妊活がつらい日に、まず読んでほしいこと

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妊活をしていると、ふとした瞬間に気持ちが苦しくなる日があります。
周りの何気ない言葉に傷ついたり、結果が出ないことに焦ったり、頑張っているのに前に進めていない気がしたり。

そんな時、
「もっと前向きにならないといけない」
「こんなことで落ち込むなんてだめだ」
と、自分に厳しくしてしまう方も少なくありません。

けれど、まずお伝えしたいのは、妊活がつらいと感じるのは、決して特別なことではないということです。
それだけ真剣に向き合っているからこそ、心が疲れてしまう日があるのです。

つらい日に必要なのは、無理に元気を出すことではありません。
まずは、今の自分に何が起きているのかをやさしく知り、心と身体を少し整えてあげることが大切です。

目次

妊活がつらくなるのは、自然なことです

妊活は、ただ「頑張れば結果が出る」というものではありません。
生活を整え、通院し、食事に気をつかい、体調を気にかけ、それでも思うように進まないことがあります。

その積み重ねは、思っている以上に心に負担をかけます。

特に妊活中は、

・生理が来るたびに落ち込む
・周囲の妊娠報告に気持ちが揺れる
・年齢のことが頭から離れない
・病院の検査や治療に不安がある
・パートナーとの温度差に悩む
・何が正しいのか分からなくなる

このような気持ちを抱えやすくなります。

ですから、つらくなる自分を責めなくて大丈夫です。
まずは、「それだけたくさん頑張ってきたのだな」と認めてあげてください。

こんな状態が続いていませんか

妊活のつらさは、心だけでなく身体にもあらわれることがあります。

たとえば、

・眠りが浅い
・疲れが抜けにくい
・お腹や足先が冷える
・肩や首がずっとこわばっている
・ため息が増える
・イライラしやすい
・気持ちが落ち込みやすい
・食欲が安定しない
・生理前の不調が強くなる
・妊活のことを考えるだけで苦しくなる

このような状態がある時は、気持ちだけの問題ではなく、心と身体の両方に負担がかかっている可能性があります。

「まだ頑張れる」と無理を重ねてしまう前に、少し立ち止まって整えることが大切です。

西洋医学では、心の負担も見過ごせないものと考えます

妊活中は、検査や治療のことに意識が向きやすい一方で、心の負担は後回しにされやすいものです。
けれど実際には、先の見えない不安や、結果を待つ時間の緊張、治療による負担などから、気持ちが大きく揺れる方は少なくありません。

特に、

・月経不順がある
・生理痛が強い
・出血量が極端に多い、または少ない
・排卵の有無が分かりにくい
・妊活を始めて一定期間が経っている
・パートナー側の確認がまだできていない

このような場合は、早めに婦人科や不妊治療の医療機関で相談することが大切です。

妊活のつらさを軽くしようとする時、
「気持ちをどうにかしなければ」と考えてしまいがちですが、
実際には、必要な検査や状況の整理ができることで、不安がやわらぐこともあります。

分からないまま悩み続けるより、今の状態を把握することが安心につながる場合もあります。

東洋医学では、春から初夏は“肝”がゆらぎやすい時期と考えます

5月のはじめは、春の影響がまだ残りやすい時期です。
東洋医学では春は「肝」と深く関わる季節とされ、気の巡りや自律神経のバランスが乱れやすいと考えます。

この時期に肝の働きが乱れると、

・イライラしやすい
・気分が不安定になる
・胸や脇が張る感じがする
・首肩がこる
・目が疲れやすい
・生理前に不調が強くなる
・眠っても気持ちが休まらない

といった状態が出やすくなることがあります。

さらに、肝の不調が続くと、胃腸の働きを支える「脾」にも影響しやすくなり、

・食欲が落ちる
・甘いものがやめられない
・胃が重い
・だるさが抜けない
・むくみやすい

などの不調につながることもあります。

東洋医学では、このような状態を
肝鬱気滞(かんうつきたい)
肝脾不和(かんぴふわ)
などとみることがあります。

少し難しい言葉に感じるかもしれませんが、簡単にいうと、
気持ちを抱え込みすぎて巡りが滞り、さらに胃腸まで疲れている状態
と考えると分かりやすいかもしれません。

妊活がつらい日に、まず大切にしたいこと

つらい日に必要なのは、「もっと頑張ること」ではありません。
まずは、今の心と身体をこれ以上追い込まないことです。

そのために、次の3つを意識してみてください。

1.検索を続けすぎない

不安が強い時ほど、答えを探したくなります。
けれど、妊活の情報を次々に見続けることで、かえって苦しくなることもあります。

・自分と比べて落ち込む
・極端な体験談に振り回される
・何を信じたらいいか分からなくなる

こうした状態になりやすい時は、いったん情報から離れる時間を作ってみてください。

答えを探すことより、気持ちを休ませることが必要な日もあります。

2.身体を温めて、呼吸を浅くしない

つらい時は、無意識に身体がこわばり、呼吸も浅くなりやすくなります。
そんな時は、

・お腹や足首を冷やさない
・温かい飲み物をゆっくり飲む
・湯船に浸かる
・肩をすくめないように意識する
・深く息を吐く

このようなことを心がけてみてください。

何か特別なことではなくても、身体が少しゆるむだけで、気持ちの張りつめ方が変わることがあります。

3.ひとりで抱え込まない

妊活のつらさは、とても個人的で繊細なものです。
そのため、周りに話しにくく、ひとりで抱えてしまう方も少なくありません。

けれど、
・医療機関で相談する
・信頼できる人に話す
・気持ちを書き出してみる
・施術の場で話してみる

そのように少し外に出すだけでも、心が軽くなることがあります。

「こんなことを話していいのかな」と思うようなことほど、実は抱え込まない方がよいこともあります。

食養生として意識したいこと

妊活がつらい時は、食事も乱れやすくなります。
食べない、甘いものが増える、冷たいもので済ませる。
そうしたことが続くと、さらに身体が疲れやすくなります。

このような時は、まずシンプルに、

・温かい汁物を取り入れる
・朝食を抜きすぎない
・冷たい飲み物ばかりにしない
・胃にやさしいものを選ぶ
・食べる時間を極端に乱しすぎない

ことを意識してみてください。

たとえば、

・お味噌汁
・スープ
・おかゆ
・雑炊
・温野菜
・白湯

このようなものは、気持ちが疲れている時にも取り入れやすいと思います。

完璧な食事よりも、身体をこれ以上疲れさせないことの方が大切です。

自分で押しやすいツボ

気持ちが張りつめやすい時に、やさしく使いやすいツボがあります。

太衝(たいしょう)
足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前あたりにあるツボです。
気の巡りを整えたい時、イライラしやすい時、気持ちが詰まる感じがある時に使いやすいとされています。

三陰交(さんいんこう)
内くるぶしのいちばん高いところから、人差し指から小指までの指4本分ほど上にあるツボです。
冷えや婦人科系のお悩み、巡りを整えたい時によく使われます。

どちらも、痛いほど強く押すのではなく、
「少し気持ちいい」と感じるくらいで、ゆっくり呼吸をしながらやさしく刺激してみてください。

※妊娠の可能性がある時や体調に不安がある時は、強い刺激は避け、気になる場合は医療機関や施術者にご相談ください。

不妊鍼灸でできること

妊活中のつらさに対して、鍼灸ですべてを解決できるわけではありません。
病院での検査や治療が必要なこともありますし、医療機関での確認が優先される場面もあります。

その一方で、鍼灸では、

・冷え
・血流の低下
・自律神経の乱れ
・首肩の緊張
・睡眠の質の低下
・気持ちの張りつめ

といった、妊活中に重なりやすい不調を、東洋医学の視点から整えていくお手伝いができます。

病院での治療と並行しながら、
「少しでも心と身体を整えたい」
「冷えや緊張をそのままにしたくない」
そのような方にとって、支えのひとつになることがあります。

つらい日があることは、弱さではありません

妊活をしていると、どうしても前向きでいようとしてしまいます。
頑張らなければ。
落ち込んではいけない。
しっかりしなければ。

そう思うほど、苦しくなる日もあります。

でも、つらい日があることは、弱さではありません。
それだけ大切に向き合っている証でもあります。

何もできない日があってもいい。
少し立ち止まる日があってもいい。
前向きになれない日があってもいいのです。

まずは、今の自分を責めすぎず、
「今日は少しつらい日なんだな」
と、そのまま受け止めてあげてください。

それだけでも、心は少し呼吸しやすくなることがあります。

当院では、妊活中のお身体の状態だけでなく、気持ちの負担や緊張にも目を向けながら、東洋医学の視点で丁寧に整えていくお手伝いをしています。
病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

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