妊活中は、いろいろな情報に触れる機会が増えます。
食事のこと、生活習慣のこと、冷え対策、運動、サプリメント、病院での治療のこと。
知れば知るほど、「自分も何かしなければ」と思う一方で、情報が多すぎて、かえって何をしたらよいのかわからなくなってしまうことがあります。
「何か始めた方がいい気がする」
「でも、何が今の自分に必要なのかわからない」
「このままでいいのか不安になる」
そのように感じることは、決して珍しいことではありません。
妊活は、頑張りたい気持ちがあるからこそ、迷いやすいものです。
だからこそ、「ちゃんとしなければ」と焦るよりも、まずは一度立ち止まって、今の自分の状態を整理してみることが大切です。
妊活中に迷いやすくなるのは自然なことです
妊活中は、身体のことも、気持ちのことも、先のことも気になりやすくなります。
さらに今は、インターネットやSNSでさまざまな情報が簡単に手に入る時代です。
便利な反面、情報が多すぎることで迷いが深くなってしまうこともあります。
たとえば、
・何を食べたらよいのかわからない
・生活習慣をどこまで見直せばよいのかわからない
・病院に行くべきか迷う
・鍼灸や漢方が気になるけれど、自分に合うのかわからない
・人によって言うことが違っていて混乱する
・周りと比べて焦ってしまう
このように、選択肢が多いからこそ、「正解を見つけなければ」と気持ちが張りつめやすくなります。
けれど、妊活において、すべての方に当てはまるひとつの正解が最初から見えているわけではありません。
だからこそ、迷う自分を責めすぎないことが大切です。
「何をしたらいいかわからない」と感じる時の心の状態
何をしたらよいかわからない時は、ただ知識が足りないというだけではないことがあります。
実際には、不安や焦り、疲れ、気持ちの張りつめが重なって、頭の中がいっぱいになっていることも少なくありません。
そのような時は、
・調べるほど余計にわからなくなる
・ひとつ決めても、これでよかったのか不安になる
・人の体験談に振り回されやすくなる
・何かしないといけない気がして落ち着かない
・考えすぎて動けなくなる
といった状態になりやすくなります。
つまり、「何をしたらいいかわからない」という時は、心と身体の余裕が少なくなっているサインでもあるのです。
だからこそ、まず必要なのは、情報を増やすことではなく、少し整理して整えることかもしれません。
妊活中にまず大切なのは、“全部やろうとしないこと”です
妊活中は、真面目な方ほど、「よいと言われることは全部やらなければ」と思いやすいものです。
けれど、あれもこれもと抱え込みすぎると、心も身体も疲れてしまいます。
本当に大切なのは、たくさんのことを一度に始めることではなく、今の自分に必要なことを見つけて、無理なく続けることです。
そのためには、
・今いちばん気になっていることは何か
・自分が今つらいと感じていることは何か
・生活の中で無理なくできることは何か
このように、優先順位をやさしく整理していくことが大切です。
「何をしたらいいかわからない」と感じた時の整え方
1.まずは今の悩みをひとつに絞る
迷っている時ほど、頭の中にはいくつもの不安が同時に浮かんでいます。
そのため、何から手をつければよいのかわからなくなりやすくなります。
そんな時は、まず
「今の自分がいちばん気になっていることは何か」
をひとつだけ挙げてみてください。
たとえば、
・冷えが気になる
・眠りが浅い
・生理前の不調がつらい
・気持ちが不安定になりやすい
・食事が乱れている
・通院するか迷っている
このように、まずはひとつに絞ることで、気持ちが少し整理しやすくなります。
2.基本の生活を見直す
妊活中は、特別なことを探したくなることがあります。
けれど、迷った時ほど、まずは基本に戻ることが大切です。
たとえば、
・きちんと眠れているか
・身体を冷やしすぎていないか
・食事を抜きすぎていないか
・疲れをためこみすぎていないか
・気持ちが張りつめすぎていないか
こうした基本が乱れていると、心も身体も整いにくくなります。
何をしたらいいかわからない時は、難しいことを増やすより、まずは土台を整えることが大切です。
3.情報を増やしすぎない
迷いが強い時は、情報を集めれば答えが見つかるような気がして、つい調べすぎてしまうことがあります。
けれど実際には、情報が増えすぎることで、さらに混乱してしまうことも少なくありません。
そのため、
・調べる時間を決める
・一度にたくさん見すぎない
・今の自分に関係のある情報だけを見る
・不安が強い日は検索を休む
といった工夫も大切です。
情報は必要ですが、心が疲れている時は、情報を減らすことも整えることにつながります。
4.小さく始める
何をしたらよいかわからない時は、「何か大きなことを始めなければ」と考えやすくなります。
けれど、いきなり大きく変えようとすると、かえって続かなくなってしまうことがあります。
たとえば、
・朝に白湯を飲む
・夜は湯船に浸かる
・お腹を冷やしすぎない
・寝る前のスマホ時間を少し減らす
・朝食を少しでもとる
そのくらいの小さなことからで十分です。
妊活中は、「正しいことを一気にやる」より、「続けられることをひとつ始める」方が大切なこともあります。
5.ひとりで決めきれない時は、相談する
妊活中は、自分だけで答えを出そうとして苦しくなることがあります。
けれど、本当に迷っている時ほど、ひとりで抱え込みすぎないことが大切です。
たとえば、
・医療機関で確認した方がよいこと
・身体の不調として相談したいこと
・生活の整え方で迷っていること
・自分に何が必要なのかわからないこと
こうしたことは、相談することで整理しやすくなることがあります。
相談することは、弱さではありません。
むしろ、自分に合った方向を見つけるための大切な一歩です。
6.「今の自分に必要なことは何か」で考える
妊活中は、「みんながやっていること」「よいと言われていること」に意識が向きやすくなります。
けれど、本当に大切なのは、今の自分に何が必要かという視点です。
たとえば、
・人によって必要な整え方は違う
・その時の体調によっても違う
・無理なく続けられることも人それぞれ違う
だからこそ、「これが正解かどうか」だけで考えるより、「今の自分に合っているかどうか」で見ていくことが大切です。
東洋医学では“今の状態を丁寧にみること”を大切にします
東洋医学では、症状だけを切り離して考えるのではなく、その方全体の状態をみていきます。
妊活中であれば、
・冷え
・血流や巡り
・睡眠の質
・胃腸の状態
・疲れやすさ
・気持ちの緊張
・生理前後のゆらぎ
といったことを丁寧にみながら、今の身体に何が必要なのかを考えていきます。
そのため、「何をしたらいいかわからない」と感じる時も、いきなり答えを決めつけるのではなく、まずは今の状態を知ることが大切になります。
迷っている自分を責めすぎないでください
妊活中に迷うのは、それだけ真剣に向き合っているからです。
何も考えていないから迷うのではなく、ちゃんと考えているからこそ、わからなくなることがあります。
だからこそ、
「また迷ってしまった」
「何も決められない」
「自分はだめなのではないか」
そのように責めすぎなくて大丈夫です。
大切なのは、すぐに完璧な答えを出すことではなく、今の自分に合う一歩を見つけていくことです。
妊活中は、“整えながら選ぶ”ことが大切です
何をしたらよいかわからない時こそ、焦って何かを足すのではなく、心と身体を少し整えてから考えることが大切です。
気持ちが落ち着き、身体が少しゆるむだけでも、見え方が変わることがあります。
「最近、何をしたらよいのかわからなくなっている」
「情報が多すぎて疲れてしまった」
「今の自分に必要なことを知りたい」
そのような時は、まずはひとつに絞ること、基本を見直すこと、小さく始めることを大切にしてみてください。
当院では、妊活中のお身体を東洋医学の視点から丁寧にみながら、冷え、血流、自律神経の乱れ、心身の緊張など、その方に合わせて整えていくお手伝いをしています。
病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

