7月の終わり。
この時期になると、少しずつ疲れがたまっている方が増えてきます。
暑さ。
冷房冷え。
寝苦しさ。
食欲低下。
水分不足。
むくみ。
だるさ。
通院疲れ。
治療費の不安。
採卵や胚移植の結果待ち。
月経前の不調。
妊活情報の検索疲れ。
ひとつひとつは小さくても、積み重なると心と身体にこたえます。
「7月、思ったより整えられなかった」
「夜ふかしが増えた」
「冷たいものばかり食べてしまった」
「妊活の検索が止まらなかった」
「サプリメントも食事も中途半端になった」
「通院と仕事で疲れてしまった」
「8月こそ立て直したいけれど、何から始めればいいか分からない」
そんなふうに感じている方もいるかもしれません。
まず、お伝えしたいことがあります。
8月に向けた妊活生活の立て直しは、完璧に戻すことではありません。
今の身体にとって負担になっているものを少し減らし、妊活の土台になるものを少しずつ戻していくことです。
妊活中は、どうしても「もっと頑張らなければ」と思いやすくなります。
もっと早く寝る。
もっと食事を整える。
もっと温活する。
もっと運動する。
もっと調べる。
もっと治療を進める。
もっと前向きになる。
でも、疲れている時に「もっと」を増やしすぎると、心と身体はさらに苦しくなります。
8月に向けた立て直しで大切なのは、頑張りを増やすことではありません。
睡眠、食事、水分、冷え対策、休息、不安との距離感を、できる範囲で整え直すこと。
今日は、夏の妊活生活を無理なく立て直すための考え方を、東洋医学の視点も交えながら整理していきます。
立て直しは「反省」ではなく「調整」です
月末になると、1か月を振り返る方も多いと思います。
「食事が乱れた」
「寝るのが遅かった」
「運動できなかった」
「冷え対策ができなかった」
「SNSを見すぎた」
「パートナーと話せなかった」
「また不安になってしまった」
このように、できなかったことばかりが目につくことがあります。
でも、妊活生活の立て直しは、反省会ではありません。
自分を責める時間ではありません。
大切なのは、
何が負担になっていたか。
何を減らすと楽になるか。
何を守ると身体が整いやすいか。
8月に向けて、何を小さく戻すか。
を確認することです。
妊活は、長く続くことがあります。
だからこそ、毎月完璧を目指すより、乱れたら戻す力を育てることが大切です。
8月に向けて、まず整えたいのは睡眠です
妊活生活の立て直しで、最初に見直したいのは睡眠です。
睡眠は、身体の回復、自律神経、胃腸、気分の安定、ホルモンリズムと関わります。
もちろん、睡眠を整えれば必ず妊娠する、というものではありません。
けれど、睡眠不足が続くと、妊活中の不安や疲れは強くなりやすくなります。
夜に検索が止まらない。
朝からだるい。
通院後にぐったりする。
月経前にイライラしやすい。
胚移植後の症状が気になりすぎる。
食欲が乱れる。
甘いものが増える。
冷えやのぼせを感じやすい。
このような状態がある方は、睡眠の立て直しから始めてみましょう。
いきなり早寝を目指さなくて大丈夫です
「今日から毎日22時に寝る」と決めても、続かないことがあります。
特に夏は、暑さ、冷房、寝苦しさ、妊活の不安で、早く寝ようとしても眠れない日があります。
まずは、寝る時間を大きく変えるより、寝る前の刺激を減らすことから始めましょう。
寝る前30分だけスマホを遠ざける。
妊活検索は21時までにする。
照明を少し暗くする。
冷房の風向きを調整する。
足元が冷える方はレッグウォーマーを使う。
暑い方は冷房を我慢しない。
不安なことはメモに書く。
神門に触れて、ゆっくり息を吐く。
これだけでも十分です。
眠れない日があっても、自分を責めないでください。
横になって身体を休めることも、立て直しの一歩です。
食事は「完璧」より「戻れる形」を作る
8月に向けた食事の立て直しでは、完璧な妊活食を目指さなくて大丈夫です。
夏は食欲が落ちやすく、冷たいものが増えやすい季節です。
そうめんだけ。
アイスだけ。
冷たいカフェドリンク。
菓子パン。
サラダだけ。
夜遅い外食。
甘いもので済ませる。
こうした日があっても、すぐに自分を責める必要はありません。
ただ、これが続くと、胃腸が弱り、だるさ、むくみ、冷え、眠りの浅さにつながることがあります。
東洋医学では、胃腸は気血を作る土台と考えます。
妊活中に大切なのは、「何か特別なものを食べること」だけではありません。
胃腸が受け取りやすい形で、基本の食事を戻すことです。
まずは味噌汁を戻す
食事の立て直しで一番おすすめしやすいのは、味噌汁やスープです。
味噌汁。
卵スープ。
鶏肉のスープ。
豆腐とわかめの味噌汁。
きのこと小松菜の味噌汁。
しじみやあさりの汁物。
暑い日でも、1日1回温かい汁物が入ると、胃腸が落ち着く方があります。
冷たい麺の日でも、味噌汁を足す。
おにぎりだけの日でも、スープを足す。
食欲がない日は、卵スープだけでも入れる。
このくらいで大丈夫です。
冷たい麺には、たんぱく質を足す
夏は、そうめんや冷たい麺が増えやすいです。
冷たい麺だけでは、たんぱく質やミネラルが不足しやすくなります。
そこで、少し足してみましょう。
卵。
納豆。
豆腐。
しらす。
ツナ。
鶏ささみ。
豚しゃぶ。
枝豆。
オクラ。
山芋。
わかめ。
特別な料理でなくて大丈夫です。
「冷たい麺だけで終わらせない」
これだけでも、8月の妊活食は立て直しやすくなります。
水分補給は「量」だけでなく「巡り」も意識する
8月に入ると、さらに暑さが続くことがあります。
水分補給はとても大切です。
ただ、水分をとっているのに、
身体が重い。
むくむ。
頭がぼんやりする。
胃がちゃぽちゃぽする。
尿が少ない。
だるい。
という方もいます。
この場合、水分の量だけでなく、身体の巡りも意識することが大切です。
一気にたくさん飲むより、こまめに飲む。
冷たい飲み物ばかりにしない。
汗をかいた日は塩分やミネラルも意識する。
味噌汁やスープを使う。
足首を回す。
座りっぱなしを減らす。
冷房で足元を冷やしすぎない。
水分を控えすぎる必要はありません。
特に夏は、熱中症対策としても、暑さを避け、こまめな水分補給が大切です。
ただし、心臓、腎臓、血圧などで水分や塩分の制限がある方は、主治医の指示に従ってください。
冷房冷えは「我慢」ではなく「調整」で整える
妊活中は、冷えが気になりやすいです。
そのため、夏でも冷房を我慢する方がいます。
でも、暑さを我慢しすぎるのはおすすめできません。
寝苦しさ、熱中症、だるさ、頭痛、不眠につながることがあります。
一方で、冷房の風が直接身体に当たり続けると、
足が冷える。
お腹が冷える。
腰が重い。
月経痛が強くなる。
胃腸が弱る。
朝からだるい。
という方もいます。
大切なのは、冷房を切ることではなく、冷えすぎないよう調整することです。
冷房冷え対策のポイント
風が直接当たらないようにする。
足元にレッグウォーマーを使う。
薄手の腹巻きを使う。
ひざ掛けを使う。
冷たい飲み物を一気に飲まない。
夜は寝具を調整する。
冷えたら温かい汁物を入れる。
足首を回す。
夏の妊活で大切なのは、「温めるほどよい」ではありません。
暑さを避けながら、冷えすぎないようにすることです。
温活は「やりすぎ」を見直す
8月に向けて、温活の立て直しも大切です。
妊活中は「冷えがよくない」と思うほど、温活を頑張りすぎることがあります。
熱いお風呂。
長時間の半身浴。
サウナ。
熱いお灸。
カイロの貼りっぱなし。
厚着のしすぎ。
暑いのに冷房を我慢する。
冷えが強い方には温めるケアが合うこともあります。
しかし、夏にのぼせ、不眠、寝汗、ほてり、口の渇きがある方にとっては、温めすぎが負担になることがあります。
8月に向けた温活は、
熱くするより、冷えすぎを防ぐ。
汗をかくほど温めない。
のぼせる日は控える。
寝る前に温めすぎない。
胚移植後や妊娠の可能性がある時期は、強い温熱刺激を避ける。
医療機関の指示を優先する。
このくらいの意識が大切です。
予定の余白を作る
妊活生活の立て直しで見落とされやすいのが、予定の余白です。
8月は、お盆、帰省、家族行事、仕事の繁忙、暑さによる疲れなどが重なりやすい時期です。
妊活中は、通院スケジュールが直前に決まることもあります。
採卵日。
胚移植日。
人工授精の日。
卵胞チェック。
血液検査。
判定日。
薬の受け取り。
自分の予定通りに進まないことがあります。
だからこそ、予定を詰め込みすぎないことが大切です。
月経前は少し余白を作る。
採卵周期は無理な予定を入れすぎない。
移植前後は大きな用事を減らす。
通院後は休む時間を作る。
家族行事が負担なら、無理のない範囲で参加する。
パートナーと予定を共有する。
予定の余白は、妊活をサボることではありません。
身体と心が回復するためのスペースです。
SNSと検索の距離感を整える
7月の終わりまで、妊活情報をたくさん検索してきた方もいると思います。
情報を知ることは大切です。
ただ、情報が増えすぎると、不安も増えます。
特に夜の検索やSNSは、心を疲れさせることがあります。
8月に向けて、検索やSNSも少し立て直してみましょう。
おすすめのルール
妊活検索は21時まで。
寝る前30分はスマホを置く。
不安なことはメモにする。
体験談より、主治医に聞く質問に変える。
妊娠報告がつらい時はミュートする。
比較して苦しくなるアカウントは一時的に距離を置く。
情報を見る前に「何を知りたいのか」を決める。
SNSを全部やめる必要はありません。
でも、見た後に心が苦しくなるなら、距離を置いてよいです。
自分を守ることは、妊活を諦めることではありません。
夫婦の会話を立て直す
妊活生活を立て直す時、夫婦の会話も大切です。
妊活では、女性側に通院や身体の負担が偏りやすくなります。
そのため、
「私ばかり考えている」
「相手が分かっていない」
「治療費の話を切り出しにくい」
「男性側の検査をどう伝えたらいいか分からない」
「温度差がある」
というすれ違いが起こりやすいです。
8月に向けて、長い話し合いをする必要はありません。
まずは15分だけでも大丈夫です。
「8月の通院予定を一緒に確認したい」
「治療費の見通しを一度整理したい」
「次の診察で聞くことを一緒に考えたい」
「最近、夜になると不安が強い」
「私は責めたいわけではなく、一緒に考えたい」
このように、短く伝えてみましょう。
ただし、疲れている夜や寝る前に重い話をすると、感情的になりやすいです。
できれば、休日の昼間や、体力が残っている時間に話すのがおすすめです。
医療機関に確認することを整理する
8月に向けた立て直しでは、セルフケアだけでなく、医療機関に確認することも整理しましょう。
妊活では、自己判断で抱え込むより、必要なことを医師に確認する方が安心です。
確認したいこと
今の治療方針。
次の周期の予定。
採卵や胚移植の見通し。
薬の使い方。
不安な症状。
月経周期の変化。
不正出血。
精液検査。
AMHやホルモン値。
先進医療や自費診療の必要性。
費用の目安。
高額療養費制度の対象。
サプリメントや漢方薬の併用。
分からないことを全部その場で聞こうとすると、緊張して忘れてしまうことがあります。
質問はメモにしておきましょう。
「これは主治医に聞くこと」
「これはパートナーと話すこと」
「これは生活で見直すこと」
「これは施術で相談すること」
に分けると、不安が整理されやすくなります。
サプリメントを整理する
8月に向けて、サプリメントを見直したい方もいると思います。
妊活中は、葉酸、ビタミンD、鉄、亜鉛、ラクトフェリン、乳酸菌、コエンザイムQ10、抗酸化成分など、気になるものが増えやすいです。
サプリメントは、必要なものを適切に使うことが大切です。
ただ、増やせば増やすほどよいわけではありません。
複数を飲んでいると、成分が重複することもあります。
妊娠の可能性がある時期、胚移植後、持病がある方、薬を飲んでいる方、胃腸が弱い方は、自己判断で増やしすぎないようにしましょう。
サプリメントを整理する時は、
何の目的で飲んでいるか。
成分量は適切か。
同じ成分が重なっていないか。
体調に合っているか。
主治医に確認が必要か。
食事で補える部分はないか。
を見ていきましょう。
不安で足し続けるより、必要なものを選ぶ方が、心も身体も楽になります。
8月に向けた1週間リセット
ここからは、実際に取り入れやすい「1週間リセット」を紹介します。
完璧に行う必要はありません。
できるところだけ選んでください。
1日目:寝る前の検索を10分短くする
まずは、夜の検索を10分だけ短くします。
その10分で、照明を落とす、神門に触れる、白湯を飲む、不安をメモにするなど、心を休める行動に変えます。
2日目:味噌汁かスープを1回入れる
食事を完璧に変える必要はありません。
1日1回、味噌汁かスープを入れてみましょう。
卵、豆腐、わかめ、きのこ、小松菜などを入れると、胃腸にやさしく整えやすいです。
3日目:冷房の風向きを見直す
冷房を我慢するのではなく、冷えすぎない工夫をします。
風向き、温度、湿度、寝具、足元の冷えを確認しましょう。
4日目:足首を回す
座りっぱなしや冷房冷えがある方は、足首を回してみましょう。
左右10回ずつで大丈夫です。
むくみや冷えに気づくきっかけになります。
5日目:不安をメモにする
頭の中で考え続けると、不安は大きくなります。
不安をメモに出しましょう。
主治医に聞くこと。
パートナーに話すこと。
生活で見直すこと。
施術で相談すること。
4つに分けて書くと整理しやすいです。
6日目:予定を1つ減らす
8月に向けて、予定を見直してみましょう。
月経前、採卵周期、胚移植前後、通院後に予定を詰め込みすぎていないか確認します。
1つ減らすだけでも、身体は楽になります。
7日目:できたことを1つ書く
最後に、できなかったことではなく、できたことを1つ書きます。
味噌汁を飲めた。
早めにスマホを置けた。
足首を回した。
不安をメモにした。
冷房を調整した。
今日は自分を責めなかった。
小さなことで大丈夫です。
妊活生活の立て直しは、できたことを積み重ねることから始まります。
東洋医学では、8月前の立て直しをどう見るのでしょうか
東洋医学では、夏の終わりに向かう時期の妊活生活を、気・血・水、肝・脾・腎、陰陽のバランスから見ていきます。
ここでいう気・血・水、肝・脾・腎、陰陽は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。
気虚(ききょ) 〜暑さと通院でエネルギーが消耗している状態〜
気虚タイプでは、
- 朝からだるい
- 疲れが抜けにくい
- 汗をかくとぐったりする
- 通院後に疲れる
- 食欲が落ちる
- 気力が出ない
- 休んでも回復しにくい
- 話すのも面倒に感じる
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、頑張りを増やすより、睡眠と食事と休息を戻すことが大切です。
脾虚(ひきょ) 〜胃腸が弱り、気血を作りにくい状態〜
脾虚タイプでは、
- 胃が重い
- 食後に眠くなる
- 軟便になりやすい
- むくみやすい
- 甘いものが欲しくなる
- 朝から身体が重い
- 冷たい飲み物でお腹がゆるくなる
- 食事を作る気力がない
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、サプリメントを増やす前に、胃腸が受け取りやすい食事を意識しましょう。
味噌汁、卵、豆腐、魚、鶏肉のスープ、やわらかく煮た野菜がおすすめです。
肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜焦りや不安で気が滞る状態〜
肝鬱気滞タイプでは、
- イライラしやすい
- ため息が増える
- 胸や喉がつまる
- 肩や首がこる
- 寝る前に検索が止まらない
- パートナーに強く当たってしまう
- 治療費や結果への不安が強い
- 月経前に感情が揺れやすい
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、情報を増やすより、気を巡らせることが大切です。
深く吐く呼吸、軽い散歩、肩回し、不安をメモにすることが役立ちます。
血虚(けっきょ) 〜身体と心を養う力が不足しやすい状態〜
血虚タイプでは、
- めまいがしやすい
- 立ちくらみがある
- 顔色が青白い
- 爪が割れやすい
- 髪がぱさつく
- 眠りが浅い
- 夢をよく見る
- 不安になりやすい
- 月経後に疲れやすい
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、食事と睡眠を削らないことが大切です。
卵、魚、鶏肉、しじみ、あさり、小松菜、黒ごま、なつめなどを、胃腸に合う形で取り入れてみましょう。
腎虚(じんきょ) 〜妊活の長期化で心身が消耗している状態〜
腎虚タイプでは、
- 年齢への焦りがある
- AMHの数値が気になる
- 採卵数が不安
- 足腰が冷える
- 明け方に目が覚める
- 疲れが抜けにくい
- 休むことに罪悪感がある
- 治療を続ける気力が落ちている
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、「もっと頑張る」より「回復する」時間を守ることが大切です。
陰虚(いんきょ) 〜暑さと夜更かしで潤いが不足しやすい状態〜
陰虚タイプでは、
- 手足がほてる
- 顔がのぼせる
- 寝汗をかく
- 口が渇く
- 眠りが浅い
- 夜に頭が冴える
- イライラと不安が混ざる
- 温活をすると寝苦しい
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、温活を頑張りすぎないことが大切です。
冷え対策は必要でも、熱をこもらせない工夫をしましょう。
水滞・湿(すいたい・しつ) 〜湿気と冷房で重だるくなる状態〜
水滞・湿タイプでは、
- 身体が重い
- 足がむくむ
- 頭がぼんやりする
- 胃が重い
- お腹がちゃぽちゃぽする
- 冷房で足元が冷える
- 雨の日や湿気でだるい
- 水分をとっているのにすっきりしない
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、水分を控えるのではなく、巡らせることが大切です。
足首回し、軽い散歩、味噌汁やスープ、冷たい飲み物の一気飲みを避けることを意識しましょう。
8月に向けておすすめのツボ
ツボ押しは、不妊症、ホルモン値、排卵、妊娠、着床、卵子の質、精子の状態を改善するとお約束するものではありません。
また、婦人科疾患や睡眠障害、精神的な病気を診断したり治療したりするものでもありません。
けれど、夏の疲れ、冷え、胃腸の重さ、不安、眠りの浅さ、むくみに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。
強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。
足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・体力の土台〜
膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。
胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。
夏バテ、食欲低下、通院疲れがある方におすすめです。
内関(ないかん) 〜胸のざわざわ・胃のむかつき・緊張〜
手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。
胸のつかえ、不安、胃のむかつき、呼吸の浅さがある時に使いやすいツボです。
治療費や結果への不安が強い時にもおすすめです。
神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜
手首の小指側、手首のしわの近くにあります。
寝る前に妊活のことを考えすぎる時、不安で眠れない時に使いやすいツボです。
スマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。
太衝(たいしょう) 〜イライラ・焦り・気の巡り〜
足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。
焦り、イライラ、検索しすぎ、肩や首のこりがある時に使われることがあります。
強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。
陰陵泉(いんりょうせん) 〜むくみ・湿気・身体の重だるさ〜
膝の内側、すねの骨の内側を上にたどったところにあります。
湿気や水分代謝による重だるさ、むくみを意識する時に使われることがあります。
8月前のむくみや身体の重さがある方におすすめです。
三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜
内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。
婦人科系のケアでよく使われるツボです。
冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、胚移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。
今日からできる3つのこと
1.8月の妊活テーマを1つだけ決める
8月に向けて、全部を変えようとしなくて大丈夫です。
テーマは1つだけでよいです。
睡眠を整える。
味噌汁を戻す。
夜の検索を減らす。
冷房冷えを整える。
夫婦で15分話す。
サプリメントを整理する。
通院後に休む。
不安をメモにする。
1つだけ決める方が、続けやすくなります。
2.寝る前のスマホを10分早く閉じる
妊活生活の立て直しで、夜の過ごし方はとても大切です。
まずは10分だけで大丈夫です。
スマホを閉じたら、神門に触れる、白湯を飲む、照明を落とす、不安をメモにするなど、心を休ませる行動に変えましょう。
3.朝か昼に、温かい汁物を1回入れる
食事を立て直したい方は、温かい汁物から始めましょう。
味噌汁。
卵スープ。
鶏肉のスープ。
豆腐とわかめの味噌汁。
食欲がない日でも、胃腸にやさしい形で栄養を入れやすくなります。
鍼灸でできるサポート
8月に向けた妊活生活の立て直しには、暑さ、冷房冷え、睡眠不足、食欲低下、水分バランス、通院疲れ、治療費の不安、夫婦のすれ違い、妊活中の検索不安、自律神経の緊張など、さまざまな要素が関わります。
そのため、鍼灸だけで不妊症、ホルモン値、排卵、妊娠、着床、卵子の質、精子の状態を改善するとお約束することはできません。
また、当院で婦人科疾患や不妊症を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることもできません。
月経不順、不正出血、強い月経痛、採卵後の強い腹痛やお腹の張り、胚移植後の強い腹痛や出血、発熱、薬の使い方への不安、強い不眠や不安がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ相談してください。
そのうえで、妊活中の身体づくりとして、
- 8月に向けて妊活生活を整えたい
- 夏の疲れを立て直したい
- 睡眠や食事を整えたい
- 冷房冷えや夏バテを整えたい
- 胃腸の弱りを整えたい
- 採卵や移植に向けて身体を整えたい
- 治療と生活のバランスを相談したい
- 妊活中の不安をひとりで抱えている
という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。
当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、心、陰陽、瘀血、湿、冷えの状態を見ていきます。
妊活生活の立て直しを、
「もっと頑張るため」
「できなかった自分を責めるため」
にするのではなく、
「何を戻すと身体が楽になるか」
「何を減らすと心が軽くなるか」
「医療機関に確認すべきことは何か」
「自分の体質に合っていない頑張りはないか」
という視点で一緒に整理していきます。
当院の考え方
8月に向けた妊活生活の立て直しは、大きな決意をすることではありません。
明日から完璧に早寝する。
毎日完璧な食事を作る。
冷たいものを全部やめる。
SNSを一切見ない。
不安にならない。
常に前向きでいる。
そんなことを目指さなくて大丈夫です。
妊活中に大切なのは、乱れない生活ではありません。
乱れた時に、やさしく戻れる生活です。
寝る前のスマホを10分早く閉じる。
味噌汁を1回入れる。
足元を冷やしすぎない。
通院後に休む。
不安をメモにする。
パートナーと15分話す。
サプリメントを整理する。
主治医に聞く質問をまとめる。
今日は自分を責めない。
小さな立て直しで十分です。
奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、8月に向けた妊活生活の立て直し、夏の妊活疲れ、食事や睡眠の乱れ、冷房冷え、胃腸の弱り、採卵や移植に向けた体質改善に悩んでいる方へ。
「妊活生活を整えたいけれど、何から始めればいいか分からない」
「夏の疲れが抜けない」
「食事や睡眠が乱れている」
「冷えとのぼせがあり、温め方が分からない」
「病院の治療と並行して体質を整えたい」
そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
病院での検査や治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。
強い不眠、強い不安や落ち込み、日常生活に支障が出るほどのPMS、月経不順、不正出血、強い月経痛、採卵後や胚移植後の強い体調不良がある場合は、クリニックや病院など、専門の医療機関へ早めに相談してください。
この記事を書いた人
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。
「サプリを飲み忘れ、アイスを食べてしまった自分を激しく責めてしまう」
「暑くてヘトヘトなのに、休むと妊活が遅れる気がして立ち止まれない」
当院は、そんなふうに「足し算の妊活」を頑張りすぎて、心も身体もいっぱいいっぱいになってしまった女性のための鍼灸院です。
妊活中は、SNSやネットの情報を見るたびに「まだ足りない」「もっとやらなきゃ」と不安になりやすいものです。
そこに7月の厳しい暑さや冷房冷え、通院のストレスが重なれば、エネルギーが底を突いてしまうのは当然のことです。
当院の東洋医学のケアは、ただ身体を温めたり鍼をするだけではありません。
病院での治療方針を第一に守りながら、「今のあなたの身体に本当に必要なものは何か」「手放してもいい過剰な頑張りは何か」を一緒に見極め、心身の余白を取り戻すお手伝いをします。
何から手放せばいいか分からなくても、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
まずは涼しいお部屋でふーっと息を吐き出しに、お身体を休めにいらっしゃいませんか。
8月に向けて無理なく歩めるよう、一緒に土台を整えていきましょう。
参考・出典
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
厚生労働省『睡眠対策』
厚生労働省・農林水産省『食事バランスガイド』
厚生労働省『熱中症を防ぎましょう』
厚生労働省『熱中症関連情報』
厚生労働省『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本産科婦人科学会『月経前症候群に関する情報』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

