妊活中は、思っている以上に身体に力が入りやすいものです。
肩や首がいつも張っている。
気づくと歯を食いしばっている。
お腹まわりが固くなっている感じがする。
呼吸が浅く、身体が休まらない。
そのような感覚が続いていても、「これくらい普通」と思ってしまう方は少なくありません。
けれど、身体がこわばりやすい状態が続くと、心も休まりにくくなり、疲れやすさや冷え、眠りの浅さにもつながりやすくなります。
特に春は、気温差や環境の変化が重なり、心と身体がゆらぎやすい季節です。
妊活中だからこそ、頑張ることだけでなく、緊張をゆるめることにも目を向けてあげることが大切です。
妊活中は、なぜ身体がこわばりやすくなるのでしょうか
妊活中は、身体のことだけでなく、気持ちにも負担がかかりやすい時期です。
生理周期、排卵の時期、通院、検査、結果への不安。
表には出さなくても、心の中ではずっと頑張っている方が多いと思います。
そうした日々が続くと、知らず知らずのうちに身体にも緊張がたまりやすくなります。
たとえば、
・肩や首に力が入りやすい
・呼吸が浅くなりやすい
・お腹まわりが固くなりやすい
・眠っていても身体が休まりにくい
・いつも気が張っている感じがする
このような状態は、気合いが入っているというより、身体がずっと緊張している状態かもしれません。
だからこそ、妊活中は「もっと頑張る」だけではなく、「少し力を抜く」ことも大切になります。
春は緊張が強く出やすい季節です
春は一見すると過ごしやすい季節ですが、身体にとっては意外と変化の多い時期です。
朝晩と日中の気温差が大きく、新年度で生活の流れが変わりやすく、花粉や黄砂で身体も疲れやすくなります。
さらに春は、
・気持ちが落ち着きにくい
・眠りが浅くなりやすい
・自律神経がゆらぎやすい
・疲れが抜けにくい
・冷えとこわばりが一緒に出やすい
といったことが起こりやすい季節でもあります。
そのため妊活中は、普段以上に身体がこわばりやすくなることがあります。
「最近ずっと肩が重い」
「呼吸が浅い気がする」
「力を抜きたいのに抜けない」
そんな時は、身体が季節の変化や心の負担を受けているサインかもしれません。
こんな状態が続いていませんか
妊活中に身体がこわばりやすい方は、次のような感覚が出ていることがあります。
・肩や首がいつも張っている
・背中が固まりやすい
・呼吸が浅く感じる
・お腹に力が入りやすい
・歯を食いしばっていることがある
・眠ってもすっきりしない
・気持ちがそわそわして落ち着かない
・気がつくと力んでいる
こうした状態は、単なる肩こりだけではなく、心と身体の緊張が続いているサインのことがあります。
そして、緊張が続くと冷えや疲れやすさ、眠りの浅さにもつながりやすくなります。
緊張をゆるめることは、妊活中の大切な土台づくりです
妊活中は、何かを足すことばかりを考えやすいものです。
食事を見直す。
生活習慣を整える。
身体を冷やさないようにする。
それももちろん大切です。
けれど、身体にずっと力が入っている状態では、心も身体も休まりにくくなります。
だからこそ、緊張をゆるめることは、特別なことではなく、妊活中の大切な土台づくりのひとつです。
頑張ることをやめるのではなく、頑張れる身体でいられるように整える。
その視点がとても大切です。
春に意識したい、緊張のゆるめ方
1.まずは呼吸が浅くなっていないか気づく
身体がこわばっている時は、呼吸も浅くなっていることが少なくありません。
呼吸が浅いままだと、身体はずっと力が抜けにくくなります。
まずは、気づいた時に深呼吸を数回してみてください。
大きく頑張って吸うというより、ゆっくり吐くことを意識する方がやりやすいことがあります。
たとえば、
・息をゆっくり吐く
・肩の力を落とす
・胸よりお腹をやわらかくするイメージを持つ
このくらいで十分です。
呼吸を整えることは、身体の緊張をゆるめる第一歩になります。
2.肩や首を“ほぐす”より“ゆるめる”意識を持つ
こわばりが強い時ほど、何とかしようとして強く回したり伸ばしたりしたくなることがあります。
けれど、緊張が強い時は、無理に動かしすぎるより、やさしくゆるめるくらいがちょうどよいこともあります。
おすすめは、
・肩をゆっくり回す
・首をやさしく傾ける
・背伸びをする
・腕をぶらぶらさせる
・肩をすとんと落とす
ほんの少し動かすだけでも大丈夫です。
大切なのは、「頑張ってほぐす」ではなく、「力を抜ける状態に近づける」ことです。
3.お腹まわりを冷やさない
身体のこわばりが強い時は、冷えも一緒にあることが少なくありません。
特に妊活中は、お腹や腰まわりが冷えていると、身体に余計な力が入りやすくなることがあります。
そのため、
・お腹を冷やしにくい服装にする
・薄手の羽織りを持ち歩く
・冷たい飲み物ばかりにしない
・湯船に浸かる
・腹巻きなどを無理のない範囲で取り入れる
こうしたことも大切です。
春は暖かく見えても、身体の内側はまだ冷えやすい時期です。
身体を温めることは、緊張をゆるめることにもつながります。
4.“何もしない時間”を少しつくる
妊活中は、いつも頭のどこかで考えごとをしている方も多いと思います。
何かしていないと落ち着かない。
気づくと先のことばかり考えている。
そのような状態が続くと、心も身体も休まりにくくなります。
だからこそ、少しだけでも、
・ぼんやりお茶を飲む
・窓の外を見る
・音楽を聴く
・湯船でゆっくりする
・何も決めずに過ごす時間をつくる
といった時間を意識してみてください。
何もしない時間は、さぼっている時間ではなく、整える時間です。
妊活中こそ、その時間が大切になることがあります。
5.寝る前の緊張をためこまない
日中にこわばった身体のまま眠ろうとしても、なかなか休まりにくいことがあります。
そのため、寝る前に少しだけ身体をゆるめる時間を持つこともおすすめです。
たとえば、
・湯船に浸かる
・温かい飲み物を飲む
・スマホを見る時間を短くする
・軽く肩を回す
・深呼吸をする
このような小さなことでも、眠る前の身体の感じ方は変わってきます。
妊活中は、睡眠の質もとても大切です。
だからこそ、夜の緊張をそのままにしないことが大切になります。
東洋医学では“巡り”と“緊張”の関係を大切にします
東洋医学では、心と身体は切り離して考えません。
気持ちが張りつめていると、身体の巡りにも影響しやすくなりますし、反対に、冷えや疲れが続くと、気持ちも落ち着きにくくなります。
特に春は、気の巡りが不安定になりやすく、
・イライラしやすい
・落ち着かない
・身体がこわばりやすい
・眠りが浅い
・月経前の不調が強くなる
といった変化が出やすい時期です。
そのため、妊活中に身体のこわばりが気になる時は、単に筋肉の問題だけで見るのではなく、冷え、睡眠、心の緊張、巡りの状態なども含めて見ていくことが大切です。
緊張をゆるめることは、弱さではありません
妊活中は、「頑張っている自分」でいようとするあまり、力を抜くことに罪悪感を持ってしまう方もいらっしゃいます。
けれど、緊張をゆるめることは、弱さでも怠けでもありません。
むしろ、心と身体を整えていくために必要なことです。
頑張り続けるだけではなく、ゆるめる時間を持つことが、結果として毎日を続けていく力にもなります。
身体がこわばる時は、自分を責めすぎないでください
「また肩に力が入っている」
「今日も呼吸が浅い気がする」
そんなふうに気づいた時、自分を責めなくて大丈夫です。
まずは、「最近少し緊張が続いていたのかもしれない」とやさしく見てあげてください。
そこから、深呼吸をする、温かいものを飲む、肩を回す、そのくらいで十分です。
妊活中は、完璧に整えることよりも、少しずつ整えやすい状態に戻していくことが大切です。
春のゆらぎの中でも、少しずつ力を抜ける身体へ
春は、新しい始まりの季節である一方で、心と身体がこわばりやすい季節でもあります。
だからこそ妊活中は、何かを足すことだけでなく、力を抜くことも大切にしてみてください。
「最近、ずっと身体がこわばっている気がする」
「肩や首の緊張が抜けない」
「妊活中だからこそ、心と身体の両方を整えたい」
そのような時は、まずは毎日の小さなゆるめ方から始めてみてください。
当院では、妊活中のお身体を東洋医学の視点から丁寧にみながら、冷え、血流、自律神経の乱れ、心身の緊張など、その方に合わせて整えていくお手伝いをしています。
病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

