子宮筋腫があるときの妊活

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子宮筋腫があると言われてから、妊活が不安になった。
「このまま妊娠を目指していいのかな」と迷っている。
手術が必要なのか、様子を見ていいのか分からない。

子宮筋腫を指摘されると、急に妊活への不安が大きくなることがあります。

「筋腫があると妊娠しにくいのかな」
「流産しやすくなるのかな」
「手術しないと妊娠できないのかな」
「体外受精の前に取った方がいいのかな」
「生理が多いのは筋腫のせいなのかな」

そんな疑問が頭の中をぐるぐるする方もいると思います。

まず、お伝えしたいことがあります。

子宮筋腫があるからといって、すぐに妊娠できないと決まるわけではありません。

子宮筋腫は、場所、大きさ、数、子宮内腔への影響、症状の有無によって、妊活への関わり方が大きく変わります。

様子を見ながら妊活を進める場合もあります。
手術や治療を検討した方がよい場合もあります。
まずは、今ある筋腫がどのタイプなのか、妊活にどのような影響がありそうなのかを、婦人科や不妊治療を行う医療機関で確認することが大切です。

今日は、子宮筋腫があるときの妊活の考え方、病院で確認したいこと、東洋医学での見方、鍼灸でできる身体づくりをやさしくお伝えします。

目次

子宮筋腫とは何でしょうか

子宮筋腫は、子宮の筋肉の層にできる良性の腫瘍です。

「腫瘍」と聞くと、とても怖く感じるかもしれません。
ただ、子宮筋腫は悪性のがんとは異なり、多くは良性です。

30代以降の女性に比較的よく見られ、健康診断や婦人科検診、不妊治療の検査で見つかることがあります。

子宮筋腫があっても、まったく症状がない方もいます。
一方で、筋腫の場所や大きさによっては、月経量が多い、生理痛が強い、貧血、下腹部の圧迫感、頻尿、便秘、腰痛などが出ることもあります。

妊活中に大切なのは、「子宮筋腫があるかどうか」だけではありません。

どこにあるのか。
どのくらいの大きさなのか。
いくつあるのか。
子宮内腔を変形させているのか。
月経量や貧血に影響しているのか。
妊娠や胚移植に関わりそうなのか。

ここを確認することが大切です。

子宮筋腫の種類

子宮筋腫は、できる場所によって大きく分けられます。

粘膜下筋腫

粘膜下筋腫は、子宮の内側、子宮内膜に近い場所にできる筋腫です。

子宮内腔に向かって出てくることがあり、月経量が増えたり、不正出血が起こったりすることがあります。

妊活では、受精卵が着床する場所に近いため、妊娠への影響を確認する必要があります。

筋腫の大きさが小さくても、子宮内腔に影響している場合は、医師から治療や手術を提案されることがあります。

筋層内筋腫

筋層内筋腫は、子宮の筋肉の中にできる筋腫です。

子宮筋腫の中でも比較的多いタイプです。

筋層内筋腫は、子宮内腔を変形させているかどうかが大切です。

子宮内腔に影響していない場合は、妊活への影響が少ないこともあります。
一方で、内膜に近い場所にあり、子宮内腔を圧迫している場合や、大きい場合、多発している場合は、妊活への影響を確認する必要があります。

漿膜下筋腫

漿膜下筋腫は、子宮の外側に向かってできる筋腫です。

子宮内膜から離れているため、妊活への影響は比較的少ないと考えられることがあります。

ただし、大きさや場所によっては、下腹部の圧迫感、頻尿、便秘、腰痛などの症状が出ることがあります。

「漿膜下筋腫だから絶対に大丈夫」と決めつけるのではなく、症状や大きさ、妊娠希望の時期を含めて、主治医に確認しましょう。

子宮筋腫は妊娠に影響しますか

子宮筋腫が妊娠に影響するかどうかは、一人ひとり違います。

影響しやすいのは、子宮内腔に近い筋腫です。

特に、

  • 粘膜下筋腫
  • 子宮内腔を変形させる筋層内筋腫
  • 内膜に接する筋腫
  • 大きな筋腫
  • 多発している筋腫
  • 月経量が多く、貧血がある場合

などでは、妊活への影響を確認する必要があります。

反対に、子宮の外側にある漿膜下筋腫では、妊娠への影響が少ないこともあります。

ただし、妊娠には子宮筋腫だけでなく、排卵、卵管、子宮内膜、卵子、精子、ホルモン、年齢、生活習慣、治療内容など、さまざまな要素が関わります。

子宮筋腫があるから妊娠できない。
子宮筋腫を取れば必ず妊娠できる。
このように単純に言い切ることはできません。

大切なのは、筋腫だけを見るのではなく、妊活全体の中でどう考えるかです。

子宮筋腫があるときに起こりやすい症状

子宮筋腫があっても、症状がない方もいます。

一方で、次のような症状が出ることがあります。

  • 月経量が多い
  • 生理が長く続く
  • レバー状の塊が多い
  • 生理痛が強い
  • 貧血
  • めまい
  • 動悸
  • 息切れ
  • 疲れやすい
  • 下腹部の張り
  • 腰痛
  • 頻尿
  • 便秘
  • 不正出血
  • 性交痛
  • 下腹部の圧迫感

特に月経量が多い方は、貧血に注意が必要です。

「毎月こうだから普通」と思っていても、実は鉄不足や貧血が進んでいることがあります。

妊活中は、月経量や貧血の状態も大切です。

疲れやすい。
息切れしやすい。
立ちくらみがある。
爪が割れやすい。
顔色が悪い。
動悸がある。

このような症状がある場合は、血液検査で貧血や鉄の状態を確認してもらうと安心です。

どんな時に受診・相談した方がよいのでしょうか

子宮筋腫を指摘された場合、症状が軽くても、妊娠を希望している方は早めに相談しておくと安心です。

特に、次のような場合は、婦人科や不妊治療を行う医療機関で確認しましょう。

  • 妊娠を希望している
  • 体外受精や胚移植を予定している
  • 粘膜下筋腫と言われた
  • 子宮内腔が変形していると言われた
  • 筋腫が大きいと言われた
  • 筋腫が複数ある
  • 月経量が多い
  • 貧血がある
  • 生理痛が強い
  • 不正出血がある
  • 下腹部の圧迫感が強い
  • 頻尿や便秘がつらい
  • 筋腫が大きくなっていると言われた
  • 手術を勧められたが迷っている
  • 妊娠前に治療すべきか迷っている

「子宮筋腫があるけれど、妊活をこのまま進めてよいのか」
この不安は、自己判断で抱え続けない方がよいこともあります。

医師に確認することは、不安を増やすためではありません。
妊活の進め方を整理するためです。

病院で確認したいこと

子宮筋腫があるときは、診察で次のようなことを確認してみましょう。

  • 筋腫の場所はどこですか
  • 粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫のどれですか
  • 大きさはどのくらいですか
  • 数はいくつありますか
  • 子宮内腔を変形させていますか
  • 子宮内膜に接していますか
  • 妊娠や胚移植に影響しそうですか
  • 月経量や貧血に関係していますか
  • 経過観察でよい状態ですか
  • 手術や治療を検討した方がよいですか
  • 妊娠前に治療した方がよい理由はありますか
  • 手術する場合、妊活再開までどのくらい期間が必要ですか
  • 帝王切開の可能性など、妊娠・出産時に注意することはありますか
  • MRIや子宮鏡検査は必要ですか
  • 体外受精や胚移植の前に対応した方がよいですか

このように聞くと、今の筋腫が妊活にどのように関わりそうか整理しやすくなります。

診察室で緊張する方は、メモにして持っていきましょう。

子宮筋腫の検査

子宮筋腫の確認には、いくつかの検査があります。

代表的なものには、

  • 経腟超音波検査
  • 経腹超音波検査
  • MRI検査
  • 子宮鏡検査
  • 子宮卵管造影検査
  • 血液検査
  • 貧血の検査
  • 腫瘍マーカーを確認する場合

などがあります。

すべての検査を必ず行うわけではありません。

筋腫の場所、大きさ、症状、妊娠希望の有無、治療方針によって必要な検査は変わります。

特に妊活中は、子宮内腔への影響が大切です。

超音波検査だけでは分かりにくい場合、MRIや子宮鏡検査などで詳しく確認することがあります。

「筋腫があります」と言われただけで不安になる方もいますが、まずはどのタイプなのかを確認することが大切です。

手術は必ず必要なのでしょうか

子宮筋腫があるからといって、必ず手術が必要なわけではありません。

症状が少なく、妊活への影響が小さいと考えられる場合は、経過観察になることもあります。

一方で、

  • 粘膜下筋腫
  • 子宮内腔を変形させる筋腫
  • 月経量が多く貧血がある
  • 大きな筋腫
  • 症状が強い筋腫
  • 胚移植の前に影響が疑われる筋腫
  • 流産や不妊との関連が疑われる筋腫

などでは、手術や治療を検討することがあります。

妊娠を希望している方の場合、子宮を残す手術として子宮筋腫核出術が検討されることがあります。
粘膜下筋腫では、子宮鏡下手術が選択されることもあります。

ただし、手術にはメリットもデメリットもあります。

妊活再開までの期間。
手術の方法。
再発の可能性。
妊娠・出産時の注意点。
帝王切開の可能性。
年齢や卵巣予備能とのバランス。
体外受精のスケジュール。

こうしたことを含めて、主治医と相談することが大切です。

「手術すれば必ず妊娠できる」わけではありません。
「手術しないと妊娠できない」わけでもありません。

今の筋腫の状態と、妊娠を希望する時期を合わせて考えることが大切です。

妊活中に自己判断で避けたいこと

子宮筋腫があると、ネットやSNSでいろいろな情報を見てしまうことがあります。

「この食事で筋腫が小さくなった」
「このサプリで筋腫が消えた」
「手術しない方がいい」
「手術しないと妊娠できない」
「冷えを取れば筋腫は治る」

こうした情報を見ると、心が揺れます。

ただし、子宮筋腫の治療や妊活方針は、自己判断で決めないことが大切です。

特に、

  • 薬を自己判断でやめる
  • 漢方薬やサプリメントを急に増やす
  • 貧血を放置する
  • 手術が必要と言われたのに確認せず放置する
  • 逆に、必要性が分からないまま手術を急ぐ
  • 強い痛みや出血を我慢する
  • 妊娠希望を伝えずに治療方針を決める

このようなことは避けましょう。

妊娠を希望している場合は、必ず「妊娠を希望しています」と医師に伝えてください。

治療の選択肢は、今後妊娠を希望するかどうかで変わることがあります。

子宮筋腫があるときの妊活の進め方

子宮筋腫があるときの妊活では、次のように整理すると分かりやすくなります。

1.筋腫の場所を確認する

まずは、筋腫の場所です。

粘膜下筋腫なのか。
筋層内筋腫なのか。
漿膜下筋腫なのか。
子宮内腔に影響しているのか。

ここが大切です。

2.症状の有無を確認する

月経量が多い。
貧血がある。
生理痛が強い。
不正出血がある。
圧迫感がある。

症状がある場合は、妊活だけでなく、日常生活の質にも関わります。

3.妊娠希望の時期を伝える

「今すぐ妊娠を希望している」
「半年以内に妊活を始めたい」
「体外受精を予定している」
「胚移植前に確認したい」

このように、妊娠希望の時期を伝えることが大切です。

4.治療するか経過観察かを相談する

筋腫の状態によって、経過観察、薬物療法、手術などを検討します。

妊娠希望がある場合は、治療方法の選び方が変わることがあります。

5.妊活全体の検査も進める

子宮筋腫だけに注目しすぎず、排卵、卵管、精液検査、ホルモン、子宮内膜、年齢、治療歴なども確認しましょう。

妊活は、ひとつの要素だけで決まるものではありません。

東洋医学では、子宮筋腫をどう見るのでしょうか

東洋医学では、子宮筋腫そのものを画像で診断することはできません。

筋腫の場所、大きさ、数、治療方針は、医療機関で確認する必要があります。

そのうえで東洋医学では、子宮筋腫がある方の体質や不調を、気・血・水、肝・脾・腎、冷え、巡り、胃腸、睡眠、ストレス、月経の状態などから見ていきます。

ここでいう肝・脾・腎・気・血・水は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

瘀血(おけつ)タイプ 〜血の巡りの滞り・生理痛や塊〜

子宮筋腫がある方で、東洋医学的によく意識するのが瘀血です。

瘀血は、血の巡りが滞りやすい状態を指します。

瘀血タイプでは、

  • 生理痛が強い
  • 経血に塊が多い
  • 経血の色が暗い
  • 下腹部が冷える
  • 肩こりが強い
  • 頭痛がある
  • 不正出血がある
  • 月経前に下腹部が張る
  • 子宮筋腫や子宮内膜症を指摘されたことがある

といった状態と関係して考えることがあります。

ただし、瘀血だから筋腫がある、瘀血を取れば筋腫が消える、という単純な話ではありません。

東洋医学では、月経の状態、冷え、ストレス、胃腸、睡眠なども含めて、血の巡りを整えやすい身体づくりを考えます。

気滞瘀血(きたいおけつ)タイプ 〜ストレスによる巡りの停滞・張りと痛み〜

気滞瘀血は、気の巡りが滞ることで、血の巡りも悪くなりやすい状態を指します。

気滞瘀血タイプでは、

  • ストレスで生理痛が強くなる
  • 生理前に胸やお腹が張る
  • ため息が多い
  • 肩や首がこる
  • 下腹部が張る
  • イライラしやすい
  • 排卵期や月経前に不調が出やすい
  • 妊活の不安で検索が止まらない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、不安や緊張を我慢し続けるほど、巡りが滞りやすくなることがあります。

深く息を吐く。
軽く歩く。
お腹を締めつけすぎない。
気持ちを書き出す。

こうした小さな工夫も、身体づくりの一部です。

血虚(けっきょ)タイプ 〜栄養不足・心身の消耗〜

血虚は、身体を養う血が不足しやすい状態を指します。

子宮筋腫があり月経量が多い方は、貧血や鉄不足が関わることがあります。

血虚タイプでは、

  • 月経量が多い
  • 生理後に疲れやすい
  • めまいがしやすい
  • 立ちくらみがある
  • 顔色が青白い
  • 爪が割れやすい
  • 髪がぱさつく
  • 眠りが浅い
  • 不安になりやすい
  • 動悸がすることがある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、血を補う視点が大切です。

ただし、鉄剤やサプリメントは自己判断で増やしすぎず、貧血やフェリチンなどの状態を医師に確認しながら進めましょう。

脾虚(ひきょ)タイプ 〜胃腸の弱りと気力不足〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

脾虚タイプでは、

  • 胃もたれしやすい
  • 食後に眠くなる
  • 軟便になりやすい
  • 疲れやすい
  • 甘いものが欲しくなる
  • 月経後にだるい
  • むくみやすい
  • 雨の日に不調が出やすい

といった状態が出やすくなります。

月経量が多い方は、血を補う食事が大切です。
しかし、胃腸が弱いと、食べたものをうまく身体の力に変えにくくなります。

このタイプの方は、冷たいものや甘いものを控えめにし、温かい汁物、たんぱく質、ごはんなどを無理なく取り入れることが大切です。

腎虚(じんきょ)タイプ 〜生殖の土台の消耗・足腰の冷え〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、生命力、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

腎虚タイプでは、

  • 妊活が長引き、心身の消耗が強い
  • 足腰が冷える
  • 腰が重い
  • 明け方に目が覚める
  • 年齢への焦りがある
  • AMHの数値が気になる
  • 治療を続けることに疲れている
  • 休んでも疲れが抜けにくい

といった状態が出やすくなります。

子宮筋腫があると、「手術するなら年齢的に時間がないのでは」と焦る方もいます。

このタイプの方は、焦りでさらに消耗しないよう、治療方針を整理しながら、睡眠や冷え、足腰の養生を大切にしましょう。

6月下旬・夏至の時期に意識したい子宮筋腫と妊活の養生

6月下旬は、二十四節気でいう夏至の時期にあたります。

2026年は6月21日に夏至を迎え、6月28日は夏至に入ったあとの時期です。

夏至は、一年の中で昼の時間が長く、陽の気が高まりやすい節目です。
活動する力、外へ向かう力が強くなりやすい一方で、夜に休む力も大切になります。

この時期は、暑さ、湿気、冷房が重なります。

外は蒸し暑い。
室内では足元やお腹が冷える。
冷たい飲み物が増える。
胃腸が重くなる。
身体がむくみやすい。
夜に考えごとが増える。

子宮筋腫がある方で、月経量が多い、貧血がある、冷えやすい、胃腸が弱い方は、梅雨から夏にかけて体調が崩れやすいことがあります。

この時期は、強く温めすぎるより、冷やしすぎないこと。
活動しすぎるより、夜に休む時間を作ること。
食べすぎるより、胃腸に負担をかけないこと。

このバランスが大切です。

子宮筋腫がある方におすすめの食養生

子宮筋腫を食事だけで小さくする、消す、と言い切ることはできません。

けれど、月経量が多い方、貧血が気になる方、冷えやすい方、胃腸が弱い方にとって、食事は大切な身体づくりの一部です。

おすすめしやすい食材は、

  • 味噌汁
  • ごはん
  • 豆腐
  • 納豆
  • 鶏肉
  • 白身魚
  • かつお
  • しじみ
  • あさり
  • レバー
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • 黒ごま
  • ひじき
  • きくらげ
  • 生姜
  • しそ
  • なつめ

などです。

月経量が多い方は、たんぱく質と鉄を意識しましょう。

ただし、貧血がある場合は、食事だけで何とかしようとしすぎず、医療機関で血液検査を受け、必要に応じて鉄剤などを相談してください。

胃腸が弱い方は、鉄を意識しても、脂っこいものや冷たいものが多いと負担になることがあります。

温かい味噌汁。
卵。
豆腐。
白身魚。
鶏肉のスープ。
小松菜やにんじん。
ごはん。

このような、胃腸が受け止めやすい形から始めましょう。

控えめにしたい習慣

子宮筋腫がある方は、次のような習慣が続いていないか見直してみましょう。

  • 冷たい飲み物が多い
  • アイスや冷たいデザートが多い
  • 甘いものが続く
  • 夜遅い食事が多い
  • 朝食を抜く
  • 極端な糖質制限をしている
  • 睡眠不足が続く
  • 冷房で足元やお腹が冷えている
  • ストレスを我慢し続けている
  • 生理痛を毎月我慢している
  • 月経量が多いのに検査していない
  • 貧血を放置している
  • SNSの情報で不安になり続けている

全部をやめる必要はありません。

「冷たい飲み物を1杯だけ常温にする」
「朝に味噌汁を飲む」
「生理後はたんぱく質を意識する」
「足首とお腹を冷やさない」
「月経量が多いことを婦人科で相談する」

このくらいの小さな工夫で大丈夫です。

養生は、厳しく制限するものではありません。
今のお身体を少しでも楽にするためのものです。

子宮筋腫がある方に使いやすいツボ

ツボ押しは、子宮筋腫を小さくしたり、妊娠を約束したりするものではありません。
また、強い生理痛や不正出血、貧血の治療の代わりにもなりません。

けれど、冷え、巡り、胃腸の弱り、緊張、月経前後の不調に気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。
冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。

血海(けっかい) 〜血の巡り・月経前後の不調〜

膝のお皿の内側上あたりにあります。

東洋医学では、血の巡りや月経に関わるケアで使われることがあります。

生理痛や経血の塊が気になる方は、強く押すのではなく、やさしく触れる程度にしましょう。

太衝(たいしょう) 〜イライラ・ため息・気の詰まり〜

足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前にあります。

ストレス、緊張、ため息、気持ちの詰まりがある時に使いやすいツボです。

妊活や子宮筋腫の不安で検索が止まらない時にも、やさしく触れてみてください。

足三里(あしさんり) 〜胃腸の弱り・疲れ・重だるさ〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働き、疲れ、梅雨時期の重だるさが気になる時に使いやすいツボです。

月経後に疲れやすい方、食事を整えたいけれど胃腸が重い方に向いています。

関元(かんげん) 〜下腹部の冷え・生殖の土台〜

おへそから指4本分ほど下にあります。

東洋医学では、下腹部の冷えや生殖の土台を意識する時に使われることがあります。

強く押さず、手のひらでやさしく温めるように触れてください。

ただし、不正出血がある時、強い腹痛がある時、妊娠中や妊娠の可能性がある時は、自己判断で刺激せず、まず医療機関に確認してください。

今日からできる3つのこと

1.筋腫の「場所・大きさ・数」をメモする

子宮筋腫があると言われたら、まずは情報を整理しましょう。

  • どこにあるのか
  • どのくらいの大きさか
  • いくつあるのか
  • 子宮内腔に影響しているのか
  • 経過観察でよいのか
  • 妊活に影響しそうなのか

これをメモしておくと、次回の診察や不妊治療の相談で役立ちます。

2.月経量と貧血症状を確認する

子宮筋腫がある方は、月経量が多くなることがあります。

  • ナプキンがすぐいっぱいになる
  • レバー状の塊が多い
  • 生理が長引く
  • 立ちくらみがある
  • 疲れやすい
  • 動悸や息切れがある

このような場合は、貧血の確認をしてもらいましょう。

「いつものこと」と我慢しすぎないことが大切です。

3.妊娠希望を必ず医師に伝える

子宮筋腫の治療方針は、妊娠を希望しているかどうかで変わることがあります。

「妊娠を希望しています」
「いつ頃から妊活したいです」
「体外受精を考えています」
「胚移植前に確認したいです」

このように、妊娠希望をはっきり伝えましょう。

鍼灸でできるサポート

子宮筋腫、月経量、妊娠には、筋腫の場所、大きさ、数、子宮内腔への影響、ホルモン、年齢、排卵、卵管、卵子、精子、子宮内膜、貧血、生活習慣など、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけで子宮筋腫を小さくしたり、消したり、妊娠という結果を簡単にお約束することはできません。
また、当院で子宮筋腫の診断や手術の必要性、治療方針を判断することはできません。

子宮筋腫の場所や大きさ、妊活への影響、手術や治療の必要性については、婦人科や不妊治療を行う医療機関で確認することが大切です。

そのうえで、鍼灸では、冷え、巡り、月経前後の不調、睡眠、自律神経の緊張、胃腸の働き、貧血傾向に伴う疲れ、生活習慣、体質に丁寧に向き合います。

子宮筋腫がある方には、

  • 生理痛
  • 月経量の多さ
  • 冷え
  • 下腹部の張り
  • 月経前の不調
  • 肩や首のこわばり
  • 胃腸の弱り
  • 貧血による疲れやすさ
  • 妊活への不安
  • 手術をするか迷う不安
  • 胚移植前の心配

などが重なっていることがあります。

当院では、東洋医学の視点から気血水、肝・脾・腎のバランスを見ながら、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

筋腫をなくすことを目的にするのではなく、今あるお身体の状態を丁寧に見ながら、妊活に向かう土台を整えやすくすることを大切にしています。

病院での検査や治療を大切にしながら、今できることを一緒に整理していきましょう。

当院の考え方

子宮筋腫があると言われると、妊活中の方はとても不安になります。

妊娠できるのか。
手術が必要なのか。
胚移植の前に取った方がいいのか。
このまま妊活を進めてよいのか。
年齢的に待っている時間があるのか。

その不安を、ひとりで抱えている方がいます。

当院では、子宮筋腫がある方の不安を「考えすぎ」と片づけることはありません。

病院での検査や不妊治療は、とても大切です。
子宮筋腫の場所、大きさ、数、子宮内腔への影響、手術や治療の必要性、妊娠・出産への注意点については、クリニックや病院など、専門の医療機関で確認することが大切です。

そのうえで当院では、治療と治療の間にある毎日の体調、冷え、月経の状態、睡眠、胃腸、心の揺れにも目を向けています。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で妊活に取り組まれている方が、子宮筋腫への不安に振り回されすぎず、今のお身体に合った妊活の進め方を見つけられるように。

うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「子宮筋腫があると言われて不安」
「妊活を進めていいのか分からない」
「手術するか迷っている」
「生理が多くて疲れやすい」
「体外受精の前に何を整えればよいか知りたい」

その気持ちから、一緒に整理していきましょう。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

院長プロフィールを見る

子宮筋腫があると言われて妊活に不安がある方、生理痛や月経量の多さ、冷え、貧血傾向、体外受精や胚移植前の身体づくりが気になる方は、当院にご相談ください。
病院での検査や治療を大切にしながら、お身体の状態や生活習慣、東洋医学的な体質に合わせて、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。

不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、まずは今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

参考・出典

日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会『産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編』
日本産婦人科医会『子宮筋腫に関する解説』
日本産婦人科医会『不妊の原因と検査』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
アメリカ産科婦人科学会(ACOG)『子宮筋腫に関する患者向け情報』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『妊孕性改善を目的とした子宮筋腫核出術に関するガイドライン』
イギリス国立医療技術評価機構(NICE)『子宮筋腫の管理に関する情報』

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