暑さで食欲が落ちる。
夜、寝苦しくて眠りが浅い。
冷房で足元やお腹が冷える。
身体がだるく、やる気が出ない。
月経前の不調がいつもより強く感じる。
夏になると、妊活中の方からこのようなご相談が増えます。
そして、よく聞かれるのが、
「夏バテはホルモンバランスに悪いですか?」
「食欲が落ちると卵子に影響しますか?」
「冷房で冷えると妊活に良くないですか?」
「寝不足が続くと排卵や月経周期が乱れますか?」
という不安です。
まず、お伝えしたいことがあります。
夏バテしたからといって、すぐに妊活がだめになるわけではありません。
1日食欲が落ちた。
数日眠りが浅かった。
冷たいものを飲んでしまった。
冷房で足元が冷えた。
それだけで、卵子やホルモンが急に悪くなるわけではありません。
妊活や不妊治療の結果には、年齢、卵子、精子、排卵、子宮内膜、ホルモン、治療内容、生活習慣、体質など、さまざまな要素が関わります。
ただし、夏バテが長く続くと、睡眠、胃腸、自律神経、冷え、体力、気持ちの安定に影響しやすくなります。
その結果として、月経周期やPMS、基礎体温、体調の感じ方が揺れやすくなる方もいます。
今日は、妊活中の夏バテとホルモンバランスの関係を、西洋医学と東洋医学の両面からやさしく整理していきます。
夏バテとは、身体の調整力が疲れている状態です
夏バテという言葉は、病名ではありません。
一般的には、暑さ、湿気、冷房、睡眠不足、食欲低下、水分不足、胃腸の疲れなどが重なって起こる、夏の不調を指すことが多いです。
夏バテでは、
- 身体がだるい
- 食欲が落ちる
- 胃腸が重い
- 眠りが浅い
- 朝起きにくい
- 頭がぼんやりする
- めまいがする
- 冷房で冷える
- 汗をかきすぎて疲れる
- イライラしやすい
- 気持ちが落ち込みやすい
といった状態が出ることがあります。
夏は、身体が体温を調整するためにたくさん働いています。
外は暑い。
室内は冷房で冷える。
汗をかく。
水分をとる。
寝苦しい。
食欲が落ちる。
冷たいものが増える。
こうした変化に身体が対応し続けることで、自律神経や胃腸が疲れやすくなります。
妊活中は、そこに通院、検査、薬、排卵日、採卵、胚移植、判定日などの緊張も加わります。
夏バテは、単なる気合い不足ではありません。
身体が頑張り続けているサインとして見ていきましょう。
ホルモンバランスは、自律神経や生活リズムとも関係します
女性の月経周期や排卵には、脳、卵巣、子宮、ホルモンの連携が関わります。
脳から卵巣へ指令が出て、卵胞が育ち、排卵が起こり、黄体ホルモンなどが変化していきます。
この流れはとても繊細です。
ただし、ホルモンバランスは「冷えたからすぐ乱れる」「1日寝不足だから必ず悪くなる」という単純なものではありません。
年齢、体重、睡眠、栄養、ストレス、運動量、病気、薬、治療内容、卵巣機能など、さまざまな要素が関わります。
夏バテが妊活中に気になる理由は、夏バテそのものが直接すべてを決めるからではありません。
夏バテによって、
- 眠りが浅くなる
- 食事量が減る
- たんぱく質や鉄が不足しやすくなる
- 胃腸が弱る
- 冷房で冷える
- 自律神経が緊張する
- 気持ちが不安定になる
- 月経前の不調を強く感じる
といった変化が重なりやすくなるからです。
つまり、夏バテを整えることは、ホルモンだけを直接どうにかするというより、ホルモンのリズムを支える土台を整えることにつながります。
夏バテが妊活中の身体に影響しやすいポイント
夏バテが続くと、妊活中の身体ではどのようなところに影響を感じやすいのでしょうか。
大きく分けると、睡眠、胃腸、冷え、自律神経、月経周期の5つです。
1.睡眠の乱れ
夏は、寝苦しさや冷房の調整によって、眠りが浅くなりやすい季節です。
暑くて寝つけない。
冷房で足元が冷える。
タイマーが切れて目が覚める。
汗をかいて不快。
夜中に水分をとりたくなる。
朝起きても疲れが残る。
このような状態が続くと、身体の回復が追いつきにくくなります。
睡眠は、脳や身体を休ませるだけでなく、自律神経、代謝、免疫、ホルモンのリズムとも関係します。
妊活中の方にとっても、睡眠はとても大切な土台です。
ただし、眠れない日があるたびに「妊活に悪い」と自分を責める必要はありません。
大切なのは、眠れない自分を責めることではなく、眠りやすい環境を少しずつ整えることです。
2.食欲低下と栄養不足
夏バテで食欲が落ちると、食事が簡単になりがちです。
そうめんだけ。
アイスだけ。
冷たい飲み物でお腹がふくれる。
朝食を抜く。
たんぱく質が少ない。
野菜が少ない。
甘いものが増える。
暑い時期にはよくあることです。
ただ、妊活中は、身体を支えるために、たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミン、ミネラル、脂質、炭水化物など、さまざまな栄養が必要です。
食欲が落ちる日があっても大丈夫です。
でも、冷たい炭水化物だけの日が続くと、胃腸が弱り、疲れやすさや月経前の不調を感じやすくなる方もいます。
「完璧な食事」を目指す必要はありません。
夏は、食べられる形で、たんぱく質と温かいものを少し足すことが大切です。
3.冷房による冷え
夏は、外の暑さだけでなく、室内の冷房による冷えも問題になりやすいです。
上半身は暑いのに足元が冷える。
お腹が冷える。
腰が重い。
足首が冷たい。
夕方にむくむ。
冷房の風で肩や首がこる。
妊活中の方は、下腹部や足元の冷えを気にされることが多いです。
ただし、夏は「温めれば温めるほど良い」というわけではありません。
暑い中で温めすぎると、のぼせ、汗のかきすぎ、だるさ、寝苦しさにつながることがあります。
夏の冷え対策は、強く温めるより、冷やしすぎないことです。
冷房の風を直接受けない。
足首を冷やさない。
お腹まわりを締めつけすぎない。
飲み物をすべて氷入りにしない。
汗をかいた後にそのまま冷房に当たらない。
このくらいの工夫で十分です。
4.自律神経の疲れ
夏は、自律神経が忙しく働きます。
暑い外に出る。
冷房の効いた室内に入る。
汗をかく。
水分をとる。
体温を調整する。
寝苦しい夜を過ごす。
この繰り返しで、身体の調整力が疲れやすくなります。
自律神経が疲れると、
- 動悸がする
- 息が浅い
- 胃腸が重い
- 便通が乱れる
- 眠りが浅い
- イライラしやすい
- 不安になりやすい
- 疲れが抜けない
といった状態が出ることがあります。
妊活中は、もともと緊張が続きやすい時期です。
夏の暑さと治療の不安が重なると、心身がさらに敏感になることがあります。
5.月経周期やPMSの揺れ
夏バテが続くと、月経前の不調や月経中のだるさを強く感じる方もいます。
眠りが浅い。
冷たいものが増える。
胃腸が弱る。
身体がむくむ。
冷房で冷える。
ストレスが増える。
こうした要素が重なると、PMS、頭痛、むくみ、イライラ、下腹部痛、月経中の疲れが目立ちやすくなることがあります。
もちろん、月経周期やPMSは多要因です。
夏バテだけが原因とは言えません。
強い生理痛、不正出血、月経周期の大きな乱れ、出血量の急な変化、貧血症状などがある場合は、医療機関で確認することが大切です。
東洋医学では、夏バテをどう見るのでしょうか
東洋医学では、夏バテを、暑さ、湿気、冷え、胃腸の弱り、気血水の乱れとして見ていきます。
ここでいう気・血・水、肝・心・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。
夏は「暑さ」で気を消耗しやすく、「湿気」で身体が重くなりやすく、「冷房」で冷えが入りやすい季節です。
つまり、現代の夏は、
暑さで消耗する。
湿気で重だるい。
冷房で冷える。
冷たい飲食で胃腸が弱る。
寝苦しさで眠りが浅くなる。
このような複雑な状態になりやすいのです。
気虚(ききょ) 〜暑さでエネルギーを消耗している状態〜
気は、身体を動かすエネルギーのようなものです。
気虚タイプでは、
- 疲れやすい
- 朝からだるい
- 汗をかくとぐったりする
- 声に力がない
- 食欲が落ちる
- 胃腸が弱い
- 風邪をひきやすい
- やる気が出ない
といった状態が出やすくなります。
夏は汗をかくことで、気を消耗しやすい季節です。
妊活中に通院や仕事、家事を頑張っている方は、さらに疲れが重なりやすくなります。
このタイプの方は、無理に運動を増やすより、まず回復を優先しましょう。
温かい汁物。
たんぱく質。
早めの就寝。
昼間の短い休息。
予定を詰め込みすぎないこと。
これが大切です。
脾虚(ひきょ) 〜胃腸の弱りと栄養の受け取りにくさ〜
脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。
脾虚タイプでは、
- 食欲が落ちる
- 胃が重い
- 食後に眠くなる
- 軟便になりやすい
- 甘いものが欲しくなる
- むくみやすい
- 朝起きにくい
- 雨の日や湿気で不調が出る
といった状態が出やすくなります。
夏は、冷たい飲み物、アイス、冷たい麺類が増えやすい時期です。
これが続くと、胃腸がさらに弱り、身体を支える気血が作りにくくなることがあります。
このタイプの方は、冷たいものを全部やめる必要はありません。
ただ、冷たい食事に温かい味噌汁を足す。
そうめんに卵や鶏肉を足す。
朝に白湯や温かいお茶を飲む。
冷たい飲み物を1杯だけ常温にする。
小さな工夫で十分です。
水滞・湿(すいたい・しつ) 〜むくみ・重だるさ・湿気の影響〜
水滞・湿は、身体の水分が滞り、重だるさやむくみとして出やすい状態を指します。
水滞・湿タイプでは、
- 身体が重い
- 頭がぼんやりする
- むくみやすい
- 胃腸が重い
- 雨の日に調子が悪い
- 冷たい飲み物でお腹が重くなる
- 足がだるい
- だるくて動きたくない
といった状態が出やすくなります。
夏は水分補給が大切です。
熱中症予防のためにも、水分を控えすぎるのはよくありません。
ただし、冷たい飲み物を一気にたくさん飲むと、胃腸が重くなる方もいます。
このタイプの方は、水分の「量」だけでなく、「温度」と「とり方」も意識してみましょう。
常温の水。
温かいお茶。
味噌汁。
こまめな水分補給。
汗をかいた時の適切な塩分。
身体に合う形で、水分をとることが大切です。
肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜ストレスと自律神経の緊張〜
肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。
肝鬱気滞タイプでは、
- イライラしやすい
- ため息が増える
- 肩や首がこる
- 胸や喉がつまる
- 生理前に不調が強い
- 夜に考えごとが止まらない
- 妊活検索やSNSで心が揺れる
- 暑さでさらにイライラする
といった状態が出やすくなります。
夏は暑さだけでも、気持ちが高ぶりやすい季節です。
そこに妊活の不安や通院の緊張が重なると、気の巡りが滞りやすくなります。
このタイプの方は、気持ちを我慢し続けるより、出口を作ることが大切です。
深く息を吐く。
軽く歩く。
肩を回す。
紙に書く。
人に話す。
夜の検索を少し減らす。
それだけでも、気の巡りを助けるきっかけになります。
陰虚(いんきょ) 〜ほてり・寝汗・眠りの浅さ〜
陰は、身体を潤し、熱を鎮め、落ち着かせる働きと関係します。
陰虚タイプでは、
- 手足がほてる
- 寝汗をかく
- 口が渇く
- 眠りが浅い
- 夜に頭が冴える
- のぼせやすい
- イライラと不安が混ざる
- 更年期のようなゆらぎがある
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、「妊活中だから温めなきゃ」と思いすぎると、かえってつらくなることがあります。
夏は、温めすぎに注意が必要です。
下腹部や足元を冷やしすぎない。
でも、汗をかくほど温めない。
エアコンは直接当てない。
寝具で調整する。
辛いものやアルコールを控えめにする。
冷えとのぼせのバランスを見ながら整えていきましょう。
妊活中の夏バテ対策で大切なこと
妊活中の夏バテ対策は、特別なことをたくさんする必要はありません。
大切なのは、睡眠、胃腸、冷え、水分、気持ちの5つを整えることです。
1.睡眠環境を整える
夏の夜は、エアコンを我慢しすぎないことが大切です。
暑くて眠れない状態が続くと、身体は休まりません。
ただし、冷房の風が直接身体に当たると、足元やお腹が冷えやすくなります。
室温を調整する。
風向きを変える。
薄手の腹巻きやレッグウォーマーを使う。
寝具を調整する。
汗をかいたら着替える。
寝る前のスマホを少し減らす。
眠りやすい環境を作ることが、夏の妊活養生の基本です。
2.食べられる形でたんぱく質を足す
夏バテで食欲が落ちる時は、たんぱく質が不足しやすくなります。
肉や魚が重く感じる時は、無理にたくさん食べなくて大丈夫です。
卵。
豆腐。
納豆。
白身魚。
鮭。
鶏肉のスープ。
しじみやあさりの味噌汁。
枝豆。
豆乳。
食べられる形で、少しずつ足してみましょう。
冷たい麺だけの日は、卵や鶏肉、豆腐、薬味、温かい汁物を足すだけでも違います。
3.水分はこまめに、胃腸にやさしく
夏は水分補給が大切です。
のどが渇いてから一気に飲むより、こまめにとることを意識しましょう。
汗をたくさんかいた時は、水分だけでなく塩分も必要になることがあります。
ただし、妊活中だからといって特別な飲み物を大量に飲む必要はありません。
水。
麦茶。
温かいお茶。
味噌汁。
必要に応じた経口補水液。
体調や汗の量に合わせて選びましょう。
冷たい飲み物を一気に飲むと胃腸が重くなる方は、常温や温かい飲み物も取り入れてください。
持病がある方、医師から水分や塩分の制限を受けている方は、主治医の指示に従ってください。
4.冷やしすぎず、温めすぎない
妊活中は「冷え」に敏感になりやすいです。
ただ、夏は温めすぎにも注意が必要です。
大切なのは、冷やしすぎず、温めすぎないことです。
冷房の風を直接受けない。
足首を冷やさない。
下腹部を締めつけない。
汗をかいた後に冷えないよう着替える。
湯船は熱くしすぎず短時間にする。
のぼせやすい日は無理に温活しない。
夏の養生は、バランスです。
5.夜の検索を少し減らす
夏バテで身体が疲れている時は、心も揺れやすくなります。
夜に妊活検索やSNSを見ると、不安が大きくなる方もいます。
「夏バテ 妊活 悪い」
「冷房 子宮 冷え」
「寝不足 卵子の質」
「ホルモンバランス 乱れ 妊娠」
こうした検索をして、さらに不安になることがあります。
検索が悪いわけではありません。
ただ、夜の心は情報に揺れやすいです。
不安なことはメモに書き、次の診察や施術の時に相談する。
検索は昼にする。
寝る前はスマホを少し離す。
それだけでも、眠りに向かいやすくなります。
夏バテ対策におすすめの食養生
夏の妊活養生では、胃腸を助けながら、身体の熱と湿気を上手にさばくことが大切です。
おすすめしやすい食材は、
- ごはん
- 味噌汁
- 卵
- 豆腐
- 納豆
- 鶏肉
- 白身魚
- 鮭
- かつお
- しじみ
- あさり
- 小松菜
- にんじん
- かぼちゃ
- オクラ
- 山芋
- 枝豆
- とうもろこし
- きゅうり
- トマト
- なす
- しそ
- みょうが
- 生姜
- 黒ごま
- なつめ
などです。
きゅうり、トマト、なすなどの夏野菜は、身体の熱を冷ましやすい食材として使われることがあります。
ただし、冷えやすい方は、生野菜ばかりにせず、味噌汁やスープ、炒め物など温かい形も取り入れましょう。
しそ、みょうが、生姜などの香味野菜は、食欲が落ちる時に使いやすい食材です。
夏バテ中は、完璧な食事を目指さなくて大丈夫です。
そうめんに卵を足す。
味噌汁を一杯足す。
冷たい食事に温かい汁物を足す。
豆腐にしそや生姜をのせる。
ごはんと味噌汁だけの日に、納豆を足す。
小さな「足す養生」で十分です。
夏バテにおすすめのツボ
ツボ押しは、不妊症やホルモン異常を診断したり、妊娠を約束したりするものではありません。
けれど、夏バテによるだるさ、胃腸の弱り、冷え、むくみ、眠りの浅さに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。
強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。
足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・夏バテ〜
膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。
胃腸の働き、疲れ、夏バテの重だるさが気になる時に使いやすいツボです。
食欲が落ちる方、胃腸が重い方、疲れやすい方におすすめです。
三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜
内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。
婦人科系のケアでよく使われるツボです。
冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。
陰陵泉(いんりょうせん) 〜むくみ・湿気・水分代謝〜
膝の内側、すねの骨の内側を上にたどったところにあります。
東洋医学では、水分代謝や湿気による重だるさを意識する時に使われることがあります。
湿気で身体が重い方、足がむくみやすい方におすすめです。
内関(ないかん) 〜胸のつかえ・胃のむかつき・自律神経の緊張〜
手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。
胸のつかえ、不安感、胃のむかつき、緊張がある時に使いやすいツボです。
夏バテで胃腸が不安定な時、妊活の不安で呼吸が浅い時にも触れやすい場所です。
太衝(たいしょう) 〜イライラ・暑さによる気の滞り〜
足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。
暑さでイライラしやすい時、緊張や焦りがある時に使われることがあります。
強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。
今日からできる3つのこと
1.朝に温かいものを一口入れる
夏バテで朝食が入りにくい時は、無理にたくさん食べなくて大丈夫です。
まずは、温かいものを一口入れてみましょう。
白湯。
味噌汁。
スープ。
温かいお茶。
朝から胃腸を冷やしすぎないことが大切です。
食べられる方は、卵、豆腐、納豆、鮭、鶏肉など、たんぱく質を少し足してみましょう。
2.冷たい飲み物を1杯だけ常温にする
夏は冷たい飲み物が増えます。
すべてを我慢する必要はありません。
ただ、胃腸が重い方、下痢しやすい方、冷えやすい方は、1日のうち1杯だけ常温や温かい飲み物に変えてみましょう。
小さな工夫ですが、胃腸の負担を減らすきっかけになります。
3.夜は足元とお腹を冷やしすぎない
寝る時の冷房は、暑さ対策として大切です。
ただし、足元やお腹が冷えすぎると、眠りの浅さや下腹部の冷え、胃腸の不調を感じる方もいます。
冷房の風を直接受けない。
薄手の腹巻きやレッグウォーマーを使う。
寝具で調整する。
汗をかいたら着替える。
のぼせるほど温めない。
暑さを避けながら、冷やしすぎない。
このバランスを大切にしましょう。
鍼灸でできるサポート
妊活中の夏バテやホルモンバランスの乱れには、睡眠、胃腸、冷え、暑さ、湿気、自律神経、ストレス、月経周期、治療内容など、さまざまな要素が関わります。
そのため、鍼灸だけでホルモン値、排卵、卵子の質、妊娠、月経周期の改善をお約束することはできません。
また、当院で不妊症やホルモン異常を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。
けれども、夏の身体づくりとして、
- 自律神経の緊張をやわらげたい
- 冷房による冷えを整えたい
- 胃腸の働きを助けたい
- 睡眠を整えたい
- むくみや重だるさを相談したい
- 月経前の不調を軽くしたい
- 夏の妊活養生を知りたい
という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。
当院では、病院での検査や治療を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・心・脾・腎のバランスを見ていきます。
夏バテを「暑いから仕方ない」と片づけるのではなく、
「胃腸が弱っていないか」
「冷房で下半身が冷えていないか」
「睡眠が浅くなっていないか」
「汗で消耗していないか」
「不安や緊張が強くなっていないか」
を一緒に確認していきます。
当院の考え方
妊活中に夏バテを感じると、不安になります。
「ホルモンバランスが乱れるのでは」
「卵子に悪いのでは」
「冷房で身体を冷やしてしまった」
「寝不足が続いている」
「食欲がなくて栄養が足りていないかも」
そんなふうに、自分を責めてしまう方もいます。
でも、夏に体調が揺れるのは、あなたの自己管理が足りないからではありません。
暑さ。
湿気。
冷房。
睡眠不足。
胃腸の疲れ。
通院の緊張。
治療への不安。
日常生活の忙しさ。
これらが重なれば、身体が疲れるのは自然なことです。
妊活中に大切なのは、完璧な生活を目指すことではありません。
今のお身体の声に気づくこと。
夏の負担を少し減らすこと。
睡眠、胃腸、冷え、水分、気持ちの土台を整えること。
この積み重ねが、夏の妊活を支える身体づくりにつながります。
奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、妊活中の夏バテ、冷房冷え、胃腸の弱り、睡眠の浅さ、月経前の不調に悩んでいる方へ。
「夏になってから身体が重い」
「食欲が落ちて不安」
「冷房でお腹や足元が冷える」
「妊活中の夏の過ごし方を知りたい」
「ホルモンバランスが乱れていないか心配」
そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
病院での治療を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。
強いだるさ、めまい、吐き気、発熱、脱水が疑われる症状、強い生理痛、不正出血、月経周期の大きな乱れ、強い不眠などがある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。
この記事を書いた人
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。
妊活中の夏バテ、冷房による冷え、胃腸の弱り、睡眠の浅さ、むくみ、自律神経の乱れが気になる方は、当院にご相談ください。
病院での治療を大切にしながら、東洋医学の視点で今のお身体の状態を確認し、夏を無理なく過ごすための身体づくりをサポートいたします。
『夏になってから体調がすっきりしない』という些細な変化でも構いません。
ひとりで抱え込まず、まずは当院で、夏を乗り切るための心身の土台を整えてみませんか。
参考・出典
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
厚生労働省『睡眠と生活習慣病との深い関係』
厚生労働省『熱中症を防ぎましょう 普及啓発用資材』
環境省『熱中症予防情報サイト』
農林水産省『旬の食材で夏バテ予防レシピ』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『体重と妊孕性に関する患者向け情報』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

