生理前になると、頭が重くなる。
排卵期や高温期に、こめかみがズキズキする。
妊活中だからこそ、「薬を飲んでいいのかな」と不安になる。
妊活中の頭痛は、身体の痛みだけでなく、心まで揺らします。
「これはPMSなのかな」
「妊娠の兆候なのかな」
「またリセット前の不調なのかな」
「病院に相談するほどではないのかな」
そんなふうに、頭痛ひとつで考えごとが増えてしまう方も少なくありません。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
生理前や月経前後に頭痛が出ることはありますが、すべてをPMSだけで説明できるわけではありません。
PMS、月経関連片頭痛、緊張型頭痛、睡眠不足、貧血、血圧、薬の影響、ストレスなど、いくつかの要素が重なっていることもあります。
だからこそ、頭痛を「いつものこと」と我慢しすぎず、パターンを見ていくことが大切です。
今日は、妊活中の頭痛とPMSの関係、見分けるためのポイント、受診の目安、東洋医学での見立て、日常でできる整え方をお伝えします。
PMSとは何でしょうか
PMSとは、月経前症候群のことです。
一般的には、月経前の数日から10日ほど前に起こり、月経が始まると軽くなったり消えたりする、心身の不調を指します。
症状は人によって違います。
身体の症状としては、
- 頭痛
- 下腹部の張り
- 乳房の張り
- むくみ
- 眠気
- だるさ
- 腰痛
- 肩こり
- 便秘や下痢
- 食欲の変化
などがあります。
心の症状としては、
- イライラ
- 気分の落ち込み
- 不安
- 涙もろさ
- 集中しにくい
- 眠れない
- 過食
- 人に会いたくない
などが見られることがあります。
PMSは、女性ホルモンの変動と関係すると考えられていますが、原因はひとつだけではありません。
ホルモンの変化に加えて、ストレス、睡眠不足、生活リズム、食事、体質、心身の疲れなど、いろいろな要素が関わります。
妊活中は、排卵日や高温期、判定日、リセットへの不安が重なりやすいため、PMSの症状をより強く感じる方もいます。
生理前の頭痛はPMSの一部として出ることがあります
PMSでは、頭痛が症状のひとつとして出ることがあります。
特に、生理前はホルモンの変化に加えて、睡眠の質が落ちたり、むくみやすくなったり、首や肩がこりやすくなったりする方がいます。
その結果、
- 頭が重い
- こめかみが痛い
- 目の奥が重い
- 首肩から頭にかけて痛い
- 締めつけられるように痛い
- 光や音がつらい
- 吐き気を伴う
といった症状が出ることがあります。
ただし、頭痛があるからといって、必ずPMSとは限りません。
月経前後に起こりやすい片頭痛もあります。
肩こりや緊張による頭痛もあります。
睡眠不足や貧血、血圧、眼精疲労、薬の影響などが関わることもあります。
つまり、頭痛を見分けるには、「痛む時期」だけでなく、「痛み方」「一緒に出る症状」「生活への支障」「毎月のパターン」を見ていくことが大切です。
月経関連片頭痛とは
月経の前後に起こりやすい片頭痛は、『月経関連片頭痛』と呼ばれます。
一般的には、月経の少し前から月経開始後数日までの間に、片頭痛が起こりやすい方がいます。
片頭痛では、
- ズキズキする痛み
- 片側に強い痛み
- 動くと悪化する
- 吐き気がある
- 光がまぶしい
- 音がつらい
- においに敏感になる
- 横になりたくなる
といった症状が出ることがあります。
月経関連片頭痛は、女性ホルモンの変化、とくに月経前にエストロゲンが下がる時期と関係すると考えられています。
ただし、これも自己判断で決めつける必要はありません。
「毎月、生理前後に強い頭痛がある」
「吐き気を伴う」
「市販薬が効きにくい」
「寝込むほどつらい」
という場合は、婦人科や頭痛に詳しい医師に相談しておくと安心です。
緊張型頭痛との違い
妊活中の頭痛には、緊張型頭痛が関わることもあります。
緊張型頭痛は、首や肩、頭の周りの筋肉のこわばり、ストレス、長時間の同じ姿勢、眼精疲労などと関係しやすい頭痛です。
特徴としては、
- 頭全体が重い
- 締めつけられるように痛い
- 首や肩こりを伴う
- 吐き気は強くないことが多い
- 動けないほどではないが、ずっと不快
- パソコンやスマホの後に悪化しやすい
- 入浴や軽いストレッチで楽になることがある
などがあります。
妊活中は、検索や仕事でスマホ・パソコン時間が増えたり、通院の緊張で肩に力が入ったりしやすくなります。
「また頭痛だ」と感じる時、実はホルモンだけでなく、首肩のこわばりや呼吸の浅さが重なっていることもあります。
PMSの頭痛と月経関連片頭痛を見分けるポイント
完全に自己判断する必要はありませんが、見分ける目安としては、次のような点を確認してみてください。
PMSに伴う頭痛で見られやすい傾向
PMSに伴う頭痛では、頭痛以外にも複数の症状が一緒に出ることがあります。
たとえば、
- 生理前に気分が落ちる
- イライラしやすい
- 眠気やだるさがある
- むくみやすい
- 胸が張る
- 甘いものが欲しくなる
- 下腹部が重い
- 生理が始まると軽くなる
といった流れです。
頭痛だけでなく、心身の不調が生理前にまとまって出て、生理開始後に軽くなる場合は、PMSとの関係を考えることがあります。
月経関連片頭痛で見られやすい傾向
月経関連片頭痛では、頭痛のつらさが生活に大きく影響することがあります。
たとえば、
- ズキズキする痛み
- 片側が強く痛む
- 動くと悪化する
- 吐き気を伴う
- 光や音がつらい
- 仕事や家事が難しい
- 横にならないとつらい
- 月経前後に繰り返す
といった場合です。
特に、毎月のように月経前後に強い片頭痛がある場合は、記録を持って医師に相談すると、治療や予防の選択肢を考えやすくなります。
緊張型頭痛で見られやすい傾向
緊張型頭痛では、首肩のこりや姿勢の影響が大きいことがあります。
- 頭全体が重い
- 締めつけられる
- 首肩こりが強い
- 長時間のスマホやパソコンで悪化する
- ストレスが続くと出やすい
- 温めると楽になる
- 軽く動かすと少し楽になる
このような場合は、ホルモンの変化に加えて、筋肉のこわばりや自律神経の緊張も見直したいところです。
妊活中は「妊娠の兆候かも」と不安になりやすい
妊活中の高温期に頭痛があると、
「もしかして妊娠の兆候?」
「でも生理前も頭痛がある」
「薬を飲んだら影響があるのかな」
「我慢した方がいいのかな」
と、考えが止まらなくなることがあります。
この時期のつらさは、頭痛そのものだけではありません。
期待したい気持ちと、期待して傷つきたくない気持ちが、同時にあるから苦しくなります。
高温期の頭痛は、PMS、月経関連片頭痛、睡眠不足、緊張、気圧、脱水、貧血など、さまざまな要素が関わることがあります。
頭痛だけで妊娠しているかどうかを判断することはできません。
だからこそ、頭痛を妊娠のサインとして探し続けて、自分を追い詰めすぎないでください。
「気になるけれど、今はまだ分からない」
そういう時間が、妊活にはあります。
分からない時間を過ごすことは、本当にしんどいです。
でも、その不安を抱えているあなたが弱いわけではありません。
妊活中に頭痛薬を飲んでいいか不安なとき
妊活中は、頭痛薬を飲んでよいか迷う方が多いです。
特に排卵後や高温期、胚移植(ET)後、妊娠の可能性がある時期は、不安になりやすいと思います。
薬については、自己判断で我慢し続けるのも、自己判断で増やすのも避けたいところです。
頭痛薬には、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬、片頭痛に使われる薬など、いろいろな種類があります。
妊活の段階、妊娠の可能性、持病、胃腸の状態、服用中の薬によって、注意点が変わります。
そのため、
- 妊活中に使ってよい薬
- 排卵前後に注意したい薬
- 高温期に使える薬
- 胚移植後の頭痛薬
- 片頭痛薬の扱い
- 市販薬を使う場合の注意
については、主治医や薬剤師に確認しておくと安心です。
「頭痛が出た時にどうするか」を事前に決めておくと、つらい時に慌てにくくなります。
受診や相談を考えた方がよい頭痛
頭痛はよくある症状ですが、中には早めの確認が必要なものもあります。
次のような場合は、我慢せず医療機関へ相談してください。
- 今までにない強い頭痛
- 突然起こった激しい頭痛
- だんだん悪化している頭痛
- 発熱を伴う頭痛
- 首が硬くなる
- 手足のしびれや麻痺がある
- ろれつが回らない
- 視界がぼやける、見えにくい
- 意識がぼんやりする
- 頭を打った後の頭痛
- 妊娠中や産後に強い頭痛がある
- 血圧が高いと言われている
- 市販薬を使う回数が増えている
- 頭痛で仕事や日常生活に支障が出ている
特に、突然の激しい頭痛や、神経症状を伴う頭痛は、早急な確認が必要です。
また、妊娠中や産後の強い頭痛は、血圧や妊娠高血圧症候群などの確認が必要になることがあります。
「いつもの頭痛」と思い込まず、主治医に相談してください。
頭痛とPMSを見分けるために、記録しておきたいこと
頭痛とPMSの関係を見ていくには、記録がとても役立ちます。
難しい記録でなくて大丈夫です。
スマホのメモや手帳に、次のようなことを書いてみてください。
- 頭痛が出た日
- 月経周期の何日目か
- 排卵前か排卵後か
- 痛む場所
- 痛み方
- 吐き気の有無
- 光や音がつらいか
- 首肩こりの有無
- 睡眠時間
- ストレスの強さ
- 天気や気圧の変化
- 飲んだ薬
- 生理が始まると軽くなるか
1〜2周期だけでも、パターンが見えやすくなります。
記録は、自分を管理するためではありません。
自分を責める材料でもありません。
「私の身体は、どんな時につらくなりやすいのかな」と知るための、小さな地図です。
東洋医学では、妊活中の頭痛をどう考えるのでしょうか
東洋医学では、頭痛を「頭だけの問題」として見ません。
気・血・水、肝・脾・腎、冷え、巡り、胃腸、睡眠、ストレスなど、身体全体のつながりから見ていきます。
ここでいう肝・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。
肝鬱気滞タイプ
肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係が深いと考えます。
妊活中は、排卵日、高温期、判定日、リセットへの不安などで、気持ちが張りつめやすくなります。
肝鬱気滞タイプでは、
- こめかみが痛い
- 側頭部が張る
- 肩や首がこる
- ため息が多い
- イライラしやすい
- 生理前に気分が揺れる
- 胸や喉がつまる
- 夜に考えごとが止まらない
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、頑張りすぎているのに、休むことが苦手なことがあります。
「気にしないようにしよう」と我慢するほど、身体はこわばることがあります。
不安や怒りを抑え込むのではなく、少し外へ逃がす時間が必要です。
肝火上炎タイプ
肝の気が強く上へ昇りすぎるような状態を、東洋医学では肝火上炎として考えることがあります。
このタイプでは、
- 頭がのぼせる
- 目が充血しやすい
- 怒りっぽくなる
- こめかみがズキズキする
- 眠りが浅い
- 口が苦い
- 顔がほてる
- 生理前に強くイライラする
といった状態が出やすくなります。
妊活中に、焦りや不安をずっと抱えていると、頭の方へ熱がこもるように感じる方もいます。
この場合は、夜遅くまで検索し続けること、カフェインの摂りすぎ、寝不足、強いストレスが重なるとつらくなりやすいことがあります。
血虚タイプ
血は、東洋医学では身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。
血虚タイプでは、
- 頭がぼんやり痛い
- めまいがある
- 立ちくらみしやすい
- 顔色が青白い
- 爪が割れやすい
- 髪がぱさつく
- 目が疲れやすい
- 月経量が少ない
- 眠りが浅い
- 不安になりやすい
といった状態が出やすくなります。
妊活中に食事制限を頑張りすぎたり、忙しくて食事が乱れたりすると、気血を作る土台が弱りやすくなります。
「食べすぎないこと」だけでなく、「必要な栄養を入れること」も大切です。
脾虚湿盛タイプ
脾は、胃腸の働き、気血を作る力、水分代謝と関係します。
6月の梅雨時期は、湿気によって身体が重くなりやすい季節です。
脾虚湿盛タイプでは、
- 頭が重い
- ぼんやりする
- 身体が重い
- むくみやすい
- 胃もたれしやすい
- 食後に眠い
- 甘いものが欲しくなる
- 軟便になりやすい
- 雨の日に頭痛が出やすい
といった状態が出やすくなります。
このタイプの頭痛は、ズキズキというより、重だるい、すっきりしない、頭に湿気がたまっているような感覚として出ることがあります。
冷たい飲み物や甘いもの、脂っこい食事が続くと、胃腸が重くなり、頭の重さにつながることもあります。
腎虚タイプ
腎は、東洋医学では生命力や生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。
腎虚タイプでは、
- 疲れが抜けにくい
- 足腰が冷える
- 腰が重い
- 夜中や明け方に目が覚める
- 不安になりやすい
- 年齢への焦りが強い
- 頭がぼんやりする
- 耳鳴りを伴うことがある
といった状態が出やすくなります。
妊活が長くなると、身体だけでなく、心の根っこの力も消耗しやすくなります。
このタイプの方には、何かを足すことよりも、睡眠、休息、冷え対策が大切になることがあります。
6月・芒種のころに起こりやすい頭痛
6月上旬から中旬にかけては、二十四節気でいう芒種(ぼうしゅ)の時期にあたります。
芒種は、湿気が増え、梅雨の気配が深まるころです。
東洋医学では、この時期の湿気による不調を湿邪として考えます。
湿邪が強い時期は、
- 身体が重い
- 頭が重い
- むくみやすい
- 胃腸が重い
- 眠りが浅い
- 気分が晴れにくい
- 雨の日に不調が出やすい
といった状態が出やすくなります。
妊活中の高温期や生理前の不調に、梅雨の重だるさが重なると、いつもより頭痛が強く感じられることがあります。
「最近、頭が重い」
「雨の日に痛くなる」
「生理前と低気圧が重なるとつらい」
そんな方は、ホルモンの変化だけでなく、湿気や自律神経の緊張、胃腸の弱りも一緒に見ていくとよいかもしれません。
妊活中の頭痛におすすめの食養生
頭痛がある時に、これを食べれば必ずよくなる、という食材はありません。
ただ、妊活中の頭痛やPMSでは、血糖の乱れ、冷え、胃腸の弱り、むくみ、睡眠不足が重なることがあります。
まず意識したいのは、極端な食事制限をしないことです。
おすすめしやすい食材は、
- 卵
- 鶏肉
- 白身魚
- 豆腐
- 納豆
- 味噌汁
- 小松菜
- ほうれん草
- にんじん
- かぼちゃ
- とうもろこし
- 枝豆
- そら豆
- しそ
- 生姜
- 黒ごま
などです。
特に、朝食を抜くと血糖が乱れ、頭痛やだるさにつながる方もいます。
朝からしっかり食べられない日は、味噌汁、ゆで卵、バナナ、温かいスープ、おにぎりなど、無理なく入れられるものからで大丈夫です。
一方で、頭痛が出やすい方は、次のようなものを摂りすぎていないかも確認してみてください。
- アルコール
- カフェインの摂りすぎ
- 冷たい飲み物
- 甘いものだけの食事
- 欠食
- 極端な糖質制限
- 夜遅い食事
- 脂っこいものの食べすぎ
片頭痛がある方は、食べ物や飲み物がきっかけになることもあります。
ただし、何が合わないかは人によって違います。
自己判断で極端に制限するより、頭痛の記録と一緒に見ていくことが大切です。
頭痛がある日のセルフケア
頭痛がある日は、無理に頑張り続けないことが大切です。
光と音を少し減らす
片頭痛のように、光や音がつらい時は、明るい場所や大きな音が負担になることがあります。
可能であれば、
- 部屋を少し暗くする
- スマホの明るさを下げる
- 音を減らす
- 香りの強いものを避ける
- 横になれるなら少し休む
という工夫をしてみてください。
首肩をやさしくゆるめる
首や肩のこわばりが強い時は、強く揉みすぎず、温める、ゆっくり回す、深呼吸する程度から始めてください。
特に妊活中は、検索や通院の緊張で肩が上がりやすくなります。
「肩に力が入っている」と気づくだけでも、身体は少しゆるみやすくなります。
水分を少しずつ摂る
脱水気味になると、頭痛が出やすい方もいます。
一度にたくさん飲む必要はありません。
白湯や常温の水を少しずつ摂ってみてください。
ただし、吐き気が強い、激しい頭痛がある、いつもと違う症状がある場合は、セルフケアで様子を見すぎないでください。
頭痛に使いやすいツボ
ツボ押しは、頭痛の原因を診断したり、病気を治したりするものではありません。
けれど、緊張やこわばりに気づき、呼吸を整えるきっかけとして取り入れることはできます。
強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。
合谷
手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。
頭痛、肩こり、目の疲れなどでよく使われるツボです。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強い刺激は避け、やさしく触れる程度にしてください。
太陽
こめかみのあたり、目尻と眉尻の外側にあるくぼみにあります。
こめかみの重さ、目の疲れ、側頭部のこわばりがある時に使いやすいツボです。
目を閉じて、やさしく円を描くように触れてください。
風池
首の後ろ、髪の生え際あたりで、左右のくぼみにあります。
首肩こり、後頭部の重さ、目の疲れがある時に使われることがあります。
強く押し上げず、温めるように手を添えるだけでも十分です。
内関
手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。
吐き気、胸のつかえ、不安感、緊張がある時に使いやすいツボです。
頭痛に吐き気や不安が重なる方に向いています。
三陰交
内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。
婦人科系のケアでよく使われるツボです。
PMSや冷えを意識した身体づくりで選ばれることがあります。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。
今日からできる3つのこと
1.頭痛のタイミングを記録する
まずは、頭痛がいつ出るのかを記録してみましょう。
月経前なのか。
月経中なのか。
排卵期なのか。
高温期なのか。
雨の日なのか。
寝不足の翌日なのか。
パターンが見えると、PMSとの関係や、月経関連片頭痛の可能性、生活習慣とのつながりが見えやすくなります。
2.薬について事前に確認しておく
頭痛が出てから「飲んでいいのかな」と悩むと、それだけで不安が強くなります。
妊活中に使える薬、避けた方がよい薬、胚移植後や妊娠の可能性がある時期の薬について、主治医や薬剤師に確認しておきましょう。
「頭痛が出たらどうするか」を決めておくことは、妊活中の安心材料になります。
3.夜の検索時間を少し減らす
頭痛やPMS、妊娠初期症状について検索し続けると、不安が強くなることがあります。
夜は特に、心が弱りやすい時間です。
寝る前だけでも、
- 検索しない
- スマホを少し遠ざける
- 照明を暗くする
- 首肩を温める
- 深く息を吐く
という時間を作ってみてください。
不安を消そうと頑張らなくて大丈夫です。
少しだけ、身体に戻る時間を作ってあげましょう。
鍼灸でできるサポート
頭痛、PMS、月経前の不調には、ホルモンの変化、睡眠、ストレス、首肩のこわばり、胃腸の働き、冷え、血流、体質、薬の影響など、さまざまな要素が関わります。
そのため、鍼灸だけで頭痛やPMSが必ず楽になると簡単にお約束することはできません。
また、当院で頭痛や婦人科疾患の原因を診断したり、病院での治療の代わりを行ったりすることはできません。
けれども、冷えや巡り、睡眠、自律神経の緊張、胃腸の働き、生活習慣、体質に丁寧に向き合うことは、今のお身体を整えていく大切な一歩になります。
妊活中の頭痛やPMSでお悩みの方には、
- 首肩のこわばり
- こめかみの張り
- 目の疲れ
- 足元の冷え
- 胃腸の弱り
- 生理前のイライラ
- 眠りの浅さ
- 梅雨時期の重だるさ
- 高温期の不安
- 薬を飲むことへの迷い
などが重なっていることがあります。
当院では、東洋医学の視点から気血水、肝・脾・腎のバランスを見ながら、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
「頭痛があるからだめ」ではありません。
「PMSがあるから妊活がうまくいかない」と決めつける必要もありません。
今のお身体が何に疲れているのか。
どの時期に不調が出やすいのか。
どんな生活の負担が重なっているのか。
そこを一緒に見ていくことが、妊活中の身体づくりの一助になると考えています。
当院の考え方
妊活中の頭痛は、ただの頭の痛みではありません。
「また生理が来る前触れなのかな」
「妊娠の可能性はあるのかな」
「薬を飲んでしまって大丈夫かな」
「こんなに不調があって、私の身体は大丈夫なのかな」
そんな不安が、頭痛と一緒に押し寄せてくることがあります。
当院では、その不安を「考えすぎ」と片づけることはありません。
病院での検査や治療は、とても大切です。
強い頭痛、いつもと違う頭痛、生活に支障が出る頭痛、妊娠中や産後の頭痛は、必要に応じて医師に確認することが大切です。
そのうえで当院では、検査や治療だけでは拾いきれない日々のしんどさにも目を向けています。
冷え。
睡眠。
胃腸。
巡り。
自律神経の緊張。
生理周期。
季節による不調。
首肩のこわばり。
心の疲れ。
こうしたことを丁寧に確認しながら、今のお身体に合わせた身体づくりを一緒に考えます。
奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で妊活に取り組まれている方が、頭痛やPMSのつらさをひとりで抱え込まず、少しでも安心して毎日を過ごせるように。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「生理前になると頭痛がつらい」
「高温期になると不安で眠れない」
「薬を飲むのが怖い」
その気持ちから、一緒に整理していきましょう。
この記事を書いた人
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
妊活中の頭痛やPMSがつらい方、薬を飲むタイミングやセルフケアに迷っている方は、当院にご相談ください。
病院での検査や治療を大切にしながら、お身体の状態や生活習慣に合わせて、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。
不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、まずは今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。
参考・出典
日本産科婦人科学会『月経前症候群に関する情報』
日本産科婦人科学会『月経困難症・月経前症候群に関する解説』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
厚生労働省『女性の健康づくりに関する情報』
イギリス国立医療技術評価機構(NICE)『頭痛の診断と管理に関するガイドライン』
アメリカ産科婦人科学会(ACOG)『月経前症候群に関する患者向け情報』
アメリカ産科婦人科学会(ACOG)『月経前症状の管理に関する臨床指針』
イギリス国民保健サービス(NHS)『月経前症候群に関する情報』
片頭痛に関する国際的患者支援団体資料『月経関連片頭痛に関する解説』

