夏のPMSがつらくなる人の共通点

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夏になると、月経前の不調がいつもより強くなることはありませんか。

「月経前のイライラが強い」
「暑さで余計にだるい」
「冷房でお腹や足が冷える」
「月経前になると眠れない」
「逆に眠くて仕方ない」
「むくみや頭痛がつらい」
「甘いものや冷たいものが止まらない」
「妊活中なので、PMSなのか妊娠初期症状なのか分からない」
「胚移植後の症状なのか、月経前なのか不安になる」

このようなご相談は、夏に増えやすくなります。

月経前症候群(PMS)は、月経前に心や身体の不調が出て、月経が始まると軽くなったり消えたりする状態を指します。

代表的な症状には、

イライラ。
不安。
気分の落ち込み。
眠気。
不眠。
頭痛。
むくみ。
乳房の張り。
お腹の張り。
食欲の変化。
だるさ。
集中しにくさ。

などがあります。

まず、お伝えしたいことがあります。

夏にPMSがつらくなるのは、気のせいでも、性格の問題でもありません。
暑さ、冷房冷え、睡眠不足、胃腸の弱り、水分バランス、自律神経の乱れが重なることで、月経前の不調を強く感じやすくなることがあります。

特に妊活中の方は、PMSの症状が出ると不安になりやすいです。

「これは月経前症状?」
「妊娠初期症状?」
「移植後の変化?」
「ホルモン剤の影響?」
「月経が来る前触れ?」

と、身体の変化を何度も確認してしまう方もいます。

でも、症状だけで妊娠の有無を判断することはできません。

PMS、妊娠初期、ホルモン剤、睡眠不足、夏バテ、冷房冷えは、似たような症状を出すことがあります。

今日は、夏のPMSがつらくなる人の共通点と、妊活中でも取り入れやすいセルフケアを、東洋医学の視点からやさしく整理していきます。

目次

夏のPMSがつらくなりやすい理由

PMSは、月経周期に伴うホルモンの変化だけでなく、睡眠、ストレス、食事、冷え、暑さ、生活リズムの影響を受けることがあります。

夏は、身体にとって負担が多い季節です。

暑さで汗をかく。
冷房で足元が冷える。
夜が寝苦しい。
食欲が落ちる。
冷たい飲み物が増える。
そうめんやアイスで済ませる日が増える。
水分はとっているのに、だるい。
むくみやすい。
外と室内の温度差で疲れる。

このような状態が続くと、月経前の心身の揺れをいつもより強く感じることがあります。

PMSは、月経前だけの問題に見えます。

でも実際には、月経前までの生活、睡眠、胃腸、冷え、ストレスの積み重ねが影響することがあります。

共通点1.夏の睡眠不足が続いている

夏のPMSがつらくなる方に多いのが、睡眠不足です。

暑くて眠れない。
冷房をつけると寒い。
冷房を切ると暑い。
夜中に目が覚める。
寝汗をかく。
朝起きても疲れている。
月経前になると夢をよく見る。
判定日前や高温期に眠りが浅い。

睡眠が乱れると、心の余裕が減りやすくなります。

普段なら受け流せる言葉に傷つく。
小さなことでイライラする。
不安が大きくなる。
妊活の検索が止まらなくなる。
甘いものが欲しくなる。
日中のだるさが強くなる。

このような状態になりやすいです。

夏のPMS対策では、まず「眠れているか」を見ることが大切です。

対策

寝室は暑さを我慢しないようにしましょう。

エアコンや除湿を使っても大丈夫です。

ただし、風が直接身体に当たり続けると、冷えやだるさにつながる方もいます。

風向き。
温度。
湿度。
寝具。
足元の冷え。
腹部の冷え。
寝る前のスマホ。

このあたりを見直してみましょう。

眠れない日があっても、自分を責めないでください。

横になって身体を休めるだけでも意味があります。

共通点2.冷房でお腹や足元が冷えている

夏のPMSでは、「暑いのに冷えている」という状態がよくあります。

顔はのぼせる。
頭は熱い。
でも足先は冷たい。
お腹が冷える。
腰が重い。
冷房の部屋で月経痛が強くなる。
月経前に下痢しやすい。
足がむくむ。

このような方は、冷房冷えがPMSをつらくしている可能性があります。

妊活中は「冷え」が気になりやすいですが、夏は冷えと暑さが同時に起こります。

そのため、ただ温めればよいわけではありません。

暑さを我慢しすぎると、熱中症や不眠につながることがあります。

一方で、冷房で足元やお腹を冷やしすぎると、胃腸や月経前の不調がつらくなる方もいます。

対策

冷房を我慢するのではなく、冷えすぎを防ぎましょう。

薄手の腹巻き。
レッグウォーマー。
ひざ掛け。
風向き調整。
足首を回す。
温かい味噌汁を1日1回入れる。

これくらいで十分です。

カイロや強い温活を頑張りすぎる必要はありません。

夏の冷え対策は、「熱くする」ではなく「冷えすぎない」が目安です。

共通点3.冷たい飲み物や甘いものが増えている

夏は、冷たい飲み物、アイス、甘いカフェドリンク、ジュース、そうめん、冷たい麺が増えやすい季節です。

月経前になると、甘いものや炭水化物が欲しくなる方もいます。

そこに夏の食生活が重なると、

胃が重い。
お腹が張る。
下痢しやすい。
むくみやすい。
眠くなる。
だるい。
イライラしやすい。
食後に甘いものが欲しい。

という状態になりやすいです。

甘いものが絶対に悪いわけではありません。

冷たいものを完全に禁止する必要もありません。

ただ、食事の代わりに甘いものや冷たいものが続くと、胃腸が弱り、PMSのだるさやむくみを強く感じる方がいます。

対策

そうめんなどの冷たい麺を食べる時は、たんぱく質を足しましょう。

卵。
豆腐。
納豆。
しらす。
鶏ささみ。
豚しゃぶ。
ツナ。
枝豆。

これだけでも、身体の支えになります。

冷たい飲み物ばかりになっている方は、白湯、ほうじ茶、味噌汁、スープなど、温かいものを1日1回入れてみましょう。

共通点4.水分はとっているのに、むくんでいる

夏は水分補給が大切です。

ただし、水分をとっているのに、身体が重い、むくむ、頭がぼんやりするという方もいます。

これは、水分が足りないというより、水分の巡りが悪くなっている状態として見ることがあります。

特に、

冷房で動かない。
座りっぱなし。
冷たい飲み物を一気に飲む。
塩分の多い食事が続く。
甘い飲み物が多い。
汗をかいているのにミネラル補給が少ない。
胃腸が弱っている。
湿気の多い日にだるい。

このような方は、むくみや重だるさが出やすくなります。

月経前は、もともとむくみを感じやすい時期です。

夏の湿気と冷房が重なると、さらに重く感じる方がいます。

対策

水分を控えすぎる必要はありません。

こまめに飲みましょう。

ただし、一気飲みより、少しずつが基本です。

汗をたくさんかいた日は、塩分やミネラルも意識します。

味噌汁。
スープ。
梅干しを少量。
わかめ。
枝豆。
小松菜。
しじみ。
あさり。

水分制限や塩分制限がある方は、主治医の指示に従ってください。

むくみが強い場合、片側だけの強いむくみ、息苦しさ、急な体重増加、尿量の減少がある場合は、医療機関へ相談してください。

共通点5.月経前に予定を詰め込みすぎている

PMSがつらくなる方は、月経前に無理をしていることがあります。

仕事が忙しい。
家事を頑張りすぎる。
通院が続く。
採卵や移植の予定がある。
夫婦で大事な話をする。
治療費の話をする。
夜に調べものをする。
人に会う予定を詰める。

月経前は、心身が敏感になりやすい時期です。

そこに夏の暑さや睡眠不足が重なると、いつもより疲れやすくなります。

「普段ならできること」が、月経前には負担になることがあります。

対策

月経前は、予定を少し減らしてよいです。

大事な話し合いは昼にする。
夜に重い話をしない。
できる家事だけにする。
通院後は休む。
スマホ検索を早めに切り上げる。
早く寝られなくても横になる。

休むことは、甘えではありません。

PMSがある方にとって、月経前の予定調整は大切なセルフケアです。

共通点6.妊活の不安で検索が止まらない

妊活中のPMSでは、検索不安が強くなりやすいです。

「PMSなのか妊娠初期症状なのか」
「高温期の眠気は妊娠?」
「移植後の腹痛は大丈夫?」
「胸の張りがなくなった」
「月経前のイライラは妊娠していないサイン?」
「判定日前 症状なし」
「基礎体温 下がった」

このような検索が止まらなくなることがあります。

月経前は不安が強くなりやすい時期です。

そこに妊活の結果待ちが重なると、検索で安心したくなります。

でも、検索を続けるほど、不安が増えることもあります。

対策

検索を完全にやめる必要はありません。

ただし、時間を区切りましょう。

検索は21時まで。
寝る前30分はスマホを置く。
不安なことはメモにする。
体験談ではなく、主治医に聞く質問に変える。

PMSなのか妊娠初期症状なのかは、症状だけでは判断できません。

判定日や検査は、医療機関の指示に従いましょう。

共通点7.「PMSだから仕方ない」と我慢している

PMSはよくある不調ですが、我慢し続ける必要はありません。

特に、

イライラが強くて人間関係に支障が出る。
気分の落ち込みが強い。
涙が止まらない。
仕事や家事ができない。
眠れない。
毎月つらい。
自分を傷つけたい気持ちが出る。
月経前だけ別人のようになる。

このような場合は、婦人科や心療内科、精神科など、医療機関への相談が必要なことがあります。

PMSの中でも、精神症状が強く、日常生活に大きな支障が出る場合は、月経前不快気分障害(PMDD)が関係することもあります。

「気の持ちよう」ではありません。

つらさが強い場合は、我慢せず相談してください。

妊活中のPMSで注意したいこと

妊活中は、PMSの症状を妊娠初期症状と比べてしまいやすいです。

眠気。
だるさ。
胸の張り。
下腹部の違和感。
イライラ。
不安。
食欲の変化。
おりもの。
便秘。
頭痛。

これらは、PMSでも、妊娠初期でも、ホルモン剤の影響でも、睡眠不足でも起こることがあります。

症状だけで判断することは難しいです。

特に不妊治療中は、薬の影響で月経前のような症状が出ることがあります。

判定日前に症状を探し続けると、心が疲れてしまいます。

妊活中のPMSでは、

症状を記録する。
薬の影響を主治医に確認する。
不安な症状は医療機関へ相談する。
判定日前の検索を減らす。
症状で自分を追い込まない。

ことが大切です。

東洋医学では、夏のPMSをどう見るのでしょうか

東洋医学では、PMSを心だけの問題、子宮だけの問題としては見ません。

気・血・水、肝・脾・腎、心、陰陽、冷え、湿、瘀血などを含めて、全身の状態として見ていきます。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎、心、陰陽は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜イライラ・胸のつかえ・検索不安〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

夏のPMSで一番多く見られやすいのが、肝鬱気滞です。

このタイプでは、

  • 月経前にイライラする
  • ため息が増える
  • 胸や喉がつまる
  • 肩や首がこる
  • お腹に力が入る
  • パートナーの言葉に敏感になる
  • 妊活の検索が止まらない
  • 月経が来ると少し楽になる

といった状態が出やすくなります。

暑さ、寝不足、ストレス、妊活の不安が重なると、肝気が滞りやすくなります。

このタイプの方は、気を巡らせるセルフケアが大切です。

深く吐く呼吸。
軽い散歩。
肩を回す。
足裏を感じる。
不安をメモに書く。
寝る前のスマホを減らす。

頭の中で考え続けるより、身体へ意識を戻しましょう。

脾虚(ひきょ) 〜胃腸が弱り、だるさと甘いものが増える〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

夏は、冷たい飲食や食欲低下で脾が弱りやすい季節です。

脾虚タイプでは、

  • 月経前にだるい
  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 食後に眠い
  • 軟便になりやすい
  • むくみやすい
  • 甘いものが欲しくなる
  • 朝から身体が重い

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、サプリメントを増やすより、胃腸が受け取りやすい食事を意識することが大切です。

温かい味噌汁、卵、豆腐、魚、鶏肉のスープ、やわらかく煮た野菜を取り入れましょう。

水滞・湿(すいたい・しつ) 〜むくみ・頭重・身体の重だるさ〜

水滞や湿は、身体の水分がうまく巡らず、重だるさやむくみとして出る状態です。

夏のPMSでは、このタイプも多く見られます。

水滞・湿タイプでは、

  • 月経前にむくむ
  • 頭が重い
  • 身体が重い
  • 胃が重い
  • お腹が張る
  • 雨の日や湿気でだるい
  • 冷房で足元が冷える
  • 水分をとっているのにすっきりしない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、水分を控えすぎるのではなく、巡らせることが大切です。

足首を回す。
軽く歩く。
冷たい飲み物を一気に飲まない。
味噌汁やスープを使う。
塩分や甘いものをとりすぎない。

むくみが強い場合は、医療機関への相談も大切です。

陰虚(いんきょ) 〜ほてり・寝汗・不眠・イライラ〜

陰は、身体を潤し、熱を鎮め、落ち着かせる働きと関係します。

夏の暑さ、寝不足、夜更かし、月経前の緊張が重なると、陰が消耗しやすくなります。

陰虚タイプでは、

  • 手足がほてる
  • 顔がのぼせる
  • 寝汗をかく
  • 口が渇く
  • 眠りが浅い
  • 夜に頭が冴える
  • イライラと不安が混ざる
  • 温活をすると寝苦しい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、温めすぎに注意が必要です。

妊活中だからといって、夏に長時間の半身浴、強いお灸、サウナ、厚着を頑張りすぎると、かえって眠りにくくなることがあります。

冷え対策は必要でも、熱をこもらせない工夫をしましょう。

血虚(けっきょ) 〜不安・眠りの浅さ・月経後の疲れ〜

血は、身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。

血虚タイプでは、

  • 月経前に不安になりやすい
  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • めまいがしやすい
  • 立ちくらみがある
  • 顔色が青白い
  • 爪が割れやすい
  • 月経後に疲れやすい

といった状態が出やすくなります。

妊活中は、採卵後、月経後、食事量の低下、睡眠不足が重なると、血虚のような状態が出やすい方もいます。

このタイプの方は、夜更かしを減らし、血を養う食事を意識しましょう。

卵、魚、鶏肉、しじみ、あさり、小松菜、黒ごま、なつめなどがおすすめです。

瘀血(おけつ) 〜月経痛・経血のかたまり・下腹部の痛み〜

瘀血は、血の巡りが滞りやすい状態です。

瘀血タイプでは、

  • 月経痛が強い
  • 経血にかたまりがある
  • 下腹部が痛い
  • 腰痛が強い
  • 肩こりが強い
  • 顔色がくすみやすい
  • 同じ場所が痛む
  • 子宮内膜症や子宮筋腫を指摘されたことがある

といった状態が出やすくなります。

月経痛が強い、出血量が多い、不正出血がある場合は、PMSだけで片づけず、婦人科で確認してください。

瘀血タイプの方は、冷房で下腹部や足元を冷やしすぎないこと、座りっぱなしを減らすこと、軽く巡らせることが大切です。

腎虚(じんきょ) 〜妊活の長期化と年齢による消耗〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

妊活が長引くと、腎虚の視点で見ることがあります。

腎虚タイプでは、

  • 年齢への焦りがある
  • AMHの数値が気になる
  • 採卵数が不安
  • 月経前に疲れやすい
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 疲れが抜けにくい
  • 休むことに罪悪感がある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、さらに頑張るより、回復する時間が必要です。

睡眠、食事、冷え対策、予定の余白を大切にしましょう。

夏のPMSにおすすめの食養生

夏のPMSでは、胃腸を守りながら、気血水の巡りを整える食事が大切です。

おすすめしやすい食材は、

  • ごはん
  • 味噌汁
  • 豆腐
  • 納豆
  • 鶏肉
  • 豚肉を少量
  • しじみ
  • あさり
  • 小松菜
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • 山芋
  • オクラ
  • モロヘイヤ
  • きのこ
  • わかめ
  • ひじき
  • 黒ごま
  • 枝豆
  • なつめ
  • しそ
  • みょうが
  • 生姜を少し

などです。

イライラが強い方

香りのよい食材を少し取り入れましょう。

しそ、みょうが、三つ葉、柑橘などは、気の巡りを助ける食材として使われることがあります。

ただし、胃腸が弱い方は刺激を強くしすぎないようにしてください。

むくみが強い方

わかめ、きのこ、オクラ、山芋、枝豆、味噌汁などを取り入れましょう。

水分を控えすぎるのではなく、こまめに飲みながら巡らせることが大切です。

眠りが浅い方

夜遅いカフェイン、甘いもの、アルコール、重たい食事を控えめにしましょう。

寝る前に食べるなら、白湯、味噌汁、卵スープ、豆腐、お粥など、胃腸にやさしいものがおすすめです。

冷えが強い方

冷たい麺だけ、アイスだけ、サラダだけの食事が続かないようにしましょう。

温かい汁物を1日1回入れるだけでも、胃腸が楽になることがあります。

夏のPMSで控えめにしたい習慣

次のような習慣が増えていないか、少し見直してみましょう。

  • 夜更かしが続く
  • 寝る前に妊活情報を長く検索する
  • 冷たい飲み物を一気に飲む
  • アイスや甘い飲み物が増える
  • そうめんだけで済ませる日が続く
  • 朝食を抜く
  • カフェインを夕方以降に多くとる
  • アルコールで眠ろうとする
  • 冷房を我慢して寝苦しくなる
  • 冷房で足元やお腹を冷やしすぎる
  • 温活を頑張りすぎてのぼせる
  • 月経前に予定を詰め込みすぎる
  • PMSを我慢し続ける

全部を直す必要はありません。

今の自分に一番負担になっているものを、1つだけ減らしてみましょう。

夏のPMSにおすすめのツボ

ツボ押しは、PMS、PMDD、不妊症、ホルモン値、妊娠、排卵、着床を改善するとお約束するものではありません。

また、婦人科疾患や精神的な病気を診断したり治療したりするものでもありません。

けれど、月経前のイライラ、不安、眠りの浅さ、むくみ、胃腸の重さ、冷えに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

太衝(たいしょう) 〜イライラ・焦り・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

月経前のイライラ、胸のつかえ、検索しすぎ、肩や首のこりがある時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

内関(ないかん) 〜胸のざわざわ・胃のむかつき・緊張〜

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

胸のつかえ、不安、胃のむかつき、呼吸の浅さがある時に使いやすいツボです。

妊活中の判定日前や月経前の不安にもおすすめです。

神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

寝る前に妊活のことを考えすぎる時、不安で眠れない時に使いやすいツボです。

スマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・体力の土台〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

夏バテ、食欲低下、月経前のだるさがある方におすすめです。

陰陵泉(いんりょうせん) 〜むくみ・湿気・身体の重だるさ〜

膝の内側、すねの骨の内側を上にたどったところにあります。

湿気や水分代謝による重だるさ、むくみを意識する時に使われることがあります。

夏のPMSでむくみや身体の重さがある方におすすめです。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、胚移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

今日からできる3つのこと

1.PMSの時期を記録する

夏のPMSがつらい方は、まず記録しましょう。

月経何日前からつらいのか。
どんな症状が出るのか。
月経が始まると楽になるのか。
睡眠はどうか。
冷えやむくみはあるか。
食欲は変わるか。
妊活の治療周期と重なっているか。

2〜3周期記録すると、自分のパターンが見えてきます。

症状が強い場合は、婦人科で相談する時にも役立ちます。

2.月経前は夜の検索を短くする

月経前は、不安が強くなりやすい時期です。

妊活中の方は、PMSと妊娠初期症状を比べて、検索が止まらなくなることがあります。

検索は21時まで。
寝る前30分はスマホを置く。
不安なことはメモにする。
症状だけで判断しない。

これだけでも、心が少し守られます。

3.冷たい食事に温かい汁物を足す

夏は冷たい食事が増えやすいです。

そうめんだけ。
アイスだけ。
冷たいサラダだけ。

これが続くと、胃腸が弱りやすくなります。

冷たい食事の日は、温かい味噌汁やスープを足しましょう。

卵、豆腐、鶏肉、わかめ、きのこ、野菜を入れると、妊活中の食事としても整えやすくなります。

鍼灸でできるサポート

夏のPMSには、月経周期、ホルモン変動、睡眠不足、暑さ、冷房冷え、胃腸の弱り、水分バランス、ストレス、妊活中の不安、自律神経の緊張など、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけでPMS、PMDD、不妊症、ホルモン値、排卵、妊娠、着床の改善をお約束することはできません。
また、当院で婦人科疾患や精神的な病気を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

月経前のイライラや落ち込みが強い、日常生活に支障がある、強い不眠が続く、動悸や息苦しさがある、自分を傷つけたい気持ちがある、月経痛や出血量が強い、不正出血がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ相談してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • 夏のPMSを整えたい
  • 月経前のイライラを相談したい
  • 妊活中の不安で眠れない
  • 冷房冷えとむくみを整えたい
  • 胃腸の弱りを整えたい
  • のぼせと冷えが同時にある
  • 判定日前の検索不安を相談したい
  • 東洋医学的に体質を整えたい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、心、陰陽、瘀血、湿、冷えの状態を見ていきます。

夏のPMSを、

「月経前だから仕方ない」
「イライラする自分が悪い」
「妊活中なのに整えられていない」

と見るのではなく、

「睡眠は足りているか」
「冷房で足元やお腹が冷えていないか」
「胃腸が弱っていないか」
「水分の巡りが滞っていないか」
「ストレスで気が滞っていないか」
「妊活の不安をひとりで抱えていないか」

という視点で丁寧に確認していきます。

当院の考え方

夏のPMSは、とてもつらく感じやすい不調です。

暑い。
冷える。
眠れない。
だるい。
むくむ。
イライラする。
甘いものが欲しい。
検索が止まらない。
妊娠初期症状なのかPMSなのか分からない。

このような状態が重なると、自分でも自分の心と身体が分からなくなることがあります。

でも、夏のPMSがつらいのは、あなたの性格の問題ではありません。

暑さ、冷房、睡眠不足、胃腸の弱り、水分バランス、月経周期、妊活の不安が重なっている可能性があります。

大切なのは、我慢し続けることではありません。

自分のパターンを知ること。
月経前は予定を少し減らすこと。
冷えすぎを防ぐこと。
温めすぎにも注意すること。
胃腸にやさしい食事をとること。
夜の検索を少し短くすること。
つらさが強い時は医療機関へ相談すること。

小さな見直しで大丈夫です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、夏のPMS、月経前のイライラ、不安、不眠、むくみ、冷房冷え、妊活中の症状不安、自律神経の乱れに悩んでいる方へ。

「夏になるとPMSがつらい」
「月経前に気持ちが不安定になる」
「妊活中でPMSと妊娠初期症状の違いが不安」
「冷えとのぼせがあり、温め方が分からない」
「東洋医学的に体質を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での検査や治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

月経前の気分の落ち込みやイライラが強い、日常生活に支障がある、強い不眠、動悸、息苦しさ、自分を傷つけたい気持ち、強い月経痛、不正出血、出血量の急な変化がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

「ちょっと胸が張るだけで妊娠初期症状かもと期待し、基礎体温が下がって絶望する」
「冷房の冷えと外の暑さで、自分でもコントロールできないほどイライラしてしまう」

奈良・上牧町の蓮心はり灸堂は、そんなふうに夏の気候とホルモンバランスの波に飲み込まれ、いっぱいいっぱいになってしまった女性のための鍼灸院です。

妊活中はただでさえ神経を使う時期です。
そこに日本の厳しい夏の暑さ、冷房による足元の冷え、冷たい飲み物による胃腸の弱りが重なれば、心身の余裕がなくなって当然です。
「PMSと妊娠の区別がつかなくて不安」「イライラしてしまう自分が嫌」と、ご自身を責める必要はありません。

当院は女性専用のプライベート空間です。
病院での治療方針を第一に守りながら、東洋医学の視点で「のぼせ」の熱を逃がし、「冷え」からお腹や足元を守ることで、自律神経の過度な緊張をそっとほどいていきます。

検索が止まらない夜が続いているなら、まずはスマホを置いて、深く息を吐き出しにいらっしゃいませんか。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ご自身の心と身体を優しく休める時間を、一緒に作っていきましょう。

参考・出典

厚生労働省『女性特有の健康課題 PMS』
厚生労働省『働く女性の健康課題とその対策』
厚生労働省『熱中症関連情報』
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ『月経前症候群(PMS)』
日本産科婦人科学会『月経前症候群に関する情報』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
アメリカ産科婦人科学会(ACOG)『月経前症候群に関する患者向け情報』
アメリカ産科婦人科学会(ACOG)『月経前障害の管理に関する臨床ガイドライン』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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