受精卵のグレードはどう受け止めればいい?

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体外受精や顕微授精のあと、受精確認や胚の培養結果を聞く時。

「グレードは〇〇です」
「4AAです」
「3BBです」
「初期胚のグレードは〇です」
「今回は凍結基準に届きませんでした」

このような説明を受けて、頭が真っ白になったことはありませんか。

数字やアルファベットで伝えられると、どうしても、

「これは良いの?」
「悪いの?」
「妊娠できる可能性はあるの?」
「グレードが低いとだめなの?」
「もっと良いグレードじゃないと移植しても意味がないの?」

と不安になってしまいます。

まず、お伝えしたいことがあります。

受精卵のグレードは、主に胚の見た目や発育の状態を評価する目安です。
グレードだけで、妊娠するかどうかが決まるわけではありません。

グレードは大切な情報です。

胚を移植する順番や、凍結するかどうか、今後の治療方針を考えるうえで参考になります。

でも、グレードは「可能性を完全に決める判定」ではありません。

良いグレードでも必ず妊娠するわけではありません。
思ったより低いグレードでも、妊娠につながることがあります。
グレードだけでは、染色体の状態までは分かりません。

今日は、受精卵のグレードをどう受け止めればよいのか、妊活中の方に向けてやさしく整理していきます。

目次

「受精卵」と「胚」という言葉について

一般的には「受精卵」という言葉がよく使われます。

ただ、医療機関では、受精後に分割して育っていく状態を「胚」と呼ぶことがあります。

この記事では、分かりやすさを優先して「受精卵」という表現も使いますが、医学的には「胚」と説明されることが多いです。

体外受精や顕微授精では、採卵した卵子と精子が受精したあと、培養室で数日間育てられます。

その発育の様子を見ながら、主に次のような点を確認していきます。

  • 受精しているか
  • 分割しているか
  • 細胞の状態はどうか
  • 胚盤胞まで育つか
  • 移植や凍結に適しているか

などを確認していきます。

その時に使われる評価のひとつが、グレードです。

受精卵のグレードとは何でしょうか

受精卵のグレードとは、胚の見た目や発育状態を評価したものです。

主に、胚培養士が顕微鏡で観察しながら評価します。

評価される内容は、胚の段階によって異なります。

初期胚のグレード

採卵後2日目から3日目頃の胚を、初期胚と呼ぶことがあります。

初期胚では、主に以下の点が見られます。

  • 細胞の数
  • 細胞の大きさのそろい方
  • フラグメントと呼ばれる細胞のかけらの量
  • 分割の進み具合

などが見られます。

医療機関によって評価方法は異なりますが、数字でグレードを表すことがあります。

「グレード1が良い」とする施設もあれば、表記方法が異なる施設もあります。

そのため、ネットで見たグレード表をそのまま自分の結果に当てはめないことが大切です。

胚盤胞のグレード

採卵後5日目から6日目、場合によっては7日目頃に、胚が胚盤胞という段階まで育つことがあります。

胚盤胞のグレードでは、

  • 胚盤胞の広がり具合
  • 内細胞塊
  • 栄養外胚葉

などが見られます。

内細胞塊は、将来赤ちゃん側になる部分と説明されることがあります。
栄養外胚葉は、将来胎盤側になる部分と説明されることがあります。

よく聞く「4AA」「3BB」「5BC」などは、この胚盤胞の評価を表していることが多いです。

4AAや3BBはどう見ればよいのでしょうか

胚盤胞のグレードでは、数字とアルファベットが組み合わされることがあります。

たとえば、4AA、3BB、5ABなどです。

一般的には、

最初の数字は、胚盤胞の広がり具合。
1つ目のアルファベットは、内細胞塊の評価。
2つ目のアルファベットは、栄養外胚葉の評価。

を表すことが多いです。

数字

数字は、胚盤胞がどれくらい広がっているかを表します。

数字が大きいほど、胚盤胞の広がりや発育段階が進んでいることを示す場合があります。

1つ目のアルファベット

1つ目のアルファベットは、内細胞塊の評価です。

A、B、Cなどで表されることがあります。

2つ目のアルファベット

2つ目のアルファベットは、栄養外胚葉の評価です。

こちらもA、B、Cなどで表されることがあります。

ただし、ここで注意したいことがあります。

グレードの付け方や凍結基準は、医療機関によって異なることがあります。

同じ「3BB」でも、施設の評価基準や培養日数、凍結の方針によって受け止め方が変わることがあります。

そのため、グレードの意味は、必ずかかりつけの医療機関で確認してください。

グレードが良いと、必ず妊娠するのでしょうか

グレードが良いと、期待したくなります。

「4AAなら大丈夫かな」
「良好胚と言われたから安心していいかな」
「一番良い胚を戻すなら妊娠できるかな」

そう思うのは自然です。

でも、グレードが良くても、必ず妊娠するわけではありません。

妊娠には、

  • 胚の状態
  • 染色体の状態
  • 子宮内膜
  • ホルモン
  • 移植のタイミング
  • 年齢
  • 体質
  • 治療内容
  • 免疫や炎症の状態
  • 精子や卵子の背景

など、さまざまな要素が関わります。

グレードは、胚の見た目や発育を評価する大切な情報です。

でも、妊娠するかどうかを完全に予測できるものではありません。

良いグレードだから安心しきれるわけでも、低めのグレードだから可能性がないわけでもありません。

グレードが低いと、可能性はないのでしょうか

グレードが思ったより低いと、とても落ち込む方がいます。

「このグレードでは無理なのかな」
「移植しても意味がないのかな」
「他の人は4AAなのに、自分は違う」
「凍結できただけでもありがたいのに、素直に喜べない」

そんな気持ちになることもあります。

でも、グレードが低いからといって、可能性がゼロという意味ではありません。

医療機関が移植や凍結の対象としている胚であれば、その胚に可能性があると判断されている場合があります。

もちろん、グレードが高い胚の方が選ばれやすいことはあります。

でも、実際の妊娠には見た目だけでは分からない部分もあります。

グレードが低いと言われた時ほど、ネット検索で「このグレード 妊娠率」と調べたくなります。

ただ、検索で出てくる数字は、自分の年齢、治療歴、胚の状態、内膜、移植方法、施設の基準と同じとは限りません。

不安な時は、数字だけで判断せず、主治医や胚培養士に確認しましょう。

グレードと染色体は同じではありません

受精卵のグレードでとても大切なのが、グレードと染色体の状態は同じではないという点です。

グレードは、主に胚の見た目や発育状態を評価したものです。

一方、染色体の数の異常などは、見た目だけでは分からないことがあります。

PGT-Aという検査では、胚の染色体の数に関する情報を調べることがあります。

ただし、PGT-Aはすべての方に必ず必要なものではありません。

年齢、流産歴、治療歴、胚の数、医療機関の方針、費用、倫理的な考え方などを含めて、主治医と相談して判断するものです。

ここでお伝えしたいのは、

「グレードが良い=染色体も必ず正常」ではないこと。
「グレードが低い=染色体が必ず異常」ではないこと。

グレードは大切な情報ですが、すべてを示すものではありません。

だからこそ、グレードだけで一喜一憂しすぎないことも大切です。

胚盤胞まで育つことが大切なのでしょうか

最近は、胚盤胞移植という言葉を聞く機会が増えています。

胚盤胞まで育った胚は、移植や凍結の対象として評価されることが多いです。

そのため、

「胚盤胞まで育たないとだめなのかな」
「初期胚移植では可能性が低いのかな」
「5日目胚盤胞と6日目胚盤胞は違うのかな」

と不安になる方もいます。

胚盤胞まで育つことは、胚の発育力を見るうえで大切な情報です。

ただし、すべての方に胚盤胞移植だけが正解というわけではありません。

初期胚移植が選ばれることもあります。
胚の数が少ない場合、初期胚で移植する方針を取ることもあります。
医療機関によって培養方針が異なることもあります。

胚盤胞まで育つかどうかは大切な情報ですが、それだけで治療の価値を判断しないでください。

大切なのは、自分の状態に合った方針を、医療機関と一緒に考えることです。

5日目胚盤胞と6日目胚盤胞の違い

胚盤胞は、採卵後5日目に到達する場合もあれば、6日目や7日目に到達する場合もあります。

「5日目の方が良い」
「6日目は遅いから悪いのかな」

と気になる方もいます。

一般的に、5日目胚盤胞の方が発育が早いとされることがあります。

ただし、6日目胚盤胞だから可能性がないわけではありません。

凍結や移植の対象になるかどうかは、胚の状態、グレード、施設の基準、治療方針によって判断されます。

6日目に胚盤胞になった胚で妊娠につながることもあります。

「5日目ではないからだめ」と決めつけないようにしましょう。

グレードを聞いた時に確認したいこと

グレードを聞いた時、数字やアルファベットだけを見て不安になることがあります。

そんな時は、次のようなことを確認してみましょう。

  • 初期胚か胚盤胞か
  • 何日目の胚か
  • グレードの見方
  • 内細胞塊と栄養外胚葉の評価
  • 凍結できる基準を満たしているか
  • 移植の優先順位
  • 今回の胚は移植対象になるか
  • PGT-Aを行っているか
  • 次回に向けて変更できることはあるか
  • 胚培養士から説明を聞けるか

全部を一度に理解しなくても大丈夫です。

診察の前にメモしておくと、聞き忘れを減らしやすくなります。

検索で不安になりすぎないために

受精卵のグレードを聞いた後、多くの方が検索します。

「4AA 妊娠率」
「3BB 妊娠できる」
「5BC 移植」
「グレード低い 胚盤胞」
「6日目胚盤胞 妊娠率」
「良好胚 陰性 理由」

検索したくなる気持ちは、とても自然です。

でも、検索結果には、体験談、施設ごとのデータ、古い情報、海外の情報、個人の感想などが混ざっています。

同じグレードでも、

年齢。
胚の培養日数。
子宮内膜。
ホルモン補充か自然周期か。
新鮮胚移植か凍結胚移植か。
PGT-Aの有無。
治療歴。
移植回数。
施設の基準。

これらが違えば、単純に比べることはできません。

検索は悪いものではありません。

でも、夜に検索し続けると、不安がどんどん大きくなることがあります。

不安な時は、検索で答えを探し続けるより、医療機関に聞きたいことをメモにしておきましょう。

グレードで自分を評価しないでください

グレードを聞くと、まるで自分の身体が評価されたように感じる方がいます。

「私の卵子が悪いのかな」
「年齢のせいかな」
「もっと生活を整えていれば」
「夫婦の努力が足りなかったのかな」
「良い胚にならなかった自分が悪い」

そんなふうに、自分を責めてしまうことがあります。

でも、受精卵のグレードは、あなたの価値を示すものではありません。

卵子も精子も、胚の発育も、人の意思だけで完全にコントロールできるものではありません。

食事、睡眠、冷え、ストレス、鍼灸などで身体を整えることは大切です。

けれど、それを完璧にしたからといって、必ず良いグレードになるわけではありません。

グレードが思ったようでなかった時に必要なのは、自分を責めることではなく、次に何を確認できるかを整理することです。

東洋医学では、グレードへの不安をどう見るのでしょうか

東洋医学では、受精卵のグレードそのものを判断することはできません。

グレードの評価、移植の優先順位、凍結基準、PGT-Aなどは、クリニックや病院など、専門の医療機関で確認する領域です。

当院でできるのは、治療を受ける方の身体と心の状態を整えることです。

東洋医学では、妊活中の身体を、気・血・水、肝・脾・腎、心の状態から見ていきます。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎・心は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

グレードの結果を聞いた後は、心と身体が強く揺れやすくなります。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜結果への不安で気が滞る状態〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

肝鬱気滞タイプでは、

  • グレードを聞いてから検索が止まらない
  • ため息が増える
  • 肩や首がこる
  • 胸や喉がつまる
  • イライラしやすい
  • 夫婦で話すと感情的になる
  • 夜に考えごとが止まらない
  • SNSで人と比べて落ち込む

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、「正解を探し続ける」ことで気が滞りやすくなります。

不安をメモに書く。
主治医に聞くことを整理する。
深く息を吐く。
肩を回す。
夜の検索を減らす。

気持ちの出口を作ることが大切です。

心脾両虚(しんぴりょうきょ) 〜不安・眠りの浅さ・胃腸の弱り〜

心は、東洋医学では眠りや精神活動と関係します。
脾は、胃腸や気血を作る力と関係します。

心脾両虚タイプでは、

  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 不安になりやすい
  • 動悸がする
  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 朝から疲れている
  • 結果を聞いてから食事が入らない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、心と胃腸の両方が疲れています。

無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。

温かい味噌汁。
卵。
豆腐。
やわらかく煮た野菜。
早めの就寝。
スマホを少し離すこと。

身体が安心できることから整えていきましょう。

腎虚(じんきょ) 〜年齢・卵子の数・将来への焦り〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

腎虚タイプでは、

  • 年齢への焦りが強い
  • AMHの数値が気になる
  • 採卵数が少ないことが不安
  • グレードが低いと可能性がないように感じる
  • 妊活が長引き、心身が疲れている
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 休むことに罪悪感がある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、「もっと頑張らなければ」と自分を追い込みやすくなります。

でも、治療を受ける身体を守るためには、休むことも必要です。

睡眠。
足元の冷え対策。
胃腸にやさしい食事。
予定の余白。
治療のことを考えない時間。

これも、妊活中の大切な身体づくりです。

血虚(けっきょ) 〜栄養不足・不安・疲れやすさ〜

血は、身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。

血虚タイプでは、

  • めまいがしやすい
  • 立ちくらみがある
  • 顔色が青白い
  • 爪が割れやすい
  • 髪がぱさつく
  • 眠りが浅い
  • 不安になりやすい
  • 月経後に疲れやすい

といった状態が出やすくなります。

採卵後や結果待ちの時期は、食事が乱れたり、眠りが浅くなったりしやすいです。

このタイプの方は、たんぱく質、鉄を含む食材、温かい汁物を意識して、身体を養うことが大切です。

グレードを聞いた後に整えたい生活

グレードを聞いた後は、結果の意味を考え続けてしまう方が多いです。

でも、自宅でできることは、グレードを変えることではありません。

今できるのは、移植や次の治療に向けて、身体と心の土台を整えることです。

睡眠を整える

受精確認やグレードの結果を聞いた後は、夜に検索が増えやすくなります。

眠れない日があるからといって、すべてが悪くなるわけではありません。

ただ、寝不足が続くと、不安や疲れ、胃腸の弱りを感じやすくなります。

寝る前はスマホを少し離す。
不安はメモに書く。
明日聞くことにする。
深く息を吐く。
足元を冷やしすぎない。

小さな工夫で大丈夫です。

胃腸を整える

結果待ちの時期は、食欲が落ちる方もいます。

反対に、不安で甘いものが増える方もいます。

どちらも責めなくて大丈夫です。

ただ、胃腸が弱ると、身体全体のだるさや冷え、不安が増えやすくなります。

温かい味噌汁。
ごはん。
卵。
豆腐。
魚。
鶏肉。
やわらかい野菜。
納豆や味噌などの発酵食品を少し。

特別な食事ではなく、胃腸が受け取りやすい食事を意識しましょう。

夫婦で共有する

胚のグレードは、夫婦で受け止めるのが難しいテーマです。

一方が冷静に見えて、もう一方が深く落ち込んでいることもあります。

「大丈夫だよ」と言われても、つらい時があります。
「まだ可能性はある」と言われても、すぐには前向きになれない時があります。

そんな時は、結論を急がず、

「今は不安なんだ」
「説明をもう一度聞きたい」
「検索しすぎてしんどい」
「次の診察で一緒に確認したい」

と共有するだけでも大丈夫です。

妊活は、どちらか一人で背負うものではありません。

受精卵のグレードにおすすめのツボ

ツボ押しは、胚のグレード、染色体、移植結果、妊娠を変えるものではありません。

また、不妊症を診断したり、病院での治療の代わりになるものでもありません。

けれど、グレードを聞いた後の不安、眠りの浅さ、胃腸の重さ、緊張に気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

内関(ないかん) 〜緊張・胸のつかえ・胃のむかつき〜

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

結果を聞いて胸がざわざわする時、胃がむかむかする時、呼吸が浅くなる時に使いやすいツボです。

左右それぞれ、ゆっくり呼吸しながら触れてみましょう。

神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

夜にグレードを検索してしまう時、不安で眠れない時に使いやすいツボです。

寝る前にスマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・体力の土台〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

結果待ちで食欲が落ちる方、通院で疲れやすい方におすすめです。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

太衝(たいしょう) 〜イライラ・焦り・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

焦り、不安、イライラ、検索疲れがある時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

今日からできる3つのこと

1.グレードは「見た目の目安」と整理する

グレードを聞いたら、まずこう整理してみてください。

グレードは、胚の見た目や発育状態を表す目安。
妊娠するかどうかを完全に決めるものではない。

この一文を覚えておくだけでも、数字やアルファベットに心を持っていかれすぎるのを防ぎやすくなります。

2.医療機関に聞きたいことをメモする

グレードの意味が分からない時は、検索よりも質問メモがおすすめです。

  • 何日目の胚か
  • 初期胚か胚盤胞か
  • このグレードをどう見ればよいか
  • 移植や凍結の対象になるか
  • 優先順位はどうなるか
  • 次回に向けてできることはあるか
  • 胚培養士の説明を聞けるか

診察時に聞きたいことをまとめておきましょう。

3.夜の検索をいったん止める

グレードの検索は、止まらなくなりやすいです。

でも、夜の検索は心を疲れさせます。

不安な時ほど、スマホを置いて、身体に戻りましょう。

お腹に手を当てる。
深く息を吐く。
足元を冷やしすぎない。
温かい飲み物を少し飲む。
明日聞くことをメモする。

答えを夜中に出そうとしなくて大丈夫です。

鍼灸でできるサポート

受精卵や胚盤胞のグレードは、医療機関で胚培養士や医師が評価するものです。

当院で、胚のグレード、染色体の状態、移植の優先順位、妊娠の可能性を判断することはできません。
また、鍼灸だけで胚のグレード、受精結果、胚の成長、妊娠、出産をお約束することもできません。

けれども、体外受精や顕微授精に向けた身体づくりとして、

  • 自律神経の緊張をやわらげたい
  • 採卵後や移植前の身体を整えたい
  • 胃腸の働きを助けたい
  • 冷えや巡りを整えたい
  • 睡眠を整えたい
  • グレードを聞いた後の不安を整理したい
  • 夫婦で治療を進める不安を相談したい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、心の状態を見ていきます。

グレードを聞いた後は、

「眠れているか」
「胃腸が弱っていないか」
「冷えやむくみが強くないか」
「検索で心が疲れていないか」
「夫婦で不安を抱え込みすぎていないか」
「次の移植に向けて身体が緊張しすぎていないか」

を丁寧に確認していきます。

当院の考え方

受精卵のグレードは、数字やアルファベットで示されるため、どうしても心が揺れやすいものです。

「良い胚じゃないとだめなのかな」
「このグレードで妊娠できるのかな」
「もっと良い結果になってほしかった」
「他の人と比べて落ち込む」
「自分の卵子が悪いのかな」

そんなふうに感じる方もいます。

でも、グレードはあなた自身の評価ではありません。

胚の可能性を考えるための大切な情報ではありますが、すべてを決めるものではありません。

大切なのは、グレードを正しく理解し、必要以上に自分を責めないことです。

分からないことは医療機関に確認する。
検索で不安になりすぎない。
夫婦で抱え込まない。
身体を休ませる。
次の治療に向けて、今できることを整える。

妊活は、医学的な判断と、日々の身体づくりの両方が大切です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、受精卵のグレード、胚盤胞の評価、移植前の不安、採卵後の体調に悩んでいる方へ。

「グレードの意味が分からず不安」
「移植前に検索が止まらない」
「胚の結果を聞いて落ち込んでいる」
「次の移植に向けて身体を整えたい」
「治療と並行して心と身体を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

胚のグレード、移植の優先順位、凍結基準、PGT-A、治療成績については、かかりつけの医療機関で必ず確認してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

受精卵のグレード、胚盤胞の評価、移植前の不安、採卵後の体調、冷え、睡眠、自律神経の緊張が気になる方は、当院にご相談ください。
病院での治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で今のお身体の状態を確認し、治療と並行した身体づくりをサポートいたします。

『グレードの意味が分からず頭がいっぱいになってしまった』『自分たちに合ったペースを見つけたい』といった、まとまらない思いのままで構いません。
ひとりで抱え込まず、まずは当院で、あなたのお身体に合わせた無理のない身体づくりを一緒に見つけてみませんか。

参考・出典

日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本産婦人科医会『生殖補助医療』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『胚のグレード評価に関する情報』
欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)・ALPHA『胚と卵子の形態評価に関する合意文書』
英国ヒト受精・胚発生認可庁(HFEA)『胚に関する意思決定の情報』
英国ヒト受精・胚発生認可庁(HFEA)『着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)に関する情報』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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