「卵管造影検査は痛い」と聞いて、怖くなってしまった。
検査の予約をしただけで、気持ちが重くなる。
何をされるのかわからないまま当日を迎えるのが、不安でたまらない。
妊活中の検査は、結果を知るために大切だと分かっていても、心がざわざわするものです。
特に、卵管造影検査は「痛いらしい」という声を見聞きしやすく、不安が大きくなりやすい検査のひとつです。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
卵管造影検査の痛みには個人差があります。
生理痛のような重だるさで終わる方もいれば、強い痛みを感じる方もいます。
ただし、検査の意味や流れ、注意点を知っておくだけでも、不安は少し整理しやすくなります。
怖いと感じるのは、弱いからではありません。
自分の身体に関わる大切な検査だからこそ、怖くなるのです。
今日は、卵管造影検査で何がわかるのか、なぜ痛みを感じることがあるのか、検査前後に気をつけたいこと、そして妊活中の心と身体をどう整えていくかを、できるだけやさしくお伝えします。
卵管造影検査とは何でしょうか
卵管造影検査は、正式には**子宮卵管造影検査(HSG)**と呼ばれます。
子宮の入り口から細い管を入れ、子宮の中に造影剤を注入し、レントゲンで子宮や卵管の形を確認する検査です。
主に、
- 卵管が通っているか
- 卵管が詰まっていないか
- 卵管が狭くなっていないか
- 子宮の中の形に大きな異常がないか
- 卵管の先に造影剤が流れているか
- 卵管水腫が疑われる所見がないか
- 卵管周囲の癒着が疑われるか
などを確認する目的で行われます。
妊娠が成立するためには、卵巣から排卵された卵子と、腟から子宮を通って進んできた精子が、卵管の中で出会う必要があります。
そのため、卵管が通っているかどうかは、妊活や不妊治療を考えるうえで大切な情報になります。
卵管は、卵子と精子が出会う場所です
卵管は、子宮の左右に伸びている細い管です。
排卵された卵子は、卵管采という卵管の先端部分に取り込まれ、卵管の中へ入ります。
一方、精子は腟から子宮へ入り、さらに卵管の方へ進んでいきます。
卵子と精子が出会う場所は、主に卵管の中です。
つまり卵管は、妊娠に向けてとても大切な通り道です。
卵管が詰まっている、狭くなっている、卵管の周囲に癒着がある、卵管水腫があるなどの場合、卵子と精子が出会いにくくなったり、受精卵が子宮へ移動しにくくなったりすることがあります。
ただし、卵管の状態は自覚症状だけでは分かりにくいことがあります。
生理が順調でも、排卵していても、卵管の通りまでは自分では判断できません。
だからこそ、妊活の検査として卵管造影検査が行われることがあります。
卵管造影検査でわかること
卵管造影検査では、いくつかの大切な情報が得られます。
1.卵管が通っているか
一番大きな目的は、卵管の通過性を確認することです。
造影剤が子宮から卵管へ流れ、さらにお腹の中へ広がっていく様子が見えれば、卵管が通っている可能性が高いと考えられます。
反対に、造影剤が途中で止まってしまう場合は、卵管の詰まりや狭さが疑われます。
ただし、検査中の一時的な卵管のけいれんや、管の位置、身体の緊張などによって、実際には完全に詰まっていなくても、通りにくく見えることがあります。
そのため、卵管造影検査だけですべてを決めるのではなく、必要に応じて通院中のクリニックで追加検査や治療方針を相談します。
2.子宮の中の形
卵管造影検査では、子宮の中に造影剤が入るため、子宮内腔の形も確認できます。
たとえば、
- 子宮の形の異常がないか
- 子宮内膜ポリープがないか
- 粘膜下筋腫がないか
- 子宮内癒着がないか
などの手がかりになることがあります。
ただし、子宮内膜ポリープや筋腫などを詳しく見るには、経腟超音波検査、子宮鏡検査、子宮内に水を入れて行う検査など、別の方法が必要になることもあります。
卵管造影検査は大切な検査ですが、万能ではありません。
結果に気になる点がある場合は、主治医に「追加で確認した方がよいことはありますか」と聞いておくと安心です。
3.卵管水腫が疑われるか
卵管の先がふさがり、卵管の中に液体がたまって袋のように腫れている状態を、卵管水腫といいます。
卵管水腫がある場合、自然妊娠だけでなく、体外受精(IVF)や胚移植(ET)の方針にも関わることがあります。
卵管造影検査では、卵管の形や造影剤の流れ方から、卵管水腫が疑われる場合があります。
もちろん、検査で疑われたからといって、すぐにすべてが決まるわけではありません。
必要に応じて、担当医が追加の確認や治療方針を提案します。
卵管造影検査はいつ行うことが多いのでしょうか
卵管造影検査は、一般的に月経が終わってから排卵前までの時期に行われることが多い検査です。
これは、妊娠している可能性が低い時期に行うためです。
また、月経中は出血があり、排卵後は妊娠の可能性が出てくるため、検査に適した時期が限られます。
具体的な日程は、月経周期、排卵の時期、医療機関の方針によって異なります。
検査を受ける前には、
- 検査日は月経何日目ごろか
- 検査前に性交を控える必要があるか
- 痛み止めを飲んでよいか
- 当日の食事制限はあるか
- 造影剤アレルギーの確認
- 甲状腺疾患がある場合の注意
- 感染症検査の有無
- 検査後に仕事へ戻れるか
- 検査後の入浴や性交の注意
などを、受診先で確認しておくと安心です。
特に、ヨード造影剤を使う場合は、造影剤アレルギーや甲状腺の病気がある方は必ず事前に伝えてください。
また、妊娠の可能性がある場合も、自己判断せず必ず医師に伝えましょう。
卵管造影検査の流れ
医療機関によって細かい流れは異なりますが、一般的には次のような流れで行われます。
1.検査台に上がる
内診台や検査台に上がり、腟鏡という器具を使って子宮の入り口を確認します。
この時点で緊張が強くなる方もいます。
力が入ると痛みを感じやすくなることもあるため、できる範囲でゆっくり息を吐くことを意識してみてください。
2.細い管を子宮の入り口に入れる
子宮の入り口から細い管を入れます。
この時に、違和感や軽い痛みを感じることがあります。
子宮の向きや入り口の状態によって、感じ方は人それぞれです。
3.造影剤を注入する
子宮の中に造影剤を少しずつ入れていきます。
この時に、生理痛のような痛み、下腹部の重だるさ、圧迫感を感じることがあります。
卵管が通っている場合は、造影剤が卵管を通ってお腹の中へ広がります。
卵管が狭い場合や詰まりがある場合は、圧がかかりやすく、痛みを強く感じることがあります。
4.レントゲンで撮影する
造影剤の流れを確認しながら、レントゲン撮影を行います。
施設によっては、体の向きを少し変えながら撮影することもあります。
5.検査後に少し休む
検査後は、軽い出血や下腹部痛が出ることがあります。
しばらく休んでから帰宅する場合もあります。
検査後の過ごし方は、医療機関の説明に従いましょう。
卵管造影検査は痛いのでしょうか
一番気になるのは、やはり痛みだと思います。
卵管造影検査の痛みは、人によってかなり差があります。
「思ったより大丈夫だった」という方もいます。
「重い生理痛のようだった」という方もいます。
「一瞬かなり痛かった」という方もいます。
痛みを感じやすいタイミングは、主に造影剤が子宮や卵管に入る時です。
痛みの感じ方には、
- 子宮の向き
- 子宮の入り口の状態
- 卵管の通りやすさ
- 卵管のけいれん
- 造影剤の種類
- 注入の圧
- 緊張の強さ
- 生理痛の経験
- 痛みへの不安
- その日の体調
など、さまざまな要素が関わります。
大切なのは、「痛いと聞いたから、必ず強い痛みが出る」と決めつけすぎないことです。
不安が強い場合は、検査前に担当医へ伝えてください。
施設によっては、検査前に痛み止めを使用するよう案内されることもあります。
自己判断で薬を飲むのではなく、持病や服薬中の薬がある方、妊娠の可能性がある方、胃腸が弱い方、アレルギーがある方は、必ず医師や薬剤師に確認しておきましょう。
「痛かったらどうしよう」と思うあなたへ
検査の痛みそのものより、検査前の不安でつらくなる方もいます。
検索すると、怖い体験談が目に入ることがあります。
「激痛だった」
「二度と受けたくない」
「倒れそうだった」
そんな言葉を見ると、まだ受けてもいないのに、身体がぎゅっと固まってしまいます。
でも、体験談はその人の身体、その日の状態、その施設での経験です。
あなたも同じようになるとは限りません。
怖いと思っていいです。
不安になっていいです。
検査前に泣きそうになっても大丈夫です。
妊活中の検査は、ただ身体を調べるだけではありません。
心も一緒に検査室へ向かっています。
だから、検査前に緊張する自分を責めないでください。
「怖い」と感じるのは、自分の身体と未来を大切に思っている証でもあります。
検査後に妊娠しやすくなるって本当?
卵管造影検査の後に、「妊娠しやすくなる時期がある」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
たしかに、卵管造影検査では造影剤が卵管を通るため、軽い詰まりや粘液のようなものが流れ、卵管の通りがよくなる場合があると言われることがあります。
そのため、検査後しばらくは妊娠の可能性が高まることがある、という説明を受ける方もいます。
ただし、ここは慎重に受け止めてください。
卵管造影検査を受けたからといって、必ず妊娠につながるわけではありません。
卵管の状態、排卵、精子の状態、子宮内膜、年齢、ホルモン、タイミング、治療内容など、妊娠には多くの要素が関わります。
「検査後がチャンス」と聞くと、期待が大きくなりすぎて、結果が出なかった時に深く落ち込んでしまうことがあります。
検査後の周期は、身体の状態を確認できたうえで、主治医と方針を立てていく時期です。
期待しすぎず、でも希望をゼロにせず、今できることを一つずつ整えていきましょう。
卵管造影検査で異常が見つかったら
検査で卵管が詰まっている、通りにくい、卵管水腫が疑われる、子宮の形に気になる点があると言われると、とても不安になると思います。
「自然妊娠は難しいのかな」
「体外受精しかないのかな」
「もっと早く検査すればよかった」
「私の身体がだめなのかな」
そんなふうに、自分を責めてしまう方もいます。
でも、検査で何かが見つかることは、あなたを責めるためではありません。
見えなかったものが見えたことで、次の選択肢を考えやすくなることがあります。
たとえば、
- もう一度確認する
- 追加検査をする
- 卵管の治療を検討する
- 人工授精ではなく体外受精(IVF)を検討する
- 胚移植(ET)の前に卵管水腫への対応を考える
- 子宮内の状態をさらに確認する
など、今後の方針を整理する材料になります。
検査結果を聞いた直後は、頭が真っ白になることがあります。
その場で全部理解しようとしなくて大丈夫です。
帰宅後にメモを見返し、次回の診察で聞きたいことを整理しておきましょう。
検査前に確認しておきたいこと
卵管造影検査を受ける前に、不安なことは遠慮せず確認しておきましょう。
たとえば、
- 検査は何分くらいかかるか
- 痛み止めを使ってよいか
- 当日の食事はどうしたらよいか
- 検査後に仕事へ行ってよいか
- 車の運転はできるか
- 検査後の出血はどのくらいなら様子を見てよいか
- 入浴やシャワーはどうしたらよいか
- 性交はいつから可能か
- 造影剤の種類は何か
- 甲状腺疾患がある場合の注意はあるか
- アレルギーがある場合はどうすればよいか
- 感染症検査は必要か
- 結果は当日聞けるのか
聞くことは、迷惑ではありません。
検査を安心して受けるために、自分の身体について確認することは大切です。
診察室で緊張して忘れやすい方は、スマホのメモに書いて持っていくとよいでしょう。
検査後に気をつけたいサイン
検査後は、軽い出血や下腹部の重だるさ、月経痛のような痛みが出ることがあります。
多くは一時的ですが、次のような場合は、我慢せず医療機関へ連絡してください。
- 強い腹痛が続く
- 痛みがだんだん強くなる
- 発熱がある
- 出血が多い
- 悪臭のあるおりものが出る
- 吐き気や気分不良が強い
- めまいが強い
- じんましん、息苦しさ、顔や喉の腫れなどがある
特に、発熱や強い痛み、出血が増える場合は、感染や合併症の確認が必要になることがあります。
「このくらい我慢しなきゃ」と思わず、通院中のクリニックへ相談してください。
東洋医学では、検査前後の身体をどう見るのでしょうか
東洋医学では、卵管造影検査そのものを直接どうこうするのではなく、検査前後の心身の状態を丁寧に見ていきます。
検査前は、不安や緊張によって気の巡りが滞りやすくなります。
検査後は、下腹部の違和感、冷え、疲労感、気持ちの落ち込みが出る方もいます。
ここでいう気・血・水、肝・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。
肝鬱気滞タイプ
肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係が深いと考えます。
検査前に緊張しやすい方、検索が止まらない方、肩や首がこわばる方は、肝鬱気滞の状態が重なっていることがあります。
このタイプでは、
- ため息が多い
- 胸や喉がつまる
- 肩や首がこる
- イライラしやすい
- 検査前に眠れない
- 下腹部が張る
- 病院へ行く前にお腹が痛くなる
といった状態が出やすくなります。
検査前は、無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。
まずは、息を吐くこと。
肩の力を抜くこと。
不安を言葉にすること。
それも、立派な養生です。
瘀血タイプ
瘀血とは、血の巡りが滞りやすい状態を指します。
東洋医学では、月経痛が強い、経血に塊がある、下腹部が冷える、肩こりが強い、顔色がくすみやすいといった状態と関係して考えることがあります。
卵管の状態と瘀血を直接結びつけて「原因です」と言うことはできません。
ただ、妊活中の身体づくりでは、下腹部の冷えや巡り、月経痛の強さなどは丁寧に確認したいポイントです。
このタイプの方は、冷やしすぎ、座りっぱなし、睡眠不足、強いストレスが続くと、身体がこわばりやすくなります。
脾虚タイプ
脾は、胃腸の働きや気血を作る力、水分代謝と関わります。
検査前の緊張で食欲が落ちる方。
検査後にどっと疲れる方。
梅雨時期に身体が重くなる方。
このような方は、脾の弱りや湿の影響を受けやすいことがあります。
脾虚タイプでは、
- 胃もたれしやすい
- 食後に眠くなる
- 軟便になりやすい
- 身体が重い
- むくみやすい
- 雨の日に調子が落ちる
- 甘いものが欲しくなる
といった状態が出やすくなります。
検査前後は、冷たいものや脂っこいものを控えめにし、温かい汁物や消化にやさしい食事を意識してみてください。
腎虚タイプ
腎は、東洋医学では生殖の土台、生命力、足腰、冷え、年齢に伴う変化と関係が深いと考えます。
妊活が長くなり、検査を重ねる中で、心身の根っこの力が消耗している方もいます。
腎虚タイプでは、
- 疲れが抜けにくい
- 足腰が冷える
- 腰が重い
- 夜中や明け方に目が覚める
- 不安になりやすい
- 年齢への焦りが強い
- 検査結果を聞くのが怖い
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、「もっと頑張る」だけではなく、休むことも大切な身体づくりです。
6月・芒種のころに意識したい検査前後の養生
6月上旬から中旬にかけては、二十四節気でいう芒種(ぼうしゅ)の時期にあたります。
芒種は、湿気が増え、梅雨の気配が深まるころです。
東洋医学では、この時期の湿気による不調を湿邪として考えます。
湿邪が強い時期は、
- 身体が重い
- 頭がぼんやりする
- 胃腸が重い
- むくみやすい
- 気分が晴れにくい
- 眠りが浅い
といった状態が出やすくなります。
検査前の緊張に、梅雨の重だるさが重なると、いつもより不安が大きく感じられることがあります。
「検査が怖い」
「結果を聞くのが怖い」
「何か見つかったらどうしよう」
そんな気持ちが出てきたら、自分を責めるのではなく、心と身体が緊張しているサインとして受け止めてみてください。
検査前後におすすめの食養生
検査前後は、特別なものを食べなければいけないわけではありません。
大切なのは、胃腸に負担をかけすぎず、身体を冷やしすぎないことです。
おすすめしやすい食材は、
- 味噌汁
- 卵
- 豆腐
- 鶏肉
- 白身魚
- ごはん
- かぼちゃ
- にんじん
- 小松菜
- とうもろこし
- 枝豆
- そら豆
- 生姜
- しそ
などです。
検査前に緊張で食欲がない場合は、無理にたくさん食べなくて大丈夫です。
白湯、味噌汁、おかゆ、バナナ、少量のおにぎりなど、身体に入れやすいものを選んでください。
検査後は、下腹部が重く感じることがあります。
その日は、冷たい飲み物や生もの、脂っこいもの、アルコールは控えめにして、身体が落ち着きやすい食事を意識しましょう。
ただし、検査当日の食事や飲水の指示は、必ず医療機関の説明に従ってください。
検査前後に使いやすいツボ
ツボ押しは、検査の痛みをなくすものではありません。
また、卵管の詰まりを治すものでもありません。
けれど、検査前の緊張や、検査後のこわばりに気づくきっかけとして、やさしく取り入れることはできます。
強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。
内関
手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。
緊張、胸のつかえ、吐き気、不安感がある時に使いやすいツボです。
検査前に気持ちが落ち着かない時、待合室でもそっと触れやすい場所です。
神門
手首の小指側、手首のしわの近くにあります。
心がざわざわする時、眠る前に考えごとが止まらない時に使われることがあります。
「落ち着かなきゃ」と頑張るより、呼吸と一緒にやさしく触れてください。
太衝
足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前にあります。
イライラ、ため息、気持ちの詰まり、緊張がある時に使いやすいツボです。
検査前に身体がこわばりやすい方に向いています。
足三里
膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。
胃腸の働き、疲れ、梅雨時期の重だるさが気になる時に使いやすいツボです。
検査後にどっと疲れやすい方は、やさしく温めるのもよいでしょう。
三陰交
内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。
婦人科系のケアでよく使われるツボです。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。
検査前にできる3つのこと
1.怖いことをメモに書いておく
検査前の不安は、頭の中だけに置いておくと大きくなります。
「痛みが怖い」
「結果が怖い」
「何をされるかわからない」
「検査後に仕事へ戻れるか不安」
「出血したらどうしよう」
このように、短い言葉で大丈夫です。
不安を書き出すことは、弱さではありません。
自分の心を守るための準備です。
2.当日の予定に余白を作る
卵管造影検査は、短時間で終わることも多い検査です。
でも、心身への負担は時間だけでは測れません。
可能であれば、検査後に予定を詰めすぎないようにしましょう。
仕事へ戻る必要がある場合も、検査後すぐに全力で動かなくてよいように、少し余白を作っておくと安心です。
3.不安をひとりで抱えない
検査が怖い時は、誰かに話して大丈夫です。
ご主人。
信頼できる友人。
通院中のスタッフ。
当院のように、妊活中の身体づくりを支える場所。
「こんなことで不安になるなんて」と思わなくて大丈夫です。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「検査が怖いです」
その一言だけでも、十分です。
鍼灸でできるサポート
卵管造影検査の結果や妊娠には、卵管の状態、排卵、卵子や精子の状態、子宮内膜、ホルモン、年齢、治療内容、生活習慣、ストレスなど、さまざまな要素が関わります。
そのため、鍼灸だけで卵管の通りや妊娠という結果を簡単にお約束することはできません。
また、当院で卵管閉塞や婦人科疾患の原因を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることはできません。
けれども、検査前後の緊張、冷え、巡り、睡眠、自律神経のこわばり、胃腸の働き、生活習慣、体質に丁寧に向き合うことは、今のお身体を整えていく大切な一歩になります。
卵管造影検査を控えている方、検査後に結果が不安な方には、
- 下腹部の冷え
- 足腰の冷え
- 肩や首のこわばり
- 検査前の緊張
- 結果を聞く怖さ
- 眠りの浅さ
- 胃腸の弱り
- 生理痛や月経前の不調
- 梅雨時期の重だるさ
などが重なることがあります。
当院では、東洋医学の視点から気血水、肝・脾・腎のバランスを見ながら、その方に合った身体づくりを一緒に考えます。
検査結果を変えると約束するのではなく、検査を受けるまでの不安や、検査後に出てくる気持ちにも耳を傾けながら、心と身体が少しでもゆるみやすい状態を目指していきます。
当院の考え方
卵管造影検査は、妊活中の方にとって、大きな一歩です。
「痛いのかな」
「悪い結果だったらどうしよう」
「体外受精に進むことになるのかな」
「検査を受けるのが怖い」
そんな気持ちを抱えたまま、予約日を待っている方もいると思います。
当院では、その不安を「考えすぎ」と片づけることはありません。
病院での検査や不妊治療は、とても大切です。
卵管造影検査、ホルモン検査、精液検査、超音波検査、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)、胚移植(ET)など、必要な医療はクリニックや病院など、専門の医療機関で確認しながら進めることが大切です。
そのうえで当院では、検査と検査の間にある不安や、通院中の日々のしんどさにも目を向けています。
冷え。
睡眠。
胃腸。
巡り。
自律神経の緊張。
生理周期。
季節による不調。
生活習慣。
心のこわばり。
こうしたことを丁寧に確認しながら、今のお身体に合わせた身体づくりを一緒に考えます。
奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で妊活に取り組まれている方が、検査の不安をひとりで抱え込まず、少しでも安心して次の一歩を考えられるように。
卵管造影検査が怖い。
結果を聞くのが不安。
何を頑張ればよいのか分からない。
そんな気持ちも、そのまま持ってきてください。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
まずは今のお身体とお気持ちを、一緒に整理していきましょう。
この記事を書いた人
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
卵管造影検査を控えていて不安な方、検査後の結果をどう受け止めればよいか分からない方は、当院にご相談ください。
病院での検査や不妊治療を大切にしながら、お身体の状態や生活習慣に合わせて、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。
不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、まずは今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。
参考・出典
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本生殖医学会『不妊症Q&A』
日本産婦人科医会『不妊の原因と検査』
東京都妊活課『不妊の検査を受ける』
世界保健機関(WHO)『不妊の定義・世界の不妊有病率』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『女性不妊の評価に関する委員会見解』
イギリス国立医療技術評価機構(NICE)『不妊の評価と治療に関するガイドライン』
イギリス国民保健サービス(NHS)関連資料『子宮卵管造影検査に関する患者向け説明』

