新月に始める妊活ノートのつけ方

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妊活のことを考える時間が増えるほど、頭の中がいっぱいになる。
月経周期、排卵日、基礎体温、検査結果、薬、病院で言われたこと。
そして、誰にも言えない不安や焦りまで、ひとりで抱えてしまう。

妊活中は、記録した方がいいことがたくさんあります。

でも、記録しようとするほど、
「ちゃんとできていない」
「また体温が下がった」
「今月もだめかもしれない」
と、自分を責める材料になってしまうことがあります。

まず最初にお伝えしたいことがあります。

妊活ノートは、自分を管理して追い込むためのものではありません。
今のお身体と心の状態を、やさしく見つめるためのものです。

2026年6月15日は、新月の日です。
新月は、月がいったん見えにくくなり、そこからまた少しずつ満ちていく始まりのタイミングです。

月の満ち欠けが、妊娠を決めるわけではありません。
けれど、新月の夜を「新しい記録を始めるきっかけ」として使うことはできます。

今日は、妊活中の方が無理なく続けやすい妊活ノートのつけ方を、心と身体の両方からお伝えします。

目次

妊活ノートは、何のためにつけるのでしょうか

妊活ノートと聞くと、きれいにまとめなければいけないように感じるかもしれません。

基礎体温グラフ。
月経周期。
排卵検査薬。
タイミング。
病院での検査結果。
薬のスケジュール。
食事。
睡眠。
運動。
冷え対策。
気持ちの変化。

「全部書かなきゃ」と思うと、それだけで疲れてしまいます。

でも、妊活ノートの目的は、完璧な記録を作ることではありません。

目的は、主に3つです。

ひとつめは、自分の身体の流れを知ること。
ふたつめは、病院で相談しやすくすること。
みっつめは、心の中にたまった不安を外に出すことです。

頭の中だけで抱えていると、不安は大きくなりやすいものです。
ノートに書くことで、少しだけ距離ができます。

書くことは、答えを出すためだけではありません。
今の自分を置いてあげる場所を作ることでもあります。

妊活ノートは、すべての方に必ず必要なものではありません

ここで大切なことがあります。

妊活ノートは、すべての方に必ず必要なものではありません。

書くことで安心する方もいれば、記録するほど苦しくなる方もいます。

基礎体温を見て一日中落ち込んでしまう。
排卵日を記録するたびに夫婦関係がつらくなる。
検査結果を書きながら涙が止まらなくなる。
ノートが「できなかったことリスト」になってしまう。

そんな場合は、無理に続けなくて大丈夫です。

妊活ノートは、あなたを責めるためのものではありません。
自分を苦しめる形になっているなら、書く内容を減らしてもいいですし、しばらくお休みしても大丈夫です。

大切なのは、続けることより、あなたの心と身体が少し呼吸しやすくなることです。

まずは「5項目」だけで十分です

妊活ノートを始める時は、たくさん書こうとしなくて大丈夫です。

最初は、次の5項目だけでも十分です。

  • 月経周期
  • 体調
  • 睡眠
  • 気持ち
  • 病院や薬のメモ

これだけでも、自分の身体の流れが見えやすくなります。

たとえば、

「月経周期:月経3日目」
「体調:下腹部が重い、少し眠い」
「睡眠:夜中に1回起きた」
「気持ち:また今月も不安」
「病院メモ:次回は6月18日、卵胞チェック」

このくらいで大丈夫です。

きれいな文章にする必要はありません。
誰かに見せるためではなく、自分のためのメモです。

ひらがなだけでも、箇条書きでも、スタンプでも、丸印だけでも構いません。

ここからは、通院が進むにつれて増えてくる記録について、肩の力を抜いてメモするためのコツをお伝えします。すべてを書く必要はありません。今の自分に必要なものだけを拾い上げてください。

月経周期を記録する

妊活ノートでまず役立つのは、月経周期の記録です。

書いておきたいのは、

  • 月経開始日
  • 月経が終わった日
  • 経血量
  • 月経痛の強さ
  • 経血の色や塊
  • 不正出血の有無
  • 月経前の不調

などです。

たとえば、

「6月3日 月経開始。1日目は少なめ。2日目に痛み強め。小さな塊あり。5日で終了」

このくらいで十分です。

月経周期は、排卵やホルモンの流れを考えるうえで大切な情報です。
生理不順、強い生理痛、不正出血、月経量の大きな変化がある場合は、主治医に相談しておくと安心です。

東洋医学でも、月経の様子は体質を見ていくうえで大切な手がかりになります。

月経痛が強い。
塊が多い。
色が暗い。
月経量が少ない。
だらだら続く。
月経前に胸が張る。
生理前にイライラする。

こうした情報は、瘀血、血虚、気滞、腎虚、脾虚などを考えるうえで参考になります。

基礎体温は「完璧に測る」より「傾向を見る」

基礎体温をつけている方は、妊活ノートに一緒に記録してもよいでしょう。

ただし、基礎体温はとても繊細です。

睡眠時間。
起きた時間。
前日の飲酒。
寝不足。
体調不良。
測り方。
ストレス。
室温。

こうしたことで変動します。

そのため、1日の体温だけを見て落ち込みすぎないことが大切です。

「今日下がったから、もうだめかも」
「高温期が安定していないから、私は妊娠できないのかも」

そんなふうに、自分を追い詰めないでください。

基礎体温は、排卵の有無や高温期の傾向を見る手がかりになりますが、それだけで妊娠の可能性や身体の状態をすべて判断できるものではありません。

記録する時は、

「低温期」
「高温期に入ったかも」
「今日は寝不足で高め」
「夜中に起きたので参考程度」

というように、体温の背景も一緒にメモしておくと安心です。

基礎体温をつけることが大きなストレスになっている場合は、通院中のクリニックで「基礎体温を続けた方がよいか」を相談しても大丈夫です。

排卵に関するメモ

妊活中は、排卵のタイミングが気になります。

ノートには、分かる範囲で次のようなことを書いておきましょう。

  • 排卵検査薬を使った日
  • 陽性になった日
  • 卵胞チェックの日
  • 卵胞の大きさ
  • 子宮内膜について言われたこと
  • 排卵済みと言われた日
  • 下腹部の違和感
  • おりものの変化
  • タイミングを取った日
  • 人工授精を行った日

たとえば、

「6月12日 卵胞18mm。内膜については特に指摘なし。6月13日夜にタイミングの指示」

このくらいで十分です。

大切なのは、毎回完璧に書くことではありません。
あとで見返した時に、「この周期はどんな流れだったか」が分かればよいのです。

排卵期は、期待と不安が重なりやすい時期です。

「今月こそ」
「タイミングが合わなかったらどうしよう」
「夫にどう伝えよう」
「また義務みたいになってしまう」

そんな気持ちも、必要であればノートに書いて大丈夫です。

妊活ノートは、体温や数字だけを書く場所ではありません。
あなたの心も、一緒に置いてよい場所です。

薬やサプリメントのメモ

不妊治療では、薬の種類が増えることがあります。

排卵誘発薬。
黄体ホルモン薬。
ホルモンを調整する薬。
注射。
点鼻薬。
漢方薬。
サプリメント。
持病の薬。

頭の中だけで管理するのは大変です。

ノートには、

  • 薬の名前
  • 飲み始めた日
  • 飲み終わる日
  • 飲む時間
  • 飲み忘れ
  • 体調の変化
  • 注射をした日
  • 副作用のように感じたこと
  • サプリメントの種類

を書いておくと、診察時に伝えやすくなります。

たとえば、

「レトロゾール 月経3日目から5日間。眠気なし。少し頭痛」
「黄体ホルモン薬開始。胸の張り、眠気あり」
「葉酸サプリ、鉄、ビタミンDを使用中」

という形です。

薬の影響かどうかは、自己判断では分かりにくいことがあります。

気になる症状がある時は、自己判断で薬を中止せず、主治医や薬剤師に相談してください。
また、漢方薬やサプリメントも「自然なものだから安心」と決めつけず、妊娠の可能性がある時期、服薬中、持病がある方は確認しておくと安心です。

検査結果のメモ

妊活や不妊治療では、検査結果が少しずつ増えていきます。

一度聞いた説明も、時間が経つと分からなくなることがあります。

ノートには、検査日と結果、先生から言われたことを書いておきましょう。

たとえば、

  • 卵胞刺激ホルモン(FSH)
  • 黄体化ホルモン(LH)
  • エストラジオール・卵胞ホルモン(E2)
  • プロゲステロン・黄体ホルモン(P4)
  • 抗ミュラー管ホルモン(AMH)
  • プロラクチン
  • 甲状腺機能
  • 血糖やHbA1c
  • 風疹抗体
  • 子宮卵管造影検査(HSG)
  • 精液検査
  • 超音波検査

などです。

ただし、数字だけを見て、自分で判断しすぎないことも大切です。

検査値は、治療方針を考えるための情報です。
あなたの価値を決めるものではありません。

抗ミュラー管ホルモン(AMH)が低い。
卵胞刺激ホルモン(FSH)が高い。
子宮内膜が思ったより薄いと言われた。
精液検査の結果が気になる。

そうした時は、ひとりで検索し続けるより、次の受診で聞きたいこととしてメモしておきましょう。

「この数値は今後の治療にどう関係しますか」
「次に確認した方がよい検査はありますか」
「今の私たちに合う進め方は何ですか」

このように、質問の形にしておくと、不安が少し整理されます。

心のメモも、妊活ノートに入れていい

妊活ノートというと、身体の記録だけを書くものと思うかもしれません。

でも、心のメモもとても大切です。

妊活中は、身体だけでなく心もたくさん頑張っています。

「またダメだったらどうしよう」
「年齢的にもう遅いのかな」
「周りは進んでいるのに、自分だけ止まっている気がする」
「病院へ行くのがつらい」
「夫婦で温度差がある」
「何を頑張ればいいのか分からない」
「生理が来るのが怖い」
「妊娠報告を見るのがつらい」

そんな気持ちも、書いて大丈夫です。

きれいにまとめる必要はありません。

「つらい」
「怖い」
「疲れた」
「今日は何も考えたくない」
「でも、少しだけ希望もある」

それだけでも十分です。

心のメモは、誰かに見せるためのものではありません。
自分の中にある気持ちを、少し外へ出すためのものです。

不安をノートに書いたからといって、すぐに消えるわけではないかもしれません。
でも、頭の中だけに置いておくより、少しだけ距離が生まれることがあります。

妊活ノートで自分を責めないためのルール

妊活ノートを続けるうえで、一番大切なのは、自分を責めないことです。

そのために、最初にルールを決めておきましょう。

1.書けない日があってもいい

毎日書けなくても大丈夫です。

疲れた日。
落ち込んだ日。
生理が来て何も書きたくない日。
病院の帰りに泣いてしまった日。

そんな日は、空白でいいです。

空白も、立派な記録です。
「この日は書けないくらい疲れていたんだ」と、あとから分かることもあります。

2.数字だけで判断しない

基礎体温、AMH、FSH、卵胞の大きさ、採卵数、胚のグレード。

数字は大切な情報です。
でも、数字だけで自分を判断しないでください。

数字は、あなたの努力や価値を決めるものではありません。

3.できたことも書く

妊活ノートは、できなかったことばかりを書きやすくなります。

でも、できたことも書いてください。

「病院へ行けた」
「薬を飲めた」
「朝ごはんを食べた」
「夜の検索をやめた」
「夫に気持ちを少し話せた」
「泣いたけれど、お風呂に入れた」

小さなことで大丈夫です。

妊活中は、結果だけに目が向きやすくなります。
でも、結果が出ていない日にも、あなたはたくさんのことをしています。

新月の夜に書きたい3つのこと

新月の夜に妊活ノートを始めるなら、難しいことを書かなくて大丈夫です。

今日は、次の3つだけ書いてみてください。

1.今の身体のこと

まずは、今の身体の状態を書きます。

「足が冷える」
「眠りが浅い」
「胃が重い」
「肩がこる」
「生理前で胸が張る」
「頭が重い」
「今日は少し楽」

よい・悪いで判断しなくて大丈夫です。

今の身体を、そのまま見てあげるだけで十分です。

2.今の気持ち

次に、今の気持ちを書きます。

「不安」
「焦り」
「疲れた」
「期待したいけど怖い」
「周りと比べて苦しい」
「少し休みたい」
「本当は誰かに聞いてほしい」

短い言葉で大丈夫です。

気持ちは、正しく書く必要はありません。
矛盾していても大丈夫です。

「希望がある。でも怖い」
「続けたい。でも疲れた」
「妊娠報告がつらい。でもそんな自分も嫌」

妊活中の心は、ひとつの感情だけではありません。
いくつもの気持ちが同時にあるのが自然です。

3.明日の自分にしてあげたいこと

最後に、明日の自分にしてあげたいことをひとつだけ書きます。

「朝、白湯を飲む」
「夜は検索しない」
「5分だけ早く寝る」
「足首を冷やさない」
「病院へ持っていくメモを作る」
「夫に一言だけ気持ちを伝える」
「自分を責める言葉を少し減らす」

大きな目標はいりません。

妊活ノートは、完璧な自分を作るためではなく、明日の自分が少し楽になるために使ってください。

東洋医学でみる妊活ノートの意味

東洋医学では、身体と心は切り離せないものとして考えます。

気・血・水、肝・心・脾・腎、冷え、巡り、睡眠、胃腸、季節の影響。
こうしたものは、日々少しずつ変化します。

妊活ノートは、その変化に気づくための手がかりになります。

ここでいう肝・心・脾・腎は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

肝鬱気滞タイプ

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

ノートに、

  • ため息が多い
  • 胸がつまる
  • 肩や首がこる
  • イライラする
  • 生理前に気分が揺れる
  • 夜に考えごとが止まらない
  • SNSを見ると苦しい

といったことがよく出てくる方は、肝鬱気滞の状態が重なっているかもしれません。

このタイプの方は、気持ちを外へ出すことが大切です。

ノートに書くことは、気を巡らせるための小さな出口になります。

心脾両虚タイプ

心は、心の安定や眠りと関係します。
脾は、胃腸の働きや気血を作る力と関係します。

ノートに、

  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 疲れやすい
  • 涙もろい
  • 不安になりやすい
  • 決めるのがしんどい

といったことが多い方は、心と脾の疲れを考えることがあります。

このタイプの方は、情報を増やすより、安心を増やすことが大切です。

ノートにも、できなかったことだけでなく、安心したこと、ほっとしたことを書いてみてください。

血虚タイプ

血は、身体を養い、心を落ち着かせる働きと関係します。

ノートに、

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 顔色の悪さ
  • 爪の弱さ
  • 髪のぱさつき
  • 目の疲れ
  • 眠りの浅さ
  • 月経量の少なさ
  • 不安感

が多く出る場合は、血虚の傾向を考えることがあります。

このタイプの方は、食事を減らしすぎないことが大切です。

「食べすぎない」だけでなく、「必要な栄養を入れる」ことも妊活中の身体づくりです。

脾虚湿盛タイプ

脾は、胃腸の働きや水分代謝と関係します。

ノートに、

  • 身体が重い
  • むくむ
  • 胃もたれ
  • 食後の眠気
  • 甘いものが欲しい
  • 軟便
  • 雨の日の不調
  • 頭がぼんやりする

が多く出る場合は、脾虚湿盛の傾向を考えることがあります。

特に6月の芒種の時期は、湿気の影響で脾が弱りやすい季節です。

冷たい飲み物や甘いものが続いていないか、ノートを見ながらやさしく確認してみてください。

腎虚タイプ

腎は、生殖の土台、生命力、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

ノートに、

  • 疲れが抜けない
  • 足腰が冷える
  • 腰が重い
  • 夜中や明け方に目が覚める
  • 年齢への焦り
  • 検査結果を見る怖さ
  • 治療を続ける疲れ

が多い場合は、腎虚の傾向を考えることがあります。

このタイプの方は、何かを足すことよりも、消耗を減らすことが大切になることがあります。

夜更かしを減らす。
足腰を冷やさない。
予定を詰めすぎない。
休むことに罪悪感を持ちすぎない。

それも、妊活中の大切な養生です。

6月・芒種の時期に書いておきたいこと

6月中旬は、二十四節気でいう芒種の時期にあたります。

芒種は、湿気が増え、梅雨の気配が深まるころです。
東洋医学では、この時期の湿気による不調を湿邪として考えます。

湿邪が強い時期は、

  • 身体が重い
  • 頭がぼんやりする
  • むくみやすい
  • 胃腸が重い
  • 眠りが浅い
  • 気分が晴れにくい
  • 雨の日に不調が出やすい

といった状態が出やすくなります。

妊活ノートには、この時期ならではのことも書いてみましょう。

「雨の日に頭が重い」
「湿気が多い日はむくむ」
「冷たい飲み物が増えている」
「夜、寝苦しい」
「胃が重い」
「気分が沈みやすい」

こうした記録は、季節と体調の関係を知るヒントになります。

季節の影響を知ると、
「私の心が弱いから」
「私の身体がだめだから」
と責める言葉が少し減るかもしれません。

妊活ノートにおすすめの食養生メモ

食事の記録は、細かく書きすぎると負担になります。

毎食のカロリーや栄養素を完璧に書く必要はありません。

妊活ノートでは、次のような簡単なメモで十分です。

  • 朝食を食べたか
  • たんぱく質を摂れたか
  • 冷たい飲み物が多かったか
  • 甘いものが続いていないか
  • 胃もたれがあるか
  • 便通はどうか
  • 食後に眠くなるか
  • 温かい汁物を摂れたか

6月の芒種のころにおすすめしやすい食材は、

  • 味噌汁
  • 豆腐
  • 鶏肉
  • 白身魚
  • ごはん
  • かぼちゃ
  • にんじん
  • 小松菜
  • とうもろこし
  • 枝豆
  • そら豆
  • 生姜
  • しそ
  • 黒ごま
  • なつめ

などです。

「今日は味噌汁を飲めた」
「朝に卵を食べた」
「冷たい飲み物を1杯減らした」

そのくらいで大丈夫です。

食養生は、完璧に守るためのものではありません。
身体が少し楽になる方向を、一緒に探していくためのものです。

ノートと一緒に使いやすいツボ

ツボ押しは、妊娠や検査結果を直接変えるものではありません。
けれど、ノートを書く前後に触れることで、自分の身体に意識を戻すきっかけになります。

強く押し込まず、息を吐きながら、やさしく触れてください。

内関

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

胸のつかえ、不安感、吐き気、緊張がある時に使いやすいツボです。
ノートを書いていて気持ちが苦しくなった時にも、そっと触れやすい場所です。

神門

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

心がざわざわする時、眠る前に考えごとが止まらない時に使われることがあります。

新月の夜、ノートを書く前に、ゆっくり呼吸しながら触れてみてください。

太衝

足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前にあります。

イライラ、ため息、気持ちの詰まり、緊張がある時に使いやすいツボです。
肝鬱気滞タイプの方に選ばれることがあります。

足三里

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働き、疲れ、梅雨時期の重だるさが気になる時に使いやすいツボです。

三陰交

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。
ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期は、強く押し込まず、温める程度にしてください。

今日からできる3つのこと

1.ノートの最初に「責めない」と書く

妊活ノートの最初のページに、こう書いてみてください。

「このノートは、自分を責めるためではなく、自分を知るためのもの」

この一文があるだけで、ノートの意味が変わります。

書けない日があってもいい。
体温が下がっても、自分の価値は下がらない。
不安を書いても、弱いわけではない。

そのことを、最初に決めておきましょう。

2.毎日ではなく、週に2〜3回から始める

最初から毎日書こうとしなくて大丈夫です。

週に2〜3回。
通院の日。
月経が始まった日。
排卵前後。
不安が強い日。
少し気持ちが落ち着いた日。

そのくらいからで十分です。

妊活ノートは、続けるために自分を追い込むものではありません。
必要な時に戻ってこられる場所であれば、それで大丈夫です。

3.最後に「今日できたこと」をひとつ書く

ノートの最後に、今日できたことをひとつだけ書いてください。

「朝ごはんを食べた」
「薬を飲めた」
「病院へ行けた」
「泣いたけれど、寝る準備をした」
「検索を途中でやめた」
「夫に一言だけ話せた」
「足首を温めた」

小さなことで大丈夫です。

妊活中は、結果が出ていないと、何もできていないように感じることがあります。

でも、本当は違います。

あなたは今日も、ちゃんと自分の身体と向き合っています。
そのことを、ノートの最後に残してあげてください。

鍼灸でできるサポート

妊娠や検査結果、月経周期、排卵、眠りの状態には、年齢、卵子や精子の状態、卵管、子宮内膜、ホルモン、治療内容、生活習慣、ストレスなど、さまざまな要素が関わります。

そのため、鍼灸だけで妊娠という結果を簡単にお約束することはできません。
また、当院で不妊症や婦人科疾患、心の不調の原因を診断したり、病院での検査や治療の代わりを行ったりすることはできません。

けれども、妊活ノートに見えてくる冷えや巡り、睡眠、自律神経の緊張、胃腸の働き、生活習慣、体質に丁寧に向き合うことは、今のお身体を整えていく大切な一歩になります。

ノートには、その方だけの流れが出ます。

生理前に頭痛が出やすい。
排卵期に眠りが浅い。
通院前に胃が重くなる。
雨の日にむくみやすい。
高温期に不安が強くなる。
夜の検索が続いた翌日は疲れが強い。

こうした記録は、施術の中で身体を見ていくうえでも大切な手がかりになります。

当院では、東洋医学の視点から気血水、肝・心・脾・腎のバランスを見ながら、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

記録を増やして管理するのではなく、記録から今の負担に気づき、少しでも心と身体がゆるみやすい状態を目指していきます。

当院の考え方

妊活ノートは、頑張りを採点するためのものではありません。

体温が下がった日も。
何も書けなかった日も。
泣いてしまった日も。
夫婦でうまく話せなかった日も。
病院の帰りに疲れ切ってしまった日も。

その日なりに、あなたはちゃんと過ごしています。

当院では、妊活中の不安や記録の苦しさを「考えすぎ」と片づけることはありません。

病院での検査や不妊治療は、とても大切です。
ホルモン検査、卵胞チェック、子宮卵管造影検査(HSG)、精液検査、配偶者間人工授精(AIH)、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)、胚移植(ET)など、必要な医療はクリニックや病院など、専門の医療機関で確認しながら進めることが大切です。

そのうえで当院では、治療と治療の間にある毎日の体調、心の揺れ、季節による不調にも目を向けています。

冷え。
睡眠。
胃腸。
巡り。
自律神経の緊張。
生理周期。
季節による不調。
生活習慣。
心のこわばり。

こうしたことを丁寧に確認しながら、今のお身体に合わせた身体づくりを一緒に考えます。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で妊活に取り組まれている方が、記録を自分責めの道具にせず、自分を知るための小さな支えとして使えるように。

うまく言葉にできなくても大丈夫です。
「何を書けばいいか分からない」
「記録すると不安になる」
「でも、自分の身体を知りたい」

その気持ちから、一緒に整理していきましょう。

新月の夜は、まだ月の光が見えにくい時間です。
でも、見えないところで、次の満ちていく流れはもう始まっています。

妊活ノートも同じです。
今日書いた小さな一行が、すぐに何かを変えるわけではないかもしれません。
それでも、自分を責めずに見つめる一歩として、静かに始めてみてください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

院長プロフィールを見る

妊活ノートを始めたいけれど、何を書けばよいか分からない方、記録をすると不安が強くなってしまう方は、当院にご相談ください。
病院での検査や治療を大切にしながら、お身体の状態や生活習慣に合わせて、無理のない形で身体づくりをサポートいたします。

不安な気持ちも、うまく言葉にできなくても大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、まずは今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

参考・出典

国立天文台『令和8年 暦要項・朔弦望』
国立天文台『令和8年 暦要項・二十四節気および雑節』
世界保健機関(WHO)『不妊の定義・世界の不妊有病率』
世界保健機関(WHO)『不妊の予防・診断・治療に関するガイドライン』
こども家庭庁『不妊治療に関する取組』
こども家庭庁『みんなで知ろう、不妊症・不育症のこと 相談窓口』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
イギリス国立医療技術評価機構(NICE)『不妊の評価と治療に関するガイドライン』
欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)『不妊と生殖補助医療における心理社会的ケア指針』

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