春の冷え・だるさ・眠りの浅さ。妊活中に見直したい体質改善のポイント

東洋医学の視点から体質改善を伝える奈良・上牧町の鍼灸院ブログ画像

春になると、日差しはやわらかくなり、季節としては過ごしやすく感じられる日も増えてきます。
その一方で、妊活中の方からは、

「身体がなんとなくだるい」
「春なのに冷えが気になる」
「夜中に目が覚めたり、眠りが浅かったりする」
「休んでいるつもりなのに、疲れが抜けにくい」

といったお声をうかがうことがあります。

春は一見すると軽やかな季節ですが、実際には気温差や環境の変化が大きく、心と身体のバランスが崩れやすい時期でもあります。
妊活中は、もともと冷えや自律神経の乱れ、気持ちの緊張、生活リズムの変化などの影響を受けやすいため、春特有のゆらぎが不調として出やすいことがあります。

だからこそこの時期は、「なんとなく不調」で済ませずに、体質改善という視点から、今の身体をやさしく見直してあげることが大切です。

目次

春はなぜ不調が出やすいのでしょうか

春は、暖かくなってくる一方で、朝晩と日中の寒暖差が大きく、身体がその変化についていこうとしてエネルギーを使いやすい季節です。
さらに、新年度の始まりで生活環境が変わったり、予定が増えたり、花粉や黄砂などで身体に余計な負担がかかったりすることもあります。

たとえば春は、

・朝晩の冷えで身体が冷えやすい
・環境の変化で気持ちが張りつめやすい
・自律神経のバランスが乱れやすい
・眠りが浅くなりやすい
・疲れが抜けにくくなりやすい
・食欲や胃腸の働きが不安定になりやすい

といったことが起こりやすくなります。

妊活中は、こうした変化に加えて、生理周期や体調の変化にも意識が向きやすいため、少しの乱れでも大きな不安につながることがあります。
だからこそ、春のゆらぎをそのままにしないことが大切です。

妊活中の方に多い春の不調

妊活中の方が春に感じやすい不調には、次のようなものがあります。

・手足やお腹の冷えが気になる
・身体が重だるく、疲れが抜けない
・眠りが浅く、朝すっきり起きられない
・肩や首に力が入りやすい
・気持ちがそわそわして落ち着かない
・生理前の不調が強くなる
・食欲が乱れやすい
・妊活のことを考えると余計に疲れてしまう

これらはひとつひとつ別のことのように見えて、実はつながっていることが少なくありません。
冷えがあると巡りが悪くなりやすく、巡りが悪いと身体が重く感じやすくなり、疲れが抜けにくくなることがあります。
また、気持ちが張りつめていると眠りが浅くなり、眠りが浅いと疲れが取れず、さらに心にも余裕がなくなりやすくなります。

このように、春の不調は心と身体の両方から整えていくことが大切です。

東洋医学では春の“巡りの乱れ”を重視します

東洋医学では、春は気の巡りが変化しやすく、乱れやすい季節と考えます。
冬のあいだ内側にこもっていたものが、春になると外へ向かって動き出すため、巡りが整っていれば比較的軽やかに過ごしやすくなります。

けれど、うまく巡らない時には、

・イライラしやすい
・気持ちが落ち着かない
・眠りが浅い
・身体がこわばる
・月経前の不調が強くなる
・冷えやだるさが出やすい

といった形であらわれやすくなります。

つまり、春の冷えやだるさ、眠りの浅さは、単に疲れているだけではなく、心身のバランスが乱れているサインとして出ていることがあります。
だからこそ、ただ我慢するのではなく、体質改善の視点から見直していくことが大切です。

体質改善というと、何をすればよいのでしょうか

体質改善という言葉を聞くと、何か特別なことをしなければいけないように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど実際には、今の身体に負担がかかりすぎている部分を見つけて、少しずつ整えていくことが大切です。

妊活中の体質改善では、たとえば、

・冷えをためこまない
・睡眠の質を整える
・胃腸をいたわる
・気持ちの緊張をゆるめる
・疲れをため込みすぎない
・生活リズムを大きく乱しすぎない

といった基本的なことが、とても大切な土台になります。

特別なことを一気に増やすより、続けやすいことを少しずつ重ねていく方が、身体は整いやすくなります。

妊活中に見直したい体質改善のポイント

1.冷えを軽く見ない

春は暖かく見えるぶん、冷えへの意識がゆるみやすい季節です。
ですが、朝晩はまだ冷える日も多く、特にお腹、腰、足首まわりは冷えやすい場所です。

冷えが気になる時は、

・お腹を冷やしにくい服装にする
・足首を冷やさない
・薄手の羽織りを持ち歩く
・冷たい飲み物ばかりにしない
・湯船にゆっくり浸かる

こうしたことを意識してみてください。

妊活中の体質改善では、まず身体を冷やしすぎないことが大切な基本になります。

2.眠りの質を整える

春は自律神経が乱れやすく、眠りが浅くなりやすい時期です。
睡眠の質が下がると、疲れが抜けにくくなるだけでなく、気持ちの不安定さや冷えにもつながりやすくなります。

意識したいことは、

・寝る時間を大きくずらしすぎない
・寝る前のスマホ時間を短くする
・湯船で身体を温めてから休む
・夜遅い食事をできるだけ避ける
・朝に少し日光を浴びる

全部できなくても大丈夫です。
一つずつ整えることで、心と身体の感じ方が変わってくることがあります。

3.胃腸にやさしい食事を意識する

疲れやストレスがたまると、胃腸の働きも落ちやすくなります。
春は食欲が不安定になったり、冷たいものや甘いものが増えたりしやすいため、胃腸に負担をかけすぎないことも大切です。

おすすめは、

・具だくさんのお味噌汁
・野菜を入れたスープ
・おかゆや雑炊
・温野菜
・白湯
・温かくてやさしい食事

妊活中は、栄養の内容だけでなく、ちゃんと食べて、ちゃんと受け取れる身体であることも大切です。
胃腸が弱ると、冷え、だるさ、眠りの浅さも長引きやすくなることがあります。

4.疲れをため込まない

妊活中は、「今できることを頑張らないと」と思いやすい時期でもあります。
ですが、頑張り続けて疲れがたまると、心も身体も張りつめてしまいます。

そのため、

・予定を詰め込みすぎない
・少し早めに休む
・深呼吸をする
・短い時間でも気分転換をする
・しんどい日は無理をしない

といったことも、とても大切です。

体質改善とは、何かを足し続けることではなく、負担を減らして整えやすい状態をつくることでもあります。

5.不調を我慢しすぎない

「このくらいなら我慢できる」
「病気ではないから大丈夫」
そう思って、冷えやだるさ、眠りの浅さをそのままにしてしまう方も少なくありません。

けれど、妊活中は小さな不調でも積み重なると心にも大きく影響しやすくなります。
だからこそ、早めに気づいて整えることが大切です。

「最近、なんとなく整わない」
「疲れやすくなっている気がする」
「春になってから眠りが浅い」

そんな時は、今が見直しのタイミングかもしれません。

妊活中の体質改善は“完璧”より“続けやすさ”が大切です

妊活中は、つい「もっとちゃんとしなければ」と思いがちです。
ですが、体質改善は、短期間で一気に変えるものではなく、毎日の積み重ねが大切です。

たとえば、

・朝に白湯を飲む
・夜は湯船に浸かる
・温かい食事を増やす
・寝る前のスマホを少し減らす
・無理な予定を減らす

このくらいのことでも十分です。
小さなことを続けていくことが、心と身体の土台づくりにつながっていきます。

春のゆらぎを整えることが、妊活の土台づくりにつながります

春は、新しい始まりの季節である一方で、心と身体がゆらぎやすい季節でもあります。
だからこそ、この時期の冷え、だるさ、眠りの浅さをそのままにせず、やさしく整えていくことが大切です。

「最近、身体が重だるい」
「冷えや眠りの浅さが気になる」
「妊活中だからこそ、体質改善を意識したい」

そのような時は、まずは今の身体に負担がかかりすぎていないかを見直してみてください。

当院では、妊活中のお身体を東洋医学の視点から丁寧にみながら、冷え、血流、自律神経の乱れ、心身の緊張、睡眠の質など、その方に合わせて整えていくお手伝いをしています。

病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

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