【新月】新月に気持ちを整える妊活の手放し方

東洋医学の視点から体質改善を伝える奈良・上牧町の鍼灸院ブログ画像

今日は新月です。

2026年8月13日の新月は、午前2時37分に迎えました。

新月は、月が太陽とほぼ同じ方向に位置し、地球から見て月の明るい側がほとんど見えなくなる時期です。

この記事では、

「新月だから妊娠しやすい」

「月の満ち欠けに合わせれば着床しやすくなる」

という意味で、新月を妊活と結びつけるわけではありません。

今日は新月を、

一度立ち止まり、今抱えているものを整理するための区切り

として使ってみたいと思います。

目次

妊活では、いつの間にか「やること」が増えていきます

妊活を始めたころは、

「まず病院へ行ってみよう」

「生活を少し整えてみよう」

くらいだったかもしれません。

でも、治療が続くにつれて、

  • 葉酸。
  • ビタミンD。
  • サプリメント。
  • 運動。
  • 温活。
  • 食事。
  • 睡眠。
  • 体重管理。
  • ツボ押し。
  • SNSで見つけた方法。
  • 病院で聞いたこと。
  • 誰かに勧められたこと。

と、少しずつ「やること」が増えていきます。

もちろん、必要なものもあります。

でもその中に、

「本当はもう負担になっているのに、不安だからやめられないもの」

が混ざっていないでしょうか。

「手放す」は、妊活を諦めることではありません

妊活で「手放す」という言葉を見ると、

「妊娠への執着を手放しましょう」

と言われているようで、つらく感じる方もいると思います。

妊娠したい。

赤ちゃんを迎えたい。

治療を続けたい。

その気持ちまで手放す必要はありません。

今回お伝えしたい「手放す」は、

願いを諦めることではなく、その願いのために抱えすぎている負担を少し減らすこと

です。

手放してもよいもの1 毎日の答え探し

妊活では、

「これで合っているかな」

と確認したくなることがたくさんあります。

排卵後○日目。

移植後○日目。

今日の症状。

基礎体温。

おりもの。

食べたもの。

飲んだもの。

身体の冷え。

調べれば調べるほど、新しい疑問が出てくることがあります。

必要な医学情報を調べることは大切です。

でも、

今調べても答えが出ないことを、毎日検索し続けていないか

一度確認してみましょう。

「今日着床している?」

「この症状は陽性?」

「今回うまくいく?」

といった問いは、検索を続けても確実な答えは得られません。

今日は、一つだけ検索を明日に回してみても構いません。

手放してもよいもの2 誰かとの比較

SNSでは、

同じ年齢で妊娠した人。

同じAMHの人。

同じ胚グレードの人。

同じ病院へ通っている人。

同じ治療をしている人。

を見つけることがあります。

似ている部分が多いほど、

「この人がうまくいったなら、私も」

と希望になることがあります。

一方で、

「私はまだなのに」

「同じ条件なのに、なぜ?」

と苦しくなることもあります。

不妊治療では、身体的な負担だけでなく、心理的・社会的な負担が生じることがあります。

WHOの2025年の不妊ガイドラインやESHREの心理社会的ケアに関するガイドラインでも、不妊治療では心の負担を含めた支援の重要性が示されています。

比較してつらくなる日は、

見ないこともセルフケアです。

誰かを応援できない人になったわけではありません。

今日は自分を守るために、SNSや他人と少し距離を取っているだけです。

手放してもよいもの3 完璧な食事

妊活中は、

「これは食べた方がいい」

「これは避けた方がいい」

という情報がたくさんあります。

すると、一回の食事にも、

「野菜が足りなかった」

「たんぱく質が少なかった」

「甘いものを食べてしまった」

「外食してしまった」

と点数をつけるようになることがあります。

でも、妊活中の食事は、

一食ごとの100点を目指すものではありません。

今日は十分食べられなかった。

外食になった。

甘いものを食べた。

そんな日があっても構いません。

次の食事で少し整える。

一週間くらいの幅で考える。

それくらいの余白を持ってみましょう。

手放してもよいもの4 やりすぎている温活

「妊活=冷やしてはいけない」

と思い、

真夏でも腹巻きをする。

厚手の靴下を履く。

カイロを使う。

長時間湯船に入る。

サウナや岩盤浴へ行く。

という方もいます。

冷えがつらく、心地よい範囲で温めることは構いません。

でも、

汗だくになる。

眠れないほど暑い。

入浴後ぐったりする。

という状態まで続ける必要はありません。

身体を整えることと、身体へ負担をかけることは別です。

一つ減らしてみることも、立派な養生です。

手放してもよいもの5 「毎日運動しなければ」

運動は健康づくりの大切な要素です。

でも、

採卵周期。

胚移植前後。

月経中。

仕事が忙しい日。

睡眠不足の日。

真夏の暑い日。

いつでも同じ量を続けなければならないわけではありません。

疲れている日に、

「今日も歩かなければ」

と無理をしているなら、

今日は10分短くする。

ストレッチだけにする。

思い切って休む。

という選択もあります。

休む日は、身体づくりをしていない日ではありません。

手放してもよいもの6 自分への「もしも」

妊活では、

「あのときもっと早く病院へ行っていれば」

「仕事を優先しなければ」

「もっと若いうちに始めていたら」

と、過去を振り返ることがあります。

さらに、

「今回ダメだったら」

「次の採卵でも取れなかったら」

「このままずっと妊娠できなかったら」

と未来まで考えてしまう。

でも、

過去は変えられません。

未来の結果も、今日すべて決めることはできません。

今日考えなくてもよい「もしも」は、

一度、明日の自分へ預けても構いません。

手放さなくてよいものもあります

反対に、手放さなくてよいものもあります。

それは、

医学的に必要な治療や確認です。

たとえば、

・処方された薬
・主治医から指示された受診
・必要な検査
・体調が悪いときの医療相談

などです。

「自然体になった方がいいから」

と薬を中止したり、治療を自己判断でやめたりすることは、「手放す」とは違います。

必要な医療は続ける。

そのうえで、

自分に余分に課しているものを減らす

と考えてください。

「前向きでいなければ」も手放していい

妊活中は、

「ストレスはよくないから前向きに」

「信じていれば大丈夫」

と言われることがあります。

でも、

落ち込む日。

泣きたい日。

治療が嫌になる日。

何も考えたくない日。

があって当然です。

不妊やその治療には心理社会的な負担が伴うことがあり、患者さんの心の状態を治療過程の中で支えることは、国際的なガイドラインでも重視されています。

不安にならないことまで、妊活の課題にしなくて大丈夫です。

前向きになれない日は、

「今日はしんどい」

で終わって構いません。

東洋医学では「抱え込みすぎる状態」をどう見る?

東洋医学では、心と身体を分けずに状態を見ていきます。

考え事や緊張が続き、

・ため息が増える
・胸や喉が詰まる
・肩や首に力が入る
・イライラする
・月経前に気持ちが不安定になる

といった状態では、

肝鬱気滞(かんうつきたい)

緊張や我慢などによって、気の巡りが滞っていると捉える状態

として考えることがあります。

また、考え続けることで、

・食欲が落ちる
・胃が重くなる
・軟便になりやすい
・疲れやすい
・眠りが浅くなる

といった状態がある場合は、

脾虚(ひきょ)

胃腸の働きや、身体を支える力が弱っていると捉える状態

という見方をすることもあります。

これは、

「考えすぎるから妊娠できない」

という意味ではありません。

妊活による負担が、今の身体にどのように表れているのかを見るための東洋医学的な考え方です。

今日からできる「手放す」3つの方法

大きく生活を変えなくても構いません。

今日は、次の中から一つだけ選んでみてください。

1.「やらなくても困らないこと」を一つやめる

まず今日の予定を見て、

「これは今日やらなくても大丈夫」

というものを一つ探します。

妊活の検索。

長いストレッチ。

サプリについて調べること。

家事。

何でも構いません。

一つ減らして、その時間を休息へ変えてみましょう。

2.「主治医に聞くこと」と「自分で考え続けていること」を分ける

治療について疑問があるなら、メモへ書きます。

たとえば、

「薬はいつまで?」

「この症状は大丈夫?」

「次の治療は?」

と書き、

これは診察で確認すること

と決めます。

頭の中だけで何度も答えを探し続けなくても大丈夫です。

3.今日できなかったことを数えない

夜になると、

運動できなかった。

料理できなかった。

早く寝られなかった。

と、できなかったことを数えがちです。

代わりに、

病院へ行った。

薬を使った。

仕事を終えた。

ごはんを食べた。

今日を過ごした。

という、できたことを一つだけ確認して終えてみましょう。

手放すものがわからないときは「身体が嫌がっているもの」を探す

何を減らしたらよいかわからないときは、

頭で考えるより、身体を一度見てみましょう。

スマートフォンを開くと肩に力が入る。

サプリの時間になると「また飲まなきゃ」と疲れる。

運動後、気持ちよさより疲労が強い。

長風呂のあと、ぐったりする。

SNSを見ると眠れなくなる。

そのようなものがあれば、

今の自分には負担が少し大きい

というサインかもしれません。

必要なものなのか。

量を減らせるのか。

一度休めるのか。

整理してみましょう。

「何もしない時間」を妊活から外さなくていい

妊活中は、

「妊娠のためになること」

で一日を埋めたくなることがあります。

でも、

好きなドラマを見る。

漫画を読む。

昼寝をする。

夫婦で治療以外の話をする。

おいしいものを食べる。

何もしない。

そんな時間まで、

「妊活に役立つかどうか」

で評価しなくて構いません。

妊活をしている人である前に、一人の生活者です。

治療以外の時間を過ごすことも、今の生活の大切な一部です。

今夜は、頭の中にあるものを紙へ移してみませんか

「手放そう」

と思っても、

実際には、

何を手放せばよいのかわからない。

書き出そうとしても、不安ばかり出てくる。

ということがあります。

そんなときは、無理に前向きな答えを出さなくて構いません。

今夜は、
「新月の夜に書き出す不安の整理」
として、

・今、不安に思っていること
・自分で確認できること
・主治医へ聞くこと
・今は答えが出ないこと

に分けながら、頭の中を少し整理する方法をお伝えします。

新月だから、何かを大きく変える必要はありません。

今日は一つだけ、抱えなくてもよいものを下ろす日。

それくらいで十分です。

【参考・出典】

国立天文台暦計算室「令和8年(2026年)暦要項 朔弦望」

国立天文台「2026年8月の星空・カレンダー・惑星」

世界保健機関(WHO)「不妊の予防・診断・治療に関するガイドライン」

世界保健機関(WHO)「不妊症」

欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)「不妊・生殖補助医療における日常的な心理社会的ケア」

妊活で頑張ることが増えすぎていると感じる方へ

妊活や不妊治療を続けていると、

「身体のためにこれもしなければ」

「もっと整えなければ」

と、生活そのものが治療中心になってしまうことがあります。

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂では、

・睡眠
・胃腸の状態
・冷えやほてり
・疲労
・身体の緊張
・月経の状態
・妊活や不妊治療の段階
・日々の生活リズム

などを確認しながら、その方に合った身体づくりを考えています。

何かを次々に追加するのではなく、

今の身体には何が必要で、何を少し減らしてもよいのかを整理すること

も大切にしています。

「妊活のために頑張ることが増えすぎて疲れている」

「一度、自分の身体や生活を整理したい」

という方は、LINEからお気軽にご相談ください。

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