
「睡眠が浅くなっていないか」
「下腹部の巡りが滞っていないか」
「検索不安で身体が緊張していないか」
「治療と生活のバランスが崩れていないか」

を丁寧に確認し、身体全体の土台を整えていきます。

当院の考え方

子宮内フローラは、妊活中の方にとって気になるテーマです。

新しい検査や情報が出てくると、

「自分も検査した方がいいのかな」
「これが原因だったのかな」
「早く知っていれば違ったのかな」
「ラクトバチルスが少なかったらどうしよう」
「サプリを飲まないといけないのかな」

と不安になることがあります。

でも、子宮内フローラは、妊活のすべてを決めるものではありません。

大切な情報のひとつではありますが、胚の状態、年齢、子宮内膜、ホルモン、精子、卵子、治療方針、体質など、全体の中で見ていく必要があります。

検査が必要な方もいます。
今はまだ必要ない方もいます。
別の検査を優先した方がよい場合もあります。
生活の土台を整えることが大切な場合もあります。

だからこそ、焦って自己判断しないことが大切です。

不安な時は、主治医に聞くことを整理しましょう。

そして、検査結果だけで自分の身体を責めないでください。

妊活は、原因をひとつ探して自分を責めるものではありません。

今分かっている情報をもとに、今できることを整えていくものです。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、子宮内フローラ、慢性子宮内膜炎、反復着床不全、胚移植前の身体づくり、冷え、睡眠、胃腸の弱りに悩んでいる方へ。

「子宮内フローラについて知りたい」
「検査を受けるべきか迷っている」
「移植がうまくいかず不安」
「慢性子宮内膜炎が気になる」
「治療と並行して身体を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

おりものの異常、におい、かゆみ、不正出血、下腹部痛、発熱、強い月経痛、流産を繰り返す、胚移植を複数回行っても妊娠に至らない場合などは、クリニックや病院など、専門の医療機関へ相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

子宮内フローラ、慢性子宮内膜炎、反復着床不全、胚移植前の身体づくり、冷え、睡眠、胃腸の弱りが気になる方は、当院にご相談ください。
病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で今のお身体の状態を確認し、治療と並行した身体づくりをサポートいたします。

不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

参考・出典

厚生労働省『先進医療の各技術の概要 子宮内細菌叢検査』
厚生労働省『第109回先進医療会議 子宮内フローラ検査に関する資料』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本産婦人科医会『生殖補助医療』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『反復着床不全に関する委員会見解』
欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)『反復着床不全に関する推奨』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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