更年期と妊活が重なる世代の体の変化

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40代前後で妊活をしていると、体の変化に戸惑うことはありませんか。

「月経周期が短くなってきた」
「排卵日が読みにくくなった」
「月経量が変わってきた」
「急にのぼせることがある」
「夜中に目が覚める」
「眠りが浅くなった」
「以前より疲れやすい」
「妊活中なのに、更年期が近いのではと不安になる」
「年齢のことを考えると焦ってしまう」

このようなお悩みは、とても繊細です。

妊娠を望んでいる気持ちがある一方で、身体には年齢に伴う変化が少しずつ出てくることがあります。

その変化を感じるたびに、

「もう遅いのかな」
「自分の身体は妊娠できる状態ではないのかな」
「更年期が始まったら妊活は無理なのかな」
「もっと早く始めればよかった」

と、自分を責めてしまう方もいます。

まず、お伝えしたいことがあります。

更年期に近い体の変化を感じることと、妊娠を望む気持ちは、同時に存在してよいものです。
大切なのは、身体の変化を怖がりすぎず、今の状態を医療機関で確認しながら、できることを整理していくことです。

更年期と妊活が重なる世代では、月経周期、排卵、卵巣機能、AMH、卵子の数や質、ホルモンの変動、睡眠、冷え、気分の揺れなど、さまざまな要素が関わります。

「更年期だから妊活は無理」と決めつける必要はありません。

一方で、「月経があるからまだ大丈夫」と先延ばしにしすぎるのも注意が必要です。

今日は、更年期と妊活が重なる世代の体の変化について、西洋医学と東洋医学の両方の視点から、やさしく整理していきます。

目次

更年期とはどのような時期でしょうか

更年期とは、閉経の前後約5年ずつ、合わせて10年ほどの時期を指します。

閉経とは、月経が完全に止まり、1年以上月経がない状態のことです。

日本人の平均閉経年齢は50歳前後とされています。

そのため、更年期は一般的には45〜55歳頃にあたることが多いです。

ただし、体の変化は人によって違います。

40代前半から月経周期の変化やのぼせ、眠りの浅さを感じる方もいます。
50代に入っても症状が軽い方もいます。
更年期症状が強い方もいれば、ほとんど気にならない方もいます。

更年期は、急に身体が切り替わる時期ではありません。

卵巣機能が少しずつ変化し、女性ホルモンの分泌が揺らぎながら、閉経へ向かっていく移行期です。

妊活中の方にとっては、この「揺らぎ」が不安になりやすいポイントです。

妊活と更年期が重なる世代で起こりやすい変化

40代前後の妊活では、次のような変化が起こりやすくなります。

月経周期が短くなる

以前は28日周期だったのに、24日、23日、21日と短くなる方がいます。

月経周期が短くなると、

「排卵が早くなったのかな」
「卵胞が育つ時間が短いのかな」
「妊娠のチャンスが減っているのかな」

と不安になることがあります。

月経周期が短くなる背景には、卵巣機能の変化やホルモンバランスの揺らぎが関係することがあります。

ただし、周期の変化だけで妊娠できるかどうかは判断できません。

血液検査、超音波検査、排卵の確認、AMH、FSH、E2などを含めて、医療機関で確認することが大切です。

月経周期が不規則になる

  • 月経が早く来る
  • 遅れる
  • 1か月飛ぶ
  • 出血がだらだら続く
  • 量が少ない
  • 量が多い
  • 月経なのか不正出血なのか分かりにくい

このような変化が出ることがあります。

更年期に近づくと、排卵が不安定になり、月経周期が乱れることがあります。

ただし、不正出血や月経量の変化には、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜症、子宮内膜増殖症、子宮頸部の病気、甲状腺の異常などが関係する場合もあります。

「更年期だから仕方ない」と自己判断しないことが大切です。

排卵が読みにくくなる

妊活では、排卵日の予測が大切です。

しかし、40代前後になると、排卵日がずれたり、排卵が不安定になったりすることがあります。

基礎体温が分かりにくい。
排卵検査薬が反応しにくい。
のびるおりものが分かりにくい。
排卵痛が変わった。
タイミングを取る時期が分からない。

このようなご相談もあります。

排卵が読みにくい場合は、自己流のタイミングだけで続けるより、クリニックや病院など、専門の医療機関で卵胞チェックや排卵確認を受けることが大切です。

のぼせ・ほてり・汗

更年期に近い変化として、のぼせ、ほてり、汗をかきやすい、急に暑くなる、寝汗をかくといった症状が出ることがあります。

妊活中の方は、

「これは更年期なの?」
「ホルモン剤の影響?」
「妊娠初期症状?」
「夏バテ?」

と分からなくなることがあります。

のぼせや汗は、ホルモンの揺らぎ、自律神経、睡眠不足、ストレス、薬、季節の暑さなど、複数の要素が関係します。

症状が強い場合や、動悸、息苦しさ、めまいを伴う場合は、医療機関で相談してください。

眠りが浅くなる

40代前後の妊活では、不眠や眠りの浅さを感じる方が増えます。

寝つきが悪い。
夜中に目が覚める。
明け方に目が覚める。
夢をよく見る。
寝汗で起きる。
朝から疲れている。

睡眠は、ホルモン、自律神経、胃腸、免疫、気分の安定に関わります。

妊活中は、採卵や胚移植、判定日前の不安も重なり、さらに眠りが乱れやすくなります。

「眠れない自分が悪い」と責めるのではなく、寝室環境、冷え、のぼせ、検索習慣、カフェイン、治療中の不安を一緒に見直していきましょう。

疲れやすくなる

以前より疲れが抜けない。
仕事後にぐったりする。
通院だけで疲れる。
夏になると体力が落ちる。
採卵後の回復に時間がかかる。

このような変化を感じる方もいます。

更年期に近い年代では、ホルモンの揺らぎだけでなく、仕事、家事、介護、夫婦関係、妊活のストレス、睡眠不足が重なりやすくなります。

疲れやすさは、貧血、甲状腺、血糖、睡眠障害、うつ状態などが関係する場合もあります。

長く続く強い疲労は、医療機関で確認しましょう。

更年期と妊活が重なる時に知っておきたい卵巣機能の変化

妊活中に更年期が気になる方にとって、一番不安になりやすいのが卵巣機能です。

卵巣機能は、年齢とともに少しずつ変化します。

女性は、生まれた時から卵子のもとになる細胞を持っており、新しく増えるわけではありません。

年齢とともに、卵子の数は減っていきます。

また、年齢が上がるにつれて、卵子の染色体の異常が起こる割合も増えるとされています。

そのため、妊娠しにくさ、流産率の上昇、胚の染色体異常、採卵数の減少などが起こりやすくなります。

これは、とてもつらい現実です。

でも、ここで大切なのは、年齢を聞いてすぐに諦めることではありません。

今の卵巣機能、月経周期、排卵、子宮内膜、精子の状態、治療歴、体調を総合的に見て、どの選択肢があるかを考えることです。

AMHはどう受け止めればよいのでしょうか

40代前後の妊活でよく聞く検査に、AMHがあります。

AMHは、抗ミュラー管ホルモンと呼ばれ、卵巣に残っている卵胞の目安として使われます。

AMHが低いと言われると、とても不安になる方が多いです。

「もう卵子がないのかな」
「妊娠できないのかな」
「早く体外受精へ進まないといけないのかな」

と焦る方もいます。

AMHは、卵巣予備能を考えるうえで大切な情報です。

ただし、AMHだけで妊娠できるかどうかが決まるわけではありません。

AMHが低くても排卵している方はいます。
AMHが高くても妊娠しにくい要素がある方もいます。
AMHは卵子の数の目安にはなりますが、卵子の質を直接示すものではありません。

大切なのは、AMHを「判決」のように受け止めないことです。

主治医と一緒に、年齢、月経周期、卵胞数、採卵歴、治療歴、精液検査、子宮の状態を含めて考えましょう。

月経がある=妊娠力が十分ある、ではありません

更年期と妊活が重なる世代で、とても大切なポイントがあります。

それは、月経があることと、妊娠しやすさは同じではないということです。

月経が続いていても、排卵が毎回あるとは限りません。
排卵していても、卵子の数や質は年齢とともに変化します。
月経周期が整っていても、妊娠までに時間がかかることがあります。

「まだ月経があるから大丈夫」と思っているうちに、時間が過ぎてしまうことがあります。

妊娠を希望している40代前後の方は、自己流で長く様子を見るより、早めに専門の医療機関で相談することが大切です。

これは、焦らせるためではありません。

今の状態を知り、選択肢を失わないためです。

更年期症状と妊娠初期症状は似ていることがあります

妊活中の方が悩みやすいのが、更年期症状、月経前症候群(PMS)、妊娠初期症状の見分け方です。

たとえば、

  • 眠気
  • だるさ
  • ほてり
  • 胸の張り
  • イライラ
  • 不安
  • 食欲の変化
  • 下腹部の違和感
  • おりものの変化

これらは、更年期の揺らぎ、月経前、妊娠初期、治療薬の影響のいずれでも起こることがあります。

症状だけで妊娠かどうかを判断するのは難しいです。

特に不妊治療中は、ホルモン剤の影響で妊娠初期のような症状を感じることもあります。

判定日前に症状を検索しすぎると、不安が増えやすくなります。

症状だけで一喜一憂しすぎず、必要な検査や判定日は医療機関の指示に従いましょう。

更年期世代の妊活で医療機関に確認したいこと

更年期に近い体の変化を感じながら妊活している方は、次のようなことを医療機関で確認しておくと安心です。

卵巣機能について

  • AMH
  • FSH
  • E2
  • 月経周期
  • 卵胞数
  • 排卵の有無
  • 採卵できる見込み
  • 採卵方法
  • 体外受精へ進むタイミング

子宮の状態について

  • 子宮内膜の厚さ
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜ポリープ
  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋症
  • 不正出血の原因
  • 子宮頸がん検診
  • 子宮体がん検査が必要か

男性側について

  • 精液検査
  • 精子の数
  • 運動率
  • 形態
  • 男性不妊外来の必要性
  • 精索静脈瘤などの確認

治療方針について

  • タイミング法を続けるか
  • 人工授精を行うか
  • 体外受精へ進むか
  • 顕微授精が必要か
  • 採卵を優先するか
  • 移植の時期
  • 保険適用の範囲
  • 先進医療の有無
  • 治療の区切り

40代前後の妊活では、時間の使い方も大切です。

遠慮せず、今の状態と現実的な選択肢を確認しましょう。

更年期症状がある時に妊活はできるのでしょうか

更年期のような症状があると、

「もう妊活は無理なのかな」

と不安になる方がいます。

のぼせ、不眠、月経不順、イライラ、疲れやすさがあるからといって、すぐに妊活ができないと決まるわけではありません。

ただし、症状の背景を確認することは大切です。

本当に更年期の変化なのか。
月経不順の原因が別にあるのか。
甲状腺や貧血が関係していないか。
排卵はあるのか。
卵巣機能はどの程度か。
妊娠を望む場合、どの治療が現実的なのか。

これらは医療機関で確認する必要があります。

更年期症状があるから諦めるのではなく、まずは状態を知ることです。

ホルモン補充療法と妊活について

更年期症状が強い場合、医療機関ではホルモン補充療法などが検討されることがあります。

ただし、妊娠を希望している方と、妊娠を希望していない方では、治療方針が異なります。

更年期症状がつらいからといって、自己判断でホルモン剤、漢方薬、サプリメントを使うのは避けてください。

妊活中、不妊治療中、胚移植前後、妊娠の可能性がある時期は、薬やサプリメントの使用に注意が必要です。

更年期症状がつらい場合は、

「妊娠を希望していること」
「不妊治療中であること」
「使っている薬があること」
「胚移植予定があること」

を必ず医療機関に伝えて相談してください。

更年期と妊活が重なる世代で大切にしたい生活

40代前後の妊活では、無理を重ねるほど身体が整うわけではありません。

大切なのは、治療のスピード感と、身体の回復力の両方を見ることです。

睡眠

睡眠は、体の回復、自律神経、ホルモンリズム、気分の安定に関わります。

更年期に近い年代では、寝つきの悪さ、夜中の覚醒、寝汗、明け方の目覚めが出やすくなります。

妊活中の不安も重なるため、夜の検索を減らす、寝室環境を整える、冷えとのぼせを調整することが大切です。

食事

極端な糖質制限、欠食、サプリメント頼みは避けたいところです。

たんぱく質。
鉄。
葉酸。
ビタミンD。
亜鉛。
カルシウム。
食物繊維。
水分。

これらを、胃腸に合う形で整えましょう。

40代前後は、筋肉量、骨、血糖、脂質代謝も意識したい時期です。

妊活だけでなく、これからの健康を守る食事として考えることが大切です。

運動

激しい運動で追い込みすぎる必要はありません。

ウォーキング。
軽い筋トレ。
ストレッチ。
階段を少し使う。
足首を回す。
肩を動かす。

このような無理のない運動が、血流、筋肉、自律神経、睡眠、気分転換に役立ちます。

採卵周期や胚移植後は、運動の可否を主治医に確認してください。

冷えとのぼせの調整

更年期と妊活が重なる世代では、「頭はのぼせるのに足は冷える」という方が多くなります。

この場合、単純に温めればよいわけではありません。

頭や顔の熱を逃がしながら、足元やお腹を冷やしすぎないことが大切です。

夏は特に、温活のしすぎにも注意しましょう。

東洋医学では、更年期と妊活が重なる体をどう見るのでしょうか

東洋医学では、更年期と妊活が重なる世代の体を、腎、肝、脾、気血水、陰陽のバランスから見ていきます。

ここでいう腎、肝、脾、気血水、陰陽は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

腎虚(じんきょ) 〜生殖の土台と年齢に伴う変化〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

更年期と妊活が重なる世代では、腎の消耗として見ることがあります。

腎虚タイプでは、

  • 年齢への焦りがある
  • AMHの数値が気になる
  • 月経周期が短くなってきた
  • 採卵数が少ないと言われた
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 疲れが抜けにくい
  • 休んでも回復しにくい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、さらに頑張りすぎるより、睡眠、冷え対策、胃腸を守る食事、治療の優先順位の整理が大切です。

陰虚(いんきょ) 〜ほてり・寝汗・不眠・潤い不足〜

陰は、身体を潤し、熱を鎮め、落ち着かせる働きと関係します。

更年期に近づくと、陰が不足し、ほてりや不眠が出る方がいます。

陰虚タイプでは、

  • 手足がほてる
  • 顔がのぼせる
  • 寝汗をかく
  • 口が渇く
  • 眠りが浅い
  • 夜に頭が冴える
  • イライラと不安が混ざる
  • 温活をすると余計に暑くなる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、温めすぎに注意が必要です。

夏の長時間の半身浴、サウナ、強い温灸、厚着のしすぎは合わないことがあります。

潤いを守りながら、熱を上手に逃がすことが大切です。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜焦りやストレスで気が滞る状態〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

妊活中の焦り、更年期への不安、夫婦での話し合い、治療費、通院の負担が重なると、肝気が滞りやすくなります。

肝鬱気滞タイプでは、

  • イライラしやすい
  • ため息が増える
  • 胸や喉がつまる
  • 肩や首がこる
  • 月経前に感情が揺れやすい
  • 検索が止まらない
  • 夫婦で話すと感情が強く出る
  • 判定日前に落ち着かない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、不安を検索で増やすより、主治医に聞くことを整理し、気を巡らせる時間を作ることが大切です。

脾虚(ひきょ) 〜胃腸が弱り、気血を作りにくい状態〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

40代前後になると、以前より胃腸が弱くなった、疲れやすくなった、食後に眠くなるという方もいます。

脾虚タイプでは、

  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 食後に眠くなる
  • 軟便になりやすい
  • むくみやすい
  • 朝から身体が重い
  • 甘いものが欲しくなる
  • 冷たい飲み物でお腹がゆるくなる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、栄養を増やそうとしても、胃腸が受け取れないことがあります。

味噌汁、卵、豆腐、魚、鶏肉のスープ、やわらかく煮た野菜など、胃腸にやさしい食事を意識しましょう。

血虚(けっきょ) 〜身体と心を養う力が不足しやすい状態〜

血は、身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。

血虚タイプでは、

  • めまいがしやすい
  • 立ちくらみがある
  • 顔色が青白い
  • 爪が割れやすい
  • 髪がぱさつく
  • 眠りが浅い
  • 不安になりやすい
  • 月経後に疲れやすい

といった状態が出やすくなります。

月経量が多い方、採卵後に疲れやすい方、食事量が少ない方は、血を養う視点も大切です。

卵、魚、鶏肉、しじみ、あさり、小松菜、黒ごま、なつめなどを、胃腸に合う形で取り入れましょう。

瘀血(おけつ) 〜血の巡りが滞りやすい状態〜

瘀血は、血の巡りが滞りやすい状態です。

瘀血タイプでは、

  • 月経痛が強い
  • 経血にかたまりがある
  • 下腹部が冷える
  • 肩こりや腰痛が強い
  • 顔色がくすみやすい
  • 同じ場所が痛みやすい
  • 子宮筋腫や子宮内膜症を指摘されたことがある
  • 不正出血がある

といった状態が出やすくなります。

40代前後の不正出血や月経量の変化は、「更年期だから」と自己判断せず、婦人科で確認してください。

更年期と妊活が重なる世代におすすめの食養生

この時期の食養生では、妊活だけでなく、これからの身体を守る視点も大切です。

おすすめしやすい食材は、

  • ごはん
  • 味噌汁
  • 豆腐
  • 納豆
  • 鶏肉
  • 赤身肉を少量
  • しじみ
  • あさり
  • 小松菜
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • 山芋
  • オクラ
  • きのこ
  • わかめ
  • ひじき
  • 黒ごま
  • 枝豆
  • なつめ
  • くるみ
  • しそ
  • 生姜を少し

などです。

ポイントは、極端に減らさないことです。

40代前後の妊活では、体重管理を意識する方もいます。

しかし、極端な糖質制限、欠食、サラダだけの食事、短期集中のダイエットは、胃腸、睡眠、月経リズム、冷えに負担になることがあります。

妊活中の食事は、体重を減らすためだけではありません。

卵巣、子宮、筋肉、骨、血液、胃腸、睡眠、心を支えるためのものです。

控えめにしたい習慣

更年期と妊活が重なる時期は、次のような習慣が増えていないか見直してみましょう。

  • 夜更かしが続く
  • 寝る前に妊活情報を長く検索する
  • 朝食を抜く
  • 冷たいものばかり食べる
  • 甘いものやカフェインが増える
  • アルコールが増える
  • 極端なダイエットをする
  • 暑いのに温活を頑張りすぎる
  • のぼせるのに長時間入浴する
  • 不正出血を放置する
  • 月経不順を自己判断する
  • 夫婦で治療方針を話し合えず抱え込む

全部を直そうとしなくて大丈夫です。

まずは、今の身体に負担になっているものを1つ減らすことから始めましょう。

更年期と妊活が重なる時におすすめのツボ

ツボ押しは、更年期症状、不妊症、卵巣機能、ホルモン値、妊娠を直接改善するものではありません。

また、婦人科疾患を診断したり治療したりするものでもありません。

しかし、冷え、のぼせ、不安、眠りの浅さ、胃腸の重さ、気の滞りに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、胚移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

太谿(たいけい) 〜腎の養生・足腰・冷え〜

内くるぶしとアキレス腱の間にあります。

東洋医学では、腎の養生を意識する時に使われることがあります。

足腰の冷え、疲れやすさ、年齢に伴う変化を意識する方に向いています。

強く押しすぎず、足首まわりをやさしく温めるように触れましょう。

太衝(たいしょう) 〜イライラ・焦り・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

焦り、イライラ、検索しすぎ、月経前の気分の揺れがある時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

夜に妊活のことを考えすぎて眠れない時、不安が強い時に使いやすいツボです。

寝る前にスマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・体力の土台〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

40代前後で疲れやすさや胃腸の弱りを感じる方におすすめです。

今日からできる3つのこと

1.月経の変化をメモする

40代前後の妊活では、月経周期や出血の変化が大切な情報になります。

月経周期。
出血量。
月経痛。
経血のかたまり。
不正出血。
排卵期のおりもの。
PMS。
のぼせや不眠。

これらを簡単にメモしておくと、婦人科や不妊治療の診察で伝えやすくなります。

2.自己流で長く様子を見すぎない

40代前後で妊娠を希望している場合は、自己流で長く様子を見すぎないことが大切です。

月経があるから大丈夫。
排卵検査薬が反応するから大丈夫。
まだ閉経していないから大丈夫。

そう思っている間に、時間が過ぎてしまうことがあります。

焦らせるためではなく、選択肢を知るために、早めに医療機関で相談しましょう。

3.のぼせと冷えを分けて考える

更年期と妊活が重なる世代では、のぼせと冷えが同時に出ることがあります。

顔は熱い。
頭はのぼせる。
でも足は冷える。
お腹は冷たい。
眠る時は暑いのに、朝はだるい。

このような時は、全身を強く温めるより、上の熱を逃がし、下半身を冷やしすぎない工夫が大切です。

温活も、季節と体質に合わせて調整しましょう。

鍼灸でできるサポート

更年期と妊活が重なる世代では、卵巣機能、年齢、AMH、排卵、月経周期、子宮内膜、精子、治療歴、更年期症状、睡眠、冷え、胃腸、自律神経、ストレスなど、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけで卵巣機能、AMH、排卵、卵子の質、ホルモン値、妊娠、採卵数、更年期症状の改善をお約束することはできません。
また、当院で不妊症、更年期障害、婦人科疾患を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

月経不順、不正出血、強い月経痛、急な月経量の変化、強いのぼせ、不眠、動悸、息苦しさ、強い疲労、妊娠を希望している40代前後の方は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ相談してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • 冷えとのぼせを整えたい
  • 眠りを整えたい
  • 胃腸の働きを助けたい
  • 月経前のイライラを相談したい
  • 疲れやすさを整えたい
  • 採卵や移植に向けて身体を整えたい
  • 更年期に近い不調と妊活の不安を整理したい
  • 病院の治療と並行して体質改善をしたい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で腎、肝、脾、気血水、陰陽、瘀血、冷え、湿の状態を見ていきます。

更年期と妊活が重なる世代の体を、

「年齢だから仕方ない」
「更年期だから無理」
「もう遅い」

と見るのではなく、

「今の卵巣機能はどうか」
「月経周期はどう変化しているか」
「睡眠はとれているか」
「冷えとのぼせが同時に出ていないか」
「胃腸は弱っていないか」
「不安で身体が緊張していないか」
「病院で確認すべきことは何か」

という視点で丁寧に整理していきます。

当院の考え方

更年期と妊活が重なる世代の方は、心の中にいくつもの感情を抱えています。

妊娠したい。
でも年齢が気になる。
身体の変化が怖い。
月経周期が乱れると不安になる。
採卵数が少ないと言われて落ち込む。
AMHの数値が頭から離れない。
更年期という言葉を聞くと、自分の可能性を否定されたように感じる。

このような気持ちになるのは、とても自然です。

でも、更年期に近い変化を感じることは、あなたが悪いからではありません。

年齢とともに身体が変化していくことは、誰にでも起こることです。

大切なのは、その変化を見ないふりすることでも、過剰に怖がることでもありません。

今の身体を知ること。
医療機関で必要な検査を受けること。
治療の選択肢を整理すること。
睡眠、冷え、胃腸、自律神経を整えること。
自分を責めすぎないこと。

この積み重ねが大切です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、更年期と妊活が重なる世代の体の変化、月経不順、のぼせ、不眠、冷え、AMH、卵巣機能、採卵や移植への不安に悩んでいる方へ。

「40代の妊活で何を優先すればよいか分からない」
「更年期のような症状があり不安」
「月経周期が変わってきた」
「病院の治療と並行して体質を整えたい」
「冷えとのぼせ、睡眠の乱れを相談したい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

不正出血、月経量の急な変化、強い月経痛、動悸、息苦しさ、強い不眠、急な体重変化、強い疲労、妊娠の可能性がある時期の出血や腹痛がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

「AMHの数値が低くて、もう時間がないと焦ってしまう」
「生理の周期が短くなってきて、更年期なのかと不安でたまらない」

奈良・上牧町の蓮心はり灸堂は、そんな葛藤を抱えながら妊活を頑張る女性のための、女性専用鍼灸院です。

40代前後の妊活は、時間への焦り、仕事や家庭の負担、そしてご自身の身体の変化が同時に押し寄せる、心身ともに本当にハードな時期です。
「もっと早く始めていれば」と自分を責めて、夜中に検索が止まらなくなってしまう日もあると思います。

当院では、病院での治療方針や検査結果を第一に尊重しながら、東洋医学の視点で「年齢に伴う変化(腎)」を優しく支え、「冷えやのぼせ」を整え、治療に向かうための気力と体力の土台づくりをお手伝いしています。

年齢や身体の変化について、ひとりで抱え込んで悩む必要はありません。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
当院という安心できる場所で、今のお身体とお気持ちを一緒に優しく整理していきましょう。

参考・出典

厚生労働省『女性特有の健康課題 更年期』
厚生労働省『女性はライフステージごとに女性ホルモンが大きく影響する』
厚生労働省『月経について』
日本生殖医学会『女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本産婦人科医会『更年期障害』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『年齢と妊孕性に関する患者向け情報』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『自然妊娠を最適化するための委員会見解』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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