大暑の夜に使いたいツボ3つ

東洋医学の視点から体質改善を伝える奈良・上牧町の鍼灸院ブログ画像

朝の記事では、大暑の時期に増えやすい、のぼせ・だるさ・不眠についてお話ししました。

大暑は、1年の中でも暑さが本格化しやすい時期です。

日中の暑さ。
夜の寝苦しさ。
冷房による足元の冷え。
汗による消耗。
食欲低下。
妊活中の不安。
採卵や胚移植、判定日前の緊張。

これらが重なると、夜になっても身体と心が休まりにくくなります。

「眠りたいのに眠れない」
「頭だけ熱くて、足は冷える」
「エアコンをつけると寒いけれど、消すと暑い」
「妊活のことを考え出すと止まらない」
「寝る前に検索して、余計に不安になる」
「月経前や判定日前は、夜になると気持ちが揺れる」

このような状態になる方も少なくありません。

まず、お伝えしたいことがあります。

大暑の夜のツボ押しは、不眠や妊活の結果を直接変えるものではありません。
けれど、暑さや不安で緊張した身体をゆるめ、眠りやすい状態へ切り替えるセルフケアとして役立つことがあります。

ツボ押しは、強く押せばよいものではありません。

特に妊活中、胚移植後、妊娠の可能性がある時期、採卵後の体調が不安定な時は、刺激を強くしすぎないことが大切です。

今日は、大暑の夜に使いやすい3つのツボを、やさしく解説していきます。

目次

大暑の夜は「温めすぎ」にも「冷やしすぎ」にも注意

妊活中は、「冷えはよくない」と考えて、夏でも温活を頑張りすぎる方がいます。

腹巻き。
厚手の靴下。
長時間の半身浴。
熱いお茶。
サウナ。
寝る前の強い温灸。
お腹や足元を必要以上に温める。

これらが合う方もいます。

ただ、大暑の時期に、のぼせ、不眠、寝汗、ほてり、口の渇きがある方にとっては、温めすぎが負担になることもあります。

一方で、エアコンで冷えすぎると、

足が冷える。
お腹が冷える。
胃腸が重い。
下痢気味になる。
朝起きるとだるい。
月経痛が強くなる。

という方もいます。

大暑の夜に大切なのは、

暑さを我慢しないこと。
でも、冷えすぎないこと。
そして、身体を強く刺激せず、やさしくゆるめること。

この3つです。

ツボ押しの前に確認したいこと

ツボ押しをする前に、まず体調を確認してください。

次のような症状がある場合は、ツボ押しで様子を見るのではなく、医療機関へ相談してください。

  • 強い頭痛
  • 吐き気や嘔吐
  • 水分がとれない
  • 尿が少ない
  • 強いだるさ
  • 意識がぼんやりする
  • 発熱
  • 息苦しさ
  • 動悸が強い
  • 強い腹痛
  • 出血が多い
  • 採卵後のお腹の張りが急に強くなった
  • 妊娠の可能性があり、腹痛や出血がある

熱中症や採卵後の体調変化、妊娠初期の不安な症状は、セルフケアで判断しないことが大切です。

ツボ押しは、あくまで軽い緊張、眠りの浅さ、冷え、のぼせ、不安へのセルフケアとして取り入れてください。

大暑の夜に使いたいツボはこの3つ

今日ご紹介するツボは、次の3つです。

神門(しんもん)
内関(ないかん)
太衝(たいしょう)

この3つは、大暑の夜に出やすい、

眠りの浅さ。
不安。
胸のざわざわ。
胃のむかつき。
のぼせ。
イライラ。
検索しすぎ。
身体の緊張。

に対して、セルフケアとして使いやすいツボです。

強く押す必要はありません。

「押す」というより、「触れて、息を吐く」くらいで十分です。

1.神門(しんもん) 〜眠りの浅さ・不安・考えすぎに〜

神門は、手首にあるツボです。

東洋医学では、心の落ち着き、眠り、不安、考えすぎと関係して使われることがあります。

大暑の夜に、

「眠れない」
「寝る前に妊活のことを考えてしまう」
「判定日前で落ち着かない」
「検索した内容が頭から離れない」
「胸がざわざわして眠りにくい」

という方に使いやすいツボです。

神門の場所

手首の内側、小指側にあります。

手首のしわを見て、小指側のくぼみを探してみてください。

骨と腱の間の少しくぼんだあたりです。

左右どちらにもあります。

押し方

親指で、やさしく触れます。

強く押し込まず、息を吐きながら5秒ほど軽く圧をかけます。
ゆっくり力を抜きます。

これを左右それぞれ3〜5回ほど行います。

眠る前は、強い刺激よりも、手首を包むように触れるだけでも大丈夫です。

こんな時におすすめ

  • 寝る前に不安が出る
  • 妊活の検索が止まらない
  • 胚移植後や判定日前で落ち着かない
  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 胸がざわざわする
  • 月経前に気持ちが揺れやすい

神門は、寝る前のスマホを置くきっかけにもなります。

スマホを枕元から少し離し、神門に触れながら、長く息を吐いてみましょう。

2.内関(ないかん) 〜胸のつかえ・胃のむかつき・緊張に〜

内関は、手首の内側にあるツボです。

東洋医学では、胸のつかえ、胃のむかつき、緊張、不安、呼吸の浅さを意識する時に使われることがあります。

大暑の夜は、暑さ、冷房、食欲低下、妊活の不安が重なり、胃腸や胸が重く感じる方がいます。

「胸がつまる」
「胃がむかむかする」
「呼吸が浅い」
「不安でお腹に力が入る」
「採卵や移植のことを考えると緊張する」

という方に使いやすいツボです。

内関の場所

手首の内側、手首のしわから指3本分ほどひじ寄りにあります。

腕の中央あたり、2本の腱の間を探します。

手を軽く握ると腱が分かりやすくなります。

左右どちらにもあります。

押し方

反対の手の親指で、内関にやさしく触れます。

息を吐きながら、5秒ほど軽く押します。
息を吸いながら力を抜きます。

左右それぞれ3〜5回ほど行います。

胃がむかつく時や、胸がつまる時は、押す力を強くするより、呼吸をゆっくり合わせることを意識しましょう。

こんな時におすすめ

  • 胸がざわざわする
  • 胃がむかつく
  • 食欲が落ちている
  • 緊張で呼吸が浅い
  • 採卵前や移植前に不安が強い
  • 夜になると考えごとが増える
  • 冷房で胃腸が重い

内関は、寝る前だけでなく、日中の緊張時にも使いやすいツボです。

3.太衝(たいしょう) 〜のぼせ・イライラ・気の巡りに〜

太衝は、足の甲にあるツボです。

東洋医学では、肝の気の巡りを整える時によく使われます。

大暑の時期は、暑さ、寝不足、妊活の不安、月経前の揺れが重なり、気が上にのぼりやすくなります。

「頭が熱い」
「顔がほてる」
「イライラする」
「寝る前に検索が止まらない」
「夫婦の会話で感情が強く出る」
「肩や首がこる」
「ため息が増える」

という方に使いやすいツボです。

太衝の場所

足の甲にあります。

足の親指と人差し指の骨の間を、足首の方へなぞっていきます。

骨が交わる手前のくぼみが太衝です。

左右どちらにもあります。

押し方

親指でやさしく触れます。

強く押すと痛みが出やすい場所なので、気持ちよい程度にしてください。

息を吐きながら5秒ほど軽く圧をかけます。
ゆっくり力を抜きます。

左右それぞれ3〜5回ほど行います。

押すのが痛い方は、足の甲を親指と人差し指の間から足首へ向かって、やさしくさするだけでも大丈夫です。

こんな時におすすめ

  • 暑さでイライラする
  • 頭や顔がのぼせる
  • 肩や首がこる
  • ため息が増える
  • 月経前に感情が揺れやすい
  • 妊活の情報検索が止まらない
  • 眠る前に頭が冴える

太衝は、強く押しすぎると刺激が強く感じる方もいます。

大暑の夜は、痛いほど押すのではなく、気の巡りをやさしく整えるイメージで触れてください。

3つのツボを使う順番

大暑の夜に3つのツボを使うなら、次の順番がおすすめです。

1.太衝で、上にのぼった気を下げる

まず足の甲にある太衝に触れます。

暑さやイライラで頭にのぼった感じを、足元へ下ろすイメージです。

強く押さず、足の甲をやさしくさするだけでも大丈夫です。

2.内関で、胸と胃の緊張をゆるめる

次に内関に触れます。

胸のざわざわ、胃のむかつき、呼吸の浅さに気づきながら、息を長く吐きます。

「吐く息」を少し長めにするのがポイントです。

3.神門で、眠る前の心を落ち着かせる

最後に神門に触れます。

手首を包むようにして、ゆっくり呼吸します。

眠ろうと頑張るより、「今日はここまで」と身体に伝えるような気持ちで行いましょう。

大暑の夜のツボ押しは、何分くらい?

長く行う必要はありません。

目安は、全部で3分程度です。

太衝を左右30秒ずつ。
内関を左右30秒ずつ。
神門を左右30秒ずつ。

合計3分ほどで十分です。

眠る前に長く頑張りすぎると、かえって目が冴える方もいます。

ツボ押しは、短く、やさしく、毎日続けやすい方法が理想的です。

強く押した方が効きますか?

強く押せば効くわけではありません。

特に妊活中の方、胚移植後の方、妊娠の可能性がある方、採卵後の方は、強い刺激を避けた方がよい場合があります。

ツボ押しは、

痛気持ちいいより少し弱め。
息が止まらない強さ。
押した後に疲れない程度。
眠る前はさらにやさしく。

を意識しましょう。

痛いほど押すと、身体が緊張してしまうことがあります。

大暑の夜の目的は、刺激を入れることではなく、緊張をゆるめることです。

胚移植後や妊娠の可能性がある時は?

胚移植後や妊娠の可能性がある時期は、ツボ押しも慎重に行いましょう。

今回紹介した神門、内関、太衝は、セルフケアとして触れやすいツボですが、強い刺激は避けてください。

特に、

  • 下腹部を強く押す
  • 足首周辺を強く刺激する
  • 長時間の強いマッサージ
  • 熱すぎるお灸
  • 体調不良時の無理なセルフケア

は控えましょう。

出血、腹痛、強い張り、発熱、体調不良がある場合は、ツボ押しではなく、医療機関へ相談してください。

胚移植後は、「何かしなければ」と焦りやすい時期です。

でも、セルフケアは頑張りすぎなくて大丈夫です。

手首に触れて呼吸するだけでも、十分なセルフケアになります。

採卵後の方はどうしたらいい?

採卵後は、体調を最優先にしてください。

軽いだるさや緊張、眠りにくさがある場合は、神門や内関にやさしく触れる程度なら取り入れやすいことがあります。

ただし、採卵後に次のような症状がある場合は、ツボ押しで様子を見ないでください。

  • 強い腹痛
  • 急なお腹の張り
  • 吐き気や嘔吐
  • 水分がとれない
  • 尿量の減少
  • 急な体重増加
  • 息苦しさ
  • 発熱
  • 出血が多い

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が心配な場合も、医療機関の指示を優先してください。

採卵後のセルフケアは、結果を良くするためではなく、身体を回復させるためのものです。

無理に何かを足さず、休むことも大切です。

大暑の夜におすすめの過ごし方

ツボ押しと合わせて、夜の過ごし方も整えてみましょう。

1.寝室は涼しく、冷えすぎないようにする

大暑の夜は、暑さを我慢しないことが大切です。

エアコンや除湿を上手に使いましょう。

ただし、冷房の風が身体に直接当たり続けると、冷えやだるさにつながる方もいます。

風向き。
温度。
湿度。
寝具。
足元の冷え対策。

このあたりを調整してみてください。

2.寝る前の水分は少量ずつ

寝る前に水分をとることは大切ですが、一気に大量に飲むと、夜中にトイレで起きやすくなる方もいます。

日中からこまめに水分をとり、寝る前は少量にしましょう。

汗をたくさんかいた日は、味噌汁やスープなどで塩分も意識するとよい場合があります。

ただし、水分や塩分の制限がある方は、主治医の指示に従ってください。

3.寝る前の検索を減らす

妊活中は、夜になると検索したくなることがあります。

「移植後 症状」
「採卵後 お腹の張り」
「高温期 眠れない」
「胚盤胞 グレード」
「妊娠初期 体温」
「不妊治療 成功例」

調べたくなる気持ちは自然です。

でも、夜の検索は不安を増やし、眠りを浅くすることがあります。

寝る前だけは、検索を「明日の自分」に預けてみましょう。

不安なことはメモに書いて、次回の診察や施術で相談する形にするのがおすすめです。

4.お風呂は熱くしすぎない

大暑の夜は、熱いお風呂や長時間の半身浴が合わない方もいます。

のぼせ、不眠、寝汗、ほてりがある方は、ぬるめの入浴やシャワーの方が楽なこともあります。

一方で、冷房で足元が冷えている方は、足湯が合うこともあります。

ただし、採卵後、胚移植後、妊娠の可能性がある時期、医療機関から入浴について指示がある場合は、その指示を優先してください。

5.夜食は重くしすぎない

暑さで日中食べられず、夜遅くにまとめて食べる方もいます。

でも、夜遅い重たい食事は、胃腸が休まりにくくなり、眠りに影響することがあります。

食欲がない日は、

味噌汁。
卵スープ。
豆腐。
お粥。
小さなおにぎり。
茶碗蒸し。

など、胃腸にやさしいものを選びましょう。

体質別・大暑の夜のセルフケア

同じ大暑の不眠でも、体質によって整え方が変わります。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎、心は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

陰虚(いんきょ) 〜ほてり・寝汗・口の渇きがある方〜

陰は、身体を潤し、熱を鎮める働きと関係します。

陰虚タイプでは、

  • 手足がほてる
  • 夜に身体が熱い
  • 寝汗をかく
  • 口が渇く
  • 眠りが浅い
  • のぼせやすい
  • イライラと不安が混ざる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、温活を頑張りすぎないことが大切です。

寝る前の熱いお風呂、長時間の半身浴、強いお灸、厚着のしすぎは、かえって眠りにくくなることがあります。

おすすめは、神門と太衝をやさしく触ることです。

熱を無理に押さえ込むのではなく、身体の力を抜いて、上にのぼった熱を下ろすイメージで行いましょう。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜イライラ・検索しすぎ・胸のつかえがある方〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

肝鬱気滞タイプでは、

  • 寝る前に検索が止まらない
  • ため息が増える
  • 肩や首がこる
  • 胸や喉がつまる
  • 月経前にイライラする
  • 判定日前に落ち着かない
  • 夫婦で話すと感情が強く出る

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、太衝と内関がおすすめです。

足の太衝で気を下ろし、手首の内関で胸のつかえをゆるめます。

スマホを見ながらではなく、画面を閉じてから行うのがポイントです。

心脾両虚(しんぴりょうきょ) 〜不安・眠りの浅さ・胃腸の弱りがある方〜

東洋医学における『心(しん)』は眠りや精神活動、『脾(ひ)』は胃腸の働きや気血(エネルギーや栄養)を作る役割を持っています。

心脾両虚タイプでは、

  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 不安になりやすい
  • 動悸がする
  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 朝から疲れている
  • 考えすぎると胃腸にくる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、神門と内関がおすすめです。

手首のツボを中心に、胸と胃腸の緊張をゆるめるイメージで行いましょう。

寝る前に何か食べる場合は、冷たいものではなく、温かい汁物や少量のお粥などが合うことがあります。

気虚(ききょ) 〜暑さと汗でぐったりする方〜

気は、身体を動かすエネルギーのようなものです。

気虚タイプでは、

  • 朝からだるい
  • 汗をかくとぐったりする
  • 少し動くと疲れる
  • 食欲が落ちる
  • 通院後に疲れが残る
  • 休んでも回復しにくい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、夜にツボ押しを頑張りすぎないことが大切です。

神門に軽く触れて、早めに休むだけでも十分です。

元気を出そうとして夜にストレッチや運動を頑張るより、睡眠と胃腸を守ることを優先しましょう。

水滞・湿(すいたい・しつ) 〜むくみ・重だるさ・冷房冷えがある方〜

水滞や湿は、身体の水分がうまく巡らず、重だるさやむくみとして出る状態です。

このタイプでは、

  • 足がむくむ
  • 身体が重い
  • 頭がぼんやりする
  • 胃が重い
  • 冷房で足元が冷える
  • お腹がちゃぽちゃぽする
  • 雨の日にだるい

といった状態が出やすくなります。

今回の3つの中では、内関で胃の重さをゆるめ、太衝で気の巡りを整えるのがおすすめです。

むくみが強い方は、ツボ押しに加えて、寝る前に足首をゆっくり回すのもよいでしょう。

ただし、採卵後に急な体重増加や尿量低下、お腹の張りが強い場合は、むくみとして自己判断せず、医療機関へ連絡してください。

大暑の夜におすすめの食養生

ツボ押しと合わせて、夜の食事も少し整えてみましょう。

大暑の夜は、冷たいものを食べたくなります。

もちろん、冷たいものを完全に禁止する必要はありません。

ただ、冷たいものだけで終わると、胃腸が重くなる方もいます。

おすすめしやすいものは、

  • 味噌汁
  • 卵スープ
  • 豆腐
  • 茶碗蒸し
  • 鶏肉と野菜のスープ
  • お粥
  • 小さなおにぎり
  • オクラ
  • 山芋
  • わかめ
  • しそ
  • みょうが
  • 生姜を少し

などです。

夜に食欲がない時は、たくさん食べなくて大丈夫です。

少量でも、胃腸が安心するものを入れることが大切です。

のぼせがある方

のぼせがある方は、熱いものや辛いもの、アルコールを控えめにしましょう。

豆腐、オクラ、山芋、冬瓜、なす、きゅうりなどを、体質に合わせて少量取り入れることがあります。

ただし、冷えやすい方は、冷たい食べ方をしすぎないようにしましょう。

冷房冷えがある方

冷房でお腹や足元が冷える方は、温かい汁物がおすすめです。

味噌汁、卵スープ、鶏肉のスープなどを使うと、胃腸が楽になることがあります。

冷たい飲み物を一気に飲むより、常温や温かい飲み物も取り入れましょう。

胃腸が弱い方

胃腸が弱い方は、夜に脂っこいものや甘いものを増やしすぎないようにしましょう。

豆腐、卵、白身魚、鶏肉のスープ、お粥などが使いやすいです。

大暑の夜に控えめにしたいこと

次のような習慣が増えていないか、少しだけ見直してみましょう。

  • 暑さを我慢して眠ろうとする
  • 冷房の風を直接浴び続ける
  • 寝る前に妊活情報を長く検索する
  • 夜遅くに重たい食事をする
  • 冷たい飲み物を一気に飲む
  • 温活を頑張りすぎて寝苦しくなる
  • ツボを痛いほど強く押す
  • 採卵後や移植後に自己判断で強い刺激をする
  • 不安をひとりで抱え込む

ひとつでも減らせたら十分です。

大暑の夜の養生は、完璧を目指すものではありません。

眠る前に、身体へ「今日はもう休んでいい」と伝える時間を作ることが大切です。

今日からできる3つのこと

1.寝る前に神門へ30秒触れる

眠れない夜は、まず神門に触れてみましょう。

手首の小指側にある神門を、反対の手でやさしく包みます。

強く押さなくて大丈夫です。

30秒だけ、息を長く吐きます。

それだけでも、寝る前の切り替えになります。

2.検索したくなったら内関に触れる

妊活の検索をしたくなった時は、一度内関に触れてみましょう。

手首の内側、指3本分ひじ寄りの中央です。

「今、胸がざわざわしているんだな」
「不安で呼吸が浅くなっているんだな」

と気づくことが大切です。

検索を完全に禁止しなくても大丈夫です。

ただ、寝る前だけは少し距離を置いてみましょう。

3.のぼせる夜は太衝をやさしくさする

頭が熱い、顔がほてる、イライラして眠れない夜は、太衝をやさしくさすってみましょう。

足の親指と人差し指の間から足首の方へ向かって、足の甲をゆっくりなでます。

強く押さず、足元へ意識を下ろすイメージです。

鍼灸でできるサポート

大暑の夜の不眠、のぼせ、冷房冷え、胃腸の弱り、不安には、暑さ、湿気、睡眠環境、冷たい飲食、自律神経の緊張、妊活中の治療ストレスなど、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけで不眠症、熱中症、婦人科疾患、不妊症、ホルモン値、妊娠、排卵、卵子の質の改善をお約束することはできません。
また、当院で内科疾患や睡眠障害を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

強い不眠が続く、動悸や息苦しさがある、発熱、頭痛、吐き気、水分がとれない、尿量が少ない、意識がぼんやりする、採卵後の強い腹痛やお腹の張り、妊娠の可能性がある時期の出血や腹痛がある場合は、医療機関へ相談してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • 夏の不眠を整えたい
  • のぼせやほてりを相談したい
  • 冷房冷えを整えたい
  • 胃腸の弱りを整えたい
  • 胚移植前後の不安を相談したい
  • 採卵後の疲れを整えたい
  • 自律神経の緊張をやわらげたい
  • 夏の体質改善をしたい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・心・脾・腎、陰虚、気虚、湿、冷えの状態を見ていきます。

大暑の夜の不調を、

「暑いから仕方ない」
「眠れない自分が悪い」
「妊活中なのに整えられていない」

と見るのではなく、

「熱が上にこもっていないか」
「冷房で下半身が冷えていないか」
「胃腸が弱っていないか」
「汗で消耗していないか」
「妊活の不安で身体が緊張していないか」
「寝室環境が合っているか」

という視点から丁寧に確認していきます。

当院の考え方

大暑の夜は、妊活中の方にとって、心と身体が揺れやすい時間です。

暑くて眠れない。
冷房で冷える。
頭が熱い。
足が冷える。
胃が重い。
不安で検索してしまう。
移植後の症状が気になる。
採卵結果が頭から離れない。
判定日が近づくほど眠れない。

このような夜があっても、あなたの努力不足ではありません。

大暑の時期は、暑さ、冷房、睡眠不足、胃腸の弱り、妊活の不安が重なりやすい季節です。

だからこそ、夜のセルフケアは「頑張る」より「ゆるめる」が大切です。

神門に触れる。
内関に触れる。
太衝をさする。
スマホを少し離す。
冷房を上手に使う。
足元を冷やしすぎない。
温めすぎない。
呼吸を長く吐く。

小さなことで大丈夫です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、大暑の夜の不眠、のぼせ、冷房冷え、妊活中の不安、自律神経の乱れ、体質改善に悩んでいる方へ。

「夏になると眠れない」
「暑いのに足元が冷える」
「妊活中の不安で夜に検索してしまう」
「移植前後や判定日前に心が落ち着かない」
「東洋医学的に体質を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

強い不眠が続く、動悸や息苦しさがある、発熱、頭痛、吐き気や嘔吐、水分がとれない、尿量が少ない、意識がぼんやりする、採卵後の強い腹痛やお腹の張り、妊娠の可能性がある時期の出血や腹痛がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

「冷房をつけても足元は冷えるのに、頭が冴えて眠れない」
「判定日前で落ち着かなくて、寝る前の検索が止まらない」

奈良・上牧町の蓮心はり灸堂は、妊活を頑張る女性のための女性専用鍼灸院です。

大暑の寝苦しさに加え、移植前後や判定日前などの緊張が重なると、夜になっても心身の交感神経が昂ぶり、眠れなくなってしまうのはごく自然なことです。

当院では、病院での不妊治療を第一に尊重しながら、東洋医学の視点で「のぼせた熱を下ろし」「胃腸を守り」「自律神経の緊張を解きほぐす」優しい鍼灸施術を行っています。

ベッドの中で「早く寝なきゃ」と自分を責める必要はありません。
今夜はスマホを置いて、神門や内関のツボに優しく触れ、ゆっくりと息を吐いてみてくださいね。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、この夏の寝苦しさと妊活の不安を優しく和らげたい方は、どうぞいつでも当院にご相談ください。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
あなたのお身体とお気持ちに、静かに寄り添いながら一緒に整えていきましょう。

参考・出典

国立天文台『令和8年(2026)暦要項 二十四節気および雑節』
環境省『熱中症予防情報サイト』
環境省『暑さ指数(WBGT)について』
厚生労働省『熱中症を防ぎましょう』
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
厚生労働省『健康日本21 栄養・食生活』
厚生労働省『あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師について』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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