【大暑】大暑に増えやすいのぼせ・だるさ・不眠

東洋医学の視点から体質改善を伝える奈良・上牧町の鍼灸院ブログ画像

二十四節気のひとつである大暑は、1年の中でも暑さが本格化しやすい時期です。

暦の上では、夏の暑さが最も強まる頃とされます。

この時期になると、妊活中の方からも、

「夜が暑くて眠れません」
「冷房をつけると足元が冷えます」
「身体がだるくて何もする気が起きません」
「顔や頭はのぼせるのに、お腹や足は冷えます」
「食欲が落ちて、そうめんばかりになります」
「寝ても疲れが取れません」
「月経前のイライラや不眠が強くなります」

というご相談が増えます。

大暑の時期は、ただ暑いだけではありません。

外は猛暑。
室内は冷房。
汗で水分やミネラルを消耗する。
夜は寝苦しい。
胃腸は冷たい飲食で弱る。
身体は暑いのに、下半身は冷える。

このような「暑さ」と「冷え」が同時に起こりやすい時期です。

まず、お伝えしたいことがあります。

大暑の時期の、のぼせ・だるさ・不眠は、気合い不足ではありません。
暑さ、冷房、睡眠不足、胃腸の弱り、自律神経の緊張が重なって起こりやすい不調です。

妊活中は、採卵周期、胚移植前後、判定日前、月経前などで、もともと心身が敏感になりやすい時期があります。

そこに大暑の暑さが重なると、普段よりも疲れやすく、不安定に感じることがあります。

今日は、大暑の時期に増えやすい、のぼせ、だるさ、不眠を、東洋医学の視点からやさしく整理していきます。

目次

大暑は「暑さを我慢する時期」ではありません

大暑という言葉を聞くと、

「暑いのは仕方がない」
「夏だから我慢するしかない」
「冷房は身体に悪いから控えた方がいい」

と思う方もいるかもしれません。

でも、近年の夏は、昔ながらの「少し暑い夏」とは違います。

屋外の気温が高く、夜も気温が下がりにくい日があります。

そのような時に、暑さを我慢しすぎることは危険です。

熱中症は屋外だけでなく、室内でも起こります。

妊活中であっても、冷房をすべて我慢する必要はありません。

大切なのは、

暑さを避けること。
水分をこまめにとること。
汗をかいたら塩分も意識すること。
冷房で冷えすぎないようにすること。
寝室を眠りやすい環境にすること。
食欲が落ちても、少量で栄養を守ること。

です。

東洋医学的に見ても、夏は「陽気」が盛んな季節です。

ただし、陽気が強くなりすぎると、のぼせ、ほてり、寝苦しさ、イライラ、不眠につながることがあります。

一方で、冷房や冷たい飲食で胃腸や下半身が冷えると、だるさ、むくみ、下痢、冷え、月経不調につながることがあります。

大暑の養生は、単純に「温める」だけでも、「冷やす」だけでもありません。

熱を逃がしながら、冷やしすぎない。
汗で消耗した身体を補いながら、胃腸を守る。

このバランスが大切です。

大暑に増えやすい不調

大暑の時期には、次のような不調が増えやすくなります。

のぼせ・ほてり

顔が熱い。
頭がぼーっとする。
首から上に熱がこもる。
手足がほてる。
夜に身体が熱くて眠れない。

このような「熱が上にこもる」感じが出る方がいます。

特に、寝不足、ストレス、月経前、更年期世代、妊活中のホルモン変化が重なると、のぼせを感じやすくなることがあります。

だるさ・疲れ

朝から身体が重い。
少し動くだけで疲れる。
汗をかくとぐったりする。
食欲がない。
通院後にどっと疲れる。
寝ても回復しない。

このような夏のだるさは、暑さによる消耗、睡眠不足、胃腸の弱り、水分やミネラル不足、冷房冷えが重なって起こることがあります。

不眠・眠りの浅さ

寝つきが悪い。
夜中に目が覚める。
暑くて眠れない。
冷房をつけると寒くて目が覚める。
朝起きても疲れが残る。
夢をよく見る。

夏は、寝室の温度や湿度が睡眠に影響しやすい時期です。

暑さを我慢すると眠りにくくなり、冷房を強くしすぎると冷えやだるさにつながります。

胃腸の弱り

食欲がない。
胃が重い。
冷たいものばかり食べたくなる。
軟便や下痢になりやすい。
お腹が張る。
甘いものや冷たい飲み物が増える。

大暑の時期は、冷たい飲食が増えやすく、胃腸が弱りやすい季節です。

東洋医学では、胃腸は「脾胃」として、気血を作る土台と考えます。

脾胃が弱ると、妊活中に大切な栄養を受け取りにくくなります。

むくみ・重だるさ

足がむくむ。
身体が重い。
頭がぼんやりする。
朝からだるい。
湿気が多い日に調子が悪い。
冷房で足元が冷える。

暑さで水分をとる一方、冷房や湿気で巡りが悪くなると、むくみや重だるさが出やすくなります。

イライラ・不安

暑いだけでイライラする。
寝不足で気持ちが不安定になる。
月経前の感情の揺れが強い。
妊活の検索が止まらない。
判定日前に落ち着かない。

暑さと睡眠不足は、心にも影響します。

東洋医学では、熱がこもったり、肝気が滞ったりすると、イライラや不安が強く出ることがあります。

妊活中の方が大暑に注意したい理由

妊活中の方は、大暑の不調を軽く見ない方がよい場合があります。

それは、妊活中は治療や月経周期の影響で、もともと心身が揺れやすい時期があるからです。

採卵周期では、卵巣刺激や通院で疲れやすくなります。
採卵後は、お腹の張りやだるさを感じることがあります。
胚移植前後は、薬や不安で眠りが浅くなることがあります。
判定日前は、少しの体調変化が気になります。
月経前は、イライラ、不安、眠りの浅さが出やすい方もいます。

そこに大暑の暑さが重なると、

  • 食欲低下
  • 水分不足
  • 睡眠不足
  • 冷房冷え
  • 胃腸の弱り
  • 自律神経の乱れ
  • 不安の増加

が起こりやすくなります。

妊活中だからといって、夏の不調をすべて我慢する必要はありません。

むしろ、治療を続けるためにも、暑さ対策と体調管理は大切です。

熱中症のサインは我慢しないでください

大暑の時期は、熱中症にも注意が必要です。

熱中症は、妊活中かどうかに関係なく、誰にでも起こる可能性があります。

次のような症状がある場合は、無理をせず、涼しい場所で休み、水分や塩分を補い、必要に応じて医療機関へ相談してください。

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 強いだるさ
  • 筋肉のけいれん
  • 汗が異常に多い、または汗が出ない
  • 体温が高い
  • 意識がぼんやりする
  • 水分がとれない
  • 尿が少ない
  • 呼びかけへの反応が悪い

特に、意識がぼんやりする、反応がおかしい、自力で水分がとれない、症状が強い場合は、緊急対応が必要です。

妊活中の身体づくり以前に、まず命と安全を守ることが最優先です。

大暑の時期にやりたい基本の暑さ対策

大暑の養生では、特別なことより基本が大切です。

1.暑さを避ける

暑い時間帯の外出を避ける。
日傘や帽子を使う。
直射日光を避ける。
涼しい場所で休む。
無理な運動をしない。
屋外での長時間作業は休憩を入れる。

妊活中だからといって、暑さを我慢する必要はありません。

採卵周期や移植前後など、体調が不安定な時期は特に無理をしないようにしましょう。

2.水分をこまめにとる

のどが渇いてから一気に飲むのではなく、こまめに少しずつ飲みましょう。

  • 水や麦茶(こまめな水分補給に)
  • 白湯やほうじ茶(胃腸を冷やしたくない時に)
  • お味噌汁やスープ(汗で失われた塩分補給に)

汗をたくさんかいた時は、塩分も意識します。

ただし、高血圧、腎臓病、心臓病、妊娠中で水分や塩分の指示がある方は、主治医の指示に従ってください。

3.冷房を上手に使う

冷房は悪者ではありません。

暑さを我慢して眠れない、熱中症になりそう、頭がぼーっとするという状態の方が、身体に負担になることがあります。

ただし、冷房で冷えすぎる方は、

  • 風を直接当てない
  • 足元を冷やしすぎない
  • 薄手の腹巻きやレッグウォーマーを使う
  • 冷房温度を下げすぎない
  • 除湿を使う
  • 寝る時はタイマーや風向きを調整する

などを試してみましょう。

ポイントは、暑さを我慢しないことと、冷えすぎを避けることの両立です。

4.予定を詰め込みすぎない

大暑の時期は、普段と同じ予定でも疲れやすくなります。

妊活中の通院。
仕事。
家事。
夫婦の予定。
治療の説明。
採卵や移植の準備。

これだけでも十分に負担があります。

暑さが強い時期は、予定を少し減らすことも養生です。

休むことは、妊活をサボることではありません。

東洋医学では、大暑の不調をどう見るのでしょうか

東洋医学では、季節ごとに身体へかかる負担が変わると考えます。

大暑の時期は、暑さによる「暑邪」、湿気による「湿」、冷房や冷たい飲食による「冷え」、汗による「気陰の消耗」が起こりやすい時期です。

ここでいう気・血・水、五臓(肝・脾・腎など)、陰陽は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

気虚(ききょ) 〜暑さと汗でエネルギーを消耗している状態〜

気は、身体を動かすエネルギーのようなものです。

大暑の時期は、暑さと汗で気を消耗しやすくなります。

気虚タイプでは、

  • 朝からだるい
  • 少し動くと疲れる
  • 汗をかくとぐったりする
  • 食欲が落ちる
  • 声に力がない
  • 通院後に疲れが残る
  • 休んでも回復しにくい
  • 夏になると体力が落ちる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、気合いで乗り切るより、休息と食事で回復させることが大切です。

味噌汁、卵、豆腐、鶏肉のスープ、魚、ごはんなど、身体が受け取りやすいものを少しずつ入れましょう。

陰虚(いんきょ) 〜潤い不足でほてり・寝汗・不眠が出やすい状態〜

陰は、身体を潤し、熱を鎮め、落ち着かせる働きと関係します。

大暑の時期に汗をかき、寝不足が続くと、陰が消耗しやすくなります。

陰虚タイプでは、

  • 手足がほてる
  • 夜に身体が熱い
  • 寝汗をかく
  • 口が渇く
  • 眠りが浅い
  • 夜に頭が冴える
  • のぼせやすい
  • イライラと不安が混ざる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、温活を頑張りすぎると、さらに眠りにくくなることがあります。

大暑の時期は、温めるだけでなく、熱を逃がし、潤いを守る視点が必要です。

白きくらげ、豆腐、山芋、オクラ、梨、冬瓜、なす、きゅうりなどを、体質に合わせて少量取り入れることもあります。

ただし、冷えや胃腸の弱りがある方は、冷たい食べ方をしすぎないようにしましょう。

脾虚(ひきょ) 〜胃腸が弱り、食べても力になりにくい状態〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

大暑の時期は、冷たい飲食や食欲低下で脾胃が弱りやすくなります。

脾虚タイプでは、

  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 食後に眠くなる
  • 軟便になりやすい
  • むくみやすい
  • 朝から身体が重い
  • 甘いものが欲しくなる
  • 冷たい飲み物でお腹がゆるくなる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、冷たい麺だけ、アイスだけ、甘い飲み物だけの食事が続くと、さらにだるくなりやすいです。

温かい汁物、卵、豆腐、魚、鶏肉、やわらかく煮た野菜を意識しましょう。

湿(しつ)・水滞(すいたい) 〜湿気と冷房で身体が重くなる状態〜

湿や水滞は、身体の水分がうまく巡らず、重だるさやむくみとして出る状態です。

大暑の時期は、湿気、冷房、運動不足、冷たい飲食で湿がたまりやすくなります。

湿・水滞タイプでは、

  • 身体が重い
  • 足がむくむ
  • 頭がぼんやりする
  • 胃が重い
  • 雨の日に不調が出やすい
  • お腹がちゃぽちゃぽする
  • 便がすっきりしない
  • 冷房で足元が冷える

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、水分を控えればよいわけではありません。

こまめに水分をとりながら、巡らせることが大切です。

足首を回す。
軽く歩く。
味噌汁やスープを使う。
冷たい飲み物を一気に飲まない。
塩分や甘いものをとりすぎない。

これらを意識しましょう。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜暑さとストレスで気が滞る状態〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

大暑の暑さ、睡眠不足、妊活への不安が重なると、肝気が滞りやすくなります。

肝鬱気滞タイプでは、

  • イライラしやすい
  • ため息が増える
  • 肩や首がこる
  • 胸や喉がつまる
  • 月経前に感情が揺れやすい
  • 寝る前に検索が止まらない
  • 判定日前に落ち着かない
  • 夫婦で話すと感情が強く出る

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、涼しい時間に軽く歩く、深く息を吐く、肩を回す、香りのよい食材を使うなど、気を巡らせる工夫が大切です。

血虚(けっきょ) 〜身体と心を養う血が不足しやすい状態〜

血は、身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。

夏の食欲低下、月経、採卵後の疲れ、睡眠不足が重なると、血虚の傾向が出る方もいます。

血虚タイプでは、

  • めまいがしやすい
  • 立ちくらみがある
  • 顔色が青白い
  • 爪が割れやすい
  • 髪がぱさつく
  • 眠りが浅い
  • 不安になりやすい
  • 月経後に疲れやすい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、食欲が落ちても、卵、魚、鶏肉、しじみ、あさり、小松菜、黒ごま、なつめなどを、胃腸に合う形で少しずつ取り入れましょう。

大暑ののぼせ対策

大暑ののぼせには、「熱を逃がすこと」と「冷やしすぎないこと」の両方が必要です。

首から上に熱がこもる時

顔が熱い。
頭がぼーっとする。
目が疲れる。
イライラする。
寝る時に頭だけ熱い。

このような時は、まず暑さを避けましょう。

冷房を使う。
直射日光を避ける。
首元を冷やしすぎない程度に涼しくする。
ぬるめのシャワーを使う。
水分をこまめにとる。
寝る前のスマホを減らす。

のぼせがあるからといって、足元やお腹まで冷やしすぎると、胃腸や月経に影響する方もいます。

頭や顔の熱を逃がしながら、下半身は冷えすぎないようにしましょう。

温活のしすぎに注意

妊活中は「冷えはよくない」と考え、夏でも温活を頑張りすぎる方がいます。

腹巻き。
厚手の靴下。
長時間の半身浴。
熱い飲み物。
サウナ。
カイロ。

これらが合う方もいますが、大暑の時期にのぼせや不眠がある方には、温めすぎになることがあります。

妊活中の温活は、季節と体質に合わせることが大切です。

暑くて眠れない、寝汗をかく、手足がほてる、口が渇く方は、温めすぎていないか見直してみましょう。

大暑のだるさ対策

大暑のだるさは、暑さによる消耗、胃腸の弱り、睡眠不足、湿気、冷房冷えが重なって起こります。

1.朝から頑張りすぎない

暑い時期は、朝からすでに身体が疲れていることがあります。

朝起きてすぐに家事や仕事を詰め込みすぎず、白湯や味噌汁、軽い朝食で身体を起こしましょう。

2.冷たいものだけで食事を終えない

そうめん、冷やしうどん、冷たいサラダだけでは、たんぱく質やミネラルが不足しやすくなります。

卵。
豆腐。
納豆。
しらす。
鶏ささみ。
豚しゃぶ。
味噌汁。

このようなものを足すだけでも、身体の支えになります。

3.足元を動かす

冷房の効いた室内で長時間座っていると、足元が冷え、むくみや重だるさが出やすくなります。

足首を回す。
つま先立ちをする。
ふくらはぎを動かす。
涼しい時間に少し歩く。

少しの動きでも巡りを助けます。

4.昼寝は短めにする

だるさが強い時は、短い昼寝が助けになることがあります。

ただし、長く寝すぎると夜眠れなくなる方もいます。

昼寝をする場合は、短めにして、夕方以降は避ける方がよい場合があります。

大暑の不眠対策

大暑の不眠には、寝室環境がとても大切です。

暑さを我慢しない

寝室が暑いと、寝つきが悪くなり、夜中に目が覚めやすくなります。

冷房や除湿を上手に使いましょう。

妊活中だからといって、冷房を我慢する必要はありません。

ただし、身体に直接風が当たり続けると、冷えやだるさにつながる方もいます。

風向き、温度、湿度、寝具を調整しましょう。

冷房冷えを防ぐ

冷房をつけると足元が冷える方は、

薄手の靴下。
レッグウォーマー。
お腹に薄い布をかける。
風を直接当てない。
寝る前に軽く足首を回す。

などを試してみましょう。

冷やさないことと、暑さを我慢しないことの両立が大切です。

寝る前の検索を減らす

大暑の時期は、寝苦しさに加えて、妊活の不安で眠れなくなる方もいます。

「移植後 症状」
「高温期 眠れない」
「採卵後 お腹の張り」
「PMS 妊娠初期 違い」
「胚盤胞 グレード」

寝る前に検索を続けると、頭が休まりにくくなります。

不安なことは、検索ではなくメモに書き、次回の診察や施術で相談する形に変えてみましょう。

夜の食事を重くしすぎない

夜遅くに脂っこい食事や甘いものが多くなると、胃腸が休まりにくくなる方がいます。

食欲がない日も、夜遅くにまとめて食べるより、夕方までに少しずつ入れる方が合う場合があります。

温かいスープや味噌汁を使い、胃腸にやさしい食事を意識しましょう。

大暑におすすめの食養生

大暑の食養生では、暑さを冷ましながら、胃腸を弱らせないことが大切です。

おすすめしやすい食材は、

  • ごはん
  • 味噌汁
  • 豆腐
  • 納豆
  • 鶏肉
  • しじみ
  • あさり
  • 小松菜
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • オクラ
  • 山芋
  • モロヘイヤ
  • きゅうり
  • なす
  • 冬瓜
  • トマト
  • みょうが
  • しそ
  • 生姜を少し
  • わかめ
  • きのこ
  • 黒ごま

などです。

冷やす作用がある食材もありますが、胃腸が弱い方は、冷たいまま大量に食べないようにしましょう。

たとえば、きゅうりやトマトは少量にする。
冷たい豆腐には温かい味噌汁を合わせる。
そうめんには卵や鶏肉を足す。
冷たい飲み物ばかりでなく、白湯や温かいお茶も使う。

このように、バランスをとることが大切です。

大暑におすすめの簡単メニュー

そうめん+卵+オクラ+しそ

そうめんだけでは糖質に偏りやすいですが、卵、オクラ、しそを足すと、たんぱく質と食物繊維、香りを加えることができます。

鶏ささみや豚しゃぶを足してもよいです。

冷ややっこ+しらす+温かい味噌汁

冷ややっこは夏に食べやすいですが、冷たいものだけでは胃腸が冷える方もいます。

温かい味噌汁を一緒にすると、胃腸が楽になることがあります。

鶏肉と冬瓜のスープ

冬瓜は夏の養生で使われることがあります。

鶏肉と一緒にスープにすると、たんぱく質と水分を取りやすくなります。

冷房冷えがある方は、生姜を少し入れてもよいでしょう。

ごはん+しじみ汁+小松菜

疲れやすい方、月経後にだるい方、食欲が落ちている方に取り入れやすい組み合わせです。

納豆ごはん+オクラ+味噌汁

食欲がない朝でも比較的取り入れやすい組み合わせです。

発酵食品、たんぱく質、食物繊維をまとめて取り入れやすくなります。

控えめにしたい習慣

大暑の時期に、次のような習慣が増えていないか見直してみましょう。

  • 冷たい飲み物を一気に飲む
  • アイスや甘い飲み物が食事代わりになる
  • そうめんだけで済ませる日が続く
  • 冷房の風を直接浴び続ける
  • 暑さを我慢して寝る
  • 夜遅くまでスマホを見る
  • 寝る前に妊活情報を検索する
  • 汗をかいても水分をとらない
  • 水だけを大量に飲んで塩分を全くとらない
  • 温活を頑張りすぎて寝苦しくなる
  • 暑い時間帯に無理に外出する

どれかひとつでも減らせたら十分です。

大暑の養生は、完璧を目指すものではありません。

大暑におすすめのツボ

ツボ押しは、熱中症、不眠症、婦人科疾患、不妊症を診断したり治療したりするものではありません。

また、妊娠やホルモン値の改善を約束するものでもありません。

けれど、のぼせ、だるさ、胃腸の重さ、冷え、むくみ、眠りの浅さに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

内関(ないかん) 〜胸のざわざわ・胃のむかつき・緊張〜

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

暑さや不安で胸がざわざわする時、胃が重い時、呼吸が浅い時に使いやすいツボです。

採卵前や判定日前の緊張にもおすすめです。

神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

大暑の寝苦しさ、妊活の不安、寝る前の考えすぎがある時に使いやすいツボです。

寝る前にスマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。

太衝(たいしょう) 〜イライラ・のぼせ・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

暑さによるイライラ、月経前の感情の揺れ、気の滞りを意識する時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・夏バテ〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

大暑の食欲低下、だるさ、夏バテ気味の方におすすめです。

陰陵泉(いんりょうせん) 〜むくみ・湿気・身体の重だるさ〜

膝の内側、すねの骨の内側を上にたどったところにあります。

湿気や水分代謝による重だるさ、むくみを意識する時に使われることがあります。

冷房で足が重い方、湿気でだるい方におすすめです。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

今日からできる3つのこと

1.寝室の暑さを我慢しない

大暑の時期は、睡眠環境がとても大切です。

暑くて眠れない場合は、冷房や除湿を上手に使いましょう。

冷えやすい方は、風向き、温度、寝具、足元の冷え対策を調整してください。

妊活中だからといって、暑さを我慢する必要はありません。

眠れる環境を作ることも、身体づくりの一部です。

2.冷たい麺にたんぱく質を足す

そうめんや冷やしうどんを食べる日は、たんぱく質をひとつ足しましょう。

卵。
豆腐。
納豆。
しらす。
鶏ささみ。
豚しゃぶ。
ツナ。
枝豆。

これだけでも、夏の妊活ごはんとして整えやすくなります。

3.汗をかいた日は水分と塩分を意識する

汗をかいた日は、水分だけでなく塩分も意識しましょう。

味噌汁。
スープ。
梅干しを少量。
経口補水液は必要時に。
スポーツドリンクは量に注意。

水分や塩分の制限がある方は、主治医の指示に従ってください。

のどが渇く前に、こまめに少しずつ補うことが大切です。

鍼灸でできるサポート

大暑の時期の、のぼせ、だるさ、不眠、冷房冷え、胃腸の弱り、むくみには、暑さ、湿気、汗、睡眠不足、冷たい飲食、自律神経の緊張、妊活中の不安などが関わります。

そのため、鍼灸だけで熱中症、不眠症、婦人科疾患、ホルモン値、妊娠、排卵、卵子の質の改善をお約束することはできません。
また、当院で内科疾患や睡眠障害を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

強いだるさ、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、水分がとれない、尿量が少ない、意識がぼんやりする、強い不眠が続く、動悸や息苦しさがある場合は、医療機関へ相談してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • 夏ののぼせを整えたい
  • 冷房冷えを相談したい
  • 夏のだるさを整えたい
  • 食欲低下を相談したい
  • 眠りを整えたい
  • 自律神経の緊張をやわらげたい
  • 胚移植前後の不安を相談したい
  • 夏の妊活を無理なく続けたい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、陰虚、気虚、湿、冷えの状態を見ていきます。

大暑の不調を、

「暑いから仕方ない」と片づけるのではなく、

「熱がこもっていないか」
「冷房で下半身が冷えていないか」
「汗で消耗していないか」
「胃腸が弱っていないか」
「眠れているか」
「妊活の不安で身体が緊張していないか」

という視点から丁寧に確認していきます。

当院の考え方

大暑の時期は、妊活中の方にとって、心身のバランスが乱れやすい季節です。

暑い。
眠れない。
食べられない。
冷房で冷える。
だるい。
のぼせる。
不安になる。
通院だけで疲れる。

このような状態が重なると、

「自分の身体が弱いのかな」
「妊活に悪いことをしているのかな」
「夏バテしている場合じゃないのに」

と自分を責めてしまう方もいます。

でも、大暑の不調は、努力不足ではありません。

暑さと冷房、汗と睡眠不足、胃腸の弱りと妊活の不安が重なることで起こりやすいものです。

大切なのは、暑さを我慢しすぎないこと。

そして、冷やしすぎないこと。

この両方です。

妊活中の夏養生は、特別なことをたくさん増やす必要はありません。

眠れる環境を作る。
こまめに水分をとる。
冷たい麺に卵や豆腐を足す。
1日1回は温かい汁物を入れる。
冷房で足元を冷やしすぎない。
暑い時間の外出を避ける。
夜の検索を少し減らす。

小さな積み重ねで大丈夫です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、大暑ののぼせ、だるさ、不眠、冷房冷え、夏バテ、妊活中の体質改善に悩んでいる方へ。

「夏になると身体がだるい」
「暑いのにお腹や足が冷える」
「寝苦しくて眠れない」
「妊活中の夏の過ごし方が不安」
「東洋医学的に体質を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

強いだるさ、発熱、頭痛、吐き気や嘔吐、水分がとれない、尿量が少ない、意識がぼんやりする、息苦しさ、動悸、強い不眠が続く場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

「外は猛烈に暑いのに、お腹や足元は冷えきっている」
「移植前後の緊張と夏の寝苦しさで、夜中に何度も目が覚めてしまう」

奈良・上牧町の蓮心はり灸堂は、妊活を頑張る女性のための女性専用鍼灸院です。

大暑の厳しい暑さの中、デリケートな時期の通院を続けるだけでも、お身体は私たちが想像する以上にエネルギーを消耗しています。
そこに冷房冷えや睡眠不足が重なれば、心が不安定になってしまうのは当然のことです。

当院では、病院での治療方針を第一に尊重しながら、東洋医学の視点で「熱をこもらせない」「胃腸を優しく守る」「緊張した自律神経をゆるめる」施術を行い、夏を乗り切るための心身の土台づくりをお手伝いしています。

「夏バテしている場合じゃないのに…」と、ひとりで焦りや不安を抱え込む必要はありません。

うまく言葉にできなくても、ただ「疲れてしまった」と身体を休めに来ていただくだけで大丈夫です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、この夏の妊活を心安らかに乗り切りたい方は、どうぞいつでも当院を頼ってくださいね。
一緒に、今のお身体とお気持ちを優しく整理していきましょう。

参考・出典

国立天文台『令和8年(2026)暦要項 二十四節気および雑節』
環境省『熱中症予防情報サイト』
環境省『暑さ指数(WBGT)について』
厚生労働省『熱中症を防ぎましょう』
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
厚生労働省『健康日本21 栄養・食生活』
厚生労働省・農林水産省『食事バランスガイド』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次