妊活中は、朝起きた瞬間から気持ちが沈んでしまう日があります。
理由がはっきりしている時もあれば、自分でもよくわからないまま、心が重たく感じる朝もあるかもしれません。
昨日まで普通に過ごせていたのに、今日はなぜかつらい。
何かあったわけではないのに、不安が大きくなる。
朝から涙が出そうになったり、身体まで重たく感じたりする。
そのような朝があると、「もっとしっかりしないと」と自分を責めてしまう方も少なくありません。
けれど、妊活中に気持ちが沈む朝があることは、決して特別なことではありません。
妊活は、身体のことだけでなく、心にも大きな負担がかかりやすいものです。
だからこそ、つらい朝がある時は、気合いで押し切るよりも、まずは自分をやさしく扱ってあげることが大切です。
妊活中は、朝に気持ちが沈みやすいことがあります
妊活中は、日々の小さな変化にも敏感になりやすい時期です。
生理周期のこと、体調のこと、通院のこと、先の見えない不安。
頭では考えすぎないようにしようと思っていても、心の奥ではずっと頑張っていることがあります。
そのため朝は、身体も心もまだ整いきっていないぶん、気持ちの重さを感じやすいことがあります。
特に春は、
・朝晩と日中の気温差が大きい
・新年度で気持ちが張りつめやすい
・生活リズムが乱れやすい
・花粉や黄砂で身体が疲れやすい
・眠りが浅くなりやすい
といったことが重なりやすく、心と身体のゆらぎが朝に出やすい時期でもあります。
気持ちが沈む朝に、こんなことはありませんか
妊活中に気持ちが沈む朝には、次のような感覚が出てくることがあります。
・朝から不安が強い
・起きても前向きな気持ちになれない
・何となく涙が出そうになる
・身体が重く、動き出しにくい
・妊活のことを考えるだけで苦しくなる
・何もしていないのに焦る
・小さなことで落ち込みやすい
・今日は何もしたくないと感じる
こうした気持ちは、弱さでも甘えでもありません。
それだけ真剣に向き合ってきたからこそ、心が疲れている朝もあるのだと思います。
まずは、「こんなふうに感じてはいけない」と否定しすぎないであげてください。
朝から前向きになれない日があっても大丈夫です
妊活中は、「前向きでいなければ」と思いやすいものです。
けれど、人の心はいつも同じではありません。
元気な日もあれば、気持ちが沈む日もあります。
特に朝は、まだ心も身体も起ききっていない時間です。
そんな時に無理に元気を出そうとすると、かえって疲れてしまうことがあります。
だからこそ、朝から前向きになれない日があっても大丈夫です。
まず必要なのは、無理に気持ちを引き上げることではなく、「今日は少ししんどいのかもしれない」と気づいてあげることです。
気持ちが沈む朝に試したい過ごし方
1.まずは“つらい”ことを認める
気持ちが沈む朝は、何とかしようとする前に、まず「今、少しつらいんだな」と認めてあげることが大切です。
妊活中は、しっかりしよう、頑張ろうとする気持ちが強い方ほど、自分のつらさに気づいていても見ないふりをしてしまうことがあります。
けれど、つらさを否定し続けると、心は余計に疲れてしまいます。
「今日は少し重たい朝なんだな」
「最近、心が頑張りすぎていたのかもしれないな」
そのくらいのやさしい受け止め方で十分です。
2.朝の情報を入れすぎない
気持ちが沈む朝は、スマホで情報を見すぎることで、さらに不安が大きくなることがあります。
妊活に関する情報、SNS、周りの近況。
元気な時には平気でも、しんどい朝には心に刺さりやすいことがあります。
そんな日は、
・起きてすぐにスマホを見ない
・SNSを見る時間を少し遅らせる
・必要な連絡だけにする
・妊活情報を朝から追いすぎない
こうした工夫もおすすめです。
朝の心はまだやわらかい状態です。
だからこそ、刺激の強いものを入れすぎないことが大切です。
3.温かいものをひとつ取り入れる
気持ちが沈む朝は、身体もこわばっていることが少なくありません。
そんな時は、白湯や温かいお茶、お味噌汁など、温かいものをひとつ取り入れてみてください。
温かいものを口にするだけでも、少し呼吸が深くなったり、身体がゆるみやすくなったりすることがあります。
たとえば、
・白湯をゆっくり飲む
・温かいお茶を一杯飲む
・お味噌汁を少し口にする
それだけでも十分です。
朝から完璧に整えようとしなくて大丈夫です。
4.今日やることを一つだけにする
気持ちが沈む朝は、やるべきことをたくさん考えるだけで苦しくなってしまうことがあります。
そんな時は、「今日やることを一つだけ決める」くらいで十分です。
たとえば、
・朝ごはんを少し食べる
・洗濯だけする
・予約の確認だけする
・少しだけ外の空気を吸う
このように、目の前の小さなことに意識を向けることで、気持ちが少し落ち着きやすくなることがあります。
妊活中は、先のことを考えすぎるほど苦しくなりやすいものです。
だからこそ、つらい朝は「今できること」だけを見ることが大切です。
5.身体を少しだけゆるめる
気持ちが沈む朝は、身体も緊張していることが多くあります。
肩や首に力が入り、呼吸が浅くなり、胸のあたりが苦しく感じることもあります。
そんな時は、激しく動く必要はありません。
むしろ、ほんの少し身体をゆるめるだけで十分です。
おすすめは、
・深呼吸を3回する
・肩をゆっくり回す
・首をやさしく動かす
・窓を開けて背伸びをする
・少しだけ歩く
心を整えようとするより先に、身体の力を少し抜いてあげる方がラクになることもあります。
6.無理に元気なふりをしない
つらい朝ほど、「いつも通りにしなければ」と思いやすいものです。
けれど、心がしんどい時に元気なふりを続けると、後からもっと疲れてしまうことがあります。
もちろん、仕事や家のことですぐに休めない日もあると思います。
それでも心の中でだけでも、
「今日は少し無理をしすぎないようにしよう」
「全部きちんとできなくても大丈夫」
と、自分に声をかけてあげてください。
完璧にこなすことより、心がつぶれないように過ごすことの方が大切な朝もあります。
妊活中は、心の疲れが身体にも出やすくなります
妊活中のつらさは、気持ちだけの問題ではないことが多くあります。
不安や焦りが続くと、眠りが浅くなったり、冷えが強くなったり、身体のだるさとして出てくることがあります。
反対に、身体が疲れていると、気持ちも沈みやすくなります。
つまり、心と身体は切り離して考えにくいものです。
だからこそ、妊活中に気持ちが沈む朝は、「心の問題」と決めつけるのではなく、身体の疲れや緊張も一緒に見てあげることが大切です。
東洋医学では、心と身体の両方を整えることを大切にします
東洋医学では、心と身体はつながっているものとして考えます。
気持ちが張りつめている時は、巡りが悪くなったり、身体がこわばったりしやすくなります。
反対に、冷えや睡眠の乱れ、疲れが続くと、心も不安定になりやすくなります。
特に春は、
・気持ちが落ち着かない
・イライラしやすい
・眠りが浅い
・身体が重だるい
・不安が強くなる
といったゆらぎが出やすい季節です。
そのため、妊活中のつらい朝には、
・身体を冷やしすぎない
・温かいものを取り入れる
・眠りを整える
・緊張をゆるめる
・情報を入れすぎない
といった基本をやさしく整えることが大切です。
ひとりで抱え込みすぎないことも大切です
妊活中は、周りに見えにくい悩みが多く、ひとりで抱え込みやすいものです。
そのため、気持ちが沈む朝が続いていても、「このくらいで弱音を吐いてはいけない」と思ってしまう方もいらっしゃいます。
けれど、本当につらい時は、ひとりで抱え込みすぎなくて大丈夫です。
安心して話せる相手がいるなら、少しだけ気持ちを出してみることも大切です。
全部をうまく言葉にできなくても、
「今日はちょっとしんどい」
「朝から気持ちが重たい」
その一言だけでも十分です。
気持ちが沈む朝がある自分を、責めすぎないでください
妊活中に気持ちが沈む朝があるのは、心が弱いからではありません。
それだけたくさんのことを抱えながら、毎日頑張っているからこそです。
だからこそ、そんな朝は、自分に厳しくしすぎないでください。
何もかもきちんとできなくても大丈夫です。
少しゆっくり始める朝があっても大丈夫です。
妊活は、頑張ることだけで続けていくものではありません。
つらい時に自分をいたわることも、とても大切なことです。
朝をやさしく過ごすことが、妊活中の心を守ることにもつながります
気持ちが沈む朝は、無理に変えようとしなくても大丈夫です。
まずは温かいものを飲む、少し光を浴びる、深呼吸をする、そのくらいから始めてみてください。
「今日は少しゆっくりでいい」
そう思えるだけでも、心は少しラクになることがあります。
当院では、妊活中のお身体を東洋医学の視点から丁寧にみながら、冷え、血流、自律神経の乱れ、心身の緊張など、その方に合わせて整えていくお手伝いをしています。
病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

