満月の夜に心を守るSNSとの距離感

東洋医学の視点から体質改善を伝える奈良・上牧町の鍼灸院ブログ画像

朝の記事では、満月前後に気持ちが揺れやすい理由についてお話ししました。

満月だから必ず不調になる、満月が妊活に直接影響する、と断定することはできません。

けれど、満月前後をきっかけに、

「いつもより眠りが浅い」
「気持ちがざわざわする」
「妊活のことを考えすぎる」
「SNSを見続けてしまう」
「人の妊娠報告を見て苦しくなる」
「判定日前の検索が止まらない」

ということに気づく方はいます。

特に夜は、心が敏感になりやすい時間です。

日中は何とか頑張れていたのに、夜になると急に不安が強くなる。
スマホを開いたら、妊活アカウントや体験談を見続けてしまう。
他の人の陽性判定、妊娠報告、胚盤胞のグレード、採卵数、移植結果と自分を比べてしまう。

そんな夜があるかもしれません。

まず、お伝えしたいことがあります。

SNSを見ることが悪いわけではありません。
でも、見たあとに心が苦しくなるなら、今のあなたには少し距離が必要なサインかもしれません。

SNSは、妊活中の孤独をやわらげてくれることがあります。

同じように頑張っている人がいる。
病院では聞けなかった体験談が分かる。
検査や治療の流れを知ることができる。
ひとりではないと思える。

その一方で、SNSは心を疲れさせることもあります。

妊娠報告。
陽性判定。
採卵数の比較。
胚のグレード。
移植後症状。
フライング検査。
治療費。
年齢。
成功体験。
つらい体験。

情報が多すぎると、安心するどころか、不安が増えてしまうことがあります。

今日は、満月の夜に心を守るSNSとの距離感について、妊活中の不安、睡眠、東洋医学の視点を交えながら、やさしく整理していきます。

目次

なぜ夜のSNSは心に残りやすいのでしょうか

同じSNSでも、昼に見る時と夜に見る時では、感じ方が違うことがあります。

夜は、身体が疲れています。
頭も疲れています。
判断力も落ちやすくなります。
孤独感も強くなりやすいです。
眠る前は、不安が大きく見えやすい時間です。

妊活中は、もともと気持ちが揺れやすい場面が多くあります。

高温期。
月経前。
採卵前。
受精確認前。
胚移植後。
判定日前。
次の治療方針を考える時。
治療費を考える時。

そこに夜のSNSが重なると、心がさらに刺激を受けやすくなります。

日中なら受け流せる投稿でも、夜には深く刺さることがあります。

「この人は妊娠できたのに、私はまだ」
「同じ年齢なのに、結果が違う」
「私の胚のグレードは低いのかな」
「移植後に症状がないのはだめなのかな」
「採卵数が少なかった私は厳しいのかな」
「もっと早く治療を始めればよかった」

このように、SNSの情報が、自分を責める材料になってしまうことがあります。

SNSが助けになる時もあります

SNSは悪いものではありません。

妊活中は、周囲に話しにくいことがたくさんあります。

友人に話しにくい。
家族に分かってもらいにくい。
職場に言えない。
パートナーにも全部は話せない。
病院では聞きにくい。
同じ状況の人を探したい。

そんな時、SNSで同じような経験をしている人の言葉に救われることがあります。

「自分だけじゃないんだ」
「この治療の流れはこういう感じなんだ」
「この検査で不安になる人は多いんだ」
「同じ気持ちの人がいるんだ」

そう思えることは、妊活中の大切な支えになることがあります。

だから、SNSを全部やめなければいけないわけではありません。

大切なのは、SNSを使うことではなく、使った後に自分の心がどうなっているかです。

SNSで心が疲れているサイン

SNSを見た後、次のような状態になっていないか確認してみましょう。

  • 見たあとに落ち込む
  • 妊娠報告を見ると胸が苦しくなる
  • 他の人の採卵数や胚のグレードと比べる
  • 自分の治療が遅れているように感じる
  • パートナーにイライラする
  • 寝る前に涙が出る
  • 検索が止まらない
  • 眠りが浅くなる
  • 朝起きてもSNSの内容が頭に残っている
  • 自分の身体を責める
  • 治療方針を自己判断で変えたくなる
  • サプリや民間療法を急に増やしたくなる
  • 病院への不信感が強くなる
  • SNSを見ているのに孤独感が増える

このような状態があるなら、SNSとの距離感を少し見直すタイミングです。

SNSを見てはいけないわけではありません。

今の自分には、見る時間、見る内容、見る相手、見るタイミングを選ぶ必要があるということです。

妊活中に心が揺れやすいSNS投稿

妊活中は、特定の投稿が強く心に残ることがあります。

妊娠報告

妊娠報告は、本来は喜ばしいことです。

でも、妊活中の方にとっては、複雑な気持ちになることがあります。

「おめでとう」と思う気持ち。
でも苦しい気持ち。
自分だけ置いていかれたような気持ち。
そんな自分を責める気持ち。

これらが同時に出ることがあります。

妊娠報告を見て苦しくなるのは、あなたの性格が悪いからではありません。

それだけ、あなた自身が真剣に妊活と向き合っているからです。

陽性判定・フライング検査

判定日前に、他の人の陽性判定やフライング検査の投稿を見ると、心が揺れやすくなります。

「同じ移植日なのに、あの人は線が出ている」
「私は症状がない」
「検査薬を使った方がいいのかな」
「陰性だったらどうしよう」

このように、不安が増えることがあります。

フライング検査をするかどうかは人それぞれですが、SNSで他の人の結果と比べすぎると、判定日までの時間がさらに苦しくなります。

医療機関の判定日を大切にしましょう。

採卵数・胚盤胞のグレード

採卵数や胚のグレードは、とても比べやすい情報です。

「10個採卵できた」
「胚盤胞が5個できた」
「良好胚だった」
「グレードが高かった」

このような投稿を見ると、自分の結果と比べてしまうことがあります。

でも、採卵数、成熟卵数、受精数、胚盤胞数、グレード、年齢、治療歴、刺激方法、医療機関の評価基準は人によって違います。

数字だけを見て、自分の可能性を決めつけないでください。

治療法・サプリメント・体質改善の成功談

「これを飲んだら妊娠した」
「この治療をしたら成功した」
「この病院に変えたらうまくいった」
「この方法で内膜が厚くなった」

このような投稿を見ると、すぐ試したくなることがあります。

でも、妊活に関する成功談は、その人の背景が大きく関わります。

年齢。
卵巣機能。
精子の状態。
子宮内膜。
治療歴。
病院の方針。
胚の状態。
生活習慣。
持病。
薬。

自分と同じ条件ではありません。

サプリメントや漢方薬、民間療法、先進医療を自己判断で増やすのではなく、主治医や専門家に相談しましょう。

ネガティブな体験談

SNSには、つらい体験談もあります。

採卵できなかった。
受精しなかった。
移植が陰性だった。
流産した。
治療費がつらい。
夫婦関係が苦しい。

同じ立場の人の言葉に共感できることもあります。

でも、夜に何件も読み続けると、自分も同じ未来になるのではと不安が強くなることがあります。

つらい投稿を読むことで心が苦しくなる時は、そっと離れてよいです。

共感しなければいけないわけではありません。

自分の心を守ることも大切です。

満月の夜にSNSを見たくなる理由

満月の夜は、特別なことが起きると決まっているわけではありません。

それでも、満月前後にSNSを見たくなる方がいます。

その背景には、

  • 眠りが浅い
  • 気持ちが高ぶっている
  • 月経前と重なっている
  • 判定日前と重なっている
  • ひとりの時間が増える
  • 暑さや冷房冷えで身体が落ち着かない
  • 不安を言葉にしたい
  • 同じ境遇の人を探したい
  • 安心材料を探したい

という状態があることがあります。

つまり、SNSを見たくなるのは、単なる癖ではなく、

「不安をなんとかしたい」
「ひとりで抱えきれない」
「安心したい」
「誰かとつながりたい」

という心のサインかもしれません。

だからこそ、SNSを見てしまう自分を責めないでください。

まずは、「私は今、不安なんだな」と気づくことから始めましょう。

SNSとの距離感を整える7つの方法

SNSを完全にやめる必要はありません。

妊活中は、情報もつながりも必要です。

ただ、心が疲れている時は、使い方を少し変えることが大切です。

1.夜だけ見ない時間を作る

一番おすすめしやすいのは、夜だけ距離を置く方法です。

たとえば、

21時以降は妊活SNSを見ない。
寝る前30分はSNSを閉じる。
判定日前だけ夜のSNSを控える。
満月の夜だけスマホを寝室に持ち込まない。

このように、全部やめるのではなく、時間を区切ります。

「SNSをやめる」だと難しいですが、「夜だけ少し離れる」なら取り入れやすいです。

2.見るアカウントを選ぶ

SNSは、誰を見るかで心の状態が変わります。

見た後に安心する人。
落ち着く人。
必要な情報を整理してくれる人。
不安をあおらない人。
比較ではなく、自分を大切にする言葉をくれる人。

そのようなアカウントは、妊活中の支えになることがあります。

反対に、

見た後に落ち込む。
焦る。
比べてしまう。
不安が増える。
自分を責める。
眠れなくなる。

そのようなアカウントは、今だけ距離を置いても大丈夫です。

ミュート、フォロー解除、表示回数を減らす設定は、自分を守るための方法です。

相手を否定することではありません。

3.妊娠報告がつらい時はミュートしてよい

妊娠報告を見るのがつらい時、自分を責める方がいます。

「喜べない私は心が狭い」
「友達なのに見たくないなんてひどい」
「妊活している人としてダメなのかな」

そう思わなくて大丈夫です。

妊娠報告を見て苦しくなる時は、一時的にミュートしてよいです。

それは相手を嫌うことではありません。

今の自分の心を守ることです。

いつか自然に見られる時が来るかもしれません。

今は見られないなら、見ない選択をして大丈夫です。

4.検索する言葉を変える

妊活中に検索する言葉は、心に影響します。

たとえば、

「移植後 症状なし 陰性」
「胚盤胞 グレード 低い 妊娠率」
「採卵数 少ない 絶望」
「高齢妊活 無理」
「フライング 陰性 可能性」

このような言葉で検索すると、不安が強くなりやすいです。

不安な時は、検索する言葉を変えてみましょう。

「移植後 過ごし方 医療機関」
「胚盤胞 グレード 主治医に聞くこと」
「採卵後 回復 食事」
「妊活 不安 相談」
「判定日前 心を落ち着ける」

検索語を変えるだけでも、出てくる情報が変わります。

5.体験談より、主治医に聞く質問へ変える

SNSの体験談は参考になることもあります。

でも、治療方針を決める材料としては限界があります。

同じ「胚盤胞4BB」でも、年齢、治療歴、子宮内膜、ホルモン、精子、移植周期、医療機関の基準は違います。

SNSを見て不安になったら、体験談を追い続けるより、主治医に聞く質問に変えてみましょう。

たとえば、

「私の場合、この胚の評価はどう受け止めればよいですか?」
「次に確認すべきことはありますか?」
「移植後に注意する症状は何ですか?」
「薬の使い方で気をつけることはありますか?」
「次回の治療方針はどのように考えますか?」

質問に変えると、不安が少し整理されます。

6.スマホを寝室から少し離す

寝る前にSNSを見てしまう方は、スマホの置き場所を変えてみましょう。

枕元ではなく、少し離れた場所に置く。
充電場所をベッドから遠ざける。
通知を切る。
画面を伏せる。
タイマーやアラームは別の場所で使う。

意志の力だけでやめようとすると難しいです。

スマホを手に取りにくい環境を作る方が、ずっと現実的です。

7.SNSを閉じた後の行動を決めておく

SNSを見ないようにしようと思っても、代わりに何をするか決めていないと、また開いてしまいます。

SNSを閉じた後にすることを決めておきましょう。

白湯を飲む。
神門に触れる。
足首を回す。
不安をメモに書く。
3回だけ深呼吸する。
照明を少し暗くする。
温かい味噌汁を飲む。
パートナーに「今日は少し不安」と伝える。

小さな行動で大丈夫です。

SNSから離れた後に、自分を安心させる行動を用意しておきましょう。

SNSを見てしまった後にできるリセット

「見ないようにしよう」と思っても、見てしまう日はあります。

そんな時、自分を責めなくて大丈夫です。

SNSを見て苦しくなった後は、次のようにリセットしてみましょう。

1.身体の感覚に戻る

まず、スマホを置きます。

足裏を床につける。
肩を下げる。
奥歯の力を抜く。
息を長く吐く。
手首に触れる。

情報の世界から、身体の感覚に戻ります。

2.「これは他の人の体験」と言葉にする

SNSで見た投稿は、その人の体験です。

自分の未来を決めるものではありません。

声に出しても、心の中でもよいので、

「これは他の人の体験」
「私の結果を決めるものではない」
「私の治療は主治医と確認する」

と言ってみましょう。

3.不安をメモにする

SNSで不安になったことは、メモに変えます。

「胚のグレードが気になる」
「移植後の症状がないのが不安」
「サプリを足した方がいいのか気になる」
「次の診察で聞きたい」

メモにすれば、頭の中で何度も考えなくて済みます。

4.温かい飲み物を少し飲む

胃がきゅっとなる方は、温かい飲み物を少し飲みましょう。

白湯。
ほうじ茶。
麦茶。
カフェインの少ない温かい飲み物。
味噌汁。

身体が少し落ち着きやすくなります。

満月の夜におすすめの過ごし方

満月の夜は、特別なことをする必要はありません。

むしろ、刺激を減らすことが大切です。

照明を少し落とす

夜の強い光は、眠る準備を妨げることがあります。

部屋の照明を少し落とし、スマホ画面の明るさも下げましょう。

音を減らす

動画やSNSを見続けると、目だけでなく耳からも情報が入り続けます。

寝る前は、音の刺激も減らしてみましょう。

身体を締めつけない服にする

満月前後に気持ちが揺れる時は、身体も緊張しています。

締めつけの強い服、きつい下着、冷える服装を避け、楽な服で過ごしましょう。

冷えすぎ・温めすぎを避ける

7月末は、暑さと冷房冷えが同時に起こりやすい時期です。

暑さを我慢せず、冷房を上手に使いましょう。

ただし、風が直接身体に当たる、足元が冷える、お腹が冷える場合は、ひざ掛けやレッグウォーマーを使うとよいです。

温活を頑張りすぎてのぼせる方は、長時間の半身浴や強い温熱刺激を控えましょう。

今日の自分にひと言かける

寝る前に、自分にひと言かけてみましょう。

「今日はよく頑張った」
「見すぎて苦しくなったけど、気づけた」
「明日、また整えればいい」
「今夜はこれ以上調べなくていい」
「不安でも、私はだめではない」

妊活中は、自分に厳しくなりやすいです。

満月の夜くらい、自分に少しやさしい言葉をかけてあげてください。

東洋医学では、SNSで疲れる心をどう見るのでしょうか

東洋医学では、SNSで心が疲れる状態を、単に「気持ちの問題」とだけ見ません。

呼吸、睡眠、胃腸、気血の巡り、冷え、のぼせ、自律神経の緊張を一緒に見ていきます。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎、心、陰陽は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜比較と焦りで気が滞る状態〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

SNSで他の人と比べる時間が増えると、肝気が滞りやすくなる方がいます。

肝鬱気滞タイプでは、

  • SNSを見た後にイライラする
  • ため息が増える
  • 胸や喉がつまる
  • 肩や首がこる
  • お腹に力が入る
  • 夫婦で話すと感情が強く出る
  • 月経前に気持ちが揺れやすい
  • 寝る前に検索が止まらない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、情報を増やすより、気を巡らせることが大切です。

スマホを置く。
肩を回す。
足裏を感じる。
太衝をやさしくさする。
不安をメモに書く。

頭の中から、身体へ意識を戻しましょう。

心脾両虚(しんぴりょうきょ) 〜考えすぎで眠りと胃腸が弱る状態〜

心は眠りや精神活動、脾は胃腸や気血を作る力と関係します。

SNSを見続けて考えすぎると、眠りと胃腸に影響が出る方がいます。

心脾両虚タイプでは、

  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 動悸がする
  • 不安になりやすい
  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 朝から疲れている
  • SNSを見たあと胃がきゅっとする

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、夜のSNSを控えめにし、神門や内関にやさしく触れるセルフケアが向いています。

温かい味噌汁や白湯で、胃腸を落ち着かせるのもよいでしょう。

血虚(けっきょ) 〜心を養う力が不足し、不安になりやすい状態〜

血は、身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。

血虚タイプでは、

  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 不安になりやすい
  • めまいがしやすい
  • 立ちくらみがある
  • 顔色が青白い
  • 爪が割れやすい
  • 月経後に疲れやすい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、SNSで心が揺れた時に、さらに夜ふかしすると不安が強くなりやすいです。

情報を入れるより、眠ること、食べること、休むことを優先しましょう。

卵、魚、鶏肉、しじみ、あさり、小松菜、黒ごま、なつめなどを、胃腸に合う形で取り入れてみましょう。

陰虚(いんきょ) 〜夜に頭が冴え、眠れなくなる状態〜

陰は、身体を潤し、熱を鎮め、落ち着かせる働きと関係します。

夜ふかし、スマホ、寝不足、夏の暑さが重なると、陰が消耗しやすくなります。

陰虚タイプでは、

  • 夜に頭が冴える
  • 手足がほてる
  • 顔がのぼせる
  • 寝汗をかく
  • 口が渇く
  • 眠りが浅い
  • イライラと不安が混ざる
  • 温活をすると寝苦しい

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、寝る前のSNSと温活のしすぎに注意しましょう。

スマホの光、情報の刺激、熱いお風呂、長時間の半身浴が、眠りを妨げることがあります。

腎虚(じんきょ) 〜妊活の長期化で心身が消耗している状態〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

妊活が長引くほど、SNSの情報が心に刺さりやすくなる方がいます。

腎虚タイプでは、

  • 年齢への焦りがある
  • AMHの数値が気になる
  • 採卵数が不安
  • 妊活が長引き、心身が疲れている
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 疲れが抜けにくい
  • 休むことに罪悪感がある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、「もっと情報を集める」より、「回復する時間」を作ることが必要です。

SNSから離れる時間は、妊活をサボる時間ではありません。

身体と心を回復させるための時間です。

水滞・湿(すいたい・しつ) 〜情報も身体も重く感じる状態〜

水滞や湿は、身体の水分がうまく巡らず、重だるさやむくみとして出る状態です。

SNSを見続けて動かない時間が増えると、身体も重く感じやすくなります。

水滞・湿タイプでは、

  • 身体が重い
  • 足がむくむ
  • 頭がぼんやりする
  • 胃が重い
  • 冷房で足元が冷える
  • 雨の日や湿気でだるい
  • SNSを見たあと頭が重い
  • 朝からすっきりしない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、SNSを見続けるより、足首を回す、少し立つ、温かい汁物をとるなど、巡らせる工夫が大切です。

SNSで疲れた夜におすすめの食養生

SNSを見すぎて心が疲れた夜は、胃腸も緊張していることがあります。

夜遅くに重たい食事をするより、身体が受け取りやすいものを少し入れましょう。

おすすめしやすいものは、

  • 白湯
  • 味噌汁
  • 卵スープ
  • 豆腐
  • お粥
  • 小さなおにぎり
  • 茶碗蒸し
  • 鶏肉のスープ
  • わかめスープ
  • ほうじ茶
  • なつめ茶

などです。

イライラが強い方

イライラが強い時は、しそ、みょうが、三つ葉、柑橘など、香りのよい食材を少し取り入れるのもよいです。

香りは、東洋医学では気の巡りを助ける食材として使われることがあります。

ただし、胃腸が弱い方は刺激を強くしすぎないようにしましょう。

不安で眠れない方

不安で眠れない方は、カフェイン、アルコール、甘いもの、夜遅い食べすぎを控えめにしましょう。

温かい汁物や白湯で、胃腸を落ち着かせる方が合うことがあります。

冷房で冷えている方

冷房で冷えている方は、足元を冷やしすぎないようにしましょう。

レッグウォーマー、ひざ掛け、温かい飲み物がおすすめです。

ただし、のぼせや寝汗がある方は、温めすぎないことも大切です。

SNS疲れにおすすめのツボ

ツボ押しは、妊娠、排卵、着床、ホルモン値、PMS、睡眠障害、心の不調の改善をお約束するものではありません。

また、不妊症や婦人科疾患、精神的な病気を診断したり治療したりするものでもありません。

けれど、SNSで疲れた夜の不安、眠りの浅さ、イライラ、胸のざわざわ、胃の重さに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

SNSを見た後に不安が強くなった時、眠れない時に使いやすいツボです。

スマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。

内関(ないかん) 〜胸のざわざわ・胃のむかつき・緊張〜

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

胸のつかえ、胃のむかつき、呼吸の浅さがある時に使いやすいツボです。

SNSで妊娠報告や体験談を見て、胸が苦しくなった時におすすめです。

太衝(たいしょう) 〜比較・イライラ・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

他の人と比べてイライラする時、焦りが強い時、肩や首がこる時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・体力の土台〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

SNSで気持ちが揺れ、食欲が落ちる方、夏バテ気味の方におすすめです。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、胚移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

今日からできる3つのこと

1.満月の夜だけ、妊活SNSを21時で閉じる

全部やめなくて大丈夫です。

まずは満月の夜だけ、妊活SNSを21時で閉じてみましょう。

閉じた後は、神門に触れる、白湯を飲む、メモを書く、照明を落とすなど、心を休ませる行動に変えます。

2.見たあとに苦しくなるアカウントをミュートする

ミュートは、相手を否定することではありません。

今の自分の心を守るための方法です。

妊娠報告、治療結果、比較で苦しくなる投稿は、今だけ距離を置いても大丈夫です。

3.不安を検索ではなく「質問メモ」に変える

SNSで不安になったことは、検索し続けるより、質問メモに変えましょう。

主治医に聞くこと。
施術で相談したいこと。
パートナーに伝えたいこと。
今の自分が不安に思っていること。

書き出すだけでも、頭の中が少し整理されます。

鍼灸でできるサポート

妊活中のSNS疲れには、睡眠不足、夜更かし、月経前の不調、PMS、判定日前の不安、冷え、のぼせ、胃腸の弱り、自律神経の緊張、夫婦関係、治療結果を待つストレスなど、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけでSNS疲れ、PMS、不眠、精神的な不調、不妊症、ホルモン値、妊娠、排卵、着床の改善をお約束することはできません。
また、当院で婦人科疾患や睡眠障害、精神的な病気を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。

強い不眠、強い不安や落ち込み、日常生活に支障が出るほどのPMS、動悸や息苦しさ、自分を傷つけたい気持ちがある場合は、医療機関や相談窓口へ早めに相談してください。

そのうえで、妊活中の身体づくりとして、

  • SNSを見ると心が疲れる
  • 妊娠報告を見るのがつらい
  • 判定日前に検索が止まらない
  • 月経前のイライラが強い
  • 眠りが浅い
  • 冷えとのぼせを整えたい
  • 胃腸の弱りを整えたい
  • 自律神経の緊張をやわらげたい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、心、陰陽、瘀血、湿、冷えの状態を見ていきます。

SNS疲れを、

「見てしまう自分が悪い」
「喜べない自分が悪い」
「妊活中なのに心が弱い」

と見るのではなく、

「なぜ夜に見続けてしまうのか」
「睡眠は足りているか」
「PMSと重なっていないか」
「冷えとのぼせが同時に出ていないか」
「胃腸が弱っていないか」
「判定日前の不安をひとりで抱えていないか」

という視点で丁寧に確認していきます。

当院の考え方

妊活中のSNSは、支えになることもあれば、心を疲れさせることもあります。

同じように頑張っている人を見て安心する日もあります。
妊娠報告を見て胸が苦しくなる日もあります。
体験談に救われる日もあります。
体験談で不安が増える日もあります。

どちらも自然です。

大切なのは、SNSを使うか使わないかではありません。

見た後の自分を大切にできているかです。

苦しくなるなら、距離を置いていい。
妊娠報告がつらいなら、ミュートしていい。
夜だけ見ない日を作っていい。
体験談を追い続けず、主治医に聞く質問に変えていい。
不安な夜は、スマホではなく自分の身体に戻っていい。

妊活中は、どうしても結果を待つ時間が長くなります。

その時間をすべてSNSで埋めようとすると、心が疲れてしまうことがあります。

満月の夜は、少しだけスマホを置いてみましょう。

神門に触れる。
白湯を飲む。
足元を冷やしすぎない。
呼吸を長く吐く。
不安をメモに書く。
照明を少し落とす。
今日はこれ以上調べなくていい、と自分に伝える。

それだけで十分です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、妊活中のSNS疲れ、妊娠報告を見るつらさ、判定日前の検索不安、PMS、睡眠の乱れ、自律神経の不調、体質改善に悩んでいる方へ。

「SNSを見ると心が苦しくなる」
「妊娠報告を見て落ち込む自分を責めてしまう」
「判定日前に検索が止まらない」
「夜になると不安が強くなる」
「東洋医学的に心身を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での検査や治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

強い不眠、強い不安や落ち込み、日常生活に支障が出るほどのPMS、動悸や息苦しさ、自分を傷つけたい気持ちがある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関や相談窓口へ早めに相談してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

「SNSで情報を集めていたはずなのに、いつの間にか苦しくなっている」
「他人の陽性判定を見て喜べない自分に、ひどく落ち込んでしまう」

奈良・上牧町の蓮心はり灸堂は、そんなふうに情報に振り回され、誰にも言えない本音を抱え込んでこわばってしまった心と身体を、そっとゆるめるための鍼灸院です。

当院は女性専用の静かな空間です。
誰かと比べる必要も、無理に前向きな言葉を取り繕う必要もありません。
東洋医学のケアは、ただ身体を温めるだけでなく、SNSの見すぎでのぼせた頭の熱を下げ、浅くなった呼吸を深くし、「今、ここにある自分の身体」に安心感を取り戻す手助けをしてくれます。

スマホの画面から少しだけ離れて、まずはふーっと息を吐き出しにいらっしゃいませんか?
うまく言葉にできなくても、涙が出てしまっても大丈夫です。
あなたがあなた自身の心を守りながら妊活を歩めるよう、一緒に身体の土台を整えていきましょう。

参考・出典

国立天文台『令和8年(2026)暦要項 朔弦望』
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
厚生労働省『Good Sleepガイド』
厚生労働省『働く人のこころの耳SNS相談』
厚生労働科学研究成果データベース『デジタル機器及びソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の使用がメンタルヘルスに与える影響に関する研究』
世界保健機関 欧州地域事務局『若者・スクリーン・メンタルヘルスに関する情報』
アメリカ心理学会(APA)『思春期のソーシャルメディア利用に関する健康勧告』
医学論文レビュー『ソーシャルメディア利用が睡眠とメンタルヘルスに与える影響』
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ『月経前症候群(PMS)』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次