IVFとICSIの違いをやさしく整理

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体外受精の説明を受ける中で、

「IVFにしますか」
「ICSIも検討しましょう」
「今回はふりかけ法で」
「一部を顕微授精にします」

という言葉を聞いて、混乱したことはありませんか。

「IVFとICSIは何が違うの?」
「顕微授精の方が高度な治療なの?」
「ICSIの方が妊娠しやすいの?」
「精子に問題があるということ?」
「どちらを選べばいいの?」

このような不安を感じる方は少なくありません。

まず、お伝えしたいことがあります。

IVFとICSIの違いは、主に“受精させる方法”の違いです。
どちらが上、どちらが下というものではありません。

体外受精(IVF)も顕微授精(ICSI)も、採卵した卵子と精子を体の外で受精させ、胚を培養していく治療です。

違うのは、卵子と精子をどのように出会わせるかです。

IVFは、卵子の周囲に精子を置き、精子が自分の力で卵子に入るのを待つ方法です。
ICSIは、胚培養士が顕微鏡で見ながら、1個の精子を卵子の中に注入する方法です。

今日は、IVFとICSIの違い、選ばれる理由、メリットや注意点、不安になりやすいポイントを、妊活中の方に向けてやさしく整理していきます。

目次

IVFとは何でしょうか

IVFは、In Vitro Fertilizationの略です。

日本語では「体外受精」と呼ばれます。

ただし、ここで少しややこしいのが、体外受精という言葉の使われ方です。

広い意味では、採卵して体の外で受精させ、胚を育てて移植する治療全体を「体外受精」と呼ぶことがあります。

その中には、従来の体外受精も顕微授精も含まれることがあります。

一方で、狭い意味では、卵子の周囲に精子を置き、精子が卵子の中に入るのを待つ受精方法を「体外受精(IVF)」と呼ぶことがあります。

この記事では分かりやすくするために、以下のように整理して説明します。

  • IVF:卵子の周囲に精子を置いて受精を待つ方法
  • ICSI:1個の精子を卵子の中に注入する方法

として説明します。

IVFでは、採卵した卵子の周囲に、調整した精子を置きます。

その後、精子が卵子にたどり着き、卵子の中に入ることで受精が起こります。

自然妊娠に近い形で、精子が卵子に入る力を使う方法と考えると分かりやすいです。

ICSIとは何でしょうか

ICSIは、Intracytoplasmic Sperm Injectionの略です。

日本語では「顕微授精」または「卵細胞質内精子注入法」と呼ばれます。

ICSIでは、胚培養士が顕微鏡で精子と卵子を確認し、細い針を使って1個の精子を卵子の中に注入します。

IVFでは、精子が自分の力で卵子の中へ入る必要があります。

一方、ICSIでは、精子が卵子の中へ入る部分を、胚培養士の技術で補助します。

そのため、精子の数が少ない、動きが弱い、形態に問題がある、過去に受精しなかった、凍結卵子を使うなどの場合に検討されることがあります。

ただし、ICSIをすれば必ず受精するわけではありません。

卵子の成熟度、卵子の状態、精子の状態、培養環境など、さまざまな要素が関わります。

ICSIは受精を助ける方法のひとつですが、妊娠や出産を保証するものではありません。

IVFとICSIの一番大きな違い

IVFとICSIの一番大きな違いは、受精のさせ方です。

IVF

卵子の周囲に精子を置き、精子が卵子に入るのを待ちます。

精子が卵子の周りまで泳ぎ、卵子の膜を通過して受精します。

ICSI

胚培養士が顕微鏡で確認しながら、1個の精子を細い針で卵子の中へ注入します。

精子が卵子に入る部分を、人の手で補助する方法です。

つまり、

IVFは、卵子と精子が自分たちの力で受精するのを待つ方法。
ICSIは、1個の精子を卵子の中に入れて受精を助ける方法。

このように整理すると分かりやすいです。

IVFとICSIの流れはどこまで同じでしょうか

IVFとICSIは、受精の方法は違いますが、採卵までの流れは大きく共通しています。

一般的には、次のような流れになります。

1.卵巣刺激
2.卵胞チェック
3.採卵
4.採精
5.受精
6.胚培養
7.胚移植または凍結
8.判定

IVFとICSIの違いが出るのは、主に「5.受精」の部分です。

採卵や胚培養、移植の流れは、医療機関の方針や患者さんの状態によって異なりますが、IVFとICSIで大きく分かれるのは、卵子と精子をどのように受精させるかです。

このため、患者さん側から見ると、

「通院や注射は同じように進んでいたけれど、採卵後にIVFかICSIかを聞かれた」

ということもあります。

IVFが選ばれやすい場合

IVFは、精子の数や動きに大きな問題がなく、卵子と精子が自然に近い形で受精できる可能性がある場合に選ばれることがあります。

たとえば、

  • 精液検査で大きな問題がない
  • 男性因子が強くない
  • 過去にIVFで受精している
  • 医療機関がIVFを基本方針としている
  • 卵子と精子の自然な受精力を確認したい

といった場合です。

ただし、実際にIVFを選ぶかどうかは、主治医の判断、胚培養室の方針、精子の当日の状態、卵子の数、過去の受精結果などによって変わります。

「精液検査が正常なら必ずIVF」
「女性側の原因なら必ずIVF」

という単純なものではありません。

採卵当日の精子の状態によって、予定が変わることもあります。

ICSIが選ばれやすい場合

ICSIは、精子が卵子に入る部分を補助する方法です。

そのため、次のような場合に検討されることがあります。

  • 精子の数が少ない
  • 精子の運動率が低い
  • 精子の形態が気になる
  • 過去にIVFで受精しなかった
  • 過去に受精率が低かった
  • 採卵できた卵子の数が少なく、受精不成立を避けたいと考える場合
  • 凍結卵子を使用する場合
  • 精巣内精子を使う場合
  • 医療機関がICSIを必要と判断した場合

ICSIは、男性不妊のケースで重要な選択肢になることがあります。

ただし、ICSIを選んだからといって、「男性が悪い」と決めつける必要はありません。

妊活では、原因を一方に押しつけることが、夫婦の心を傷つけてしまうことがあります。

ICSIは、精子と卵子が出会うための方法のひとつです。

誰かを責めるための治療ではありません。

どちらが妊娠しやすいのでしょうか

多くの方が気になるのが、

「IVFとICSI、どちらの方が妊娠しやすいのか」

という点です。

結論から言うと、一概にICSIの方が妊娠しやすいとは言えません。

ICSIは、精子が卵子の中に入る過程を補助するため、受精を助ける目的で使われます。

特に、男性因子がある場合や過去にIVFで受精しなかった場合には、有用な選択肢となることがあります。

一方で、男性因子がない場合や、過去に受精障害がない場合に、すべてICSIにすれば妊娠率が上がるとは限りません。

妊娠や出産には、受精だけでなく、

  • 卵子の状態
  • 精子の状態
  • 胚の成長
  • 染色体の状態
  • 子宮内膜
  • ホルモン
  • 年齢
  • 体質
  • 治療内容

など、多くの要素が関わります。

ICSIは、受精を助ける方法です。

でも、受精した後に胚が育つか、移植できるか、妊娠につながるかは、また別の要素が関わります。

だからこそ、「高度そうだからICSIの方が良い」と単純に考えるのではなく、自分たちの状態に合った方法を主治医と相談することが大切です。

ICSIの方が高度な治療なのでしょうか

ICSIは、顕微鏡を使い、胚培養士が1個の精子を卵子に注入する技術です。

そのため、技術的には非常に繊細で高度な方法です。

ただし、治療選択として「ICSIの方が上」という意味ではありません。

IVFにはIVFの良さがあります。

ICSIにはICSIが必要になる場面があります。

大切なのは、治療の高度さではなく、今の状態に合っているかどうかです。

「顕微授精の方が高そうだから、そちらの方が成功しやすいのでは」
「IVFだと物足りないのでは」
「ICSIをしないと損なのでは」

このように感じる方もいます。

でも、治療は高額なものや高度に見えるものを選べば良い、というものではありません。

必要性、メリット、費用、身体への負担、過去の結果、今後の方針を含めて考えることが大切です。

Split法とは何でしょうか

医療機関によっては、「Split法」という方法を提案されることがあります。

Split法とは、採卵できた卵子を分けて、一部をIVF、一部をICSIで受精させる方法です。

たとえば、

  • 初めての採卵で受精するか不安
  • 精子の状態が少し気になる
  • 完全にIVFだけにするのが不安
  • 完全にICSIだけにする必要があるか迷う
  • 過去の結果を踏まえて両方を確認したい

といった場合に検討されることがあります。

ただし、採卵できた卵子の数が少ない場合は、分けられないこともあります。

また、どの卵子をIVFにして、どの卵子をICSIにするかは、医療機関の判断や方針によります。

Split法を提案された場合は、

「なぜ両方を行うのか」
「費用はどうなるのか」
「何個ずつ分ける予定なのか」
「結果を次回にどう活かすのか」

を確認しておくと安心です。

IVFで受精しなかった場合はどうなるのでしょうか

IVFでは、卵子の周囲に精子を置いて受精を待ちます。

しかし、卵子と精子の状態によっては、受精しないことがあります。

これを「受精障害」と説明されることがあります。

受精しなかった場合、次回以降にICSIを検討することがあります。

ただし、1回の結果だけで今後がすべて決まるわけではありません。

卵子の成熟度。
精子の状態。
採卵数。
培養環境。
その周期の体調。
治療方法。
偶然の要素。

さまざまなことが関わります。

受精しなかった時は、とてもつらいです。

「採卵まで頑張ったのに」
「自分の卵子が悪いのかな」
「夫の精子が悪いのかな」
「もう可能性がないのかな」

そんなふうに感じてしまう方もいます。

でも、受精しなかった原因を、すぐに自分やパートナーのせいにしないでください。

次回に向けて、主治医や胚培養士の説明を聞き、どのような方法が考えられるかを整理していきましょう。

IVFとICSIで確認しておきたいこと

IVFかICSIかを決める時は、分からないまま進めると不安が残りやすいです。

次のようなことを医療機関に確認しておくと安心です。

  • 今回はIVFかICSIか
  • ICSIをすすめる理由
  • IVFをすすめる理由
  • 精子の状態はどうだったか
  • 過去の受精結果をどう見ているか
  • 卵子の数が少ない場合はどうするか
  • Split法は可能か
  • 費用はどう変わるか
  • 受精確認はいつ分かるか
  • 受精しなかった場合、次回の方針はどうなるか
  • 胚培養士から説明を聞けるか

全部を一度に理解しなくても大丈夫です。

診察の前にメモしておくと、聞き忘れを減らしやすくなります。

IVFとICSIで不安になりやすいこと

「ICSIと言われると男性不妊ということですか?」

ICSIは男性因子がある場合に使われることがあります。

ただし、ICSIをすすめられたからといって、必ずしも男性だけに原因があるという意味ではありません。

過去の受精結果、卵子の数、医療機関の方針、凍結卵子の使用、治療全体の安全性など、複数の理由で検討されることがあります。

夫婦のどちらが悪い、という話にしないことが大切です。

「ICSIなら必ず受精しますか?」

ICSIは、精子を卵子の中へ注入する方法ですが、必ず受精するわけではありません。

卵子が成熟しているか。
卵子が注入に耐えられるか。
精子の状態はどうか。
受精後に胚が育つか。

さまざまな要素が関わります。

ICSIは受精の可能性を助ける方法ですが、結果を保証するものではありません。

「IVFで受精しなかったら、もう無理ですか?」

IVFで受精しなかった場合でも、次回以降にICSIを検討できることがあります。

一度の結果だけで、すべての可能性がなくなるわけではありません。

ただし、つらい結果であることは確かです。

無理に前向きにならなくても大丈夫です。

まずは、医療機関で結果の説明を聞き、次に考えられる選択肢を整理していきましょう。

「ICSIの方が卵子に負担がありますか?」

ICSIでは、細い針で卵子の中に精子を注入します。

そのため、卵子への操作が加わります。

一部の卵子は、操作によってダメージを受けることがあります。

ただし、ICSIが必要なケースでは、受精を助けるために行われる重要な方法です。

メリットと注意点を理解したうえで、主治医と相談することが大切です。

東洋医学では、治療方法の違いをどう受け止めるのでしょうか

東洋医学では、IVFかICSIかという受精方法そのものを選ぶことはできません。

それは、クリニックや病院など、専門の医療機関で判断される領域です。

当院でできるのは、治療方法を決めることではなく、治療を受ける方の身体と心の土台を整えることです。

東洋医学では、妊活中の身体を、気・血・水、肝・脾・腎、心の状態から見ていきます。

ここでいう気・血・水、肝・脾・腎・心は、西洋医学の臓器そのものだけを指すのではなく、身体の働きやリズムを表す東洋医学的な考え方です。

IVFかICSIかで悩む時は、心にも身体にも緊張が出やすくなります。

肝鬱気滞(かんうつきたい) 〜治療選択の不安で気が滞る状態〜

肝は、気の巡りやストレス、自律神経のような働きと関係します。

肝鬱気滞タイプでは、

  • 治療方法で悩み続ける
  • 検索が止まらない
  • ため息が増える
  • 肩や首がこる
  • 胸や喉がつまる
  • イライラしやすい
  • 夫婦で話すと感情的になる
  • 夜に考えごとが止まらない

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、「正解を探し続ける」ことで気が滞りやすくなります。

不安をメモに書く。
主治医に聞くことを整理する。
パートナーと話す時間を決める。
夜の検索を減らす。
深く息を吐く。

気持ちの出口を作ることが大切です。

脾虚(ひきょ) 〜考えすぎと胃腸の弱り〜

脾は、胃腸の働き、食べたものから気血を作る力、水分代謝と関係します。

脾虚タイプでは、

  • 食欲が落ちる
  • 胃が重い
  • 食後に眠くなる
  • 軟便になりやすい
  • 不安で甘いものが増える
  • 身体がだるい
  • むくみやすい
  • 考えすぎると胃腸に出る

といった状態が出やすくなります。

治療方法を調べすぎる時期は、胃腸も緊張しやすくなります。

このタイプの方は、温かい食事、味噌汁、卵、豆腐、鶏肉、白身魚、やわらかく煮た野菜など、胃腸にやさしい食事を意識しましょう。

腎虚(じんきょ) 〜年齢や卵子の数への焦り〜

腎は、東洋医学では生殖の土台、年齢に伴う変化、足腰、冷え、睡眠と関係が深いと考えます。

腎虚タイプでは、

  • 年齢への焦りが強い
  • AMHの数値が気になる
  • 採卵数が少ないことが不安
  • 妊活が長引き、心身が疲れている
  • 足腰が冷える
  • 明け方に目が覚める
  • 疲れが抜けにくい
  • 休むことに罪悪感がある

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、「少しでも成功率を上げたい」という思いから、治療方法の選択で強く悩みやすいです。

もちろん、主治医とよく相談することは大切です。

同時に、睡眠、冷え、胃腸、疲労、心の消耗も見ていきましょう。

治療を受ける身体そのものを守ることも大切です。

心脾両虚(しんぴりょうきょ) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

心は、東洋医学では眠りや精神活動と関係します。
脾は、胃腸や気血を作る力と関係します。

心脾両虚タイプでは、

  • 眠りが浅い
  • 夢をよく見る
  • 不安になりやすい
  • 動悸がする
  • 食欲が落ちる
  • 朝から疲れている
  • 受精確認まで落ち着かない
  • 人の体験談に心が揺れる

といった状態が出やすくなります。

このタイプの方は、夜に情報を詰め込みすぎないことが大切です。

不安を消すために検索しているのに、余計に眠れなくなることがあります。

寝る前はスマホを置き、身体を休める時間を作りましょう。

IVF・ICSIを受ける時に整えたい生活

IVFかICSIかは、医療機関で判断される治療方法です。

自宅でできることは、受精方法を直接コントロールすることではありません。

でも、治療を受ける身体と心の土台を整えることはできます。

睡眠を整える

睡眠は、身体の回復、自律神経、ホルモンのリズム、心の安定と関係します。

眠れない日があるからといって、すべてが悪くなるわけではありません。

ただ、採卵前後や受精確認の時期は緊張しやすいため、眠りやすい環境を整えることは大切です。

寝る前の検索を減らす。
スマホを少し離す。
冷房の風を直接受けない。
お腹や足元を冷やしすぎない。
不安はメモに書く。

小さな工夫で十分です。

胃腸を整える

治療中は、薬、通院、緊張、睡眠不足で胃腸が乱れる方もいます。

胃腸が弱ると、食欲、便通、だるさ、むくみ、冷えにも影響を感じやすくなります。

温かい味噌汁。
ごはん。
卵。
豆腐。
魚。
鶏肉。
やわらかい野菜。
発酵食品を少し。

特別なものを増やしすぎるより、身体が受け取りやすい食事を意識しましょう。

夫婦で責め合わない

IVFやICSIの話になると、精子や卵子の状態に意識が向きやすくなります。

「精子が少ないから」
「卵子が少ないから」
「受精しなかったのはどちらのせいか」

このように感じてしまうと、夫婦の心が傷つきます。

妊活は、どちらか一方の責任を探すものではありません。

治療方法は、ふたりが前に進むための選択肢です。

不安な時ほど、責める言葉ではなく、共有する言葉を大切にしましょう。

IVF・ICSIにおすすめのツボ

ツボ押しは、IVFやICSIの結果、受精、胚の成長、妊娠を約束するものではありません。

また、不妊症を診断したり、病院での治療の代わりになるものでもありません。

けれど、治療中の緊張、胃腸の重さ、冷え、睡眠の浅さに気づくセルフケアとして取り入れることはできます。

強く押し込まず、息を吐きながら、気持ちよい程度に触れてください。

内関(ないかん) 〜緊張・胸のつかえ・胃のむかつき〜

手首の内側、しわから指3本分ほどひじ寄りの中央にあります。

治療説明を受けた後の不安、受精確認までの緊張、胃のむかつきがある時に使いやすいツボです。

左右それぞれ、ゆっくり呼吸しながら触れてみましょう。

神門(しんもん) 〜不安・眠りの浅さ・考えすぎ〜

手首の小指側、手首のしわの近くにあります。

夜に考えごとが止まらない時、受精結果が気になって眠れない時に使いやすいツボです。

寝る前にスマホを置いて、神門に触れながら深く息を吐いてみましょう。

足三里(あしさんり) 〜胃腸・疲れ・体力の土台〜

膝のお皿の外側下から、指4本分ほど下にあります。

胃腸の働きや疲れを意識する時に使いやすいツボです。

治療中に食欲が落ちる方、通院で疲れやすい方におすすめです。

三陰交(さんいんこう) 〜冷え・婦人科系の身体づくり〜

内くるぶしの上、指4本分ほど上にあります。

婦人科系のケアでよく使われるツボです。

冷え、月経周期、むくみを意識した身体づくりで選ばれることがあります。

ただし、妊娠中や妊娠の可能性がある時期、移植後は強く押し込まず、温める程度にしてください。

太衝(たいしょう) 〜イライラ・焦り・気の巡り〜

足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨が交わるあたりにあります。

治療方法を調べすぎてイライラする時、焦りが強い時に使われることがあります。

強く押しすぎず、足の甲をさするように触れてみましょう。

今日からできる3つのこと

1.IVFとICSIの違いを一文で整理する

まずは、難しい言葉を一文で整理してみましょう。

IVFは、卵子の周囲に精子を置いて受精を待つ方法。
ICSIは、1個の精子を卵子の中へ注入する方法。

この違いが分かるだけでも、治療説明が少し理解しやすくなります。

2.主治医に聞きたいことをメモする

治療方法について不安な時は、診察前に質問をメモしておきましょう。

  • 今回はIVFかICSIか
  • なぜその方法なのか
  • 精子の状態はどうか
  • 過去の結果をどう見ているか
  • Split法は可能か
  • 費用はどう変わるか
  • 受精確認はいつ分かるか
  • 次回にどう活かすか

分からないまま抱え込むより、確認できることは確認して大丈夫です。

3.夜の検索を減らして身体を休ませる

IVFとICSIの違いを調べ始めると、情報がたくさん出てきます。

体験談。
成功率。
失敗談。
費用。
リスク。
他院の方針。

調べれば調べるほど、不安になることもあります。

夜は、答えを出す時間ではなく、身体を休ませる時間にしてみましょう。

不安はメモに書く。
明日、主治医に聞く。
スマホを置く。
深く息を吐く。
足元を冷やしすぎない。

治療を受ける身体を守ることも、大切な妊活です。

鍼灸でできるサポート

IVFとICSIの選択は、クリニックや病院など、専門の医療機関で判断される治療方針です。

当院で、IVFがよい、ICSIがよいと決定することはできません。
また、鍼灸だけで受精、胚の成長、妊娠、出産をお約束することもできません。

けれども、体外受精や顕微授精に向けた身体づくりとして、

  • 自律神経の緊張をやわらげたい
  • 採卵前後の身体を整えたい
  • 胃腸の働きを助けたい
  • 冷えや巡りを整えたい
  • 睡眠を整えたい
  • 治療説明で不安になった気持ちを整理したい
  • 夫婦で治療を進める不安を相談したい

という方に対して、鍼灸でサポートできることがあります。

当院では、病院での検査や治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で気血水、肝・脾・腎、心の状態を見ていきます。

IVFかICSIかで悩む時は、

「身体が緊張しすぎていないか」
「眠れているか」
「胃腸が弱っていないか」
「冷えやむくみが強くないか」
「夫婦で不安を抱え込みすぎていないか」
「治療方法を理解する余裕があるか」

を丁寧に確認していきます。

当院の考え方

IVFとICSIの違いは、初めて聞くととても難しく感じます。

しかも、採卵や受精の話は、卵子や精子の状態に直結するため、心が揺れやすいテーマです。

「自分の卵子が悪いのかな」
「夫の精子が悪いのかな」
「ICSIにした方が良かったのかな」
「IVFで受精しなかったらどうしよう」
「どちらを選んでも後悔しそう」

そんなふうに感じる方もいます。

でも、IVFとICSIは、どちらが上というものではありません。

その時の卵子、精子、過去の結果、治療方針に合わせて選ばれる方法です。

大切なのは、ひとりで抱え込まないことです。

分からないことは主治医に確認する。
聞きたいことをメモする。
夫婦で責め合わず共有する。
不安な時は専門家に相談する。
そして、治療を受ける身体と心を整える。

妊活は、医学的な判断と、日々の身体づくりの両方が大切です。

奈良・上牧町、西大和、北葛城郡周辺で、体外受精や顕微授精に向けて不安を感じている方へ。

「IVFとICSIの違いが分からない」
「顕微授精と言われて不安になった」
「採卵や受精確認まで落ち着かない」
「夫婦で治療方法を話すのがつらい」
「治療と並行して身体を整えたい」

そんな時は、うまく言葉にできなくても大丈夫です。

病院での治療方針を大切にしながら、今のお身体とお気持ちを一緒に整理していきましょう。

治療方法、受精方法、精液検査、胚培養、費用、リスク、治療成績については、かかりつけの医療機関で必ず確認してください。

この記事を書いた人

ロータスリーフ 蓮心はり灸堂
院長 菅原 裕万
はり師・きゅう師・医薬品登録販売者

奈良・上牧町で、妊活中の方や女性のお身体のお悩みに向き合い、マタニティケア・産後ケアまで、ライフステージに合わせた鍼灸施術を行っています。
病院での検査や治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、冷え・睡眠・自律神経の緊張・体質・生活習慣などを丁寧に確認し、その方に合った身体づくりを一緒に考えています。

当院は女性のための鍼灸院です。男性の施術は、既存患者様からのご紹介、またはご夫婦でのご来院に限り、他の方と重ならない時間帯で対応しております。

院長プロフィールを見る

体外受精や顕微授精に向けた不安、採卵前後の体調、冷え、睡眠、胃腸の弱り、自律神経の緊張が気になる方は、当院にご相談ください。
病院での治療方針を大切にしながら、東洋医学の視点で今のお身体の状態を確認し、治療と並行した身体づくりをサポートいたします。

『クリニックの説明で頭がいっぱいになってしまった』『自分たちに合ったペースを見つけたい』といったまとまらない思いのままで構いません。
ひとりで抱え込まず、まずは当院で、あなたのお身体に合わせた無理のない妊活の形を一緒に見つけてみませんか。

参考・出典

日本生殖医学会『生殖医療ガイドライン』
日本産科婦人科学会『不妊症に関する情報』
日本産婦人科医会『生殖補助医療』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『顕微授精(ICSI)に関する患者向け情報』
アメリカ生殖医学会(ASRM)『非男性因子における顕微授精の適応に関する委員会見解』
英国ヒト受精・胚発生認可庁(HFEA)『顕微授精(ICSI)に関する情報』
欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)『体外受精・顕微授精に関する患者向け情報』
世界保健機関(WHO)『不妊に関するファクトシート』

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