春は気持ちが落ち着かない…東洋医学で考える妊活中の心のゆらぎ

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春になると、少しずつ暖かくなり、景色も明るくなってきます。
その一方で、妊活中の方の中には、

「なぜか気持ちが落ち着かない」
「焦りや不安が強くなる」
「小さなことでイライラしやすい」
「前より気持ちが揺れやすい気がする」

そんな変化を感じる方も少なくありません。

妊活中は、もともと心に負担がかかりやすい時期です。
そこへ春特有の気温差や環境の変化、新年度の慌ただしさなどが重なることで、心も身体も思っている以上にゆらぎやすくなります。

「自分が弱いからかもしれない」
「もっと前向きに考えないといけない」
そう思ってしまう方もいらっしゃいますが、春に気持ちが揺れやすくなることは、決して珍しいことではありません。

大切なのは、無理に気持ちを押さえ込むことではなく、今の自分の心と身体の状態をやさしく見てあげることです。

目次

春は心も身体もゆらぎやすい季節です

春は、一見すると過ごしやすい季節に見えます。
ですが、身体にとっては意外と変化の大きい時期です。

たとえば、

・朝晩と日中の気温差が大きい
・新年度で生活や人間関係が変化しやすい
・仕事や家庭の予定が慌ただしくなりやすい
・花粉や黄砂で身体が疲れやすい
・睡眠の質が乱れやすい
・気持ちが外へ向かい、落ち着きにくくなりやすい

こうした負担が重なると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、心にも影響が出やすくなります。

妊活中は、身体のことだけでなく、周期や通院、治療、先の見えない不安など、普段から考えることが多いものです。
だからこそ、春の影響を受けて、いつも以上に気持ちが不安定になりやすい方も少なくありません。

妊活中のこんなお気持ちはありませんか

春になると、次のようなお気持ちが強くなることがあります。

・なんとなくそわそわして落ち着かない
・妊活のことを考える時間が増えてしまう
・少しのことで気持ちが沈みやすい
・周りと比べてしまい、つらくなる
・生理前や判定前になると不安が強くなる
・イライラしやすくなる
・本当は休みたいのに気持ちが休まらない
・焦る気持ちが強くなり、自分を責めてしまう

こうした気持ちは、心が弱いからではありません。
それだけ真剣に妊活と向き合っているからこそ、揺れやすくなることがあります。

まずは、「こう感じてしまう自分はだめだ」と責めすぎないであげてください。
気持ちが揺れる時は、身体もまた緊張していることが多いものです。

東洋医学では春の“気の巡り”を大切にします

東洋医学では、春は「気」が動きやすい季節と考えます。
冬のあいだ内側にこもっていたものが、春になると外へ向かって動き出すため、巡りが整っていれば軽やかに過ごしやすくなります。

けれど、うまく巡らない時には、

・イライラしやすい
・不安感が強い
・気持ちが落ち着かない
・眠りが浅い
・胸やお腹が張る感じがする
・肩や首がこわばりやすい
・月経前の不調が強い

といった形であらわれやすくなります。

つまり、春の心のゆらぎは、気持ちだけの問題として見るのではなく、身体全体の巡りや緊張の状態とあわせて見ていくことが大切です。

なぜ妊活中は心のゆらぎが大きくなりやすいのでしょうか

妊活中は、普段から結果を意識しやすい時期です。
排卵のこと、生理のこと、通院のこと、年齢のこと。
ひとつひとつが大切だからこそ、心は知らず知らずのうちに張りつめやすくなります。

そのうえ春は、

・環境の変化で疲れやすい
・睡眠が乱れやすい
・冷えや気温差で身体がこわばりやすい
・身体の不調が気持ちにも影響しやすい

といったことが重なります。

その結果、妊活中のメンタルが不安定になりやすくなることがあります。
だからこそ、気持ちだけを何とかしようとするのではなく、身体の状態も一緒に整えていくことが大切です。

春の心のゆらぎを整えるために意識したいこと

1.気持ちを無理に押さえ込まない

妊活中は、「前向きでいないといけない」と思いがちです。
ですが、不安や焦りが出てくること自体は自然なことです。

つらい時に無理に元気を出そうとすると、かえって心が疲れてしまうことがあります。
そんな時は、まず

「今、少し焦っているんだな」
「最近、心が疲れているのかもしれないな」

と気づいてあげるだけでも十分です。

気持ちを整える第一歩は、否定することではなく、自分の今の状態を認めてあげることです。

2.身体を緩める時間をつくる

心が落ち着かない時は、身体もまた緊張していることが多くあります。
肩や首に力が入りやすい、呼吸が浅い、お腹が冷える、眠りが浅い。
こうした状態が続くと、さらに気持ちも落ち着きにくくなってしまいます。

だからこそ、春の妊活中は、身体を緩める時間を意識してつくることが大切です。

たとえば、

・湯船にゆっくり浸かる
・寝る前のスマホ時間を短くする
・温かい飲み物を飲む
・深呼吸をする
・短い時間でも散歩をする
・少し早めに休む

こうした小さなことでも、身体が少し緩むと、気持ちも落ち着きやすくなります。

3.“今できること”だけを見る

妊活中は、先のことを考えれば考えるほど、不安が大きくなりやすいものです。
けれど、未来をすべて思い通りにすることはできません。

そんな時は、「今できること」に意識を戻してみてください。

・今日は身体を冷やさない
・あたたかい食事をとる
・眠る時間を少し整える
・しんどい日は無理をしない
・必要な時は誰かに相談する

大きなことを一気に変えなくても大丈夫です。
今の自分にできることを積み重ねることが、心と身体の土台づくりにつながっていきます。

4.比較する時間を少し減らす

妊活中は、周りの妊娠報告やSNSの情報に心が揺さぶられることがあります。
それ自体は自然なことですが、比較が続くと心がとても疲れてしまいます。

気持ちがしんどい時は、

・SNSを見る時間を少し減らす
・妊活の情報を追いすぎない
・自分に必要な情報だけに絞る

こうした工夫も大切です。

情報をたくさん集めることが安心につながる時もありますが、時には情報から少し離れることが、心を守ることにつながることもあります。

東洋医学では心と身体は切り離して考えません

東洋医学では、心と身体はつながっているものとして考えます。
気持ちの不安や緊張が続けば、巡りにも影響しやすくなりますし、反対に、冷えや疲れ、睡眠不足があると、心も不安定になりやすくなります。

春は、特にこのバランスが崩れやすい時期です。
そのため、春の妊活中のメンタルを整えるためには、

・冷えをためこまない
・巡りを整える
・眠りやすい状態をつくる
・身体の緊張をゆるめる
・胃腸をいたわる

こうした身体への働きかけも大切になります。

“気持ちがつらい時”は、整える時期かもしれません

妊活は、周囲に見えにくい悩みが多く、ひとりで抱え込みやすいものです。
だからこそ、本当につらい時でも、「もう少し頑張らないと」と無理を重ねてしまうことがあります。

けれど、気持ちが落ち着かない時、焦りや不安が強い時は、心が弱いのではなく、心と身体の両方が疲れているサインかもしれません。

「最近、妊活のことを考えるだけでしんどい」
「気持ちが休まらない」
「少しのことで不安になる」

そんな時は、自分を責めるのではなく、今は整える時期なのだと考えてみてください。

春のゆらぎをそのままにせず、やさしく整えることが大切です

春は、新しい始まりの季節である一方で、妊活中の心と身体が揺れやすい季節でもあります。

気持ちが落ち着かない時は、自分が弱いからではなく、身体も心も変化の中で頑張っているからかもしれません。
そんな時こそ、頑張ることだけではなく、整えることにも目を向けてあげてください。

当院では、妊活中のお身体を東洋医学の視点から丁寧にみながら、冷え、血流、自律神経の乱れ、心身の緊張など、その方に合わせて整えていくお手伝いをしています。

病院での治療と並行しながら身体を整えたい方も、どうぞ安心してご相談ください。

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