生理前になると、なぜか甘いものが欲しくなる。
いつもよりお菓子に手が伸びやすい。
「我慢しよう」と思っていても、つい食べたくなってしまう。
そのように感じたことはありませんか。
妊活中は、食事に気をつけている方ほど、「甘いものが増えてしまった」と気になりやすいものです。
そして、「何か身体の状態がよくないのでは」と不安になることもあるかもしれません。
けれど、生理前に甘いものが欲しくなりやすいのは、決して珍しいことではありません。
心と身体がゆらぎやすい時期だからこそ、食べたくなる背景があることも多いのです。
大切なのは、ただ我慢することではなく、「今の自分の身体はどういう状態なのだろう」とやさしく見てあげることです。
生理前に甘いものが欲しくなりやすいのは自然なことです
生理前は、心と身体のバランスがゆらぎやすい時期です。
気分が不安定になりやすい、疲れやすい、眠りが浅い、イライラしやすい、むくみやだるさが出やすい。
そうした変化と一緒に、「甘いものが食べたい」という感覚が強くなる方も少なくありません。
妊活中は、毎日の食事を丁寧に見直している方が多いからこそ、その変化が気になりやすいのだと思います。
ですが、生理前に甘いものが増えやすいこと自体は、身体からの小さなサインのひとつとして見ることもできます。
「食べてしまった」ことだけを見るのではなく、なぜそうなりやすいのかを知っておくことが大切です。
どうして生理前は甘いものが欲しくなるのでしょうか
生理前に甘いものが欲しくなりやすい理由は、ひとつだけではありません。
さまざまな要因が重なって起こることがあります。
たとえば、
・生理前で気分が不安定になりやすい
・疲れがたまりやすい
・睡眠が浅くなりやすい
・イライラや不安が強くなりやすい
・食欲の波が出やすい
・身体が冷えている
・食事の間隔が空きすぎている
こうしたことが重なると、甘いものに手が伸びやすくなることがあります。
つまり、単に意志が弱いからではなく、心と身体が少し疲れていたり、ゆらいでいたりするサインとして出ていることもあるのです。
妊活中に気になりやすい“甘いもの”との向き合い方
妊活中は、「食事を整えなければ」と思う気持ちが強くなりやすいものです。
そのため、生理前に甘いものが増えると、必要以上に自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
けれど、少し甘いものを食べたことよりも、
・毎日強いストレスを抱えている
・睡眠不足が続いている
・食事が極端に乱れている
・身体が冷えている
・我慢しすぎて反動が出ている
こうした状態の方が、心と身体に負担をかけやすいこともあります。
だからこそ妊活中は、「甘いものを完全にやめる」ことよりも、増えやすい時期の身体の状態を知り、無理なく整えていくことが大切です。
こんな変化はありませんか
生理前に甘いものが増えやすい方は、次のような変化も一緒に感じていることがあります。
・イライラしやすい
・気分が沈みやすい
・何となく不安が強くなる
・身体が重だるい
・眠りが浅い
・お腹や腰まわりが冷える
・食事の時間が乱れやすい
・疲れているのに気が張っている
こうした変化がある時は、身体が「少し負担がたまっています」と教えてくれているのかもしれません。
甘いものが欲しくなることだけを悪いものとして見るのではなく、背景にある疲れやゆらぎにも目を向けてあげることが大切です。
生理前に甘いものが増えやすい時に意識したいこと
1.我慢しすぎない
甘いものが気になると、「絶対に食べないようにしよう」と厳しく考えてしまうことがあります。
けれど、我慢しすぎると、かえって気持ちが苦しくなったり、反動で一気に食べたくなったりすることがあります。
そのため、生理前は特に、完璧を目指しすぎないことが大切です。
少し食べたからといって、すべてが台無しになるわけではありません。
大切なのは、食べたことを責め続けることではなく、どうしたら心と身体が少し落ち着くかを見ていくことです。
2.空腹の時間を長くしすぎない
食事の間隔が空きすぎると、甘いものが欲しくなりやすくなることがあります。
忙しい日ほど、食事を後回しにしてしまい、夕方や夜に強く欲しくなる方も少なくありません。
そのため、
・食事を抜きすぎない
・朝食を少しでもとる
・お昼を遅くしすぎない
・長時間何も食べない状態をつくらない
こうしたことを意識してみてください。
妊活中は、内容だけでなく、食べるタイミングも大切です。
極端に空腹の時間が長くなると、心も身体も不安定になりやすくなります。
3.温かいものを一緒にとる
甘いものが欲しくなった時は、冷たい飲み物と一緒にとるよりも、温かい飲み物を合わせる方が身体にやさしいことがあります。
たとえば、
・温かいお茶
・白湯
・温かいハーブティー
・お味噌汁やスープ
などです。
生理前は、冷えや緊張が強くなりやすい時期でもあります。
身体を冷やしすぎない工夫をすることで、食べた後の感じ方が変わることもあります。
4.疲れているサインとして受け止める
生理前に甘いものが増える時は、単に「食べたい」だけではなく、疲れや緊張がたまっているサインの場合もあります。
最近、
・眠りが浅い
・気持ちが張りつめている
・休めていない
・朝からだるい
・生理前の不調が強い
このようなことがあるなら、食べ方だけでなく、休み方も見直してみることが大切です。
甘いものを減らすことだけを考えるより、疲れをためこみすぎていないかを見る方が、結果として整いやすいこともあります。
5.食べる時は“だめ”と思いながら食べない
妊活中は特に、「こんなものを食べてはいけない」と思いながら食べると、余計に気持ちが苦しくなることがあります。
もし食べる時は、
「今は少し疲れていたのかもしれない」
「今日は少し甘いものが欲しい日なんだな」
そのくらいに受け止めてみてください。
罪悪感を強く持ちすぎると、心の負担がさらに大きくなりやすくなります。
妊活中だからこそ、自分を厳しく追い込みすぎないことが大切です。
東洋医学では、生理前は“巡り”が乱れやすい時期と考えます
東洋医学では、生理前は心と身体の巡りが不安定になりやすい時期と考えます。
そのため、
・イライラしやすい
・気分が落ち込みやすい
・胸やお腹が張る
・食欲の波が出やすい
・眠りが浅い
・甘いものが欲しくなる
といった変化が出やすくなることがあります。
特に春は、気温差や生活の変化も重なり、心身のゆらぎが大きくなりやすい時期です。
だからこそ、生理前に甘いものが増えやすい時は、食べ物のことだけではなく、冷え、睡眠、気持ちの緊張、疲れなども一緒に見ていくことが大切です。
妊活中は“整える視点”を持つことが大切です
妊活中は、食事についても真面目に向き合う方が多いものです。
その分、「ちゃんとできていない」と感じやすくなることもあります。
けれど、毎日完璧でなくても大丈夫です。
大切なのは、
・無理に我慢しすぎない
・食事の間隔を空けすぎない
・温かいものを取り入れる
・疲れをためこみすぎない
・自分を責めすぎない
こうした基本を整えていくことです。
生理前に甘いものが増えることをきっかけに、今の心と身体の状態を見直すことができれば、それも大切な一歩です。
生理前の変化を、自分を責める材料にしないでください
妊活中は、少しのことでも不安になりやすいものです。
けれど、生理前に甘いものが欲しくなることは、身体がだめになっているサインと決めつける必要はありません。
むしろ、
「少し疲れていたのかもしれない」
「今はゆらぎやすい時期なのかもしれない」
「もう少し自分をいたわった方がいいのかもしれない」
そのように受け止めることが大切です。
自分を責めるより、自分の状態に気づいてあげること。
それが妊活中の心と身体を整えることにもつながっていきます。
生理前に甘いものが増える時こそ、心と身体をやさしく見直してみてください
生理前に甘いものが増えること自体を、必要以上に怖がらなくて大丈夫です。
大切なのは、その背景にある疲れや緊張、冷えや生活の乱れに気づいて、少しずつ整えていくことです。
「最近、生理前になると甘いものが止まらない」
「妊活中だからこそ、少し気になる」
「食事だけでなく、身体全体を整えたい」
そのような時は、食べたものだけを見るのではなく、今の心と身体の状態も一緒に見てみてください。
当院では、妊活中のお身体を東洋医学の視点から丁寧にみながら、冷え、血流、自律神経の乱れ、心身の緊張、生理前の不調など、その方に合わせて整えていくお手伝いをしています。
病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

