梅雨になると、足が重い。
朝から身体がだるく、靴下の跡がくっきり残る。
冷えているのに湿気で蒸し暑く、どう整えたらいいのか分からない。
妊活中は、むくみや冷えがあるだけで、不安になってしまうことがあります。
「巡りが悪いのかな」
「子宮や卵巣にもよくないのかな」
「この身体で妊娠に向かえるのかな」
そんなふうに、自分の身体を責める材料になってしまう方もいます。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
梅雨のむくみや冷えは、気合いが足りないから起こるものではありません。
湿気、気圧、運動量の低下、胃腸の弱り、睡眠の乱れ、長時間の座りっぱなし、ホルモンの変化など、さまざまな要素が重なって起こることがあります。
妊活中の身体づくりでは、むくみや冷えを「だめなもの」と決めつけるのではなく、今のお身体が何に負担を感じているのかを見ていくことが大切です。
今日は、梅雨にむくみや冷えが出やすい理由、西洋医学的な見方、東洋医学でいう湿邪や脾虚の考え方、食養生、ツボ、受診の目安をやさしくお伝えします。
梅雨にむくみや冷えを感じやすい理由
梅雨は、湿度が高く、気温差も大きくなりやすい季節です。
雨の日が続くと外出が減り、運動量も少なくなりがちです。
家の中で座っている時間が長くなると、ふくらはぎの筋肉が動きにくくなり、足の巡りが滞りやすく感じることがあります。
また、湿気が多いと汗が蒸発しにくく、身体に熱がこもるように感じる一方で、冷房や冷たい飲み物で身体の内側は冷えやすくなります。
つまり梅雨は、
- 湿気で身体が重くなる
- 雨で動く量が減る
- 冷房で足元やお腹が冷える
- 冷たい飲み物が増える
- 胃腸が重くなりやすい
- 睡眠が浅くなりやすい
- 気分がどんよりしやすい
というように、むくみや冷えにつながる要素が重なりやすい時期です。
特に妊活中は、高温期や月経前、黄体ホルモン薬の影響などで、もともとむくみや眠気、だるさを感じやすいことがあります。
そこに梅雨の湿気が重なると、いつもより身体が重く感じられることがあります。
むくみとは何でしょうか
むくみとは、身体の中の水分が皮膚の下などにたまり、腫れぼったく感じる状態です。
よく見られるのは、
- 足首
- ふくらはぎ
- 手指
- 顔
- まぶた
- 下腹部
などです。
夕方になると足がむくむ。
靴下の跡が残る。
指輪がきつい。
朝、顔が腫れぼったい。
足が重くてだるい。
こうした経験がある方も多いと思います。
軽いむくみは、長時間の立ちっぱなしや座りっぱなし、塩分の摂りすぎ、月経前、睡眠不足、運動不足などで起こることがあります。
ただし、むくみには病気が関わる場合もあります。
心臓、腎臓、肝臓、甲状腺、血管、リンパ、薬の影響などが関係することもあります。
そのため、むくみをすべて「体質」や「冷え」のせいにしないことが大切です。
受診を考えたいむくみのサイン
むくみがある時、まず大切なのは危険なサインを見逃さないことです。
次のような場合は、自己判断で様子を見すぎず、医療機関に相談してください。
- 片足だけ急に腫れた
- 片足に痛み、赤み、熱感がある
- 息苦しさがある
- 胸の痛みがある
- 急に体重が増えた
- むくみが強く、なかなか引かない
- 尿の量が極端に少ない
- 顔やまぶたのむくみが強い
- 動悸や強いだるさがある
- 妊娠中に急な手足や顔のむくみがある
- 妊娠中に頭痛、目のちらつき、みぞおちの痛み、吐き気を伴う
特に、片足だけ急に腫れる場合や、息苦しさ、胸痛を伴う場合は、血栓や心臓・肺の問題などを確認する必要があります。
妊娠中の急なむくみも、血圧や妊娠高血圧症候群などの確認が必要になることがあります。
「いつものむくみだから」と我慢しすぎず、いつもと違う時は主治医に相談してください。
妊活中のむくみとホルモンの関係
妊活中は、月経周期によってむくみ方が変わる方がいます。
特に高温期や月経前は、プロゲステロン・黄体ホルモン(P4)の影響もあり、眠気、だるさ、むくみ、胸の張り、便秘、気分の揺れを感じやすい方がいます。
不妊治療中には、黄体ホルモン薬や排卵誘発薬、ホルモン補充などを使うこともあります。
薬の種類や身体の反応によって、むくみ、眠気、胸の張り、頭痛、胃腸の不調などを感じる場合があります。
ただし、むくみが薬の影響かどうかは、自己判断では分かりにくいことがあります。
薬を使い始めてからむくみが強くなった。
急に体重が増えた。
お腹の張りが強い。
息苦しさがある。
尿が少ない。
強い腹痛がある。
このような場合は、通院中のクリニックに相談してください。
特に、排卵誘発や採卵後にお腹の張り、急な体重増加、息苦しさ、尿量の低下がある場合は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などの確認が必要になることがあります。
妊活中は「このくらい我慢しなきゃ」と思いやすいですが、強い変化は我慢するものではありません。
冷えとは、単に体温が低いことだけではありません
妊活中の方からよく聞くお悩みのひとつが冷えです。
足先が冷える。
お腹が冷たい。
腰まわりが冷える。
冷房に弱い。
お風呂に入ってもすぐ冷える。
下半身は冷えるのに、上半身はのぼせる。
冷えといっても、感じ方は人それぞれです。
冷えは、単に体温が低いというだけではありません。
血流、筋肉量、自律神経、ホルモン、ストレス、睡眠、食事、胃腸、服装、冷房環境などが関わります。
妊活中に冷えを感じると、
「冷えているから妊娠しにくいのかな」
「お腹が冷たいからだめなのかな」
と不安になる方もいます。
たとえば「足がむくんでいると、子宮や卵巣まで水浸しになっているのでは」と心配される方がいますが、足のむくみは主に重力やふくらはぎの動きが関係するもので、子宮そのものの状態と直接イコールというわけではありません。
冷えを整えることは、身体づくりの大切な視点です。
ただし、冷えだけが不妊の原因と決めつけることはできません。
冷えを責めるのではなく、今のお身体が冷えやすくなっている背景を一緒に見ていくことが大切です。
東洋医学では、梅雨のむくみをどう見るのでしょうか
東洋医学では、梅雨のむくみや冷えを「湿邪」と深く関係して考えます。
湿邪とは、湿気によって身体が重く、だるく、巡りにくくなるような状態を表す東洋医学的な考え方です。
湿邪が強い時期は、
- 身体が重い
- 頭がぼんやりする
- むくみやすい
- 胃腸が重い
- 食欲が落ちる
- 軟便になりやすい
- 眠りが浅い
- 気分が晴れにくい
- 雨の日に不調が出やすい
といった状態が出やすくなります。
ここでいう湿邪は、西洋医学の病名ではありません。
湿気の多い季節に、身体の水分代謝や胃腸の働き、巡りが重くなりやすい状態を、東洋医学的に表したものです。
妊活中の方にとって、梅雨の湿邪は、冷え、むくみ、胃腸の弱り、眠りの浅さ、気分の落ち込みとして出やすいことがあります。
6月・芒種から夏至へ向かう時期の養生
2026年は6月6日から芒種に入り、6月21日に夏至を迎えます。
6月20日ごろは、芒種から夏至へ向かう、湿気と暑さが重なりやすい時期です。
芒種は、田植えが進み、湿気が増え、梅雨らしさが深まるころです。
夏至は、一年の中で昼の時間が長くなる節目で、陽の気が高まりやすいころと考えられます。
この時期は、外は蒸し暑いのに、室内では冷房で足元やお腹が冷えやすくなります。
東洋医学では、外からの湿気と、内側の冷えが重なると、身体が重く、むくみやすく、胃腸が働きにくくなると考えます。
「暑いから冷たいものを飲む」
「冷房で冷える」
「冷えた身体に湿気が重なる」
「胃腸が重くなる」
「さらにむくみやすくなる」
このような流れが起こりやすいのが、梅雨から夏至へ向かう時期です。
この季節は、強く温めすぎるよりも、冷やしすぎないこと。
汗をかきすぎるよりも、軽く巡らせること。
食べすぎるよりも、胃腸に負担をかけないこと。
このバランスが大切になります。
東洋医学でよく見る体質タイプ
梅雨のむくみや冷えでは、東洋医学的にいくつかの体質を考えます。
ここでいう脾・腎・肝・気・血・水は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す考え方です。
脾虚湿盛タイプ
脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。
脾虚湿盛タイプでは、
- 胃もたれしやすい
- 食後に眠くなる
- 身体が重い
- むくみやすい
- 軟便になりやすい
- 甘いものが欲しくなる
- 雨の日に調子が落ちる
- 舌に白い苔がつきやすい
といった状態が出やすくなります。
梅雨のむくみで一番意識したいのが、この脾虚湿盛です。
冷たい飲み物や甘いもの、脂っこい食事が続くと、胃腸が重くなり、身体の水分代謝も滞りやすくなります。
このタイプの方は、まず胃腸を助ける食養生が大切です。
腎虚水滞タイプ
腎は、東洋医学では水分代謝、生殖の土台、生命力、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。
腎虚水滞タイプでは、
- 足腰が冷える
- 下半身がむくみやすい
- 夜間尿がある
- 疲れが抜けにくい
- 腰が重い
- 明け方に目が覚める
- 年齢への焦りが強い
- 治療を続けることに疲れている
といった状態が出やすくなります。
妊活が長くなり、通院や治療の負担が積み重なると、腎の土台が消耗しやすいと考えることがあります。
このタイプの方は、身体を冷やさないこと、休息を削りすぎないこと、足腰を温めることが大切です。
気滞血瘀タイプ
気滞血瘀は、気の巡りと血の巡りが滞りやすい状態を指します。
このタイプでは、
- 肩や首がこる
- 下腹部が張る
- 月経痛がある
- 経血に塊が出る
- イライラしやすい
- ため息が多い
- ストレスで症状が強くなる
- 足先が冷える
といった状態が出やすくなります。
座りっぱなし、運動不足、ストレス、冷えが重なると、巡りが滞りやすくなります。
妊活中は、検索や通院の緊張で身体がこわばりやすいため、気滞血瘀の視点も大切です。
陽虚タイプ
陽虚とは、身体を温める力が不足しやすい状態を指します。
陽虚タイプでは、
- 手足が冷える
- お腹が冷たい
- 温かいものを好む
- 寒がり
- 疲れやすい
- 下痢しやすい
- 朝が苦手
- むくみやすい
といった状態が出やすくなります。
梅雨時期は外が蒸し暑いため、つい冷たいものを摂りがちです。
でも、陽虚タイプの方は、身体の内側が冷えやすく、胃腸も弱りやすいことがあります。
温めすぎて汗をかくより、冷やしすぎないことを大切にしましょう。
むくみと冷えを強めやすい生活習慣
梅雨のむくみや冷えは、日常の小さな積み重ねで強く感じられることがあります。
たとえば、
- 冷たい飲み物が多い
- 朝食を抜く
- 甘いものが多い
- パンや麺だけで済ませる
- たんぱく質が少ない
- 座りっぱなしが長い
- ふくらはぎを動かしていない
- 冷房で足元が冷える
- シャワーだけで済ませる
- 夜更かしが続く
- ストレスで呼吸が浅い
- 水分を極端に控える
- 塩分の多い食事が続く
こうしたことが重なると、身体が重く、冷えやすく、むくみやすく感じることがあります。
ただし、ここで自分を責めないでください。
妊活中は、通院、仕事、家事、検査結果への不安で、生活を整える余裕がない日もあります。
大切なのは、完璧に変えることではありません。
今日できる小さなことを、ひとつ選ぶことです。
むくみがある時、水分を控えた方がいいのでしょうか
むくみがあると、「水を飲まない方がいいのかな」と思う方がいます。
でも、水分を極端に控えることはおすすめできません。
水分が不足すると、血液やリンパの巡り、尿の排出、体温調節にも影響することがあります。
また、脱水気味になると、頭痛やだるさ、便秘につながる方もいます。
大切なのは、冷たい飲み物を一気に飲むのではなく、常温や温かい飲み物を少しずつ摂ることです。
おすすめは、
- 白湯
- 温かい麦茶
- ほうじ茶
- ルイボスティー
- 生姜を少し入れたスープ
- 味噌汁
- 常温の水
などです。
ただし、心臓、腎臓、肝臓などの病気で水分や塩分の制限を受けている方は、必ず医師の指示に従ってください。
妊活中だからといって、自己判断で水分を極端に減らしたり、むくみ対策サプリを重ねたりしないようにしましょう。
梅雨のむくみにおすすめの食養生
梅雨のむくみや冷えでは、胃腸にやさしく、身体を冷やしすぎない食事を意識しましょう。
おすすめしやすい食材は、
- 味噌汁
- 豆腐
- 卵
- 鶏肉
- 白身魚
- 鮭
- しじみ
- あさり
- とうもろこし
- 枝豆
- そら豆
- 小豆
- かぼちゃ
- にんじん
- 小松菜
- しそ
- 生姜
- ねぎ
- 黒ごま
などです。
梅雨時期は、とうもろこし、枝豆、そら豆など、季節に合う食材も使いやすいです。
たとえば、
- とうもろこしごはん
- 枝豆入り味噌汁
- そら豆と卵の炒め物
- 鶏肉と生姜のスープ
- あさりの味噌汁
- 小豆とかぼちゃの煮物
- 豆腐と小松菜の味噌汁
などは、妊活中の食養生としても取り入れやすい形です。
「むくみを取るために何か特別なものを食べる」というより、胃腸に負担をかけず、水分の巡りを助ける食事を意識してみてください。
控えめにしたい食べ方
むくみや冷えが気になる時は、次のような食べ方が続いていないか見直してみましょう。
- 冷たい飲み物を何杯も飲む
- アイスや冷たいデザートが多い
- 甘いものが続く
- 塩分の多い食事が続く
- 夜遅くに食べる
- 揚げ物や脂っこいものが多い
- 朝食を抜く
- コーヒーだけで済ませる
- 極端な糖質制限をする
- 水分を極端に控える
全部をやめる必要はありません。
「今日は冷たい飲み物を1杯だけ常温にする」
「夕食に味噌汁を足す」
「お菓子の前にゆで卵を食べる」
「シャワーだけでなく足湯をする」
このくらいの小さな工夫で大丈夫です。
妊活中は、食事まで完璧にしようとすると心が疲れます。
続けられる形を選びましょう。
むくみと冷えに役立つ生活養生
梅雨のむくみや冷えには、食事だけでなく、日常の動きも大切です。
ふくらはぎを動かす
ふくらはぎは、足の血液や水分を上へ戻すポンプのような役割をします。
座りっぱなしが長い方は、1時間に1回でもよいので、
- かかとの上げ下げ
- 足首回し
- つま先立ち
- その場で足踏み
- 軽い散歩
を入れてみてください。
長く運動しなくても、こまめに動くことが大切です。
足首を冷やさない
冷房の効いた室内では、足首が冷えやすくなります。
足首、ふくらはぎ、お腹、腰まわりは、妊活中の方が冷えを感じやすい場所です。
薄手の靴下、レッグウォーマー、ひざ掛けなどを使って、冷えすぎを防ぎましょう。
湯船や足湯を使う
梅雨時期は蒸し暑いため、シャワーだけで済ませたくなる日もあります。
でも、冷房で身体が冷えている方は、短時間でも湯船や足湯を使うと、下半身がゆるみやすくなります。
長く入る必要はありません。
のぼせやすい方は無理をせず、ぬるめのお湯で足湯から始めても大丈夫です。
寝る前にスマホを少し減らす
梅雨は眠りが浅くなりやすい季節です。
寝る前に妊活検索を続けると、心が緊張し、身体も休まりにくくなります。
むくみや冷えが気になる時ほど、睡眠も大切です。
寝る前の10分だけでも、スマホを置いて、足首を温める、深呼吸する、内関や三陰交にやさしく触れる時間を作ってみてください。
むくみと冷えに使いやすいツボ
ツボ押しは、むくみや冷えの原因を診断したり、病気を治したりするものではありません。
けれど、冷えや胃腸の弱り、巡りの滞りに気づくきっかけとして取り入れやすいセルフケアです。
強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。
三陰交
内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。
婦人科系のケアでよく使われるツボです。
冷え、むくみ、月経周期を意識した身体づくりで選ばれることがあります。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。
陰陵泉
膝の内側、すねの骨の内側を上にたどり、指が止まるあたりにあります。
東洋医学では、湿や水分代謝を意識する時に使われることがあります。
梅雨のむくみ、足の重だるさが気になる方に向いています。
足三里
膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。
胃腸の働き、疲れ、梅雨時期の重だるさが気になる時に使いやすいツボです。
食事を整えたいけれど胃腸が重い方に向いています。
太谿
内くるぶしとアキレス腱の間にあります。
腎と関係が深いツボとして使われます。
足腰の冷え、下半身の冷え、妊活中の土台づくりを意識したい時に向いています。
豊隆
すねの外側、膝と外くるぶしの中間あたりにあります。
東洋医学では、痰湿と呼ばれる重だるさや余分な湿を意識する時に使われることがあります。
足の重さ、むくみ、身体のだるさが気になる時に選ばれることがあります。
今日からできる3つのこと
1.朝に温かい汁物を足す
梅雨のむくみや冷えが気になる時は、朝の胃腸を冷やしすぎないことが大切です。
味噌汁。
卵スープ。
豆腐とわかめのスープ。
鶏肉と生姜のスープ。
朝に温かい汁物を少し入れるだけでも、身体が動き出しやすくなる方がいます。
2.1時間に1回、足首を動かす
座りっぱなしが続くと、足のむくみを感じやすくなります。
仕事中でも、
- 足首を回す
- かかとを上げ下げする
- つま先を動かす
- 立てる時に少し立つ
このくらいで大丈夫です。
小さく動かすことが、巡りを助けるきっかけになります。
3.冷たい飲み物を1杯だけ常温にする
いきなり冷たいものを全部やめなくて大丈夫です。
まずは、1杯だけ常温にする。
夜だけ白湯にする。
氷を入れない。
冷たい飲み物のあとに温かいものを少し飲む。
これくらいからで十分です。
妊活中の養生は、厳しく制限するものではありません。
続けられる小さな工夫を積み重ねていきましょう。
鍼灸でできるサポート
むくみや冷え、妊娠には、血流、水分代謝、ホルモン、月経周期、筋肉量、胃腸の働き、睡眠、ストレス、薬、体質、病気など、さまざまな要素が関わります。
そのため、鍼灸だけでむくみや冷え、妊娠という結果を簡単にお約束することはできません。
また、当院でむくみの原因や婦人科疾患、不妊症の原因を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることはできません。
けれども、冷えや巡り、睡眠、自律神経の緊張、胃腸の働き、水分代謝、生活習慣、体質に丁寧に向き合うことは、今のお身体を整えていく大切な一歩になります。
梅雨にむくみや冷えがつらい方には、
- 足の重だるさ
- 足首の冷え
- お腹の冷え
- 胃腸の重さ
- 食後の眠気
- 眠りの浅さ
- 生理前のむくみ
- 高温期のだるさ
- 冷房による冷え
- 雨の日の気分の落ち込み
などが重なっていることがあります。
当院では、東洋医学の視点から気血水、肝・脾・腎のバランスを見ながら、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
むくみを無理に取ろうとするのではなく、なぜ水分が滞りやすいのか、胃腸は働きやすい状態か、冷えはどこに出ているのか、睡眠やストレスはどうかを丁寧に見ていきます。
病院での検査や治療を大切にしながら、今できることを一緒に整理していきましょう。
当院の考え方
梅雨になると、身体が重くなる方が増えます。
足がむくむ。
お腹が冷える。
眠りが浅い。
気分が晴れない。
何をするにも身体が重い。
妊活中は、そのひとつひとつが不安につながることがあります。
「こんなにむくんでいて大丈夫かな」
「冷えているからよくないのかな」
「身体が整っていないから結果が出ないのかな」
そんなふうに、自分を責めてしまう方もいます。
でも、むくみや冷えは、あなたの努力不足を示すものではありません。
湿気、冷房、生活リズム、胃腸、睡眠、ホルモン、ストレスなどが重なって出ている身体からのサインかもしれません。
当院では、妊活中の不安を「考えすぎ」と片づけることはありません。
病院での検査や不妊治療は、とても大切です。
むくみが急に強くなった場合、片足だけ腫れる場合、息苦しさや痛みを伴う場合、妊娠中に急なむくみや頭痛がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関で確認することが大切です。
そのうえで当院では、治療と治療の間にある毎日の体調、冷え、むくみ、睡眠、胃腸、心の揺れにも目を向けています。
奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で妊活に取り組まれている方が、梅雨の不調に振り回されすぎず、今のお身体に合った方法を見つけられるように。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「足がむくみやすい」
「冷房でお腹が冷える」
「梅雨になると身体が重い」
「妊活中の冷えが気になる」
その気持ちから、一緒に整理していきましょう。
この記事を書いた人
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
梅雨になるとむくみや冷えがつらい方、妊活中の身体の重だるさや冷房による冷えが気になる方は、当院にご相談ください。
病院での検査や治療を大切にしながら、お身体の状態や生活習慣、季節の影響に合わせて、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。
不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、まずは今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。
参考・出典
国立天文台『令和8年 暦要項・二十四節気および雑節』
厚生労働省『健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
世界保健機関(WHO)『不妊の定義・世界の不妊有病率』
イギリス国民保健サービス(NHS)『むくみに関する患者向け情報』
イギリス国民保健サービス(NHS)『妊娠中の足首・足・手指のむくみに関する情報』
メイヨー・クリニック『むくみの症状と原因』
イギリス国立医療技術評価機構(NICE)『妊娠中の高血圧に関するガイドライン』

