夜になっても、頭がなかなか静かにならない。
眠っているはずなのに、朝から疲れが残っている。
妊活のことを考え始めると、寝る前の時間が不安でいっぱいになる。
妊活中は、睡眠の乱れがとてもつらく感じられることがあります。
「眠れないと妊活によくないのかな」
「高温期なのに寝不足で大丈夫かな」
「また検索してしまって、余計に眠れなくなった」
「自律神経が乱れているのかな」
そんなふうに、眠れない夜に自分を責めてしまう方もいます。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
眠れない日があるからといって、あなたの身体がだめなわけではありません。
睡眠は、ストレス、光、気温、湿度、ホルモン、生活リズム、仕事、通院、不安など、さまざまな影響を受けます。
2026年は6月21日に夏至を迎えます。
夏至は、一年の中で昼の時間が長くなる頃です。
東洋医学では、陽の気が高まりやすい時期として考えることがあります。
明るい時間が長く、暑さや湿気も増え、身体も心も少し外向きになりやすい季節。
その一方で、夜になっても神経が休まりにくい、眠りが浅い、身体がほてる、冷房で冷える、胃腸が重いという方もいます。
今日は、夏至の時期に意識したい睡眠と自律神経の緊張について、妊活中の方にも分かりやすくお伝えします。
睡眠は、妊活中の身体づくりの土台です
睡眠は、ただ身体を休める時間ではありません。
日中に使った脳や身体を回復させる時間であり、ホルモンのリズム、免疫、代謝、感情の安定にも関わる大切な休養です。
妊活中は、排卵日、高温期、判定日、通院、検査結果、薬のスケジュールなど、気を張る場面が多くなります。
身体は横になっていても、頭の中では、
「次の受診はいつだっけ」
「卵胞は育っているかな」
「今回もだめだったらどうしよう」
「胚移植後にこんなに動いて大丈夫だったかな」
「妊娠初期症状なのか、生理前なのか分からない」
と、ずっと考え続けてしまうことがあります。
睡眠が乱れると、疲れが抜けにくくなり、気持ちも不安定になりやすくなります。
ただし、ここで大切なのは、眠れない自分を責めないことです。
「ちゃんと寝なきゃ」
「眠れないと妊娠できないかも」
「また夜更かししてしまった」
そう責めるほど、身体はさらに緊張しやすくなります。
睡眠は、努力で無理やり勝ち取るものではありません。
身体と心が休みに向かいやすい環境を、少しずつ整えていくものです。
自律神経とは何でしょうか
自律神経とは、呼吸、心拍、血流、体温、胃腸の働き、汗、睡眠など、私たちが意識しなくても働いている身体の調整システムです。
よく知られているのが、交感神経と副交感神経です。
交感神経は、活動する時、緊張する時、頑張る時に働きやすい神経です。
副交感神経は、休む時、眠る時、消化する時、ゆるむ時に働きやすい神経です。
どちらかが良い、悪いというものではありません。
日中は活動し、夜は休む。
緊張したあと、ゆるむ。
頑張ったあと、回復する。
この切り替えが大切です。
妊活中は、この切り替えが難しくなることがあります。
仕事では気を張る。
病院では緊張する。
検索で不安が増える。
夫婦で話し合って心が揺れる。
結果を待つ時間が長い。
夜になっても頭が休まらない。
こうした状態が続くと、夜になっても交感神経のスイッチが入りっぱなしのように感じることがあります。
「眠いのに眠れない」
「身体は疲れているのに、頭だけ動いている」
「寝ても途中で目が覚める」
そんな状態は、妊活中の方にもよく見られます。
夏至の時期に眠りが浅くなりやすい理由
夏至の時期は、昼の時間が長く、明るい時間が増えます。
人の睡眠は、光の影響を受けます。
朝の光は体内時計を整える助けになりますが、夜遅くまで強い光を浴びたり、スマホやパソコンの画面を見続けたりすると、眠りに向かいにくくなることがあります。
また、6月下旬は湿度が高く、寝苦しさを感じやすい時期です。
暑い。
でも冷房をつけると足元が冷える。
湿気で身体が重い。
寝汗をかく。
明け方に冷える。
雨の日が続いて気分が晴れない。
こうした季節の影響も、睡眠に関わります。
妊活中は、そこにホルモンの変化や治療の不安が重なります。
高温期は体温が高めに推移し、眠りにくさを感じる方もいます。
黄体ホルモン薬を使っている時期は、眠気やだるさ、胸の張り、むくみを感じる方もいます。
胚移植後や判定日前は、緊張で眠りが浅くなる方もいます。
だから、夏至の時期に眠りが乱れることは、あなたの気合い不足ではありません。
季節、身体、心の緊張が重なっているのかもしれません。
妊活中の睡眠でよくある不安
妊活中の睡眠には、いろいろな不安がついてきます。
「寝不足だと卵子に悪いのかな」
「眠れなかったから排卵に影響するのかな」
「胚移植後に夜更かししてしまった」
「高温期に途中で目が覚める」
「基礎体温が乱れるのが怖い」
「早く寝ようと思うほど眠れない」
こうした不安を抱えながら夜を過ごすのは、とてもつらいことです。
睡眠は妊活中の身体づくりに大切です。
けれど、1日眠れなかったことだけで、すべてが決まるわけではありません。
大切なのは、眠れない日をゼロにすることではなく、眠りに向かいやすい生活の流れを少しずつ作ることです。
昨日眠れなかった。
でも今日は少し早く布団に入ってみる。
夜の検索を10分だけ減らしてみる。
足首を温めてみる。
朝に光を浴びてみる。
そのくらいの小さな積み重ねで大丈夫です。
睡眠不足と妊活を、怖がりすぎないでください
睡眠は大切です。
でも、妊活中の方にとって「睡眠が大切です」という言葉は、時にプレッシャーになります。
「ちゃんと寝ないといけない」
「寝られない私はだめ」
「また夜更かししたから、今周期はよくないかも」
そう感じてしまう方もいます。
ここで大切なのは、睡眠を恐怖の材料にしないことです。
眠れない夜があっても、身体はすぐにすべてを失うわけではありません。
人の身体には、回復する力があります。
眠れなかった翌日は、無理に取り返そうとしすぎず、できる範囲で整えていきましょう。
昼間に少し外の光を浴びる。
カフェインを夕方以降控えめにする。
夜はスマホの時間を少し減らす。
寝る前に熱すぎないお風呂に入る。
冷房で足元を冷やしすぎない。
こうした小さな工夫が、次の睡眠を支えるきっかけになります。
東洋医学では、睡眠をどう見るのでしょうか
東洋医学では、睡眠を「心だけの問題」として見ません。
気・血・水、肝・心・脾・腎、冷え、巡り、胃腸、季節の影響、感情の揺れなど、身体全体のつながりとして見ていきます。
ここでいう肝・心・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。
睡眠の乱れは、東洋医学では、
- 心が落ち着きにくい
- 肝の気が高ぶりやすい
- 血が不足して心を養いにくい
- 脾が弱り、気血を作りにくい
- 腎の土台が消耗している
- 湿気や暑さで身体が重い
など、さまざまな視点から考えます。
妊活中の睡眠では、身体の疲れだけでなく、心の緊張も大きく関わります。
眠れない夜は、身体が「もう少しゆるめてほしい」と伝えているのかもしれません。
夏至と東洋医学の考え方
2026年は、6月21日に夏至を迎えます。
夏至は、一年の中で昼の時間が長くなる節目です。
東洋医学では、陽の気が高まりやすい時期として考えることがあります。
陽は、温かさ、活動、外へ向かう力と関係します。
春から夏にかけて、自然界は外へ広がり、植物もぐんぐん伸びていきます。
人の身体も、日中は活動しやすくなります。
その一方で、陽の気が高まりすぎると、夜になっても頭が休まりにくい、ほてる、イライラする、眠りが浅いと感じることがあります。
夏至の養生では、ただ活動量を増やすだけでなく、夜にしっかり陰を補うことが大切です。
ここでいう陰は、冷やすという意味だけではありません。
静けさ、休息、潤い、落ち着き、眠り、内側に戻る力を表します。
夏至の時期は、
日中はほどよく動く。
朝の光を浴びる。
冷えすぎないようにする。
夜は静かに過ごす。
スマホや検索から少し離れる。
身体の熱と湿気をため込みすぎない。
このようなバランスが大切になります。
東洋医学でよく見る睡眠のタイプ
睡眠の乱れは、人によって出方が違います。
寝つきが悪い方。
途中で目が覚める方。
夢をよく見る方。
明け方に目が覚める方。
寝ても疲れが取れない方。
東洋医学では、いくつかの体質タイプとして考えることがあります。
心脾両虚(しんぴりょうきょ)タイプ 〜心と胃腸のエネルギー不足〜
心は、東洋医学では心の安定や眠りと関係します。
脾は、胃腸の働き、気血を作る力と関係します。
心脾両虚タイプでは、
- 眠りが浅い
- 夢をよく見る
- 動悸がしやすい
- 不安になりやすい
- 食欲が落ちる
- 胃が重い
- 疲れやすい
- 涙もろい
- 考えすぎる
- 決めるのがしんどい
といった状態が出やすくなります。
妊活中に考えることが多すぎて、心も胃腸も疲れている方に見られることがあります。
このタイプの方は、情報を増やすより、安心を増やすことが大切です。
夜に難しい検索を続けるより、温かい飲み物、静かな音、短い日記、早めの照明調整など、心と脾を休ませる時間を作ってみましょう。
肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ 〜ストレス・イライラ・気の滞り〜
肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。
肝鬱気滞タイプでは、
- 寝る前に考えごとが止まらない
- ため息が多い
- 胸や喉がつまる
- 肩や首がこる
- イライラしやすい
- 生理前に気分が揺れる
- 夜中に目が覚める
- 検索が止まらない
といった状態が出やすくなります。
妊活中は、排卵日、高温期、判定日、検査結果など、気持ちが張りつめる場面が多くあります。
このタイプの方は、「不安を消そう」とするほど、余計に気が詰まることがあります。
不安をなくすより、身体から少しゆるめること。
肩の力を抜くこと。
息を長く吐くこと。
紙に書いて外へ出すこと。
こうした小さな出口が大切です。
陰虚火旺(いんきょかおう)タイプ 〜身体の潤い不足と熱のこもり〜
陰虚とは、身体の潤いや静けさが不足しやすい状態を指します。
そこに熱がこもるような状態を、東洋医学では陰虚火旺として考えることがあります。
このタイプでは、
- 寝つきにくい
- 夜にほてる
- 手足がほてる
- 寝汗をかきやすい
- 口が渇く
- イライラしやすい
- 夢を多く見る
- 夜中に目が覚める
といった状態が出やすくなります。
夏至の時期は、陽の気が高まりやすく、暑さも増えていくため、陰虚傾向の方は眠りが浅く感じることがあります。
このタイプの方は、辛いもの、アルコール、夜更かし、長時間のスマホ、強い運動を夜に行うことが負担になる場合があります。
夜は、身体を強く温めるより、静かにクールダウンすることを意識しましょう。
腎虚(じんきょ)タイプ 〜生殖の土台の消耗・冷え〜
腎は、東洋医学では生殖の土台、生命力、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。
腎虚タイプでは、
- 疲れが抜けにくい
- 足腰が冷える
- 腰が重い
- 明け方に目が覚める
- 夜中にトイレに起きる
- 年齢への焦りが強い
- 治療を続けることに疲れている
- 検査結果を見るのが怖い
といった状態が出やすくなります。
妊活が長くなると、身体だけでなく、心の根っこの力も消耗しやすくなります。
このタイプの方は、さらに頑張ることよりも、消耗を減らすことが大切です。
早く寝る。
足腰を冷やさない。
休むことに罪悪感を持ちすぎない。
予定を詰めすぎない。
それも、妊活中の大切な身体づくりです。
脾虚湿盛(ひきょしつせい)タイプ 〜胃腸の弱りと水分の溜まり〜
脾は、胃腸の働き、気血を作る力、水分代謝と関係します。
6月下旬は湿気が強く、脾が弱りやすい時期です。
脾虚湿盛タイプでは、
- 身体が重い
- 朝からだるい
- 食後に眠い
- 胃もたれしやすい
- むくみやすい
- 軟便になりやすい
- 頭がぼんやりする
- 雨の日に不調が出やすい
- 寝てもすっきりしない
といった状態が出やすくなります。
このタイプの方は、眠りそのものよりも、胃腸の重さや湿気によるだるさが睡眠の質に影響していることがあります。
冷たい飲み物や甘いもの、脂っこい食事を控えめにし、温かい汁物を意識してみましょう。
夏至の時期に睡眠を乱しやすい習慣
夏至の時期は、生活の中で睡眠を乱しやすい習慣が増えることがあります。
たとえば、
- 夜遅くまでスマホを見る
- 妊活検索を寝る直前まで続ける
- カフェインを夕方以降に摂る
- 冷房で足元が冷える
- 暑くてシャワーだけで済ませる
- 冷たい飲み物が増える
- 夕食が遅い
- 甘いものや脂っこいものが増える
- 日中にほとんど光を浴びない
- 休日に寝だめしすぎる
- 運動不足になる
- 寝る直前に夫婦で重い話をする
こうしたことが重なると、夜になっても身体が休みに向かいにくくなります。
ただし、これも自分を責めるために見るのではありません。
「全部直さなきゃ」ではなく、
「ひとつ減らせるものはあるかな」
という視点で十分です。
妊活中は、頑張ることが多いからこそ、睡眠のための工夫は厳しくしすぎないことが大切です。
寝る前の妊活検索がつらくなる理由
寝る前に検索してしまう方は多いと思います。
「胚移植後 症状なし」
「高温期 眠れない」
「排卵後 下腹部痛」
「妊娠初期症状 生理前 違い」
「AMH 低い 妊娠」
「体外受精 判定日前 フライング」
少し安心したくて検索しているのに、気づけば不安な記事や体験談ばかり読んでしまう。
これは、妊活中によく起こります。
夜は、心が弱りやすい時間です。
昼間なら流せる言葉も、夜には深く刺さることがあります。
検索は悪いものではありません。
必要な情報を知ることは大切です。
でも、寝る前の検索が睡眠を削り、不安を増やしているなら、少し距離を置くことも大切です。
「今日は検索しない」までできなくても大丈夫です。
10分だけ短くする。
布団の中では見ない。
不安になったらメモに書いて、次回の受診で聞く。
検索する時間を昼に移す。
このくらいから始めてみましょう。
夏至の睡眠におすすめの食養生
夏至の時期は、暑さと湿気が重なります。
睡眠を考える時は、夜に胃腸へ負担をかけすぎないことも大切です。
おすすめしやすい食材は、
- 味噌汁
- 豆腐
- 卵
- 白身魚
- 鶏肉
- 鮭
- しじみ
- あさり
- 小松菜
- にんじん
- かぼちゃ
- とうもろこし
- 枝豆
- そら豆
- しそ
- 生姜
- 黒ごま
- なつめ
などです。
寝る前に胃が重いと、眠りが浅くなる方もいます。
夕食は、脂っこいものや冷たいものばかりに偏らず、温かい汁物、たんぱく質、消化しやすい食材を意識してみてください。
たとえば、
- 豆腐と小松菜の味噌汁
- 卵と野菜のスープ
- 鶏肉と生姜のスープ
- 白身魚の煮付け
- あさりの味噌汁
- 枝豆ごはん
- かぼちゃの煮物
- しそを添えた冷やしすぎない和え物
などは取り入れやすい形です。
ただし、睡眠に良いと聞いたものを無理に食べる必要はありません。
食養生は、身体を縛るものではなく、身体が休みに向かいやすい方向を探すものです。
控えめにしたい夜の習慣
夏至の時期、眠りが浅い方は、夜の過ごし方を少し見直してみましょう。
控えめにしたいものは、
- 夜遅いカフェイン
- 寝る前のアルコール
- 冷たい飲み物の飲みすぎ
- 夜遅い脂っこい食事
- 寝る直前の妊活検索
- 布団の中でのスマホ
- 強い光
- 熱すぎるお風呂
- 寝る直前の激しい運動
- 重い話し合い
です。
全部やめる必要はありません。
「寝る30分前だけスマホを置く」
「夕方以降のカフェインを控えめにする」
「お風呂を熱すぎない温度にする」
「冷たい飲み物を常温にする」
このくらいの小さな工夫で大丈夫です。
夏至の時期に使いやすいツボ
ツボ押しは、睡眠を必ず改善させるものではありません。
また、自律神経を必ず整えるものでもありません。
けれど、寝る前に身体へ意識を戻し、緊張に気づくきっかけとして取り入れることはできます。
強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。
神門
手首の小指側、手首のしわの近くにあります。
心がざわざわする時、眠る前に考えごとが止まらない時に使われることがあります。
「落ち着かなきゃ」と頑張るより、呼吸と一緒にやさしく触れてください。
内関
手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。
胸のつかえ、不安感、吐き気、緊張がある時に使いやすいツボです。
判定日前や検査結果を待つ時期に、心がそわそわする方にも触れやすい場所です。
太衝
足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前にあります。
イライラ、ため息、気持ちの詰まり、緊張がある時に使いやすいツボです。
夜に考えごとが止まらない方に向いています。
三陰交
内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。
婦人科系のケアでよく使われるツボです。
冷え、睡眠、月経周期を意識した身体づくりで選ばれることがあります。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。
失眠
足の裏、かかとの中央あたりにあります。
眠りを意識する時によく使われるツボです。
押し込むより、足裏を温めたり、手のひらで包むように触れたりするのもよいでしょう。
今日からできる3つのこと
1.朝に光を浴びる
睡眠のリズムを整えやすくするためには、朝の光が大切です。
起きたらカーテンを開ける。
ベランダに少し出る。
通勤や買い物で外の光を浴びる。
数分でも構いません。
朝に光を浴びることは、体内時計を整える助けになります。
夜を変えようとして難しい時は、まず朝から整えるのもひとつの方法です。
2.寝る前の検索を10分だけ減らす
妊活検索を完全にやめるのは難しいと思います。
だから、まずは10分だけ減らしてみましょう。
その10分で、
- 足首を温める
- 白湯を飲む
- 深呼吸する
- 神門や内関に触れる
- 明日のメモをひとつ書く
このような時間に変えてみてください。
不安をなくすためではありません。
身体を休みに向かわせるための準備です。
3.夜の冷えを防ぐ
夏至の時期は暑さもありますが、冷房で足元やお腹が冷えやすくなります。
足首。
お腹。
腰まわり。
首の後ろ。
このあたりを冷やしすぎないようにしましょう。
薄手の靴下、レッグウォーマー、腹巻き、ひざ掛けなどを使い、汗をかきすぎない範囲で調整してください。
冷やさないことは、強く温めることとは違います。
心地よく眠りに向かえる温度を探していきましょう。
鍼灸でできるサポート
睡眠、自律神経の緊張、妊娠には、ホルモン、月経周期、ストレス、生活リズム、冷え、胃腸の働き、治療内容、薬、年齢、体質など、さまざまな要素が関わります。
そのため、鍼灸だけで睡眠や妊娠という結果を簡単にお約束することはできません。
また、当院で不眠症や婦人科疾患、不妊症の原因を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることはできません。
けれども、冷えや巡り、睡眠、自律神経の緊張、胃腸の働き、生活習慣、体質に丁寧に向き合うことは、今のお身体を整えていく大切な一歩になります。
夏至の時期に眠りが浅い方には、
- 寝る前の不安
- 夜の検索
- 肩や首のこわばり
- 胸のつかえ
- 足元の冷え
- ほてり
- 胃腸の重さ
- 梅雨のむくみ
- 高温期のそわそわ
- 判定日前の緊張
などが重なっていることがあります。
当院では、東洋医学の視点から気血水、肝・心・脾・腎のバランスを見ながら、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
「眠れないからだめ」と責めるのではなく、なぜ夜に休みに向かいにくいのか、日中の緊張や冷え、胃腸、季節の影響を丁寧に見ていきます。
病院での検査や治療を大切にしながら、今できることを一緒に整理していきましょう。
当院の考え方
妊活中の眠れない夜は、とても長く感じます。
周りは眠っているのに、自分だけ起きている。
検索して、怖くなって、また検索してしまう。
明日も仕事なのに眠れない。
「こんな生活で大丈夫かな」と、自分を責めてしまう。
そんな夜を、ひとりで過ごしている方もいると思います。
当院では、妊活中の不安や眠れない夜を「考えすぎ」と片づけることはありません。
病院での検査や不妊治療は、とても大切です。
強い不眠が続く場合、動悸や息苦しさ、強い不安、めまい、急な体調変化がある場合は、必要に応じてクリニックや病院など、専門の医療機関で確認することも大切です。
そのうえで当院では、治療と治療の間にある毎日の体調、睡眠、冷え、胃腸、心の揺れにも目を向けています。
奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で妊活に取り組まれている方が、眠れない夜に自分を責めすぎず、今のお身体に合った整え方を見つけられるように。
うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「眠りが浅い」
「夜になると不安が強くなる」
「検索がやめられない」
「高温期や判定日前に眠れなくなる」
その気持ちから、一緒に整理していきましょう。
夏至は、陽の気が大きくなる節目です。
だからこそ、夜には少し静けさを取り戻す時間も必要です。
明るい昼の力と、休む夜の力。
その両方を大切にしながら、妊活中の身体づくりを進めていきましょう。
この記事を書いた人
ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者
奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。
夏至の時期に眠りが浅い方、妊活中の不安で夜に休みにくい方は、当院にご相談ください。
病院での検査や治療を大切にしながら、お身体の状態や生活習慣、季節の影響に合わせて、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。
不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、まずは今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。
参考・出典
国立天文台『令和8年 暦要項・二十四節気および雑節』
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』
厚生労働省『Good Sleepガイド 成人版』
世界保健機関(WHO)『不妊の定義・世界の不妊有病率』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
イギリス国立医療技術評価機構(NICE)『不妊の評価と治療に関するガイドライン』
欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)『不妊と生殖補助医療における心理社会的ケア指針』

