朝の記事「【新月】新月に見直したい生活リズム」では、新月を「身体に特別な変化が起こる日」と考えるのではなく、生活を見直すための月に一度の区切りとして使う方法をお伝えしました。
今夜は、その続きです。
一週間を振り返るというと、
「できなかったことを反省する」
「来週こそ頑張る」
という時間になりやすいですよね。
でも、今回つくるのは反省ノートではありません。
目的は、
今の自分がどこで疲れているのかを知り、来週を少し楽にすること。
ノート一冊なくても構いません。
手帳の余白でも、メモ用紙でも十分です。
今夜10分ほど、自分の一週間を静かに眺めてみましょう。
最初に「できなかったこと」は書かなくて大丈夫
ノートを開くと、
運動できなかった、夜更かしした、食事が乱れた、検索しすぎた、、、
と、できなかったことから書きたくなるかもしれません。
でも、今日はそこから始めません。
まず一番上に、
「今週、よくやったこと」
を一つ書いてみてください。
大きなことでなくて大丈夫です。
仕事へ行った。
通院した。
薬を忘れず使った。
夕食を作った。
眠い日に早く寝た。
つらい日に休んだ。
それだけで構いません。
妊活中は、
「妊娠につながったか」
「治療が進んだか」
で一週間を評価してしまいがちです。
でも、治療結果だけが、その一週間の価値ではありません。
1.まず睡眠を振り返る
最初に見てほしいのは、睡眠です。
何時間眠ったかだけではなく、
- 寝つきはどうだった?
- 夜中に目が覚めた?
- 朝起きたとき疲れていた?
- 夜更かしが続いた日はあった?
- 寝る直前まで検索していた?
などを簡単に振り返ります。
たとえば、
火曜日と水曜日は寝るのが遅かった。
木曜日は早く眠れて朝が少し楽だった。
これくらいで十分です。
そして最後に、
「来週、一つだけ変えるなら?」
を書きます。
「毎日23時に寝る」
ではなく、
「水曜日だけ30分早くスマートフォンを置く」
くらいで構いません。
2.次に「食べられていたか」を見る
食事も、
栄養バランスが完璧だったか。
野菜を何品食べたか。
ではなく、
身体が無理なく食べられていたか
を見てみましょう。
朝は食欲があった?
夕食が遅い日は多かった?
胃もたれはなかった?
下痢や便秘はどうだった?
食事を抜いた日は?
妊活中は、
葉酸。
たんぱく質。
ビタミンD。
鉄。
など、栄養の情報がたくさん入ってきます。
もちろん必要な栄養を意識することは大切です。
でも、
食べることそのものが負担になっていないか
も確認してみてください。
来週の目標は、
「完璧な食事」
ではなく、
「忙しい日のために食べやすいものを用意しておく」
くらいでも十分です。
3.身体が疲れた日を思い出す
次は、一週間の中で、
「今日はしんどかった」
という日を思い出してみましょう。
その日は、
仕事が忙しかった?
通院日だった?
睡眠不足だった?
生理前だった?
食事が取れていなかった?
人と会う予定が続いた?
原因を正確に突き止める必要はありません。
ただ、
いつ疲れが強くなるのか
を知るだけでも、翌週の予定の組み方が変わります。
たとえば、
金曜日の夜は毎週ぐったりしているなら、
金曜日に予定を増やさない。
通院翌日は予定を少なめにする。
という工夫ができます。
4.気持ちが苦しくなった時間も確認する
妊活中は、身体だけではなく気持ちが疲れることもあります。
今週、
一番不安になったのはいつだったでしょうか。
判定日前。
診察のあと。
SNSを見たあと。
友人から妊娠報告を聞いたあと。
夜に一人で検索していたとき。
ここでも、
「こんなことで落ち込んだ」
と評価する必要はありません。
ただ、
自分がどんなときに苦しくなりやすいか
を知っておきます。
それが分かれば、
来週はその時間に検索をしない。
予定を詰め込まない。
誰かに話す。
早めに休む。
という対策を考えられます。
5.身体から出ていた小さなサインを書く
最後に身体です。
今週気になったことを、3つ以内で書いてみましょう。
たとえば、
- 足が冷えた。
- 朝だるかった。
- 胃が重かった。
- 便秘気味だった。
- 生理前にイライラした。
- 肩が張った。
- 眠りが浅かった。
全部を書く必要はありません。
一番気になったものだけでも十分です。
東洋医学では、一つの症状だけで身体を見ず、睡眠・胃腸・生理・疲れ・冷えなどを組み合わせて考えます。
一週間ごとに簡単に記録しておくと、
「毎月生理前になると眠れなくなる」
「仕事が忙しい週は胃腸も悪くなる」
など、自分なりのパターンが見えてくることがあります。

一週間を5項目で眺めてみる
ここまでをまとめると、確認するのは次の5つだけです。
- 睡眠
- 食事
- 疲れ
- 気持ち
- 身体の変化
全部を改善しなくて大丈夫です。
むしろ、
「全部直そう」
としないことが、このノートの大切なところです。
一週間を眺めて、
一番負担が大きかったところを一つ見つける。
それだけで十分です。
来週の目標は「できそうなことを一つ」
ここまで書くと、
「では来週は何を頑張ろう?」
と思いますよね。
でも、「頑張ること」は一つだけにしてください。
たとえば、
- 火曜日だけ早く寝る
- 朝起きたらカーテンを開ける
- 金曜日の夜は予定を入れない
- 寝る前30分は妊活検索をしない
- 胃が疲れている日は食事を軽めにする
くらいです。
そして、
毎日必ず
という言葉をつけないこともおすすめです。
「できたらいいな」
くらいから始めます。
生活リズムを整えることは、生活を管理することではありません。
自分が少し楽に過ごせる形を探すこと
です。
「やめること」を一つ決めてもいい
立て直しというと、
何か新しいことを始めたくなります。
でも、
「来週から増やすこと」
ではなく、
「来週はやめること」
を一つ決めても構いません。
たとえば、
寝る前の検索をやめる。
必要以上に体験談を読むのをやめる。
疲れている日の運動をやめる。
夕食後に仕事を続けるのをやめる。
妊活では、やることが増えていきがちです。
だからこそ、
一つ減らすことが、生活を立て直す方法になることもあります。
ノートを「体調の採点表」にしない
毎週記録をしていると、
睡眠〇点。
食事〇点。
運動〇点。
と採点したくなるかもしれません。
でも、このノートは健康管理の試験ではありません。
眠れなかった週もあります。
外食が続く週もあります。
疲れて何もしたくない週もあります。
それを、
「悪い一週間」
と決める必要はありません。
むしろ、
「今週はこれくらい疲れていたんだな」
と分かることのほうが大切です。
身体の記録は、自分を責める材料ではなく、自分を理解する材料にしてください。
東洋医学でも、毎日同じ身体とは考えません
東洋医学では、
- 季節。
- 月経周期。
- 睡眠。
- 食事。
- 疲労。
- ストレス。
などによって身体の状態は変化すると考えます。
だから、
「この体質だから、ずっと同じ養生」
ではありません。
今日は休む。
明日は少し動く。
胃が疲れていれば食事を軽くする。
冷えれば一枚足す。
身体の変化に合わせて調整していきます。
立て直しノートも同じです。
生活を固定するものではなく、
今の自分に合わせて生活を調整するための道具
として使ってください。
ノートを書いたら、今日はそこで終わり
一週間を振り返ったあと、
もっと調べよう。
明日の予定を完璧に立てよう。
食事計画を作ろう。
と続けたくなるかもしれません。
でも今夜は、そこまでしなくて大丈夫です。
ノートを閉じて、
お風呂に入る。
好きな音楽を聴く。
布団へ入る。
そこまでで終わりにしましょう。
新月の夜だから何かを完成させる必要はありません。
「来週、これを一つだけ大切にしよう」
が決まれば十分です。
当院では生活の記録も身体を見るヒントにします
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂では、
冷え、生理痛、睡眠、胃腸
といった症状だけでなく、
「いつ悪くなるのか」
「何が重なるとつらくなるのか」
も確認しています。
自分ではバラバラに見えていた症状でも、生活や月経周期と一緒に整理すると、身体の特徴が見えてくることがあります。
毎日の体調や生活習慣も含めて身体を見直したい方へ、当院の体質改善について詳しくご案内しています。
来週を少し楽にするために
妊活中は、
もっと頑張る。
もっと整える。
もっと調べる。
という方向へ進みやすくなります。
でも、今夜の立て直しはその逆です。
何が疲れていた?
何を減らしたら楽?
何なら続けられそう?
そこを見つけてください。
一週間後に、
「全部できた」
ではなく、
「少し楽だった」
と思えたら、それで十分です。
この記事を書いた人
菅原 裕万
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂 院長
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
妊活・婦人科・マタニティなど、女性のライフステージに伴う身体の変化を中心に、睡眠・胃腸・生活リズムなども確認しながら身体づくりをサポートしています。
一人では整理しにくい身体の変化もご相談ください
睡眠も気になる。
胃腸も調子が安定しない。
冷えもある。
生理前になるとさらに疲れる。
いくつもの変化が重なると、
「結局どこから整えればいいの?」
と分からなくなることがあります。
当院では、治療状況や生活リズムも確認しながら、今のお身体で優先したいことを一緒に整理しています。
自分の身体に合った整え方を考えてみたい方はご相談ください。
参考・出典
国立天文台「令和8年(2026)暦要項」
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
国立精神・神経医療研究センター「睡眠と生活習慣に関する情報」

